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歯の裏側矯正中は喋りにくい?噂の理由と簡単な解消方法を解説

2023年7月28日

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

ワイヤー矯正は、大きく分けて表側矯正と裏側矯正があります。このうち裏側矯正は歯の裏に装置を取り付けるため、中には喋りにくい・発音しづらいと感じる方もいます。ただ、人それぞれ感じ方に違いがあるほか、対策次第では喋りづらさを解消することも可能です。
今回は、これらの内容について詳細を紹介します。

 

目次

■歯の裏側矯正について
■歯の裏側矯正中は喋りにくいの?
■どんな音が発音しづらくなるの?
■裏側矯正中の喋りにくさを解消する方法
■歯の裏側矯正のメリットとは
■まとめ

■歯の裏側矯正について


裏側矯正

裏側矯正

裏側矯正は、歯の舌側にブラケットと呼ばれる装置を取り付け、金属製のワイヤーなどで歯を固定する矯正治療の方法です。舌側矯正と呼ばれる場合もあります。治療期間は症例によりますが、表側矯正とほぼ同等か、マウスピース矯正より短くて済むことも多いです。

 

一般的な歯列矯正の方法は、冒頭で触れた表側矯正で、歯の表面にブラケットとワイヤーを取り付けます。しかし、ブラケットやワイヤーの色によっては、装置が目立ってしまう欠点があります。裏側矯正は、装置が表から見えにくいため、見た目を気にする必要がありません。

ただ、表側矯正と比較して治療費が高くなる傾向があります。症例によって異なりますが、100万円を超えるのが一般的です。治療費を抑えたい方には不向きですが、装置の見た目を気にしたくない方には裏柄矯正が適しています。

■歯の裏側矯正中は喋りにくいの?


裏側矯正は、歯の裏にブラケットを取り付けるため、通常時よりも滑舌が悪くなってしまう方もいます。もちろん個人差がありますが、会話がしにくくなったり、喋りづらくなったりすることは覚悟したほうがよいでしょう。

人間は喋る際に舌を動かすことで音を発しています。しかし、歯の裏側に異物があると、舌を動かしづらいと感じてしまい、喋りにくい・発音しづらいといった問題が生じることがあります。裏側矯正中は、歯の裏にブラケットを装着していますので、普段とは状況が異なります。その結果、喋る時に舌がブラケットに当たってしまい、滑舌が悪化する場合があります。

ただ、滑舌が悪くなってしまう現象は一時期のみで終わります。治療が完了するまでの間、喋りにくさを感じるケースはほとんどありません。人によって異なりますが、早ければ1週間、遅くとも1ヶ月程度で元通りになるでしょう。滑舌が悪くなるからといって、裏側矯正を諦める必要はありません。

 

矯正装置を装着して間もない頃は、普段と口腔内の状態が違います。そのため、舌が上手く動かせず、滑舌が悪くなってしまうのです。一方、矯正装置の違和感は徐々に薄れていき、そのうち慣れて気にならなくなります。少し時間は必要ですが、慣れてしまえば普段と同じように話せるようになります。

■どんな音が発音しづらくなるの?


裏側矯正を始めたばかりの時期は、普段より喋りにくくなって不便を感じるかと思います。しかし、全ての言葉が発音しづらくなるわけではありません。発音が難しくなるのは、主にサ行・タ行・ナ行・ラ行の単語です。また、ザ行・ダ行など、濁点を含む言葉の発音が難しくなる場合もあります。

 

サ行やタ行の音は、舌を歯の裏側や歯茎の近くに付けた状態で発音します。ところが、歯の裏側にブラケットがあると、うまく舌を付けられず、音が抜けたような発音になってしまうことがあります。滑舌が悪くなるので、聞き手にうまく伝えられなくなったり、舌足らずに感じられたりする場合もあるでしょう。また、矯正装置を付けて間もない頃は、舌がブラケットに触れる感覚に慣れず、先端が痛んでしまう場合もあります。

ほとんどの方は、1週間から1ヶ月程度で元通り話せるようになります。しかし、サービス業や接客業など、人と会話する機会が多い方は注意が必要です。仕事に影響が出る可能性がありますので、治療開始のタイミングはもちろん、治療可否も含めて慎重な判断が求められます。装置が目立たず、発音への影響も少ないマウスピース矯正のインビザラインも検討するべきでしょう。

■裏側矯正中の喋りにくさを解消する方法


会話をしている男女

会話をしている男女

もし裏側矯正中に喋りづらい・滑舌が悪いと感じた時は、「あいうべ体操」を実践してみましょう。あいうべ体操は、舌や口の周囲の筋肉をトレーニングできる体操です。口呼吸の改善につながると言われていますが、滑舌の改善にも効果が期待できます。すぐに実践できますので、毎日コツコツ取り組んでみるとよいでしょう。

 

あいうべ体操は、まず口を大きく動かしながら、あ・い・うを発音します。次は「え」ではなく、思いっきり舌を伸ばし、いわゆる「あっかんベー」の状態にしましょう。これを毎日数回ずつ、1日3セットを目安に実践するのがおすすめです。個人差はありますが、舌が鍛えられることで、裏側矯正中の滑舌がよくなる場合があります。

また、早口言葉を練習してみるのもおすすめです。早口言葉は無関係に思えるかもしれませんが、口や舌をしっかり動かせるので、滑舌のよいトレーニングになります。裏側矯正中の喋りにくさを感じている方はもちろん、普段から滑舌に自信がない方も、早口言葉にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

早口言葉は、基本的に何でも大丈夫です。例えば「隣の客はよく柿食う客だ」でもいいですし、「東京特許許可局」でも構いません。何度も繰り返し、口や舌を動かすことが重要です。ただ、早口言葉を喋る際は腹式呼吸を取り入れ、意識的に舌を動かしましょう。もし舌を噛みそうな時や、上手く言えない時は、ゆっくりの状態から始め、少しずつ早くするのがおすすめです。

母音を意識して喋るのもよいでしょう。裏側矯正中は、舌を普段のように動かせない場合があるため、母音がうまく発音できないことがあります。しかし、母音は全ての言葉に含まれていますので、「あいうえお」をしっかり発音できるように意識しましょう。最初は難しくても、少しずつ発音できるようになります。

裏側矯正中の喋りにくさは、数週間ほどで感じなくなるのが一般的です。そのため、各種体操・トレーニングを実施しながら、慣れるまで母音を意識して喋るようにしましょう。

■歯の裏側矯正のメリットとは


歯の裏側矯正は、一時的に発音しづらくなる・喋りにくくなるなどのデメリットがあります。一方でメリットもあります。

裏側矯正は装置を歯の裏側に装着しますので、まず目立つことがありません。表側矯正とは違って外見を気にせず、これまでと同じように過ごせます。装置の外見が気になる方や、人と触れ合う機会が多い方にとっては、装置が目立たないことは大きなメリットになります。

 

また、虫歯のリスクが低い点もメリットといえます。歯の裏側は唾液が溜まりやすく、表側よりも虫歯菌に触れることが少なめです。もちろん毎日のブラッシングは欠かせませんが、歯の裏側はエナメル層も厚いため、虫歯になる可能性は低いといえます。

 

表側矯正と比較して、飲食をしやすいこともメリットでしょう。表側矯正は、ブラケットと歯の隙間に食べかすが詰まる場合もあります。しかし、裏側矯正は食べかすが詰まりにくく、もし詰まったとしても外からは見えないので、見た目を気にせずに飲食を楽しめます。ただ、飲食のしやすさという点では、矯正装置を自由に取り外せるマウスピース矯正が優れています。

■まとめ


歯の裏側矯正を始めると、ブラケットが邪魔になってしまい、滑舌が悪くなることもあります。ただ、あくまで慣れの問題ですので、ほとんどの方は1週間から1ヶ月程度で元に戻ります。しかし、接客業に従事しているなど、人と会話する機会が多い方は注意が必要です。

もし喋りにくいと感じたら、早口言葉を練習するなど、トレーニングを実践してみましょう。母音を意識して喋るなど、喋り方を工夫するだけで改善される場合もあります。いずれにせよ、少しでも不安がある方は、一度歯科医師へ相談することをおすすめします。

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歯科矯正の初期費用はどのくらい?

2023年7月21日

 

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

費用面の問題から、歯科矯正を受けるべきかお悩みの方もいらっしゃると思います。確かに治療費は問題になりがちですが、歯科医院によってはクレジットカードの分割払いやデンタルローンも利用可能です。また、初期費用や治療費が安価なクリニックを選べば、安心して治療を受けられるかと思います。

 

ここでは、初期費用に関するさまざまなことを紹介していきます。

 

目次

■歯科矯正をする際に気になるポイント
■歯科矯正の初期費用ってどれくらい?
■当院の初期費用など、費用面について
■当院の矯正について
■矯正は高い…というのは間違った情報
■まとめ

■歯科矯正をする際に気になるポイント


矯正治療を受けるにあたって、多くの方が気にするのが費用でしょう。治療方法によっては、100万円を超えるため、気軽に利用できるとは言い難いかもしれません。しかし、マウスピース矯正や部分矯正は手頃で、治療費を1ヶ月あたりに換算すると数千円ほどです。比較的安いと感じた方も多いのではないでしょうか。

 

ただ、治療期間が気になってしまう方もいらっしゃると思います。治療方法によって異なりますが、治療完了までには1~3年程度の時間が必要です。また、定期的な通院が求められるため、治療期間中に引っ越すと治療計画に影響する場合があります。もし引っ越す可能性がある方は、治療を開始するタイミングを慎重に判断しましょう。

 

矯正装置の見た目が気になる方も多いと思います。特に装置を歯の表面に固定するワイヤー矯正は、会話した時に装置が見えてしまうことがあります。しかし、裏側矯正やマウスピース矯正であれば、装置が目立つ心配はありません。マウスピース矯正なら、任意のタイミングで装置を取り外せます。

 

もし歯科矯正で悩みや不安がある方は、一度カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。治療費や期間について、丁寧な説明が受けられますので、話を聞いてもらうのもおすすめです。

■歯科矯正の初期費用ってどれくらい?


お金を出そうとしている女性

お金を出そうとしている女性

・ワイヤー矯正の場合
ワイヤー矯正は、大別して表側矯正と裏側矯正があります。費用の相場が異なりますので、違いをしっかり把握しておきましょう。

歯の表面に装置を取り付ける表側矯正は、70~130万円の費用がかかります。歯科医院によっては、60万円台で治療を受けられる場合があります。費用に少々バラツキがありますが、症例によって治療の難易度が異なるためです。しかし、他の矯正よりも費用は安価ですので、出費を抑えたい方には表側矯正が適しています。

 

一方、歯の裏側に装置を取り付ける裏側矯正は、100~150万円ほど費用がかかります。表側矯正と比べると、およそ1.5倍~2倍の費用がかかる計算です。裏側矯正は、装置の装着に技術が問われるため、表側矯正よりも費用が高くなります。

費用のみを比較した場合、表側矯正が魅力的です。しかし、審美面は裏側矯正が優れており、装置が目立つ心配がありません。表側矯正も目立たない装置が増えていますが、費用より審美面を重視するなら裏側矯正が適しています。

 

・マウスピース矯正の場合
透明な装置を利用するマウスピース矯正の場合、費用は部分矯正が10~60万円程度、全体矯正が60~100万円前後です。インビザラインなどのマウスピース矯正を検討中の方は、この金額を目安にしましょう。ただ、歯科医院によってはカウンセリングや検査料、毎月の調整料が発生します。

 

歯科矯正において、ワイヤー矯正(表側矯正)は治療費が安価と言われています。しかし、実際はマウスピース矯正のほうが安く済む症例も多いため、必ずしも表側矯正が最適とは限りません。治療費を抑えたい方は、治療方法を慎重に判断するべきでしょう。

マウスピース矯正は装置が目立たず、いつでも自由に取り外しできるメリットがあります。飲食中はもちろん、歯磨き時も取り外せますので、生活への影響もほとんどありません。

一方、マウスピース矯正の治療期間は2~3年です。ワイヤー矯正よりも歯をゆっくり移動させますので、その分時間がかかります。

■当院の初期費用など、費用面について


 

もし費用が気になる方は、当院での治療もご検討ください。当院では、患者様の負担をできるだけ抑えられるように、手頃な料金で矯正治療を実施しています。

 

一般的な歯科医院では、初回のカウンセリングや診断時に料金が発生します。診断料は3万円程度が相場ですが、当院では無料で診断しています。もちろん初回相談料も頂きません。

 

矯正治療を始めると、毎月歯科医院へ通院して矯正装置を調整してもらう必要があります。一般的な歯科医院では、毎月調整料を請求していますが、当院なら調整料も無料です。一般的な調整料の相場は3~5千円ですので、年間3~6万円程度を節約できます。

また、治療費は部分矯正が簡易的な症例で44万円、通常の症例で77万円です(いずれも税込)。デンタルローンを利用すれば、月々あたり4,300円または7,600円のお支払いで済みます。治療の途中で追加費用が発生することもありませんので、相場よりも手頃な料金で矯正治療が可能です。

■当院の矯正について


当院では、主にインビザラインを使用した矯正治療を行っています。インビザラインは、1990年代にアメリカのアラインテクノロジーが開発したマウスピース矯正装置です。これまでに世界で多数の患者様が利用した実績があります。当院のマウスピース矯正は難症例でも治療可能で、全ての歯並びの矯正に対応しています。

 

また、インビザラインは独自にランクを設けており、当院はダイヤモンドプロバイダーに認定されています。ダイヤモンドプロバイダーは、インビザライン矯正が年間150症例以上の医療機関に与えられるランクです。当院はインビザラインの実績が多数ありますので、安心して治療を受けて頂けるかと思います。

 

前歯の部分矯正や、歯を抜くことなく矯正を実施するプラン、痛みを抑えた矯正プランなど、さまざまなプランを提供しています。患者様の悩みや希望に合わせた提案をしていますので、まずはお気軽にご相談ください。お急ぎの方には、短期集中で歯並びを矯正するプランも提案可能です。

 

後戻りしてしまった歯の矯正プログラムも用意しています。過去に他の歯科医院で治療した歯並びが戻ってしまった方も、当院にご相談ください。噛み合わせをしっかり整えると同時に、後戻りのリスクを抑えた治療方法を提案します。

■矯正は高い…というのは間違った情報


矯正治療の相場を見て、意外と安い・高くないと感じた方も多いのではないでしょうか。治療方法によって差があるものの、手が届きにくい金額ではないかと思います。

 

他の歯科治療と比べても、歯科矯正の費用が際立って高額なわけではありません。例えばインプラントの場合、1本あたり30~40万円程度の費用がかかります。インプラントの種類・本数次第では100万円を超えますので、矯正治療だけが高い、とは言い切れないのです。

ワイヤー矯正(表側矯正)とマウスピース矯正なら、70~80万円ほどで治療を受けることが可能です。初期費用はかかるものの、保定後は半永久的に効果が続きます。矯正治療後は、噛み合わせや発音が改善されるため、日常生活における恩恵も大きなものがあります。

先に述べたように、クレジットカードの分割払いや、デンタルローンを利用すれば、初期費用の負担を軽減できます。一度にまとまったお金を用意できない方、資金の工面が難しい方でも、安心して治療を受けることが可能です。分割払いなら月々数千円で済むため、家計の負担も減らせるかと思います。

■まとめ


歯並びが悪化すると、満足に咀嚼ができなくなるばかりか、発音・滑舌が悪くなるおそれがあります。顔の輪郭が変化する場合もありますので、ぜひ矯正治療を受けることをおすすめします。

 

歯科矯正は高いと思われがちですが、治療方法によって異なります。表側矯正やマウスピース矯正なら、70~80万円程度で矯正治療が可能です。

当院の場合、通常の症例なら77万円で歯並びの矯正が可能です。カウンセリングや診断料も無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。

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インビザラインの「チューイー」って何?使い方を徹底解説

2023年7月14日

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

インビザラインでは、チューイーと呼ばれる補助具を用いて治療する場合があります。必要不可欠ではありませんが、当初の計画通りに治療を進めたいのであれば、チューイーを使うことをおすすめします。使用を怠ると、マウスピースが適切に装着されず、治療に少なからず影響が及ぶ可能性もあります。

今回は、チューイーの詳細や交換のタイミング等を紹介します。

 

目次

■インビザラインの「チューイー」とは?
■インビザラインでチューイーを使用して得られる効果とは
■チューイーの使い方と目安の使用時間
■チューイーを使用する際に注意したい点
■チューイーを交換するタイミングは?
■まとめ

■インビザラインの「チューイー」とは?


インビザラインのチューイーは、ロール状のチューブのような補助具です。本体はシリコンでできており、アライナートレーシーターと呼ばれる場合もあります。主にマウスピースが歯から浮き上がらないように、しっかりとフィットさせるために使います。

 

インビザラインの治療で用いるマウスピースは、歯にピッタリとフィットさせることが重要です。しかし、マウスピースを交換したばかりの時期などは、歯にフィットせず、浮き上がってしまう場合があります。チューイーは、こうしたマウスピースの浮きを改善するために用いられています。

チューイーは弾力があり、何度か繰り返し使うことが可能です。ただ、使用しているうちに弾力性が低下しますので、適切なタイミングで交換する必要があります。もしストックがなくなった場合、他のもので代用できますが、あくまでも代用品です。チューイーの価格は1袋数百円と安いため、歯科医院で何袋かまとめて購入しておきましょう。

■インビザラインでチューイーを使用して得られる効果とは


チューイーの効果は、インビザライン治療を計画的に進めやすくなる点にあります。インビザラインは、治療開始時に歯並びの変化をシミュレーションします。適切にマウスピースを装着すれば、治療期間が当初の計画より大幅に延びることはありません。しかし、マウスピースを正しく装着できていなかった時は話が別です。マウスピースを浮き上がった状態で装着し続けた場合、治療が計画どおりに進まなかったり、歯が想定と異なる方向に移動したりするおそれがあります。

 

チューイーは、マウスピースと歯をしっかりと密着させ、治療計画の遅れやトラブルを予防する役割を果たしています。チューイーを噛む時、マウスピースには力がかかりますので、ピッタリ装着することが可能です。もちろんチューイーなしで計画どおりに治療することも不可能ではありません。ただ、インビザラインにおけるチューイーの重要性は高いため、できる限り用いることが望ましいといえます。判断に迷った時は歯科医師と相談し、使用すべきかどうかアドバイスを受けるとよいでしょう。チューイーを使わないことで得られるメリットはありません。一方で理想通りに歯が動かず、治療計画が遅れる可能性もあるなど、使わないことによるデメリットのほうが目立ちます。マウスピースの装着に慣れてくると、チューイーなしでも装着できるようになると思います。ただ、慣れないうちはチューイーを使い、歯にフィットさせることを心がけましょう。

■チューイーの使い方と目安の使用時間


時計

時計

インビザラインでチューイーを用いる時は、正しい使い方を覚えることが重要です。最初はコツが掴めず、なかなか思うように使えないかもしれません。しかし、使い方は難しくありませんので、すぐに慣れると思います。もしうまくいかない時は、歯科医師から使用方法のレクチャーやアドバイスを受けましょう。チューイーを使う前に、まずマウスピースを装着します。鏡でチェックしながら、指で押しながらゆっくりと装着しましょう。この時、マウスピースが歯から浮いていても問題ありません。

 

マウスピースを装着したら、次に前歯でチューイーを挟み込みます。上下の前歯で加え、落ちないように挟み込んでください。そのままの状態を保ち、歯でチューイーを噛み切るようにグッと力を入れます。そしてチューイーを外し、マウスピースが浮いていないか確認しましょう。マウスピースが歯に密着し、浮いていない状態ならOKです。

 

前歯が終わったら、今度は隣の歯も同様にチューイーを使います。最終的に奥歯までチューイーを噛み、マウスピースが密着すれば問題ありません。なお、奥歯は見えづらいため、ガムを噛むイメージで使うのがおすすめです。両奥歯でしっかり噛めば、マウスピースと歯を密着させられます。チューイーを使用する時間の目安は2~3分程度です。最初は5~10分程度かかるかもしれませんが、慣れれば短時間で済みます。なお、チューイーの使用を続けるためにも、徐々に習慣化させていきましょう。

 

ただ、新しいマウスピースへ交換した際は、マウスピースと歯の間に隙間ができやすくなります。チューイーの利用に慣れてしまった方も、時間をかけ、歯とマウスピースを密着させることが重要です。

■チューイーを使用する際に注意したい点


チューイーを利用する時は、噛む時の力加減に注意しましょう。噛む時の力が弱いとマウスピースが歯にしっかり密着せず、隙間ができてしまうことがあります。鏡でマウスピースをチェックしながら、歯に少しずつ力を加えていきましょう。なお、チューイーは丈夫にできているので、噛み切ってしまう心配はありません。ただし、チューイーでマウスピースを無理に押し込んではいけません。マウスピースにズレが生じ、変形してしまうおそれがあります。また、歯や歯茎に強い痛みが生じることもあるので気をつけましょう。

 

チューイーを噛む順番にも注意が必要です。最初はマウスピースの前歯から始め、少しずつ奥歯へと移動させていく噛み方が正常です。最初に奥歯から始めたり、前歯と奥歯の間から始めたりしてはいけません。マウスピースが正しく装着できず、ズレが生じることがあります。チューイーを使用した後は早めに洗浄し、しっかりと乾燥させましょう。基本的に水洗いで問題ありませんが、洗わずに利用すると雑菌が繁殖します。また、乾燥が不十分な雑菌が繁殖しますので、使用後は風通しのよい場所に置いておきましょう。

■チューイーを交換するタイミングは?


不思議そうな女性のイラスト

不思議そうな女性のイラスト

チューイーは基本的に消耗品です。洗浄すれば何度か繰り返し利用できますが、適切なタイミングで交換しましょう。交換の目安は弾力がなくなった時です。新品のチューイーは弾力性があり、噛んだ時に強く反発します。しかし、何度も使っているうちに弾力性が弱まり、噛んだ後しばらく元の形状に戻らなくなる場合もあります。チューイーの弾力性が弱まると、噛んでもマウスピースがうまく装着できず、隙間ができやすくなります。弾力が乏しくなったら新品へ交換しましょう。

 

また、チューイーが破れたり、穴が空いたりした場合も交換が必要です。破損したチューイーを使うと、マウスピースがずれてしまうおそれがあります。装着時のトラブルを避けるためにも、破損した時は速やかに考案しましょう。その都度チューイーを交換するのが面倒な方は、マウスピースの交換とタイミングを合わせるのもおすすめです。同時に交換すれば、チューイーの取り替えを習慣化できます。ただし、破損した場合は話が別です。マウスピースの交換まで待たず、すぐに新品へ取り替えましょう。

■まとめ


インビザラインを治療計画通りに進めたい場合、マウスピースをしっかりと装着する必要があります。ただ、手で装着すると隙間が生じやすいので、チューイーを使いましょう。最初は時間がかかると思いますが、慣れればスムーズにマウスピースを装着できます。チューイーを使用する際は、噛む順番に気をつけましょう。前歯から徐々に奥へと噛むのが正しい順番です。また、使用後は必ず洗浄し、適切なタイミングで交換する必要があります。破損や紛失に備えたい方は、何袋かストックしておくとよいでしょう。

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インビザラインはどんな人に向いている?

2023年7月7日

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

透明なマウスピースを使うインビザラインは、人によって向き不向きがあります。治療を受けるか迷っている方は、自分の適性をチェックしてみるとよいでしょう。判断に悩んだ時は、歯科医院でカウンセリングを受けてみるのもおすすめです。

今回は、具体的にどんな人が向いているのか、についてなど紹介します。

 

目次

■インビザラインには向き不向きがある
■インビザラインが向いている人って?
■こんな人はインビザライン要注意!
■歯科医院のカウンセリングでの判断もおすすめ
■まとめ

■インビザラインには向き不向きがある


インビザラインを持っている手元

インビザラインを持っている手元

インビザラインはデメリットの少ない矯正治療の方法ですが、誰にでも適しているわけではありません。人それぞれ向き不向きがハッキリ分かれますので、治療の可否は慎重に判断する必要があります。

例えば、インビザラインは歯を抜かない症例が多いため、歯を抜きたくない方におすすめです。従来のワイヤー矯正では、歯の隙間を作るために歯を抜くことが必要な症例もあります。しかし、インビザラインは抜く必要性がある症例が少なく、ほとんどの場合は抜くことなく矯正可能です。

 

一方、インビザラインは自己管理が求められます。マウスピースの装着時間を守るのはもちろん、紛失にも注意しなくてはいけません。ワイヤー矯正より手間がかかるため、自己管理できない方には不向きといえます。

他にも、個々の事情によって向き不向きが分かれます。インビザライン治療を受けたい方は、後述する向き不向きをチェックして治療の可否を判断しましょう。

■インビザラインが向いている人って?


ワイヤー矯正とは違い、インビザラインは以下に該当する方に適しています。下記に当てはまる方や、治療に興味がある方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

 

・歯並びの乱れが比較的軽度な人
インビザラインが適しているのは、歯並びの乱れが軽度の方です。インビザラインはマウスピースを使って少しずつ歯を移動させるため、軽度の不正咬合の治療に適しています。

従来のワイヤー矯正に比べて時間はかかってしまいますが、数本の歯並びが乱れている場合や、部分的に矯正が必要な場合であれば、インビザラインを検討してみましょう。軽度の不正咬合であれば、ほとんどの症例に対応できます。

 

・矯正にあたって歯を抜きたくない人
歯を抜かない矯正治療を希望する方も、インビザラインが向いているでしょう。症例にもよりますが、従来のワイヤー矯正はスペースを確保するために歯を抜く必要がある場合もあります。しかし、歯並びによっては健康な歯を抜かなくてはいけないため、大切な歯を失うことにつながります。

インビザラインも歯を抜いても可能ですが、必須というわけではありません。歯が生えている方向や位置、隙間に問題がなければ、抜かずに治療できます。

 

・毎日20時間以上装着できる人
マウスピースを1日20時間以上装着することに問題がない場合、インビザラインが適しているといえます。ワイヤー矯正は常に装置を装着した状態にあるため、装着時間を気にする必要がありません。しかし、インビザラインのマウスピースは自由に脱着が可能な反面、最低でも1日20時間は装着することが求められます。

1日20時間以上問題なく装着できるなら、インビザラインを検討してみましょう。ただ、装着の習慣化や時間の管理が必須です。装着時間を守るのが難しい場合、生活リズムの見直しが必要といえます。

 

・適切なタイミングでマウスピース交換ができる人
インビザラインは、1~2週間に1回のペースで新しいマウスピースへの交換が必要です。このペースを守ってマウスピースの交換ができる方は、インビザラインが向いているでしょう。マウスピースを適切なタイミングで交換することで、当初の計画どおりに治療が進みます。反対にタイミングがずれた場合、治療計画の延長や見直しが必要になる可能性があります。

 

・ケア、メンテナンスができる人
治療で使うマウスピースを適切にケア・メンテナンスできる方もインビザラインが向いています。マウスピースは色移りしやすく、使い続けているうちに雑菌が繁殖します。そのため、ほぼ毎日歯ブラシで磨いたり、洗浄剤を使って洗ったりする必要があります。こうしたケア・メンテナンスに毎日取り組める方は、インビザライン治療もほとんど苦にならないでしょう。

 

・ワイヤーを使った矯正が嫌な人
ワイヤー矯正が嫌な方や、不安を感じる方にもインビザラインがおすすめです。ワイヤー矯正は装置が目立ってしまうほか、人によっては違和感や痛みを覚えてしまう場合があります。感じ方は人それぞれですが、ストレスを感じる方も中にはいます。

インビザラインのマウスピースは透明で目立たないうえ、違和感・痛みもほとんどありません。ワイヤー矯正が嫌な方でも、安心して治療を受けられます。

 

・飲食時には装置なしで食べたい人
矯正治療中も装置を取り外して飲食を楽しみたい…そんな方にもインビザラインが適しています。マウスピースは1日20時間以上装着が必要ですが、いつでも好きな時に取り外せます。取り外した状態で飲食できますので、装置の違和感に悩まされる心配はありません。

ワイヤー矯正は常時装置を取り付けているため、少なからず違和感が生じます。また、装置と歯の隙間に食べかすが詰まりますので、取り除くための歯磨きの手間が増えます。

 

・どうしても装置を外したいタイミングがある人
仕事中に短時間だけ装置を外したい、重要なイベントの時は装着したくないなど、何らかの理由で装置を外したいタイミングがある方にも向いています。ただし、マウスピースは1日20時間以上装着が必要です。装着時間をしっかり守れるように、時間の管理を徹底しましょう。

■こんな人はインビザライン要注意!


インビザライン

インビザライン

一方、下記に該当する方にはインビザラインがおすすめできません。ワイヤー矯正など、他の治療方法を検討したほうがよいでしょう。

 

・歯を大幅に移動しないといけない人
重度の不正咬合など、歯が大幅に乱れている方は、インビザラインが不向きといえます。インビザラインは、マウスピースを利用して0.2~0.3mmずつ歯を移動させます。1ヶ月でも最大1mm前後しか歯を動かせないため、大幅な移動を要する症例には不向きです。ただ、個々の症例によりますので、カウンセリングを受けて判断するとよいでしょう。

・管理を正しくできない人
マウスピースや装着時間の管理が難しい方も、インビザラインは向いていません。何度か触れたとおり、インビザラインは1日20時間以上の装着が必要です。もちろん20時間を下回る日がずっと続いた場合、治療計画の大幅な見直しが求められます。

また、マウスピースの自己管理も必須で、破損や紛失に注意しなくてはいけません。もし破損・紛失した時は、新しく作り直す必要があります。再作成は時間がかかるため、治療期間も延びてしまうでしょう。

■歯科医院のカウンセリングでの判断もおすすめ


もしインビザラインを始めるか迷った時は、歯科医院でカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。カウンセリングでは、歯科医師が患者さんに対して悩みや不安を丁寧に聞き、検査で現在の状態をしっかりと確認します。そのうえでインビザラインの適性を判断しますので、判断で迷った時におすすめです。

 

当院では、矯正治療に関するカウンセリングを無料で実施しています。診断料も頂きませんので、歯並びやインビザライン治療でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。小さな悩み・相談でもしっかりお応えします。

カウンセリングを受けたら無理やり治療を勧められるのではと、不安を感じている方もいらっしゃると思います。しかし、無理やり治療を勧める歯科医院はめったにありません。当院も患者様の意思を第一にしていますし、治療内容・費用についても丁寧な説明に努めています。カウンセリングに不安を感じている方も、安心してご利用ください。

■まとめ


インビザラインは歯を抜く必要性が低く、装置を自由に取り外しできる点が魅力です。軽度の不正咬合の方や、ワイヤー矯正が嫌な方は、治療を検討してみてはいかがでしょうか。ただし、重度の不正咬合の方や、装着時間の管理が難しい方には不向きです。ワイヤー矯正も含めて検討しましょう。

迷った際は、歯科医院でカウンセリングを受けてみるのもおすすめです。当院のカウンセリングは無料ですので、歯並びでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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