矯正歯科治療のカウンセリング/相談/セカンドオピニオンで確認すべきこと。
2023年5月26日
こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。
矯正治療前に実施するカウンセリングは、矯正治療の内容や治療期間を決める重要なステップです。
矯正で失敗しないためにも、不安点や分からないことはしっかりと聞き、安心して治療を受けられるようにしましょう。
■矯正治療のカウンセリングで確認不足だと後悔することもある
矯正治療について、治療方法や治療期間、費用など、様々な疑問や不安を抱えている方は多いと思います。カウンセリングは、こうした疑問や不安を解消する最初で最後の機会です。もし確認が足りなかった場合、治療を開始してから後悔したり、トラブルが起こったりするおそれがあります。
矯正治療のカウンセリングでは、歯科医から治療方法の提案や、期間・費用についての説明が受けられます。しかし、歯科医の説明がよく分からず、理解できないまま治療を始めてしまうことは避けるべきです。
理解できないまま治療に入ると、治療方法などについて認識の齟齬が生じる可能性があります。また、本当に歯並びが矯正できるのかなど、不安を抱えたまま治療を開始することになります。このような事態を避けるためにも、カウンセリング時に疑問や不安はすべて解消することが求められます。
疑問・不安はカウンセリングですべて解消
■自分の症例が治療適応か確認すべき
カウンセリングで何を聞けばよいか分からない方もいらっしゃると思いますが、必ず治療の保険診療の適応可否を聞いておきましょう。ご自身の歯並びの症例は保険の対象になるのかどうか、カウンセリングで確認する必要があります。
矯正治療は、症例によって保険適応の可否が分かれてしまうのがネックです。噛み合わせに著しい問題が生じているものなど、保険が適用されるケースもあれば、治療費は全額自己負担というケースもあります。ただ、矯正治療のほとんどは審美面の改善が目的で、健康保険が適応されません。治療費を全額自己負担する自由診療になるケースが大半を占めています。
カウンセリング時には、歯科医から保険適応や費用についての説明があると思います。しかし、説明が大雑把なケースもありますので、しっかり聞いておきましょう。もし保険適応の可否が曖昧なままだと、費用をめぐってトラブルになるおそれがあります。
なお、カウンセリングには30分~1時間程度かかります。検査も含めて2時間少々必要ですので、予約する際は時間に余裕を持っておきましょう。事前に電話やメールで歯並びの状態や悩みを相談し、治療適応を確認しておきましょう。
■矯正治療中に守るべきルールの確認
矯正治療の方法は多数ありますが、それぞれ治療中は守るべきルールがあります。ここでは、インビザラインを例に、矯正治療中に守るべきルールのポイントをご紹介します。
○1日20時間以上の装着が必須
インビザラインは、時間をかけてゆっくりと歯を移動させる治療方法です。マウスピースの装着時間は1日20時間が目安で、ほぼ1日装着する必要があります。就寝時も含め、1日ずっと装着することを前提に治療を受けましょう。1日20時間に満たないと、歯の移動が遅くなり、治療計画の変更が必要になる場合があります。
○マウスピースのケアが必須
インビザライン治療中に装着するマウスピースは、定期的な洗浄が必要です。マウスピースは透明な樹脂であり、コーヒーやタバコのヤニが色移りすることがあります。また、隙間に雑菌が溜まっていきますので、洗浄しないと虫歯や歯周病を招いてしまいます。マウスピース専用の洗浄剤を使い、1日1回は洗浄する習慣をつけておきましょう。
○歯磨きなどのケアも重要
インビザライン治療中は、ほぼ1日マウスピースを装着しなくてはいけませんが、毎日歯磨きなどのケアを行いましょう。マウスピースを外すのが面倒だからといって、口腔内のケアを怠ってはいけません。万が一虫歯や歯周病になった場合、インビザラインを中断して虫歯などの治療をする必要があります。治療スケジュールが延びてしまいますので、こまめにケアしましょう。
○マウスピースを交換するタイミングを守る
マウスピースの交換タイミングを守ることも重要です。インビザラインのマウスピースは、歯の動きに合わせて交換していきます。タイミングは症例や年齢によって異なるものの、1~2週間に1回程度の頻度で交換する必要があります。同じマウスピースを長期間使うことはできません。歯科医の指示に従い、適切なタイミングで交換しましょう。
○定期的なフォローアップ診察
インビザライン治療中は、定期的に診察を受けることも大切です。通院の頻度に関しては、歯科医師からその都度説明があると思います。定期的な診察では、歯並びの状態をチェックし、治療計画との違いが生じていないか確認を行います。また、虫歯や歯周病の有無など口腔内の状態をチェックしますので、数ヶ月に1回の頻度で通院しましょう。
■矯正治療に必要な費用もカウンセリングで確認
矯正治療をするにあたって、費用が気になってしまう方は多いと思います。少しでも不安を和らげたい方は、カウンセリングの際に聞いておきましょう。
矯正治療にかかる費用は、治療方法によって異なります。例えば表側のワイヤー矯正の場合、治療費は60万円~100万円ほどです。一方、裏側矯正は表側矯正よりも高額で、100万円を超えることも珍しくありません。裏側矯正を選んだ結果、数十万円ほど出費が増える可能性があります。
マウスピース矯正は、部分矯正で30~50万円前後、全体の矯正で70~100万円程度かかります。ワイヤー矯正と同様に費用の差が大きいですが、症例や年齢、治療期間など、様々な要因で変わります。インビザラインも費用も同様で、一般的な歯科医院では50~100万円ほどかかります。ただし、100万円を超える可能性もあるので注意しましょう。
当院のマウスピース矯正(インビザライン)の場合、治療費は簡易的な症例は44万円、通常の症例が77万円、難症例は99万円(いずれも税込)です。治療費は定額制で、治療の途中から追加費用が発生することはありません。
また、当院のマウスピース矯正は相談料や診断料、月々の調整料が無料です。診断料は通常3万円前後、調整料は3~5千円前後かかりますが、当院はすべて治療費に含まれています。費用を抑えたい方はぜひご検討ください。
治療費もカウンセリングで確認
■矯正治療のカウンセリングではメリット・デメリットを確認
矯正治療のカウンセリングを受ける際は、治療方法のメリット・デメリットも聞いておきましょう。矯正治療の方法は多種多様ですが、いずれも少なからずメリットやデメリットがあります。
例えばワイヤー矯正の場合、表側矯正なら治療費を抑えられるメリットがある一方、ワイヤーが目立つ点がデメリットです。裏側矯正は審美面の問題を解決できますが、治療費が高額になります。また、歯並び次第では歯を抜く必要があるなど、治療が大掛かりになる症例もあります。
インビザラインなどマウスピース矯正は、装置を自由に外せるメリットがあります。治療費も抑えめで、ワイヤー矯正より出費が抑えられることも珍しくありません。しかし、歯並びを少しずつ矯正していくため、治療に1年~3年程度の期間を要します。
どのような治療方法を提案された場合でも、違いを理解したうえで決断する必要があります。カウンセリングの際は、メリットだけでなく、デメリットもしっかりと聞いておきましょう。
治療のメリット・デメリットを確認
■まとめ
歯並びが悪い状態を放置すると、食べ物がうまく噛めなかったり、顔の輪郭が変化したりと、生活に様々な影響を及ぼします。もし歯並びが気になる方は、矯正治療を検討してみてはいかがでしょうか。
歯科医院では、矯正治療へ入る前に必ずカウンセリングを実施します。治療方法の提案や費用・期間の説明を受けられますので、一度相談してみるのもおすすめです。ただし、疑問や不安がある状態で治療に入ってはいけません。分からない点はカウンセリングで確認しておきましょう。
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インビザライン矯正の治療期間が長い人、短い人の違いは?~抜歯/非抜歯、装置の装着期間
2023年5月19日
こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。
インビザライン矯正の治療期間は患者様により異なります。
治療期間の長さがご不安な方は、この記事をご参考になさってください。
■インビザラインの治療期間は人によって異なる
マウスピースを使用した利便性の高い矯正治療のインビザラインは、透明のマウスピースを使用するため非常に人気があります。ご飯を食べる時や歯磨きの際には外すことが可能で、また仕事や重要なイベントでマウスピースを外したい時にも取り外せる点も魅力です。
そんなインビザラインですが、治療を完了させるためには一定期間装着する必要があります。毎日20時間以上装着しなくてはならず、そういったルールを守らない場合には理想の歯並びにならなかったり、矯正治療の完了が遅れるケースもあります。
ワイヤーを歯に装着しなくて良いのでインビザラインは比較的気軽ですが、できることなら早く治療を終わらせたいところです。高精度なシステムを用いて作られるアライナーにより徐々に歯を移動させ、各々が希望する歯列を実現させます。
具体的な期間は人それぞれ異なりますが、インビザラインの場合はアライナーの装着を始める前の段階で、どのように歯が移動していくのか、そして大まかな期間も分かります。
人によって治療期間が異なるので、体験談を読みその期間を鵜呑みにせず、カウンセリングなどに行き、目安の期間を確認するのもおすすめです。
人により治療期間が異なるのでカウンセリングで確認
■インビザラインの治療期間が短い人の特徴・事例
インビザラインの治療期間が短い人の特徴や事例を紹介します。
まず特徴ですが下記の通りです。
- マウスピースの装着時間を守っている
- マウスピースを交換すべきタイミングを守る
- 虫歯や歯周病にならないようにきちんとケアをしている
- 歯科医院でのチェックを怠らない
どうしても自由に取り外しできるため、装着時間を守らずにいる人も多いです。しかし短い期間で終わる患者様というのは、ルールをきちんと守っておられます。装着時間だけでなく、交換のタイミングやその他の口内ケアもとても重要です。
以上の他にも、症例が理由で期間が短くなる人もいます。
部分的な矯正の場合は早い場合で1年程度で終わるケースもあります。そして「軽度」という点も、治療期間が短い人に共通します。
例えば下記であれば、短めの期間でインビザラインの治療ができるでしょう。
- 軽度の出っ歯
- 軽度の上顎犬歯の低位唇側転位
- 前歯が軽くねじれている
- 前歯の噛み合わせ
インビザラインを希望される方の中にはこういった症例の患者様もたくさんいらっしゃいます。思っている以上に短い期間で治療が終わることもあるため、お気軽にご相談ください。
「歯列の問題でいろいろと悩んでいるけれど、自分の程度がどれくらいなのか分からない」というケースもあるでしょう。自己判断すべきではありませんので、矯正歯科の専門医師に頼ってみましょう。
治療期間の事例(短い場合)
■インビザラインの治療期間が長い人の特徴・事例
インビザラインの治療期間が長い人の特徴や事例を紹介します。
まず特徴ですが下記の通りです。
- 装着時間のルールを守らない
- マウスピースのケアをしっかり行わない
- マウスピースの交換時期を守らない
- 医師ではなく、自己判断で決めてしまう
- 歯磨きをはじめとしたメンテナンスを怠る
- 定期検診などを受けない
面倒な気持ちは分かりますが、装着ルールを守らないと、治療が長期化するだけでなくて治療そのものが失敗する恐れもあります。初めにマウスピースの装着や取り外しに関するルール説明がありますので、しっかり守りましょう。
歯磨きなども想像以上に重要で、虫歯や歯周病になるとそちらの治療が優先されるため、インビザライン治療は一旦お休みになります。その間に移動した歯が戻ってしまう恐れもあるので、日常的な口腔ケアはかなり大切です。インビザライン治療の通院の際に口内のチェックをしてもらうようにしましょう。
上記は日常的なルールに関する内容でしたが、症例によっても治療が長期間化するかどうかが大きく変わってきます。
例えば下記の場合は、インビザラインの治療が長くなるでしょう。
- 全体的な矯正
- 歯を抜く場合
- 重度な症例
- 歯槽骨が硬い
- 治療途中での口内疾病の罹患
やはり部分的な矯正よりも全体的な矯正の方が時間が長くかかります。とは言っても、基礎的なルールを厳守するとスムーズに治療が進んでいくので、仕上がりに満足できる可能性も高まります。治療が長引く理由のひとつに、「仕上がりに満足できない」がありますからね。
治療期間の事例(長い場合)
- 重度の叢生…3年間
- 歯を抜く必要があった…2年間
- 虫歯を患った…2年間
■インビザライン矯正のルールを守るための一工夫
インビザラインの治療期間に直接的にかかわる「ルールの厳守」ですが、意外と難しいのが実情です。しかし一工夫することで、マウスピースの装着を忘れにくくなり、きちんとした口内ケアも行いやすくなります。
代表的な工夫の方法は以下の通りです。
- アプリを使う
- 生活リズムに気を遣う
- マウスピース専用ケースを持ち歩く
今は多種多様なスケジュール管理アプリがあります。自分が使いやすいものを選びましょう。例えば、食後の時間帯にスマホの画面に「マウスピースを装着」などと表示させておくと忘れにくくなります。
そして生活リズムに気をつければ、規則正しい一日の流れとなるので、結果的にマウスピースの装着や口内ケアを忘れにくくなるでしょう。
インビザライン矯正のルールを守る方法としてアプリの活用などがある
■マウスピース矯正だからこそ長期間でも耐えやすい
様々説明しましたが、「長期間かかる」ということが悪いわけではありません。
患者様の気の緩みなどが原因であれば問題ですが、重度な症例であれば仕方ありません。
光加速矯正装置のような加速矯正装置を活用することで、矯正効果が加速します。面倒なものではなく、1日あたり数分程度口に咥えるだけでOKという優れもの。状況次第ではこういったものを使うのも良いでしょう。
インビザラインはマウスピースを使った矯正なので、仮に長期間化したとしても耐えやすいと言われています。従来のワイヤーを使用したものであれば人目が気になりますが、インビザラインはそういった部分にも配慮して作られているのでおすすめです。
ご飯を食べる際に取り外せる点も患者様にとっては非常に喜ばしいことです。そして装着すべき時間は決まっていますが、好きなときに取り外し可能な点は従来の矯正治療にはない強みです。
■まとめ
今回はインビザラインの治療期間の例について紹介しました。
治療期間が1年くらいの人もいますし、3年以上かかるようなケースも見られます。その理由は多々ありますが、症例によるものが大きいです。
軽度の場合は短い傾向にあり、逆に重度な場合や歯を抜く必要がある際などは、治療期間が長くなりやすいです。
インビザラインの治療開始前に伝えられるルールをしっかり守り、また歯磨きをはじめとしたケアも行えば、予定よりも長引くリスクは少ないでしょう。
自分の目安の治療期間を知りたいという場合には、インビザライン治療を実施している歯科医院で相談しましょう。当院では、無料でのカウンセリングもしており、様々な悩みの解決も行います。インビザラインの「ダイヤモンドプロバイダー」に認定されているので安心してください。
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インビザライン矯正が適応できない人とは?~骨格的な問題、自己管理、歯並びが大きく崩れている
2023年5月12日
こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。
インビザライン治療が向いているかどうかは、カウンセリングを受ければわかります。
インビザラインが向いている方はたくさんいらっしゃいますので、ご興味がございましたら歯科医師にご相談ください。
■インビザラインにも向き・不向きがある
最近注目されていて治療者数も増加しているインビザラインですが、向き・不向きがあることも事実です。様々な矯正治療法が登場していて患者様はある程度自由に選べる状況にあるものの、それぞれの治療法には特徴があり、適用可能な症例もあれば適用不可能な症例も存在しています。
こういった事実から、インビザラインだけではなく、矯正治療をする際には自分が向いているのかどうかを判断することになるでしょう。
難しく考える必要はなく、歯科医院でのカウンセリングに行けば全て分かります。例えば、当院であれば無料でのカウンセリングを実施しています。向いているかどうかだけでなく、その他多くの治療に関する情報を得られます。ちなみに、現時点で虫歯や歯周病に罹患している場合は、そちらの治療を優先することになります。
インビザラインが向いているかはカウンセリングでわかる
■インビザラインが向いていない人はこんな人
インビザライン治療が向いていないのは下記のような人です。
○重度の矯正で、歯を抜く必要がある人
矯正治療といっても千差万別であり、非常に軽度な人もいればかなり重度な人もいらっしゃいます。歯並びを美しくするために、「歯を抜く」必要性が出ることもあります。抜く歯の本数が少ない場合など条件さえ合えば、インビザライン治療も可能です。しかし抜く歯の本数が多い場合や移動する歯の距離が長い場合にはインビザラインは向きません。やはりそういった状況の場合は、ワイヤー治療に分があります。
○骨格的な問題を抱えている人
ケースバイケースですし、検査をしてみないと分かりませんが、顎の骨格が他の人とは異なっている(変形など)場合にはインビザラインは向きません。自分では大丈夫だと思っていても、検査の結果骨格的な問題が見つかり、インビザライン治療ができないケースもあります。
○使用方法の厳守ができない人
ワイヤー治療は歯科医院で取り付け、そのままの状態で日常生活を過ごします。しかしインビザラインは専用のマウスピースを使用して歯並びを良くします。ということは、マウスピースの頻繁な装着や取り外しの必要性があるだけでなく、適切な洗浄や保管も不可欠です。そして何よりも一日20時間以上使用しなくてはならない、という点が問題です。使用に関するルールを守れなければ理想とする歯並びの実現は不可能になってしまいます。
インビザラインはたくさんのメリットがある半面、自分自身に課された重要な約束事があることも理解しておきましょう。
その他、歯並びの問題が複雑過ぎる場合、噛み合わせの問題がある人もインビザラインはあまり向いていません。
インビザラインは重度の場合などには不向き
■インビザラインが向いている人はこんな人
逆にインビザラインの矯正治療が向いているのはどんな人なのか、見ていきましょう。
○比較的軽度で、歯を抜く必要がない人
インビザラインは様々な症例に対応しているものの、一般的には軽度な症例におすすめです。矯正治療をするにあたり歯を抜くこともありますが、インビザラインの場合は抜かない場合に特におすすめです。歯科医師にチェックをしてもらい、自分の歯並びの問題や歯を抜く必要があるのかなどを知っておきましょう。
○ルールを守れる人
装着時間の問題は当然ですが、それ以外にもマウスピースの管理なども求められます。忘れることなく装着することができ、面倒がらずにきちんと洗浄や管理が行える人に向いています。
○ワイヤーが見えるのが嫌で、重大事に一時的に外したい人
ワイヤーが見えると恥ずかしい…という意見もよく耳にします。そんな人にもインビザラインは向いています。マウスピースは簡単に取り外しできるので、仕事などでどうしても「外さなくてはならない」というケースにも最適です。もちろん外すといってもこの治療法は時間的なルールがあるので、そちらを第一に考えましょう。
インビザラインは軽度な場合に向いている
■矯正治療前に把握しておく重要性
矯正治療を開始する前に「自分がインビザラインに向いているか」「自分に最適な矯正治療は何なのか」を把握しておく必要があります。
しっかり把握しておけば事前の心の準備もゆったりとできますし、矯正治療前の独特の不安感も取り去りやすくなります。
多々ある矯正治療の方法ですが、各歯科医院によって取り扱いのない場合や、取り扱いがあったとしてもそれほど得意ではない…というケースもあります。早めに把握しておけば、その分野で強みを発揮する歯科医院を選びやすくなります。
せっかくインビザライン治療を受けるなら、得意なところで受けたいですよね。当院はインビザライン「ダイヤモンドプロバイダー」に指定されていますので、安心して治療に臨むことができます。無料のカウンセリングサービスをご用意しており、また本来であれば3万円くらい必要な「検査診断」も無料で行います。治療開始までは一切費用は必要ないのでご安心ください。
「把握する」といっても難しい事ではなく、信頼できる歯科医院に足を運んで検査やカウンセリングを受けるだけでOKです。
■インビザライン治療が向かない場合の対処方法について
インビザラインの治療が向かない人もいらっしゃいます。そういった場合も、治療法を変えたり、工夫をすることで矯正が可能になるケースもあります。
ルールを守れないためにインビザラインが向かないという場合には、同居人に管理などの協力を頼んだり、自分自身の心構えを見つめ直すことで、いくらでも対処可能です。噛み合わせが良くなった自分を想像することでモチベーションを高め、ルールを守れるようにする、という対処方法も有効です。
たくさんの歯を抜く必要がある場合や歯を移動させる距離が長い場合は、その症例に最も合った矯正治療法をしましょう。向かない症例であるにもかかわらず実行してしまうと、目指す歯並びになるどころか、お金を無駄にするだけです。
例えばワイヤー治療は、歯の前面に着ける方法以外に、裏面に装着する治療法も人気です。そういった矯正方法もうまく活用すれば、インビザラインほどではありませんがあまり目立たせずに目標の歯並びに近づけるはずです。
骨格に問題がある場合や顎が変形しているケースも、専門の歯科医師に相談してください。
今は本当にいろいろな矯正法や治療法が発達しているので、以前は不可能だった症例でも無事に矯正できることも珍しくありません。
■まとめ
インビザラインが向いていない人もいることが分かりました。
しかし「向いていない理由」も様々あり、性格などが起因しているものなど、自分の努力次第で解決できる問題もありました。
多くの歯を抜かなくてはならない場合や歯を動かす距離が長い場合は難しく、インビザライン以外の矯正方法を見つけることになるでしょう。
人それぞれ歯並びや骨格は異なっているため、全ての人に最適な矯正治療方法はありません。自分に合った方法はどれなのかを知るためにも、歯科医院でのカウンセリングは必須です。そうすると、インビザラインが向いているのか向いていないのかが分かってきます。
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受け口(しゃくれ)の体への影響は?矯正方法の紹介~顎関節症、咀嚼障害、顔貌変化の問題
2023年5月5日
こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。
受け口は顎関節症の原因になるなど、体に影響を及ぼす場合があります。
早期発見・早期治療が大事で、対処が早いほど影響も抑えられますので、お悩みの方は、歯科医院で相談してみてはいかがでしょうか。
■受け口とは?
受け口とは、歯列の噛み合わせに異常があり、下あごが前に出ている状態を指します。一般的な歯並びは、上の歯が下の歯に被る状態となっています。一方の受け口は、下あごが前に出ている状態です。そのため、上あごと下あごの歯が合わず、歯並びが乱れることがあります。
受け口は、成長過程での歯並びの乱れや噛み合わせの不均衡のほか、先天的な問題などが原因とされています。受け口があると、歯並びだけでなく、発音や咀嚼にも影響が及ぶことがあります。また、口呼吸が多くなったり、顎が痛くなったりと、さまざまな不快な症状を感じる方もいます。
なお、受け口は治療が可能な症状の一つです。治療方法としては、矯正歯科による矯正治療や、顎の骨を修正する方法などがあります。矯正治療の場合は装置を装着して、歯並びを整えて噛み合わせと受け口の解消を目指します。一方の手術療法は、顎の骨の形を変えることで歯並びを整えます。
受け口の治療方法には、それぞれメリットとデメリットがあります。現在の症状や矯正治療にかけられる費用・時間などを考慮し、適切な治療方法を選択しましょう。
受け口とは下あごが前に出ている状態
■早期発見・早期治療が大切
これは虫歯や歯周病など他の病気にもいえますが、受け口は早期発見と早期治療が大切です。受け口は早めに治療するほど改善しやすく、治療にかかる期間も短くなります。ご自身の負担も軽減されますので、受け口が気になる場合は早めに治療することを心がけましょう。
治療する費用がもったいない、通院する時間が取れないと考えている方も中にはいらっしゃると思います。確かに費用はかかりますし、治療するなら歯科医院への定期的な通院が必要になります。
しかし、受け口は審美面だけでなく、健康にも悪影響を与える可能性があります。顎関節症は代表的な症状で、顎の関節が強い痛みを発することも珍しくありません。咀嚼が難しくなって、食べ物の消化に影響が及ぶおそれもあります。
いずれにせよ、受け口は放置せず、1日でも早く治療に取りかかることが大切です。ただ、長期的な治療計画になる場合もあります。歯科医師と相談し、治療スケジュールを立ててもらいましょう。
受け口は早めに治療するほど改善しやすく治療期間も短い
■受け口が原因で体に影響はあるの?
受け口の影響は人それぞれですが、体に影響を及ぼす方も少なくありません。美容面はもちろん、健康にも影響するおそれがあります。もし私生活で影響を感じているなら、改善を検討してみてはいかがでしょうか。
○咀嚼への影響
受け口は噛み合わせの問題を引き起こします。下顎が前方に突き出るため、上下の歯が正しく噛み合わなくなり、咬合力が分散されてしまいます。そのため、食べ物を十分に咀嚼することができず、消化不良を引き起こす可能性があります。
○口呼吸の増加による口腔内の環境変化
受け口は口腔内の環境にも影響します。受け口によって下顎が前に突き出ることから、舌が奥に詰まってしまう場合があります。これによって喉や呼吸に負担がかかり、口呼吸の回数が多くなる方もいます。なお、口呼吸はのどの乾燥を招き、口臭が強くなるなどの問題を引き起こす可能性があります。
○顔の輪郭の変化
受け口は顔のバランスにも悪い影響を与えます。先に述べたように、下顎が前方に突き出
てしまうため、顔の輪郭が変化して縦長の顔に見えてしまう場合があるのです。
また、上唇と下唇のバランスが崩れてしまうため、口角が下がって見えるケースも少なくありません。顔の輪郭が変化するため、人によってはトラウマになったり、見た目に対する自信の低下に繋がったりする可能性があります。
○顎関節症のリスク
受け口は顎関節症のリスクも高めます。顎関節症になると、顎に強い負担が生じることで痛みを発したり、口を開けづらくなったりなど、さまざまな症状を引き起こします。受け口は顎の骨に少なからず負担をかけますので、顎関節症になりやすいのです。
顎関節症は、軽度なら放置しても問題ありませんが、状態次第では速やかな治療が必要になります。特に顎の関節が慢性的に痛む方は注意しましょう。
■受け口を改善する方法について
上記のように、受け口は私たちの体にさまざまな悪影響を及ぼします。もし咀嚼しづらい、口呼吸が増えたなどの症状が出ている方は、歯科医院で相談してみましょう。
受け口は改善が可能な症状です。状態によって適切な方法は異なりますが、主に以下の方法があります。
○歯科矯正
まず挙げられる方法が歯科矯正です。受け口は噛み合わせに影響が出るため、矯正することで改善される場合があります。主に上の歯を前に出す一方、下の歯を後ろへと移動させる方法です。特に大人はすでに骨の成長が終わっているため、このような手段を取る必要があります。矯正の際は、ワイヤー装置を利用して歯を移動させるのが一般的です。
一方、状態によってはマウスピース矯正も可能です。軽度の受け口や、寝ている間に受け口になる場合、マウスピースを使用することで防止できる方もいます。なお、マウスピースを使用して口を閉じる習慣が身に付けば、口呼吸が減るだけでなく、徐々に受け口が改善される可能性があります。
○顎を切除する方法も
歯科矯正では対処できないケースや、重度の受け口の場合、顎そのものを切除して受け口を改善することもあります。この方法は、顎の骨の先端を切除したうえで、下の歯を奥へと移動させます。歯科矯正と比べて大がかりな治療になるため、負担が大きい点に注意しましょう。
一方、顎を切除することで顔の輪郭も変化します。変化の度合いは人それぞれですが、輪郭がスッキリとする場合もあります。歯科矯正で対応が難しいと言われた方は、顎を切除する方法を検討してみましょう。
受け口を改善する方法は歯科矯正・顎の切除
■歯科矯正で受け口は治せる
受け口を改善させるには、他にもトレーニングなどさまざまな方法があります。しかし、確実に治したいのであれば、歯科矯正を考えたほうがよいでしょう。
歯科矯正は、歯並びを改善する審美面としてのイメージが強いかもしれません。確かに審美面の改善を目的に歯科矯正される方もいますが、受け口の解消にも効果的な手段なのです。
受け口は、上の歯よりも下の歯が前に出ています。上の歯が下の歯に被る正常な状態とは真逆になっており、噛み合わせにも少なからず影響が生じています。そのため、歯科矯正で上と下の歯の並びを逆にすることで、受け口の状態を改善できる可能性があります。
受け口の治療に要する期間は、通常の歯科矯正とほとんど変わりません。歯の状態によって個人差はありますが、およそ1年半・2年半ほどで治療が可能です。年単位の時間はかかるものの、少しずつ歯並びを変化させていきますので、痛みなどの負担は抑えられます。一般的な受け口なら、顎の骨を切除する必要もありません。ただ、早めの治療が大切ですので、状態が悪化しない前に治療を始めることが求められます。
また、顎変形症と診断された場合など、状態次第では治療費に保険が適用されます。いくつか条件がありますが、気になる方は一度歯科医院へ相談してみましょう。
■まとめ
上の歯よりも下の歯が前方へ突出している受け口は、顎関節症を招いたり、顔の輪郭を変化させたりと、体にさまざまな悪影響を及ぼします。歯科矯正によって治療できますので、受け口でお悩みの方は検討してみましょう。
ただし、早期発見・早期治療が何よりも重要です。治療開始が早いほど負担も減らせますので、速やかな治療をおすすめします。
当院でもご相談を受け付けておりますので、気軽にお問い合わせください
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