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歯の裏側矯正は喋りにくい?発音しにくい?活舌わるくなる?解消方法を解説

2023年7月28日

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

ワイヤー矯正は、大きく分けて表側矯正と裏側矯正があります。このうち裏側矯正は歯の裏に装置を取り付けるため、中には喋りにくい・発音しづらいと感じる方もいます。ただ、人それぞれ感じ方に違いがあるほか、対策次第では喋りづらさを解消することも可能です。
今回は、これらの内容について詳細を紹介します。

 

目次

■歯の裏側矯正について
■歯の裏側矯正中は喋りにくいの?
■どんな音が発音しづらくなるの?
■裏側矯正中の喋りにくさを解消する方法
■歯の裏側矯正のメリットとは
■まとめ

■歯の裏側矯正について


裏側矯正

裏側矯正

裏側矯正は、歯の舌側にブラケットと呼ばれる装置を取り付け、金属製のワイヤーなどで歯を固定する矯正治療の方法です。舌側矯正と呼ばれる場合もあります。治療期間は症例によりますが、表側矯正とほぼ同等か、マウスピース矯正より短くて済むことも多いです。

 

一般的な歯列矯正の方法は、冒頭で触れた表側矯正で、歯の表面にブラケットとワイヤーを取り付けます。しかし、ブラケットやワイヤーの色によっては、装置が目立ってしまう欠点があります。裏側矯正は、装置が表から見えにくいため、見た目を気にする必要がありません。

ただ、表側矯正と比較して治療費が高くなる傾向があります。症例によって異なりますが、100万円を超えるのが一般的です。治療費を抑えたい方には不向きですが、装置の見た目を気にしたくない方には裏柄矯正が適しています。

■歯の裏側矯正中は喋りにくいの?


裏側矯正は、歯の裏にブラケットを取り付けるため、通常時よりも滑舌が悪くなってしまう方もいます。もちろん個人差がありますが、会話がしにくくなったり、喋りづらくなったりすることは覚悟したほうがよいでしょう。

人間は喋る際に舌を動かすことで音を発しています。しかし、歯の裏側に異物があると、舌を動かしづらいと感じてしまい、喋りにくい・発音しづらいといった問題が生じることがあります。裏側矯正中は、歯の裏にブラケットを装着していますので、普段とは状況が異なります。その結果、喋る時に舌がブラケットに当たってしまい、滑舌が悪化する場合があります。

ただ、滑舌が悪くなってしまう現象は一時期のみで終わります。治療が完了するまでの間、喋りにくさを感じるケースはほとんどありません。人によって異なりますが、早ければ1週間、遅くとも1ヶ月程度で元通りになるでしょう。滑舌が悪くなるからといって、裏側矯正を諦める必要はありません。

 

矯正装置を装着して間もない頃は、普段と口腔内の状態が違います。そのため、舌が上手く動かせず、滑舌が悪くなってしまうのです。一方、矯正装置の違和感は徐々に薄れていき、そのうち慣れて気にならなくなります。少し時間は必要ですが、慣れてしまえば普段と同じように話せるようになります。

■どんな音が発音しづらくなるの?


裏側矯正を始めたばかりの時期は、普段より喋りにくくなって不便を感じるかと思います。しかし、全ての言葉が発音しづらくなるわけではありません。発音が難しくなるのは、主にサ行・タ行・ナ行・ラ行の単語です。また、ザ行・ダ行など、濁点を含む言葉の発音が難しくなる場合もあります。

 

サ行やタ行の音は、舌を歯の裏側や歯茎の近くに付けた状態で発音します。ところが、歯の裏側にブラケットがあると、うまく舌を付けられず、音が抜けたような発音になってしまうことがあります。滑舌が悪くなるので、聞き手にうまく伝えられなくなったり、舌足らずに感じられたりする場合もあるでしょう。また、矯正装置を付けて間もない頃は、舌がブラケットに触れる感覚に慣れず、先端が痛んでしまう場合もあります。

ほとんどの方は、1週間から1ヶ月程度で元通り話せるようになります。しかし、サービス業や接客業など、人と会話する機会が多い方は注意が必要です。仕事に影響が出る可能性がありますので、治療開始のタイミングはもちろん、治療可否も含めて慎重な判断が求められます。装置が目立たず、発音への影響も少ないマウスピース矯正のインビザラインも検討するべきでしょう。

■裏側矯正中の喋りにくさを解消する方法


会話をしている男女

会話をしている男女

もし裏側矯正中に喋りづらい・滑舌が悪いと感じた時は、「あいうべ体操」を実践してみましょう。あいうべ体操は、舌や口の周囲の筋肉をトレーニングできる体操です。口呼吸の改善につながると言われていますが、滑舌の改善にも効果が期待できます。すぐに実践できますので、毎日コツコツ取り組んでみるとよいでしょう。

 

あいうべ体操は、まず口を大きく動かしながら、あ・い・うを発音します。次は「え」ではなく、思いっきり舌を伸ばし、いわゆる「あっかんベー」の状態にしましょう。これを毎日数回ずつ、1日3セットを目安に実践するのがおすすめです。個人差はありますが、舌が鍛えられることで、裏側矯正中の滑舌がよくなる場合があります。

また、早口言葉を練習してみるのもおすすめです。早口言葉は無関係に思えるかもしれませんが、口や舌をしっかり動かせるので、滑舌のよいトレーニングになります。裏側矯正中の喋りにくさを感じている方はもちろん、普段から滑舌に自信がない方も、早口言葉にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

早口言葉は、基本的に何でも大丈夫です。例えば「隣の客はよく柿食う客だ」でもいいですし、「東京特許許可局」でも構いません。何度も繰り返し、口や舌を動かすことが重要です。ただ、早口言葉を喋る際は腹式呼吸を取り入れ、意識的に舌を動かしましょう。もし舌を噛みそうな時や、上手く言えない時は、ゆっくりの状態から始め、少しずつ早くするのがおすすめです。

母音を意識して喋るのもよいでしょう。裏側矯正中は、舌を普段のように動かせない場合があるため、母音がうまく発音できないことがあります。しかし、母音は全ての言葉に含まれていますので、「あいうえお」をしっかり発音できるように意識しましょう。最初は難しくても、少しずつ発音できるようになります。

裏側矯正中の喋りにくさは、数週間ほどで感じなくなるのが一般的です。そのため、各種体操・トレーニングを実施しながら、慣れるまで母音を意識して喋るようにしましょう。

■歯の裏側矯正のメリットとは


歯の裏側矯正は、一時的に発音しづらくなる・喋りにくくなるなどのデメリットがあります。一方でメリットもあります。

裏側矯正は装置を歯の裏側に装着しますので、まず目立つことがありません。表側矯正とは違って外見を気にせず、これまでと同じように過ごせます。装置の外見が気になる方や、人と触れ合う機会が多い方にとっては、装置が目立たないことは大きなメリットになります。

 

また、虫歯のリスクが低い点もメリットといえます。歯の裏側は唾液が溜まりやすく、表側よりも虫歯菌に触れることが少なめです。もちろん毎日のブラッシングは欠かせませんが、歯の裏側はエナメル層も厚いため、虫歯になる可能性は低いといえます。

 

表側矯正と比較して、飲食をしやすいこともメリットでしょう。表側矯正は、ブラケットと歯の隙間に食べかすが詰まる場合もあります。しかし、裏側矯正は食べかすが詰まりにくく、もし詰まったとしても外からは見えないので、見た目を気にせずに飲食を楽しめます。ただ、飲食のしやすさという点では、矯正装置を自由に取り外せるマウスピース矯正が優れています。

■まとめ


歯の裏側矯正を始めると、ブラケットが邪魔になってしまい、滑舌が悪くなることもあります。ただ、あくまで慣れの問題ですので、ほとんどの方は1週間から1ヶ月程度で元に戻ります。しかし、接客業に従事しているなど、人と会話する機会が多い方は注意が必要です。

もし喋りにくいと感じたら、早口言葉を練習するなど、トレーニングを実践してみましょう。母音を意識して喋るなど、喋り方を工夫するだけで改善される場合もあります。いずれにせよ、少しでも不安がある方は、一度歯科医師へ相談することをおすすめします。

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歯列矯正歯科/マウスピース矯正の初期費用(価格・値段)はどのくらい?

2023年7月21日

 

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

費用面の問題から、歯科矯正を受けるべきかお悩みの方もいらっしゃると思います。確かに治療費は問題になりがちですが、歯科医院によってはクレジットカードの分割払いやデンタルローンも利用可能です。また、初期費用や治療費が安価なクリニックを選べば、安心して治療を受けられるかと思います。

 

ここでは、初期費用に関するさまざまなことを紹介していきます。

 

目次

■歯科矯正をする際に気になるポイント
■歯科矯正の初期費用ってどれくらい?
■当院の初期費用など、費用面について
■当院の矯正について
■矯正は高い…というのは間違った情報
■まとめ

■歯科矯正をする際に気になるポイント


矯正治療を受けるにあたって、多くの方が気にするのが費用でしょう。治療方法によっては、100万円を超えるため、気軽に利用できるとは言い難いかもしれません。しかし、マウスピース矯正や部分矯正は手頃で、治療費を1ヶ月あたりに換算すると数千円ほどです。比較的安いと感じた方も多いのではないでしょうか。

 

ただ、治療期間が気になってしまう方もいらっしゃると思います。治療方法によって異なりますが、治療完了までには1~3年程度の時間が必要です。また、定期的な通院が求められるため、治療期間中に引っ越すと治療計画に影響する場合があります。もし引っ越す可能性がある方は、治療を開始するタイミングを慎重に判断しましょう。

 

矯正装置の見た目が気になる方も多いと思います。特に装置を歯の表面に固定するワイヤー矯正は、会話した時に装置が見えてしまうことがあります。しかし、裏側矯正やマウスピース矯正であれば、装置が目立つ心配はありません。マウスピース矯正なら、任意のタイミングで装置を取り外せます。

 

もし歯科矯正で悩みや不安がある方は、一度カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。治療費や期間について、丁寧な説明が受けられますので、話を聞いてもらうのもおすすめです。

■歯科矯正の初期費用ってどれくらい?


お金を出そうとしている女性

お金を出そうとしている女性

・ワイヤー矯正の場合
ワイヤー矯正は、大別して表側矯正と裏側矯正があります。費用の相場が異なりますので、違いをしっかり把握しておきましょう。

歯の表面に装置を取り付ける表側矯正は、70~130万円の費用がかかります。歯科医院によっては、60万円台で治療を受けられる場合があります。費用に少々バラツキがありますが、症例によって治療の難易度が異なるためです。しかし、他の矯正よりも費用は安価ですので、出費を抑えたい方には表側矯正が適しています。

 

一方、歯の裏側に装置を取り付ける裏側矯正は、100~150万円ほど費用がかかります。表側矯正と比べると、およそ1.5倍~2倍の費用がかかる計算です。裏側矯正は、装置の装着に技術が問われるため、表側矯正よりも費用が高くなります。

費用のみを比較した場合、表側矯正が魅力的です。しかし、審美面は裏側矯正が優れており、装置が目立つ心配がありません。表側矯正も目立たない装置が増えていますが、費用より審美面を重視するなら裏側矯正が適しています。

 

・マウスピース矯正の場合
透明な装置を利用するマウスピース矯正の場合、費用は部分矯正が10~60万円程度、全体矯正が60~100万円前後です。インビザラインなどのマウスピース矯正を検討中の方は、この金額を目安にしましょう。ただ、歯科医院によってはカウンセリングや検査料、毎月の調整料が発生します。

 

歯科矯正において、ワイヤー矯正(表側矯正)は治療費が安価と言われています。しかし、実際はマウスピース矯正のほうが安く済む症例も多いため、必ずしも表側矯正が最適とは限りません。治療費を抑えたい方は、治療方法を慎重に判断するべきでしょう。

マウスピース矯正は装置が目立たず、いつでも自由に取り外しできるメリットがあります。飲食中はもちろん、歯磨き時も取り外せますので、生活への影響もほとんどありません。

一方、マウスピース矯正の治療期間は2~3年です。ワイヤー矯正よりも歯をゆっくり移動させますので、その分時間がかかります。

■当院の初期費用など、費用面について


 

もし費用が気になる方は、当院での治療もご検討ください。当院では、患者様の負担をできるだけ抑えられるように、手頃な料金で矯正治療を実施しています。

 

一般的な歯科医院では、初回のカウンセリングや診断時に料金が発生します。診断料は3万円程度が相場ですが、当院では無料で診断しています。もちろん初回相談料も頂きません。

 

矯正治療を始めると、毎月歯科医院へ通院して矯正装置を調整してもらう必要があります。一般的な歯科医院では、毎月調整料を請求していますが、当院なら調整料も無料です。一般的な調整料の相場は3~5千円ですので、年間3~6万円程度を節約できます。

また、治療費は部分矯正が簡易的な症例で44万円、通常の症例で77万円です(いずれも税込)。デンタルローンを利用すれば、月々あたり4,300円または7,600円のお支払いで済みます。治療の途中で追加費用が発生することもありませんので、相場よりも手頃な料金で矯正治療が可能です。

■当院の矯正について


当院では、主にインビザラインを使用した矯正治療を行っています。インビザラインは、1990年代にアメリカのアラインテクノロジーが開発したマウスピース矯正装置です。これまでに世界で多数の患者様が利用した実績があります。当院のマウスピース矯正は難症例でも治療可能で、全ての歯並びの矯正に対応しています。

 

また、インビザラインは独自にランクを設けており、当院はダイヤモンドプロバイダーに認定されています。ダイヤモンドプロバイダーは、インビザライン矯正が年間150症例以上の医療機関に与えられるランクです。当院はインビザラインの実績が多数ありますので、安心して治療を受けて頂けるかと思います。

 

前歯の部分矯正や、歯を抜くことなく矯正を実施するプラン、痛みを抑えた矯正プランなど、さまざまなプランを提供しています。患者様の悩みや希望に合わせた提案をしていますので、まずはお気軽にご相談ください。お急ぎの方には、短期集中で歯並びを矯正するプランも提案可能です。

 

後戻りしてしまった歯の矯正プログラムも用意しています。過去に他の歯科医院で治療した歯並びが戻ってしまった方も、当院にご相談ください。噛み合わせをしっかり整えると同時に、後戻りのリスクを抑えた治療方法を提案します。

■矯正は高い…というのは間違った情報


矯正治療の相場を見て、意外と安い・高くないと感じた方も多いのではないでしょうか。治療方法によって差があるものの、手が届きにくい金額ではないかと思います。

 

他の歯科治療と比べても、歯科矯正の費用が際立って高額なわけではありません。例えばインプラントの場合、1本あたり30~40万円程度の費用がかかります。インプラントの種類・本数次第では100万円を超えますので、矯正治療だけが高い、とは言い切れないのです。

ワイヤー矯正(表側矯正)とマウスピース矯正なら、70~80万円ほどで治療を受けることが可能です。初期費用はかかるものの、保定後は半永久的に効果が続きます。矯正治療後は、噛み合わせや発音が改善されるため、日常生活における恩恵も大きなものがあります。

先に述べたように、クレジットカードの分割払いや、デンタルローンを利用すれば、初期費用の負担を軽減できます。一度にまとまったお金を用意できない方、資金の工面が難しい方でも、安心して治療を受けることが可能です。分割払いなら月々数千円で済むため、家計の負担も減らせるかと思います。

■まとめ


歯並びが悪化すると、満足に咀嚼ができなくなるばかりか、発音・滑舌が悪くなるおそれがあります。顔の輪郭が変化する場合もありますので、ぜひ矯正治療を受けることをおすすめします。

 

歯科矯正は高いと思われがちですが、治療方法によって異なります。表側矯正やマウスピース矯正なら、70~80万円程度で矯正治療が可能です。

当院の場合、通常の症例なら77万円で歯並びの矯正が可能です。カウンセリングや診断料も無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。

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インビザライン矯正の「チューイー」って何?使い方を徹底解説

2023年7月14日

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

インビザラインでは、チューイーと呼ばれる補助具を用いて治療する場合があります。必要不可欠ではありませんが、当初の計画通りに治療を進めたいのであれば、チューイーを使うことをおすすめします。使用を怠ると、マウスピースが適切に装着されず、治療に少なからず影響が及ぶ可能性もあります。

今回は、チューイーの詳細や交換のタイミング等を紹介します。

 

目次

■インビザラインの「チューイー」とは?
■インビザラインでチューイーを使用して得られる効果とは
■チューイーの使い方と目安の使用時間
■チューイーを使用する際に注意したい点
■チューイーを交換するタイミングは?
■まとめ

■インビザラインの「チューイー」とは?


インビザラインのチューイーは、ロール状のチューブのような補助具です。本体はシリコンでできており、アライナートレーシーターと呼ばれる場合もあります。主にマウスピースが歯から浮き上がらないように、しっかりとフィットさせるために使います。

 

インビザラインの治療で用いるマウスピースは、歯にピッタリとフィットさせることが重要です。しかし、マウスピースを交換したばかりの時期などは、歯にフィットせず、浮き上がってしまう場合があります。チューイーは、こうしたマウスピースの浮きを改善するために用いられています。

チューイーは弾力があり、何度か繰り返し使うことが可能です。ただ、使用しているうちに弾力性が低下しますので、適切なタイミングで交換する必要があります。もしストックがなくなった場合、他のもので代用できますが、あくまでも代用品です。チューイーの価格は1袋数百円と安いため、歯科医院で何袋かまとめて購入しておきましょう。

■インビザラインでチューイーを使用して得られる効果とは


チューイーの効果は、インビザライン治療を計画的に進めやすくなる点にあります。インビザラインは、治療開始時に歯並びの変化をシミュレーションします。適切にマウスピースを装着すれば、治療期間が当初の計画より大幅に延びることはありません。しかし、マウスピースを正しく装着できていなかった時は話が別です。マウスピースを浮き上がった状態で装着し続けた場合、治療が計画どおりに進まなかったり、歯が想定と異なる方向に移動したりするおそれがあります。

 

チューイーは、マウスピースと歯をしっかりと密着させ、治療計画の遅れやトラブルを予防する役割を果たしています。チューイーを噛む時、マウスピースには力がかかりますので、ピッタリ装着することが可能です。もちろんチューイーなしで計画どおりに治療することも不可能ではありません。ただ、インビザラインにおけるチューイーの重要性は高いため、できる限り用いることが望ましいといえます。判断に迷った時は歯科医師と相談し、使用すべきかどうかアドバイスを受けるとよいでしょう。チューイーを使わないことで得られるメリットはありません。一方で理想通りに歯が動かず、治療計画が遅れる可能性もあるなど、使わないことによるデメリットのほうが目立ちます。マウスピースの装着に慣れてくると、チューイーなしでも装着できるようになると思います。ただ、慣れないうちはチューイーを使い、歯にフィットさせることを心がけましょう。

■チューイーの使い方と目安の使用時間


時計

時計

インビザラインでチューイーを用いる時は、正しい使い方を覚えることが重要です。最初はコツが掴めず、なかなか思うように使えないかもしれません。しかし、使い方は難しくありませんので、すぐに慣れると思います。もしうまくいかない時は、歯科医師から使用方法のレクチャーやアドバイスを受けましょう。チューイーを使う前に、まずマウスピースを装着します。鏡でチェックしながら、指で押しながらゆっくりと装着しましょう。この時、マウスピースが歯から浮いていても問題ありません。

 

マウスピースを装着したら、次に前歯でチューイーを挟み込みます。上下の前歯で加え、落ちないように挟み込んでください。そのままの状態を保ち、歯でチューイーを噛み切るようにグッと力を入れます。そしてチューイーを外し、マウスピースが浮いていないか確認しましょう。マウスピースが歯に密着し、浮いていない状態ならOKです。

 

前歯が終わったら、今度は隣の歯も同様にチューイーを使います。最終的に奥歯までチューイーを噛み、マウスピースが密着すれば問題ありません。なお、奥歯は見えづらいため、ガムを噛むイメージで使うのがおすすめです。両奥歯でしっかり噛めば、マウスピースと歯を密着させられます。チューイーを使用する時間の目安は2~3分程度です。最初は5~10分程度かかるかもしれませんが、慣れれば短時間で済みます。なお、チューイーの使用を続けるためにも、徐々に習慣化させていきましょう。

 

ただ、新しいマウスピースへ交換した際は、マウスピースと歯の間に隙間ができやすくなります。チューイーの利用に慣れてしまった方も、時間をかけ、歯とマウスピースを密着させることが重要です。

■チューイーを使用する際に注意したい点


チューイーを利用する時は、噛む時の力加減に注意しましょう。噛む時の力が弱いとマウスピースが歯にしっかり密着せず、隙間ができてしまうことがあります。鏡でマウスピースをチェックしながら、歯に少しずつ力を加えていきましょう。なお、チューイーは丈夫にできているので、噛み切ってしまう心配はありません。ただし、チューイーでマウスピースを無理に押し込んではいけません。マウスピースにズレが生じ、変形してしまうおそれがあります。また、歯や歯茎に強い痛みが生じることもあるので気をつけましょう。

 

チューイーを噛む順番にも注意が必要です。最初はマウスピースの前歯から始め、少しずつ奥歯へと移動させていく噛み方が正常です。最初に奥歯から始めたり、前歯と奥歯の間から始めたりしてはいけません。マウスピースが正しく装着できず、ズレが生じることがあります。チューイーを使用した後は早めに洗浄し、しっかりと乾燥させましょう。基本的に水洗いで問題ありませんが、洗わずに利用すると雑菌が繁殖します。また、乾燥が不十分な雑菌が繁殖しますので、使用後は風通しのよい場所に置いておきましょう。

■チューイーを交換するタイミングは?


不思議そうな女性のイラスト

不思議そうな女性のイラスト

チューイーは基本的に消耗品です。洗浄すれば何度か繰り返し利用できますが、適切なタイミングで交換しましょう。交換の目安は弾力がなくなった時です。新品のチューイーは弾力性があり、噛んだ時に強く反発します。しかし、何度も使っているうちに弾力性が弱まり、噛んだ後しばらく元の形状に戻らなくなる場合もあります。チューイーの弾力性が弱まると、噛んでもマウスピースがうまく装着できず、隙間ができやすくなります。弾力が乏しくなったら新品へ交換しましょう。

 

また、チューイーが破れたり、穴が空いたりした場合も交換が必要です。破損したチューイーを使うと、マウスピースがずれてしまうおそれがあります。装着時のトラブルを避けるためにも、破損した時は速やかに考案しましょう。その都度チューイーを交換するのが面倒な方は、マウスピースの交換とタイミングを合わせるのもおすすめです。同時に交換すれば、チューイーの取り替えを習慣化できます。ただし、破損した場合は話が別です。マウスピースの交換まで待たず、すぐに新品へ取り替えましょう。

■まとめ


インビザラインを治療計画通りに進めたい場合、マウスピースをしっかりと装着する必要があります。ただ、手で装着すると隙間が生じやすいので、チューイーを使いましょう。最初は時間がかかると思いますが、慣れればスムーズにマウスピースを装着できます。チューイーを使用する際は、噛む順番に気をつけましょう。前歯から徐々に奥へと噛むのが正しい順番です。また、使用後は必ず洗浄し、適切なタイミングで交換する必要があります。破損や紛失に備えたい方は、何袋かストックしておくとよいでしょう。

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インビザライン矯正/マウスピース矯正はどんな人に向いている?手間がかかる?面倒?

2023年7月7日

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

透明なマウスピースを使うインビザラインは、人によって向き不向きがあります。治療を受けるか迷っている方は、自分の適性をチェックしてみるとよいでしょう。判断に悩んだ時は、歯科医院でカウンセリングを受けてみるのもおすすめです。

今回は、具体的にどんな人が向いているのか、についてなど紹介します。

 

目次

■インビザラインには向き不向きがある
■インビザラインが向いている人って?
■こんな人はインビザライン要注意!
■歯科医院のカウンセリングでの判断もおすすめ
■まとめ

■インビザラインには向き不向きがある


インビザラインを持っている手元

インビザラインを持っている手元

インビザラインはデメリットの少ない矯正治療の方法ですが、誰にでも適しているわけではありません。人それぞれ向き不向きがハッキリ分かれますので、治療の可否は慎重に判断する必要があります。

例えば、インビザラインは歯を抜かない症例が多いため、歯を抜きたくない方におすすめです。従来のワイヤー矯正では、歯の隙間を作るために歯を抜くことが必要な症例もあります。しかし、インビザラインは抜く必要性がある症例が少なく、ほとんどの場合は抜くことなく矯正可能です。

 

一方、インビザラインは自己管理が求められます。マウスピースの装着時間を守るのはもちろん、紛失にも注意しなくてはいけません。ワイヤー矯正より手間がかかるため、自己管理できない方には不向きといえます。

他にも、個々の事情によって向き不向きが分かれます。インビザライン治療を受けたい方は、後述する向き不向きをチェックして治療の可否を判断しましょう。

■インビザラインが向いている人って?


ワイヤー矯正とは違い、インビザラインは以下に該当する方に適しています。下記に当てはまる方や、治療に興味がある方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

 

・歯並びの乱れが比較的軽度な人
インビザラインが適しているのは、歯並びの乱れが軽度の方です。インビザラインはマウスピースを使って少しずつ歯を移動させるため、軽度の不正咬合の治療に適しています。

従来のワイヤー矯正に比べて時間はかかってしまいますが、数本の歯並びが乱れている場合や、部分的に矯正が必要な場合であれば、インビザラインを検討してみましょう。軽度の不正咬合であれば、ほとんどの症例に対応できます。

 

・矯正にあたって歯を抜きたくない人
歯を抜かない矯正治療を希望する方も、インビザラインが向いているでしょう。症例にもよりますが、従来のワイヤー矯正はスペースを確保するために歯を抜く必要がある場合もあります。しかし、歯並びによっては健康な歯を抜かなくてはいけないため、大切な歯を失うことにつながります。

インビザラインも歯を抜いても可能ですが、必須というわけではありません。歯が生えている方向や位置、隙間に問題がなければ、抜かずに治療できます。

 

・毎日20時間以上装着できる人
マウスピースを1日20時間以上装着することに問題がない場合、インビザラインが適しているといえます。ワイヤー矯正は常に装置を装着した状態にあるため、装着時間を気にする必要がありません。しかし、インビザラインのマウスピースは自由に脱着が可能な反面、最低でも1日20時間は装着することが求められます。

1日20時間以上問題なく装着できるなら、インビザラインを検討してみましょう。ただ、装着の習慣化や時間の管理が必須です。装着時間を守るのが難しい場合、生活リズムの見直しが必要といえます。

 

・適切なタイミングでマウスピース交換ができる人
インビザラインは、1~2週間に1回のペースで新しいマウスピースへの交換が必要です。このペースを守ってマウスピースの交換ができる方は、インビザラインが向いているでしょう。マウスピースを適切なタイミングで交換することで、当初の計画どおりに治療が進みます。反対にタイミングがずれた場合、治療計画の延長や見直しが必要になる可能性があります。

 

・ケア、メンテナンスができる人
治療で使うマウスピースを適切にケア・メンテナンスできる方もインビザラインが向いています。マウスピースは色移りしやすく、使い続けているうちに雑菌が繁殖します。そのため、ほぼ毎日歯ブラシで磨いたり、洗浄剤を使って洗ったりする必要があります。こうしたケア・メンテナンスに毎日取り組める方は、インビザライン治療もほとんど苦にならないでしょう。

 

・ワイヤーを使った矯正が嫌な人
ワイヤー矯正が嫌な方や、不安を感じる方にもインビザラインがおすすめです。ワイヤー矯正は装置が目立ってしまうほか、人によっては違和感や痛みを覚えてしまう場合があります。感じ方は人それぞれですが、ストレスを感じる方も中にはいます。

インビザラインのマウスピースは透明で目立たないうえ、違和感・痛みもほとんどありません。ワイヤー矯正が嫌な方でも、安心して治療を受けられます。

 

・飲食時には装置なしで食べたい人
矯正治療中も装置を取り外して飲食を楽しみたい…そんな方にもインビザラインが適しています。マウスピースは1日20時間以上装着が必要ですが、いつでも好きな時に取り外せます。取り外した状態で飲食できますので、装置の違和感に悩まされる心配はありません。

ワイヤー矯正は常時装置を取り付けているため、少なからず違和感が生じます。また、装置と歯の隙間に食べかすが詰まりますので、取り除くための歯磨きの手間が増えます。

 

・どうしても装置を外したいタイミングがある人
仕事中に短時間だけ装置を外したい、重要なイベントの時は装着したくないなど、何らかの理由で装置を外したいタイミングがある方にも向いています。ただし、マウスピースは1日20時間以上装着が必要です。装着時間をしっかり守れるように、時間の管理を徹底しましょう。

■こんな人はインビザライン要注意!


インビザライン

インビザライン

一方、下記に該当する方にはインビザラインがおすすめできません。ワイヤー矯正など、他の治療方法を検討したほうがよいでしょう。

 

・歯を大幅に移動しないといけない人
重度の不正咬合など、歯が大幅に乱れている方は、インビザラインが不向きといえます。インビザラインは、マウスピースを利用して0.2~0.3mmずつ歯を移動させます。1ヶ月でも最大1mm前後しか歯を動かせないため、大幅な移動を要する症例には不向きです。ただ、個々の症例によりますので、カウンセリングを受けて判断するとよいでしょう。

・管理を正しくできない人
マウスピースや装着時間の管理が難しい方も、インビザラインは向いていません。何度か触れたとおり、インビザラインは1日20時間以上の装着が必要です。もちろん20時間を下回る日がずっと続いた場合、治療計画の大幅な見直しが求められます。

また、マウスピースの自己管理も必須で、破損や紛失に注意しなくてはいけません。もし破損・紛失した時は、新しく作り直す必要があります。再作成は時間がかかるため、治療期間も延びてしまうでしょう。

■歯科医院のカウンセリングでの判断もおすすめ


もしインビザラインを始めるか迷った時は、歯科医院でカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。カウンセリングでは、歯科医師が患者さんに対して悩みや不安を丁寧に聞き、検査で現在の状態をしっかりと確認します。そのうえでインビザラインの適性を判断しますので、判断で迷った時におすすめです。

 

当院では、矯正治療に関するカウンセリングを無料で実施しています。診断料も頂きませんので、歯並びやインビザライン治療でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。小さな悩み・相談でもしっかりお応えします。

カウンセリングを受けたら無理やり治療を勧められるのではと、不安を感じている方もいらっしゃると思います。しかし、無理やり治療を勧める歯科医院はめったにありません。当院も患者様の意思を第一にしていますし、治療内容・費用についても丁寧な説明に努めています。カウンセリングに不安を感じている方も、安心してご利用ください。

■まとめ


インビザラインは歯を抜く必要性が低く、装置を自由に取り外しできる点が魅力です。軽度の不正咬合の方や、ワイヤー矯正が嫌な方は、治療を検討してみてはいかがでしょうか。ただし、重度の不正咬合の方や、装着時間の管理が難しい方には不向きです。ワイヤー矯正も含めて検討しましょう。

迷った際は、歯科医院でカウンセリングを受けてみるのもおすすめです。当院のカウンセリングは無料ですので、歯並びでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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ワイヤー矯正で目立たないようにするためのポイント(裏側矯正、審美ブラケット、目立たないワイヤー)

2023年6月30日

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

数ある矯正治療の方法の中で、長い歴史を持っているのがワイヤー矯正です。ブラケットという装置にワイヤーを通す治療方法であり、装置が目立ちやすいというデメリットがあります。

今回は目立たないようにするための方法を紹介していきます。

 

目次

■目立ちにくい色のワイヤーを選ぶ
■クリアブラケットもおすすめ
■裏側矯正で目立ちにくくする
■正しい歯磨きもワイヤーを目立ちにくくするために必須
■ワイヤーではなくマウスピース矯正という方法もある
■まとめ

■目立ちにくい色のワイヤーを選ぶ


もしワイヤー矯正で目立つのが嫌なら、目立ちにくい色のワイヤーを取り入れている歯科医院を探しましょう。ワイヤーの色を変えるだけでも、ほとんど目立たなくなります。

 

従来のワイヤー矯正は、銀色のワイヤーを使ってブラケットを固定しています。しかし、銀色のワイヤーは非常に目立ちやすく、笑った時や口を開けた時などに相手に見られてしまうことがあります。装置の見た目が気になる方にとっては、ハードルが高い治療方法といえるでしょう。

一方、現在は銀色以外のワイヤーを取り入れている歯科医院も増えています。特に多いのは真っ白なホワイトワイヤーで、銀色のワイヤーのような光沢がなく、歯に溶け込んでしまうほど目立ちにくくなっています。少し近い距離から見ても、装置を取り付けていることが分かりにくいほどです。また、ホワイトワイヤーも種類によって色味が異なりますので、自分の歯の色に合わせることもできます。

 

ホワイトワイヤーは白い塗料でコーティングしているものと、白い金属(ロジウム)でコーティングしているものがあります。前者は耐久性に難があり、少しずつ塗料が剥げてしまうので注意しましょう。後者は耐久性が高い反面、治療費が割高になってしまう可能性があります。希望する方は、費用の見積もりを見てから判断しましょう。

■クリアブラケットもおすすめ


ワイヤー矯正で目立ちにくくしたい場合、クリアブラケットを取り入れてみましょう。ホワイトワイヤーと合わせて使うことで、さらに目立ちにくくなります。

 

一般的なワイヤー矯正では、ブラケットも金属製のものを利用しています。金属製のワイヤーと合わさると非常に目立つため、治療を敬遠してしまう方も少なくないでしょう。

しかし、クリアブラケットはプラスチックで作られており、無色透明で目立つ心配がありません。金属特有の光沢もないため、見た目を気にせず装着することが可能です。

 

クリアブラケットは比較的安価で、治療費を抑えられる可能性もあります。費用を抑えつつ、目立たない矯正治療を希望する方は、クリアブラケットを取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

ただし、クリアブラケットは表面に傷がつきやすく、着色しやすい点がデメリットです。コーヒーやワインなどの色が沈着したり、喫煙でヤニが付着したりすることがあります。

なお、目立ちにくいブラケットなら、他にもセラミック製のものが挙げられます。着色する心配がないため、変色を避けたい方は検討してみましょう。

■裏側矯正で目立ちにくくする


裏側矯正

裏側矯正

装置が目立つのが嫌なら、裏側矯正にするのもよいでしょう。裏側矯正は、歯の裏側にワイヤーやブラケットを装着する矯正治療の方法で、舌側矯正・リンガル矯正とも呼ばれています。

 

裏側矯正は、矯正装置を歯の裏に取り付けるため、笑った時などに装置が見えてしまうことがありません。周囲にバレずに矯正することが可能です。審美面は通常のワイヤー矯正より優れているため、接客業など見た目が重視される職業の方や、目立たない矯正方法をお探しの方におすすめです。

 

また、歯の裏側は常時唾液が循環しているため、表側の矯正と比べて虫歯・歯周病になりにくいメリットがあります。表側矯正は、ブラケットの部分に唾液が循環しにくいため、虫歯になるリスクが高めです。

また、裏側矯正は食べかすが詰まりにくいので、表側矯正ほど飲食で神経質になる必要がありません。もし詰まっても見えないため、気にせずに飲食を楽しめます。

 

しかし、裏側矯正は高い技術を要することから、表側矯正と比べて費用が高くなります。クリニックによって異なりますが、治療費が100万円を超えることも珍しくありません。費用を抑えたい方は、慎重に検討したほうがよいでしょう。

装置の調整に時間がかかるため、治療期間も長くなりがちです。治療期間を短くしたい場合、カウンセリング時に目安を聞いてから治療可否を判断しましょう。ただ、治療を担当する歯科医師の技術も影響するため、表側矯正よりも長くなるとは一概に言えません。

■正しい歯磨きもワイヤーを目立ちにくくするために必須


もしワイヤー矯正を選ぶのであれば、正しい歯磨きの方法を身に付けましょう。装置を目立ちにくくするためには、正しい方法でブラッシングすることがほぼ必須といえます。

 

ワイヤー矯正は、ブラケットの隙間に食べかすが詰まりやすいデメリットがあります。特に表側矯正の場合、食べかすが詰まると目立ってしまいますので、詰まった時はブラッシングで速やかに取り除かなくてはいけません。自然に取れることも珍しくないですが、そのまま長く残ってしまう場合もあります。

 

また、ブラケットの隙間に食べかすや歯垢が蓄積すると、その部分が虫歯になってしまう可能性も否定できません。もし虫歯ができた場合、矯正治療を中断し、虫歯治療を優先する必要があります。虫歯を予防するためにも、正しい歯磨きが必要不可欠です。

なお、ワイヤー矯正中の歯磨きは、装置の隙間を重点的にブラッシングしましょう。ブラケットの上または下に歯ブラシを少し傾けて当て、汚れをかき出すように細かくブラッシングすることが重要です。ただし、力を入れすぎるとブラケットが外れる可能性があります。少し手間はかかりますが、ブラケットを一つずつ磨いていきましょう。

■ワイヤーではなくマウスピース矯正という方法もある


ワイヤー矯正はポピュラーな矯正治療の手段ですが、表側矯正は装置が目立ちやすく、裏側矯正は費用が高い点がネックです。もし目立たず、費用の手頃な治療方法をお探しなら、マウスピース矯正を検討してみてはいかがでしょうか。

 

マウスピース矯正は、一人ひとりの歯型に合わせたマウスピースを装着し、少しずつ歯並びを矯正する方法です。ワイヤー矯正と比べて治療期間が長いものの、装置は自由に取り外せるため、飲食中に食べかすが詰まる心配はありません。歯磨き時もマウスピースを外せるので、ワイヤー矯正ほど手間がかからないのもメリットです。

 

マウスピース矯正は、ほぼ1日中マウスピースを装着する必要があります。しかし、マウスピースは透明な素材でできており、笑った時に装置が目立つこともありません。審美面においては、ワイヤー矯正よりも優れています。

費用もさほどかかりません。裏側矯正は100万円を超えることも多いですが、マウスピース矯正なら100万円以下で済む症例がほとんどです。治療費を抑えられますので、費用が気になる方もマウスピース矯正を検討してみましょう。

当院では、透明なマウスピースを使ったインビザライン治療を行っています。症例数がトップクラスのダイヤモンドプロバイダーに認定されていますので、さまざまな症例への対応が可能です。歯並びでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

■まとめ


矯正治療と聞いて、ワイヤー矯正が思い浮かぶ方は少なくないでしょう。確かにポピュラーな治療方法ですが、装置が目立ちやすいため、審美面がよいとはいえません。裏側矯正なら審美面の問題を解決できるものの、今度は費用が高くなる問題が発生します。

 

インビザラインなどのマウスピース矯正は、装置が目立たず、治療費を抑えることが可能です。当院では、手頃な価格でインビザライン治療を行っていますので、歯列矯正を検討中の方は、一度ご相談頂けたらと思います。

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歯列矯正歯科は子供の時に始めるべき?大人の矯正はもう遅いの?

2023年6月23日

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

歯列矯正に適した時期は子供時代だと言われておりますが、大人になってからの歯列矯正にも多くのメリットがあります。

歯列矯正をいつ始めるかお悩みの方は、ご参考になさってください。

目次

■歯列矯正と年齢に関して
■歯列矯正をするのは早いほどが良い?
■悪い噛み合わせが起因の症状対策のためにもできるだけ早く
■大人になってからの歯列矯正もおすすめ
■さまざまな年齢で治療できるのが歯列矯正のメリット
■まとめ

■歯列矯正と年齢に関して


歯列矯正を検討している方にとって、年齢の問題はシビアです。年齢による制限はあるのか、おすすめの年代はあるのか…といった疑問も多いはずです。

 

基本的には歯列矯正に年齢制限はなく、歯の状態が健康で、歯を支えている骨もきちんとしていれば年代は問わず治療可能です。例えば小学生が歯列矯正を受けることもかなり多いですし、高齢者が行うケースも増えてきています。矯正を行うことで見た目が非常に若くなり、自分に自信が付きやすくなります。

 

あくまでも目安ですが、子供の場合は6歳から7歳など小学校の低学年から開始することも多く、永久歯に生え変わる前の段階で歯並びを綺麗にしておくという措置も取られています。

 

大人の歯列矯正は現状の歯並びを整えて美しくすることが一般的ですが、子供の場合は成長を活用して永久歯が綺麗に並ぶスペースを作ることが目的となっています。

 

近頃は20代や30代などの大人の方の歯列矯正も増えてきており、口元の美に関する意識改革が進んでいます。インビザラインの登場など、気軽に矯正ができるようになったことも要因のひとつでしょう。

 

■歯列矯正をするのは早いほどが良い?


歯列矯正を始める年齢は上記の通りさまざまですが、早い方が良いと言われることもあります。

単純に早く矯正をして歯並びを整えておけば、その後の日常生活の質を格段に高められます。コンプレックスの予防や美しい口元の獲得、さらには健康的な問題の排除にもつながるでしょう。

 

成長段階にある若い頃は歯周組織の新陳代謝も活発化しており、矯正による歯の移動も行いやすいです。結果的に大人になってから治療をする場合より短期間で済むケースもみられます。とにかく成長段階と同時に矯正治療が行えるというのは早く治療を開始した際の大きなメリットです。

しかしそれぞれ子供の状況や家庭的な問題もあると思うので一概には言えません。実際のところ、大人になってからの矯正治療も人気を集めていて、自分自身で必要かどうかをしっかり判断でき、そして希望する治療法も決めることができます。

 

ちなみに、子供の頃に歯列矯正をする方が良い、と言われる理由のひとつに、医療費控除の問題があります。
大人の場合は通常、発音や咀嚼をはじめとした機能面にかかわる問題がある場合以外は医療費控除は認められません。一方で子供の場合には、多くの場合に医療費控除が認められると考えても良いでしょう。治療は高額になることも多く、そのため医療費控除が果たす役割も大きいです。
結局のところ、早く矯正ができる環境にあればすべきですが、大人になってからでも決して遅いわけではありません。70歳80歳などで実際に矯正をしている方もいらっしゃいます。

自分が「必要だ」と考えるタイミングで治療を開始するのも良いでしょう。ですがそれは健康な歯や歯茎の状態があってこそなので、常に口内ケアはしっかりと行ってください。

 

■悪い噛み合わせが起因の症状対策のためにもできるだけ早く


噛み合わせが悪いと見た目が良くありませんし、審美的な悪影響が大きくなります。しかし見た目だけの問題でなく、良くない噛み合わせに起因した症状も現れます。

 

多種多彩な症状が挙げられ、全ての方に該当するわけではありませんが、例えば顎関節症も噛み合わせの異常が起因して発生する可能性があります。顎関節症になると口の開けにくさや痛み、口を開けた時に音が鳴る、といったさまざまな悩みが出てくるでしょう。

 

その他には、慢性的な肩こりや偏頭痛の原因にもなりかねず、不快な日常生活になってしまいます。その他の体調不良にも繋がりかねません。

意外なところですと、虫歯や歯周病のなりやすさもアップしやすいです。噛み合わせが悪いと部分的に歯磨きがしにくくなり、結果的に不衛生な部分ができます。そして歯列が良くない状態で咀嚼をし続けていると、歯に負担がかかってしまい、歯と歯の間にある骨のスペースが広がって、細菌の侵入経路になることもあるでしょう。

 

精神的に落ち着きがなくなる、耳に関する多彩な症状が出てくる、顔がゆがむ、咀嚼に問題を感じる…挙げればキリがないほどの症状があります。

できるだけ早く歯列矯正によって噛み合わせを治療することで、噛み合わせが起因の症状の対策になります。今注目されているQOLのアップにも繋がるので、仮に子供時代に行っていなかった場合でも、大人になってから矯正治療を実施するケースも増加しています。

 

矯正している口元

矯正している口元

 

■大人になってからの歯列矯正もおすすめ


矯正治療といえば子供の時に行うものだ!というイメージが今でも残っているかもしれません。確かに学生時代に治療をした方も多いでしょうし、周囲に矯正のワイヤーを他人取り付けていた子がいたことを覚えている方もいらっしゃるでしょう。

 

そういった状況が徐々に変化してきていて、諸先進国のように「自分が歯列矯正をしたいと思った時にする」という気風が高まりつつあり、大人になってからの歯列矯正も増加の一途をたどっています。子供時代とはまた違ったメリットを享受でき、自らの希望で多種ある治療法の中から自由に選べます。最近ではインビザラインのようなマウスピース治療もかなり盛んで、透明のアライナーを使用するためとても目立ちにくく、慣れれば医療に使いやすいと評判です。

 

ワイヤーを使った歯列矯正ならば大人になってからの治療は厳しいかもしれません。しかしマウスピースによる治療なら、自由に取り外しができ、飲食や歯磨きの際にはマウスピースをつけない状態でいられます。

就職活動や転職活動、婚活など、大人になってからは、歯列の悪さがコンプレックスになります。上記したように健康な歯や歯茎などを有していれば、基本的に年齢を問わずに治療ができるので、悩む心配もありません。

当院はたくさんの大人の患者様にインビザライン治療を施していて、実績も十分です。何か気になることやご相談がある場合には、どうぞお気軽にカウンセリングを受けてみてください。

 

笑っている女性

笑っている女性

 

■さまざまな年齢で治療できるのが歯列矯正のメリット


歯列矯正は極端な年齢でなければいつでも治療が受けられます。患者様の口内の状況や希望される条件によって治療法は異なりますが、自分のタイミングで噛み合わせを治せるのはかなりのメリットです。

「心理的に美しくなりたい・コンプレックスを解消したい・噛み合わせ由来の症状の対策をしたい」のようにいろいろな理由が考えられます。

最近は他人に矯正治療のことがバレにくい透明のマウスピースを使った方法も登場しています。本当に重要な仕事やイベントの際だけ取り外すこともできますし、ワイヤーを使った方法とは違い、飲食や歯磨きの際にはストレスも感じず、虫歯対策も行いやすいです。

歯列矯正は早い方が良いと言われることも多いですが、大人になってからでも決して遅くはありません。治療によるメリットも多々あり、今後はより希望する方が増えるでしょう。

■まとめ


歯列矯正は小学校の低学年くらいに行うのが良く、もちろんその時期以外の子供にもおすすめです。しかし大人の歯列矯正もかなり有用であり、必ずしも早い段階で施術する必要はありません。
実際に当院では、たくさんの大人の患者様が歯列矯正をされています。大人であれば自己管理もしやすく、仮にマウスピースによる矯正だとルール厳守しやすくなるでしょう。

 

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インビザライン矯正中の歯磨き/お口のケアはどうする?虫歯にならないために注意するポイント

2023年6月16日

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

今回は、インビザライン治療中の歯磨きの仕方、歯磨きが大切な理由を解説します。

インビザラインは簡単にマウスピースを取り外せるため、歯磨きしやすく、口腔内の清潔を保てます。

目次

■インビザライン治療中の歯磨きの方法は?
■インビザラインの治療中に歯磨きが重要な理由
■歯磨きができない状況の場合の対処法
■インビザライン治療中の歯磨きで注意すべきポイント
■マウスピースを外して歯磨きができるのはインビザラインの魅力
■まとめ

■インビザライン治療中の歯磨きの方法は?


歯磨きは口腔内の健康を維持し、歯磨きや歯周病を予防するために欠かせないものです。これはインビザライン治療中も同様で、毎日しっかりと歯磨きする必要があります。

インビザライン中の歯磨きの方法は、通常の歯磨きの方法と大きな違いはありません。歯磨きをする際は、最初にマウスピースを取り外します。次に歯ブラシに歯磨き粉を付け、歯を一本ずつ丁寧に磨きましょう。特に歯間は歯垢が蓄積しやすいため、入念にブラッシングすることをおすすめします。

 

歯を磨き終わったらうがいをして、マウスピース本体も洗浄しておきましょう。なお、マウスピースを歯ブラシで磨く際は、流水で汚れを洗い落としながら磨くのがおすすめです。時間がない時や、隅々まで汚れを落としたい時は、マウスピース専用の洗浄剤を使うとよいでしょう。

 

歯磨きで使用する歯磨き粉は、できるだけフッ素入りのものをおすすめします。マウスピースを装着していると、唾液が口腔内全体に行き渡りにくいため、歯の再石灰化が遅くなります。フッ素は歯の再石灰化を促進する働きがあるため、口腔内の健康維持につながります。虫歯も予防できますので、インビザライン中はフッ素配合の歯磨き粉を用意しておきましょう。

インビザライン中でも毎日こまめに歯磨きすれば、虫歯になるリスクを低減できます。また、マウスピースの脱着が必要な点以外、普段の歯磨きと変わりありません。日頃から歯磨きしている方なら、特に負担が増えることもないでしょう。

 

歯磨きしている女性

歯磨きしている女性

 

■インビザラインの治療中に歯磨きが重要な理由


一方、気が向いた時しか歯磨きしない方や、ほとんど磨かない方も中にはいらっしゃると思います。確かに歯磨きが面倒に感じる時もあると思いますが、インビザラインにおける歯磨きは、普段よりも重要性が高めです。

インビザライン中は、ほぼ1日マウスピースを装着することになります。しかし、マウスピースを装着すると唾液による自浄作用が働かなくなり、細菌が繁殖しやすくなるのです。また、先述した再石灰化の働きも弱まるため、歯のエナメル質が少しずつ失われてしまうリスクもあります。

 

インビザライン治療中は虫歯ができやすいと言われています。その理由は上記で挙げたとおりで、歯磨きを怠ると、それまで健康だった歯が虫歯になってしまう可能性があります。失われた歯は元に戻りませんので、大切な歯を失わないように注意しましょう。

 

もし虫歯ができた場合、インビザラインの治療計画を見直すことになる可能性があります。詰め物・被せ物の影響で歯並びやかみ合わせが変わってしまうと、マウスピースの作り直しも必要です。余計な費用がかかってしまいますし、インビザラインの治療期間も延びてしまいます。そうならないように、こまめな歯磨きを行い、虫歯の予防に努めましょう。

 

■歯磨きができない状況の場合の対処法


ただ、インビザライン治療中に諸事情で歯磨きできない場合もあると思います。もし歯磨きが難しい時は、うがいだけでもしておきましょう。歯磨きほどではありませんが、口腔内の汚れや食べかすを除去することが可能です。ただし、うがいだけで十分とはいえないので、他の方法も併用しましょう。

 

うがいの代わりにマウスウォッシュを利用する手もあります。マウスウォッシュは殺菌作用があり、製品によってはフッ素が配合されています。また、香りが付いているものが多いため、口臭の予防も可能です。なお、マウスウォッシュを利用する際は、必ずマウスピースを取り外しましょう。

 

歯の間に詰まった汚れを取り除きたい時は、歯間ブラシやデンタルフロスがおすすめです。歯の隙間に溜まった汚れは、虫歯の原因になる場合があります。虫歯予防のためには、こまめに取り除くことが重要です。歯磨きが難しい時は、歯間ブラシかデンタルフロスを使い、汚れを除去しておきましょう。

上記は、あくまで歯磨きができない時の対処法です。虫歯の予防には心もとないため、歯磨きが可能になったらブラッシングしましょう。

 

■インビザライン治療中の歯磨きで注意すべきポイント


インビザライン治療中の虫歯予防には、歯磨きが効果的です。ただし、いくつか注意点もありますので、しっかり押さえておきましょう。

まず歯磨きのタイミングですが、基本的に普段どおりで問題ありません。しかし、食後は速やかに歯磨きを行い、マウスピースを装着しましょう。インビザラインのマウスピースは、1日20時間以上装着が必要です。時間が空くと治療に影響しますので、すぐに歯磨きしてマウスピースを装着することが望ましいといえます。

 

もし外食などですぐに歯磨きが難しい場合マウスピースを外しマウスウォッシュを使い、すぐマウスピースを装着しましょう。その後、歯磨きが可能になったら早めにブラッシングすることをおすすめします。

歯磨き前にマウスピースを装着することに抵抗がある方も多いと思います。しかし、装着時間が短くなる可能性があるため、食後はなるべくマウスピースを装着しましょう。

インビザライン治療中は、唾液による自浄作用が働きにくいため、普段より時間をかけて磨くことも重要です。歯の表面はもちろん、歯間も念入りにブラッシングしましょう。歯垢や食べかすが残ってしまうと、虫歯になるおそれがあります。歯間までしっかり磨ける歯ブラシを使いましょう。

 

矯正治療中は、矯正前と比べて一時的に歯の隙間が広がってしまう場合もあります。食べ物が詰まりやすくなりますので、磨き残しがないよう注意しましょう。

 

■マウスピースを外して歯磨きができるのはインビザラインの魅力


矯正治療中は、普段と口腔内環境が変わるため、歯磨きが難しくなる場合もあります。しかし、インビザラインはマウスピースを取り外せるので、普段と同じ感覚で歯磨きが可能です。

ワイヤー矯正の場合、歯の表面に矯正装置を取り付けますが、装置は取り外すことができません。そのため、歯と装置の間に汚れが溜まりやすく、磨き残しが増えてしまう場合もあります。普段と同じ方法で歯磨きを続けた結果、知らないうちに虫歯ができてしまう可能性も否定できません。

 

インビザラインの場合、マウスピースを取り外した状態で歯磨きできます。1日20時間装着が必要ではあるものの、歯磨きの際は取り外せるのが大きなメリットです。

ワイヤー矯正の場合、インビザラインのように装置を取り外せないため、歯磨きが面倒になってしまうこともあるでしょう。一方、マウスピースを自由に取り外し可能なインビザラインには、そのような煩わしさがありません。歯磨きの手間を増やしたくない方には、通常のワイヤー矯正よりもインビザラインがおすすめです。

 

マウスピース矯正

マウスピース矯正

 

■まとめ


インビザライン治療中は、唾液の自浄作用や歯の再石灰化作用が弱まるため、口腔内の環境が悪化してしまう可能性があります。虫歯もできやすくなりますので、こまめな歯磨きを欠かさないようにしましょう。

歯磨きが難しい時のために、うがいやマウスウォッシュ、歯間ブラシなど、歯磨き以外の代用手段も用意しておきましょう。しかし、歯磨きの代替手段でしかないため、歯磨きできる時はしっかり磨くことが重要です。

インビザラインはマウスピースを取り外してブラッシングできます。ただ、マウスピース本体も汚れますので、1日1回は洗浄しましょう。

 

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インビザライン矯正装置に慣れるまでの期間やケア方法/痛みや違和感に関して

2023年6月9日

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

今回は、インビザライン治療に慣れるまでの期間と違和感・痛みを抑える方法をご紹介します。

インビザラインを進めている方も、検討中の方も、この記事でご紹介する方法をご参考になさってください。

目次

■インビザラインに慣れるまでの期間は?
■ケアに慣れるまでにはどれくらい必要?
■インビザライン治療の違和感を抑える方法
■取り扱い方法など、ルールを知ることが重要
■インビザラインとワイヤー治療の慣れやすさの違い
■まとめ

■インビザラインに慣れるまでの期間は?


マウスピース矯正のインビザラインに慣れるまでの期間は人それぞれ異なります。ですが比較的早く慣れるケースが多く、数日~2週間程度もあれば違和感や痛みも感じず、普段通り過ごせるでしょう。

はじめてインビザラインのマウスピースを装着した際は痛みを感じますが、およそ3日くらいで慣れてきます。そもそもマウスピースを装着する機会が普通はないので戸惑いがちですが、それに慣れてくると違和感も徐々に和らいでいきます。そしてまた数日経過し、約1週間経つと、マウスピースを装着することによる不快感はほぼなくなるでしょう。

 

インビザラインは普通のマウスピースとは違って歯を移動させるものなので、矯正力があるゆえの痛みはあるかもしれません。ただ、この問題も早い段階で収まり、きちんと装着していれば1週間~10日程度で慣れてくるはずです。

矯正力があるといっても、ワイヤーによる治療と比較すると移動量が小さいので、心配する必要はありません。インビザラインの痛みや違和感、不快感に慣れるまでの期間についてまとめると、「数日~2週間」ということになります。ですが人によって感じ方は違いますし、もともとの歯並びも異なるので例外も発生し得ます。あまりにも痛すぎて装着が難しい場合や何らかの問題が生じた際には、歯科医院に連絡をし確認してはいかがでしょうか。

 

■ケアに慣れるまでにはどれくらい必要?


インビザラインによる痛みや不快感に慣れるまでの期間はすでに紹介しましたが、この治療法はワイヤーによるものとは異なり日常的なケア・メンテナンスが不可欠です。
例えば、マウスピースは飲食や歯磨きをする際には取り外します。簡単なように見えてマウスピースの装着や取り外しは意外とコツが必要です。しかし1日に複数回脱着を行い、それを毎日続けていけば早ければ1週間くらいで慣れるでしょう。

 

マウスピースは歯に装着し続けるものですから、どうしても不衛生になりがちです。予期せぬ炎症が発生することもありますし、虫歯や歯周病を予防する意味でもマウスピースのケアやメンテナンスは必要不可欠でしょう。

 

マウスピースに流水をあて、全体的に指の腹側でこすり洗いをしてください。20時間以上毎日使っているとこすり洗いだけでは不十分なケースも出てきますから、毎日一度は毛が柔らかい歯ブラシを使って丁寧に洗浄しましょう。そしてマウスピース専用の洗浄剤を使ったケア・メンテナンスも定期的に行うようにしてください。このように頻繁にインビザラインのマウスピースの装着やケアを行っていると、長くても3週間以内に慣れると思います。

 

インビザライン

インビザライン

 

■インビザライン治療の違和感を抑える方法


インビザラインに慣れるためには、違和感、痛みをできるだけ抑える必要があります。

治療をはじめたばかりではなく、2個目以降のマウスピースを使う場合には、一つ前に使用していたアライナーに戻してみるのもおすすめです。毎日少しずつ歯が移動していて、適切なタイミングで新たなものに交換します。インビザラインが誇る高性能なシミュレーションのおかげである程度は予測できますが、完璧には不可能です。そのため一つ前のマウスピースに戻す、というのも有用なのです。

 

治療を開始したばかりの場合は上記の方法は無理です。違和感や痛みを感じるとマウスピースを取り外してしまうこともあるでしょう。しかしこれが逆効果となり、インビザラインに慣れにくくしているケースもあります。もちろんあまりにも痛過ぎる場合は一時的に取り外すのも問題ありません。ただ外し続けると、治療に遅れが発生する可能性もあります。

違和感を抑えるためには、決められた時間しっかりと装着することが重要なのです。

そして、違和感がなくなるまでは、できるだけ硬い食べ物を避けることも大切でしょう。

 

悩んでいる女性

悩んでいる女性

 

■取り扱い方法など、ルールを知ることが重要


インビザラインに慣れるためには、取り扱い方法やルールを把握する必要があります。正しく扱えていなければ違和感が生じやすくなりますし、矯正効果も期待しにくくなります。以下は基本的なことなので、是非とも把握しておきましょう。

 

単純に装着すれば良いわけではなく、きちんと歯列にフィットさせましょう。歯列に沿うように奥歯側からはめていきます。全体的に力が均一に行き渡るようにすることが大切で、油断をするとマウスピースと歯の間に頬の内側を挟む可能性もあります。隙間がなくしっかりと装着できたか確認し、その後チューイーを数十秒程度噛みます。

 

取り外す際は、奥歯の内側からゆっくりと外していきます。アタッチメントを歯に装着している場合は、少し外しにくくなるものの、こちらも1週間程度で慣れるでしょう。

 

脱着に関するルールの他に、保管方法も知っておきましょう。専用の保管ケースを活用すると紛失しづらくなり、清潔な状態を維持できます。

飲食の際にインビザラインのマウスピースを外すのが面倒…と思うかもしれません。しかし飲食の際には外さなければ、マウスピースに着色しやすくなり、さらに虫歯リスクが高まります。

 

これまでとは全く違う生活に戸惑うかもしれませんが、早くインビザラインに慣れて、効果をしっかりと実感したいならばルールは厳守です。

 

■インビザラインとワイヤー治療の慣れやすさの違い


インビザラインは、ワイヤーを使用せずに矯正可能な治療法です。ワイヤーによる矯正治療と比較すると非常に手軽ですが、慣れやすさに関してもインビザラインの方が優秀でしょう。ワイヤー治療は歯にしっかりと装着され、自分で取り外すことはできません。それに比べてインビザラインは飲食の際や歯磨きのときに外すことができるので、自由が利きやすいと評判です。

 

そして、ワイヤーを使った矯正であればインビザラインよりも強い力がかかりますが、マウスピースを使う方法だとそれほどかかる力は強くありません。結果的にインビザラインはワイヤーに比べて痛みが出にくく、ケース次第では自在に取り外せます。

 

ワイヤー治療は想像していた以上に痛い、ということもあります。徐々に慣れてきますが、心配な場合はインビザラインがおすすめです。痛みだけでなく、見た目についてもインビザラインが優秀でしょう。透明のマウスピースなので目立ちにくく、気分的にも沈みにくくなるため、ワイヤー治療よりも慣れやすくなります。

 

■まとめ


インビザライン治療に慣れるまでには、早ければ1週間程度、長くても2、3週間もあれば慣れてきます。従来の矯正治療とは異なりマウスピースを使うため、治療に臨む際のハードルも低くなるはずです。

正しい方法で脱着し、そして洗浄や保管のルールも守れば、より早い段階で慣れることができるでしょうし、治療効果も期待しやすくなります。

インビザラインのことで疑問や心配がある方は、是非カウンセリングを受けてみてください。

 

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歯並びが悪くなる原因や習慣(口呼吸、頬杖、指しゃぶり)。悪い歯並びは遺伝?

2023年6月2日

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

歯並びは人それぞれ異なりますが、さまざまな原因で悪化します。

今回は、歯並びを悪化させる「見直すべき習慣」を紹介しますので、是非、ご自身の習慣を見直してみてください。

目次

■歯並びが悪くなる原因
■歯並びが悪くなる習慣とは
■歯並び改善には矯正治療も有効
■まとめ

■歯並びが悪くなる原因


○遺伝も影響している

歯並びが悪くなる原因の一つとして挙げられるのが遺伝です。

顔の輪郭や体格が親から遺伝しやすいのと同じように、歯列も影響を受けることがあります。

しかし、歯並びそのものが遺伝するわけではありません。

遺伝の影響を受けるのは歯と顎の大きさや形状で、後述の生活習慣と相まって歯列不正を引き起こすのです。

歯と顎の大きさ・形状は、歯並びを左右する主な要因です。
これらは親からの遺伝の影響を受けやすく、人によっては上顎前突(出っ歯)・下顎前突(下顎前突)が遺伝することもあります。親が上顎前突・下顎前突の方は、ご自身も少なからず遺伝の影響を受ける可能性があるのです。

 

ただし、遺伝は歯並びを悪くする原因の一つでしかありません。例えば、親や下顎前突や上顎前突であっても、自分までそうなるとは限らないのです。

遺伝の影響を受けるかどうかは人それぞれで、影響度合いも異なります。反対に親の歯並びがきれいでも、自分は上顎前突や下顎前突などになってしまうこともあります。

 

○顎の発育不良も原因に

顎の発育不良も原因の一つです。歯並びは、歯と顎の大きさや形状のバランスによって決まります。特に上顎と下顎のバランスが重要で、いずれかの発育が悪かった場合、歯並びに影響が及ぶことがあります。

 

顎の成長は10歳前後で大きさがほぼ決まり、男性は18歳前後、女性は15歳前後になると成長が止まるといわれています。それ以降は成長せず、成人した時点では顎の大きさ・形状が完成しています。

そのため、子供の頃に顎がしっかり成長しなかった場合、上顎前突や下顎前突になったり、乱杭歯になったりする可能性があります。顎の発育は予測が難しく、遺伝の影響はもちろん、生活環境も深く関わります。ただ、小学校低学年の頃であれば、矯正装置によって顎の成長を増進させることも可能です。早い段階から顎の発育をコントロールすることで、歯並びを正しい状態へと導けます。

しかし、成人後であっても歯並びの改善は可能です。ワイヤー矯正やマウスピース矯正などの選択肢があるため、諦める必要はありません。

 

○虫歯や歯周病が歯並びに影響することも

歯並びを悪化させる3つめの原因が虫歯・歯周病です。意外に感じるかもしれませんが、これらが原因で歯並びが悪くなる方も少なくないのです。虫歯になると、少しずつ歯が欠けていき、最終的に失われてしまう場合があります。

すると歯が失われた部分に隙間が生じてしまうため、虫歯に隣接した歯が飛び出るなど、歯並びが乱れることがあるのです。歯周病も同様で、歯が失われてしまうリスクがあります。なお、歯並びの悪さが虫歯の引き金になるケースもあります。これは歯の隙間に歯ブラシが行き届かず、汚れが蓄積しやすいためです。また、口呼吸が増えて唾液の分泌量が減ることも影響しています。虫歯や歯周病が歯並びを悪化させ、さらに虫歯を引き起こすことも考えられます。いずれにせよ、虫歯や歯周病は予防に努め、適切な治療を受けることが大切です。

 

矯正している口元

矯正している口元

 

■歯並びが悪くなる習慣とは


○口呼吸も歯並び悪化の要因に

歯並びを悪化させる習慣の一つが口呼吸です。一見すると、口呼吸と歯列は無関係に思えるかもしれません。しかし、口呼吸する際の歯に影響し、歯並びを悪くすることがあります。

 

舌は、上顎の前歯の裏側に先端が付いた状態が正常です。この位置に舌があることで、顎と筋肉のバランスが保たれています。鼻呼吸した場合、この位置から舌がずれることはないため、歯並びへの影響もありません。

しかし、口呼吸をすると舌が正常な位置からずれてしまいます。舌が本来よりも前に出たり、下に移動したりするため、顎や筋肉の均衡が崩れてしまいます。その結果、顎の形状が変化して上顎前突や下顎前突になることがあります。口呼吸は細菌を増殖させるなど、口腔内の環境悪化もまねきます。口呼吸が癖になっている方もいらっしゃると思いますが、できるだけ改善に努めましょう。

 

○子供のころの指しゃぶりも影響している

指しゃぶりにも注意が必要です。歯並びを悪化させてしまう原因の一つで、開咬をまねいてしまう可能性があります。指をしゃぶり続けると、前歯が噛み合わなくなる状態が続きます。そのため上下の歯に隙間ができてしまい、噛み合わせに問題が生じてしまうことがあります。開咬になると歯の隙間から空気が抜けるため、発音にも影響が及んでしまいます。また、指をしゃぶっている時は前歯に力がかかるため、前歯が他の歯も前に出てしまう場合もあります。歯並びがガタガタになりますので、指しゃぶりの習慣を改善させることが大切です。ただ、3歳までの指しゃぶりなら大きな影響はありません。まだ乳歯の段階ですので、しばらく様子を見てから判断しましょう。

 

○ついついしてしまう頬杖にも注意

無意識に頬杖を付く癖がある方も多いと思いますが、意識して改善に努めましょう。頬杖も歯列不正につながりますので、決してよい癖とはいえないのです。

頬杖は歯に強い負担をかけるため、歯並びが変化してしまう可能性があります。例えば左手で頬杖を付いた場合、左側の奥歯に負担をかけてしまいます。口腔内で歪みが発生するため、歯が内側へと移動してしまうリスクがあるのです。

 

もちろんすぐに影響するわけではなく、まれに短時間の頬杖を付く程度なら問題はありません。一方、日常的に頬杖を付く習慣があるなど、頻繁に頬杖を付いてしまう方は注意が必要です。少しずつ歯並びに影響し、歪みが生じてしまうおそれがあります。なお、他にも歯ぎしりや食いしばりなどの癖は、歯並びを悪化させてしまいます。癖が付いている方は、頬杖同様に意識して改善することをおすすめします。

 

■歯並び改善には矯正治療も有効


歯並びが悪化する原因や習慣は人それぞれです。もし生活に影響が出ているようであれば、矯正治療を検討してみましょう。

一度歯並びが悪化してしまうと、自然に改善されることはまずありません。一方の歯列矯正は、上顎・下顎前突や開咬などの不正咬合を改善する効果的な手段です。治療費はかかりますが、矯正することで、歯並びが原因による悩みや問題を解決できます。

 

矯正治療の方法は、大きく分けるとワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。各々メリットとデメリットがあるので、慎重に選びましょう。

ワイヤー矯正は、ブラケットという器具を歯に装着し、ワイヤーを通して歯並びを改善する方法です。装置を歯の表面に装着する表側矯正と、下側に装着する裏側矯正があります。ワイヤー矯正は装置の自己管理が不要な反面、ブラッシングしづらい点がデメリットです。

マウスピース矯正は、専用のマウスピースを使用して矯正する方法です。一人ひとりに合ったマウスピースを作成し、時間をかけて歯並びを矯正します。メリットは装置が目立たない点や、比較的費用が安価で済む点です。一方、マウスピースの自己管理が不可欠で、紛失には注意する必要があります。

 

インビザラインを持っている手元

インビザラインを持っている手元

 

■まとめ


歯並びが悪くなると咀嚼が難しくなり、食べ物の消化に影響することも珍しくありません。また、顔の輪郭が変わるなど、見た目にも大きく影響を及ぼすおそれがあります。

歯並びが悪化する原因や習慣は人によりますが、お悩みなら矯正治療を検討してみましょう。矯正すると口腔内の環境が改善されるほか、生活・審美面の不安や悩みを解決できる可能性があります。

当院ではカウンセリングも実施しています。

 

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矯正歯科治療のカウンセリング/相談/セカンドオピニオンで確認すべきこと。

2023年5月26日

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

矯正治療前に実施するカウンセリングは、矯正治療の内容や治療期間を決める重要なステップです。

矯正で失敗しないためにも、不安点や分からないことはしっかりと聞き、安心して治療を受けられるようにしましょう。

目次

■矯正治療のカウンセリングで確認不足だと後悔することもある
■自分の症例が治療適応か確認すべき
■矯正治療中に守るべきルールの確認
■矯正治療に必要な費用もカウンセリングで確認
■矯正治療のカウンセリングではメリット・デメリットを確認
■まとめ

■矯正治療のカウンセリングで確認不足だと後悔することもある


矯正治療について、治療方法や治療期間、費用など、様々な疑問や不安を抱えている方は多いと思います。カウンセリングは、こうした疑問や不安を解消する最初で最後の機会です。もし確認が足りなかった場合、治療を開始してから後悔したり、トラブルが起こったりするおそれがあります。

 

矯正治療のカウンセリングでは、歯科医から治療方法の提案や、期間・費用についての説明が受けられます。しかし、歯科医の説明がよく分からず、理解できないまま治療を始めてしまうことは避けるべきです。

 

理解できないまま治療に入ると、治療方法などについて認識の齟齬が生じる可能性があります。また、本当に歯並びが矯正できるのかなど、不安を抱えたまま治療を開始することになります。このような事態を避けるためにも、カウンセリング時に疑問や不安はすべて解消することが求められます。

 

疑問・不安はカウンセリングですべて解消

疑問・不安はカウンセリングですべて解消

 

■自分の症例が治療適応か確認すべき


カウンセリングで何を聞けばよいか分からない方もいらっしゃると思いますが、必ず治療の保険診療の適応可否を聞いておきましょう。ご自身の歯並びの症例は保険の対象になるのかどうか、カウンセリングで確認する必要があります。

 

矯正治療は、症例によって保険適応の可否が分かれてしまうのがネックです。噛み合わせに著しい問題が生じているものなど、保険が適用されるケースもあれば、治療費は全額自己負担というケースもあります。ただ、矯正治療のほとんどは審美面の改善が目的で、健康保険が適応されません。治療費を全額自己負担する自由診療になるケースが大半を占めています。

 

カウンセリング時には、歯科医から保険適応や費用についての説明があると思います。しかし、説明が大雑把なケースもありますので、しっかり聞いておきましょう。もし保険適応の可否が曖昧なままだと、費用をめぐってトラブルになるおそれがあります。

 

なお、カウンセリングには30分~1時間程度かかります。検査も含めて2時間少々必要ですので、予約する際は時間に余裕を持っておきましょう。事前に電話やメールで歯並びの状態や悩みを相談し、治療適応を確認しておきましょう。

 

■矯正治療中に守るべきルールの確認


矯正治療の方法は多数ありますが、それぞれ治療中は守るべきルールがあります。ここでは、インビザラインを例に、矯正治療中に守るべきルールのポイントをご紹介します。

○1日20時間以上の装着が必須

インビザラインは、時間をかけてゆっくりと歯を移動させる治療方法です。マウスピースの装着時間は1日20時間が目安で、ほぼ1日装着する必要があります。就寝時も含め、1日ずっと装着することを前提に治療を受けましょう。1日20時間に満たないと、歯の移動が遅くなり、治療計画の変更が必要になる場合があります。

 

○マウスピースのケアが必須

インビザライン治療中に装着するマウスピースは、定期的な洗浄が必要です。マウスピースは透明な樹脂であり、コーヒーやタバコのヤニが色移りすることがあります。また、隙間に雑菌が溜まっていきますので、洗浄しないと虫歯や歯周病を招いてしまいます。マウスピース専用の洗浄剤を使い、1日1回は洗浄する習慣をつけておきましょう。

 

○歯磨きなどのケアも重要

インビザライン治療中は、ほぼ1日マウスピースを装着しなくてはいけませんが、毎日歯磨きなどのケアを行いましょう。マウスピースを外すのが面倒だからといって、口腔内のケアを怠ってはいけません。万が一虫歯や歯周病になった場合、インビザラインを中断して虫歯などの治療をする必要があります。治療スケジュールが延びてしまいますので、こまめにケアしましょう。

 

○マウスピースを交換するタイミングを守る

マウスピースの交換タイミングを守ることも重要です。インビザラインのマウスピースは、歯の動きに合わせて交換していきます。タイミングは症例や年齢によって異なるものの、1~2週間に1回程度の頻度で交換する必要があります。同じマウスピースを長期間使うことはできません。歯科医の指示に従い、適切なタイミングで交換しましょう。

 

○定期的なフォローアップ診察

インビザライン治療中は、定期的に診察を受けることも大切です。通院の頻度に関しては、歯科医師からその都度説明があると思います。定期的な診察では、歯並びの状態をチェックし、治療計画との違いが生じていないか確認を行います。また、虫歯や歯周病の有無など口腔内の状態をチェックしますので、数ヶ月に1回の頻度で通院しましょう。

 

■矯正治療に必要な費用もカウンセリングで確認


矯正治療をするにあたって、費用が気になってしまう方は多いと思います。少しでも不安を和らげたい方は、カウンセリングの際に聞いておきましょう。

 

矯正治療にかかる費用は、治療方法によって異なります。例えば表側のワイヤー矯正の場合、治療費は60万円~100万円ほどです。一方、裏側矯正は表側矯正よりも高額で、100万円を超えることも珍しくありません。裏側矯正を選んだ結果、数十万円ほど出費が増える可能性があります。

 

マウスピース矯正は、部分矯正で30~50万円前後、全体の矯正で70~100万円程度かかります。ワイヤー矯正と同様に費用の差が大きいですが、症例や年齢、治療期間など、様々な要因で変わります。インビザラインも費用も同様で、一般的な歯科医院では50~100万円ほどかかります。ただし、100万円を超える可能性もあるので注意しましょう。

 

当院のマウスピース矯正(インビザライン)の場合、治療費は簡易的な症例は44万円、通常の症例が77万円、難症例は99万円(いずれも税込)です。治療費は定額制で、治療の途中から追加費用が発生することはありません。

 

また、当院のマウスピース矯正は相談料や診断料、月々の調整料が無料です。診断料は通常3万円前後、調整料は3~5千円前後かかりますが、当院はすべて治療費に含まれています。費用を抑えたい方はぜひご検討ください。

 

治療費もカウンセリングで確認

治療費もカウンセリングで確認

 

■矯正治療のカウンセリングではメリット・デメリットを確認


矯正治療のカウンセリングを受ける際は、治療方法のメリット・デメリットも聞いておきましょう。矯正治療の方法は多種多様ですが、いずれも少なからずメリットやデメリットがあります。

 

例えばワイヤー矯正の場合、表側矯正なら治療費を抑えられるメリットがある一方、ワイヤーが目立つ点がデメリットです。裏側矯正は審美面の問題を解決できますが、治療費が高額になります。また、歯並び次第では歯を抜く必要があるなど、治療が大掛かりになる症例もあります。

 

インビザラインなどマウスピース矯正は、装置を自由に外せるメリットがあります。治療費も抑えめで、ワイヤー矯正より出費が抑えられることも珍しくありません。しかし、歯並びを少しずつ矯正していくため、治療に1年~3年程度の期間を要します。

 

どのような治療方法を提案された場合でも、違いを理解したうえで決断する必要があります。カウンセリングの際は、メリットだけでなく、デメリットもしっかりと聞いておきましょう。

 

治療のメリット・デメリットを確認

治療のメリット・デメリットを確認

 

■まとめ


歯並びが悪い状態を放置すると、食べ物がうまく噛めなかったり、顔の輪郭が変化したりと、生活に様々な影響を及ぼします。もし歯並びが気になる方は、矯正治療を検討してみてはいかがでしょうか。

 

歯科医院では、矯正治療へ入る前に必ずカウンセリングを実施します。治療方法の提案や費用・期間の説明を受けられますので、一度相談してみるのもおすすめです。ただし、疑問や不安がある状態で治療に入ってはいけません。分からない点はカウンセリングで確認しておきましょう。

 

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