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矯正って口臭がきつくなるの?予防方法はある?

2023年3月31日

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

歯科矯正中に口臭が発生することを心配される方も多いですが、適切なケアで防ぐことができます。

今回は、歯科矯正による口臭やその予防について説明します。

目次

■矯正中には口臭はきつくなるの?
■自分でできる口臭確認方法
■矯正で口臭がきつくなる理由を紹介
■矯正中にできる口臭予防方法は?
■まとめ

■矯正中には口臭はきつくなるの?


歯科矯正をしていると、そうでない場合に比べて口臭がきつくなりやすいと言われています。 

様々な理由が考えられますが、例えばワイヤーなどの装具があるため歯磨きの精度が落ちてしまい、結果的に口内環境が悪化するというものです。 

 

その他には、装置が口の中に当たり傷ができて炎症などが起こり、口臭が起こるという可能性もあります。そしてそもそも矯正装置自体が汚れてしまっているケースも見られます。

マウスピースを使った歯科矯正であれば、歯磨きの際には取り外して磨くこともできます。しかしマウスピース自体が汚れていて菌が繁殖してしまっている可能性もありますよね。 

それ以外にも、マウスピースを使用した矯正をする場合は、かなりの時間装着する必要があります。結果として唾液による自浄作用が働きづらくなることも考えられます。 

 

以上のような原因により、歯科矯正中には口臭がきつくなることもあります。ですが全員がそのようになるわけではありませんし、デメリットよりもメリットが上回るからこそ矯正が人気を集めているのです。 

 

歯科矯正中の口臭は全員に発生するわけではない

歯科矯正中の口臭は全員に発生するわけではない

 

■自分でできる口臭確認方法


口臭の問題はかなり根深く、口が臭くても基本的には指摘してもらえないので、確認が難しいですよね。しかし自分でも気軽に行える口臭確認方法があるのでチェックしてみてください。 

 

最も簡単な確認方法は、口の中に指を入れて唾液を手に取り、嗅ぐというものです。もしこの段階でくさければ、恐らく口臭もあるでしょう。 

 

他にはマスクをして息が外に漏れないようにし、その状態で口から息を吐いて鼻でにおいを嗅ぐという方法も有名です。今はマスクをしている方も多いため、このやり方はかなり有用です。それ以外にも、ビニール袋などをマスク代わりにし、自分で口臭確認をするのもおすすめです。 

 

上記の方法はあくまでも数あるセルフ口臭確認方法のひとつにしか過ぎませんし、これで臭いに気づかなくても実際には口臭がある場合があります。 

注意したいのは寝起きなど、口の中が乾いている時にチェックをすると、「臭い!」と感じやすくなる問題です。寝起きの口臭は基本的に誰でもあると思うので、気にする必要はないでしょう。 

 

すでに述べたように、矯正中は口臭が発生しやすくなります。もともと口臭はなかったという方でも、念のためにチェックしてみてはいかがでしょうか。 

 

■矯正で口臭がきつくなる理由を紹介


歯科矯正により口臭がきつくなる理由を紹介していきます。 矯正を行う歯科医師は口臭に関することにも精通しているため、質問をして参考にするのがおすすめです。 

○矯正装置があることでブラッシングに影響

いろいろな歯科矯正のための装置があり、ワイヤーのように歯磨きの際に取り外せないものから、気軽に取り外してブラッシングが可能なマウスピース矯正もあります。用いられる装置によって異なりますが、装置があるせいで歯ブラシが様々な場所に届きにくくなり、歯垢などが溜まってしまい口臭が発生します。 

 

歯磨きの重要性は知れ渡っていますが、虫歯や歯周病予防の他にも、口臭を防ぐという役割があります。実際に歯科矯正を始める前は意識していなくても、矯正を始めた結果歯磨きの重要性を理解することになるでしょう。歯科矯正前よりも念入りにブラッシングすることが求められます。 

 

○矯正装置のケアをしていない

取り外しできるマウスピースの場合は、自分でも簡単に洗浄ができます。専用の洗浄液もお店で販売されており、きちんと行えば汚れを落とすだけでなく、雑菌対策にもなります。臭いの原因となる雑菌をケアによってしっかりと落とし口内に装着することが求められます。 

矯正方法も多様化しているので、ケアの方法も大きく異なります。ですから専門の医師にケアの方法も確認し、指示された通りに洗浄するようにしましょう。 

 

○口の中の乾燥による影響

歯科矯正をすると、普段とは噛み合わせが変わることから、口が開いてしまいがちになります。見た目が悪いだけでなく、乾燥の原因にもなるため、雑菌が繁殖しやすくなります。唾液は汚れなどを流し落としてくれて口臭予防にも役立ちます。しかし口内が乾燥している状況というのは乾燥しているということなので、口臭対策がうまくいかなくなってしまうのです。 

 

■矯正中にできる口臭予防方法は?


○正しい知識を身につける

歯科矯正を行う患者様の多くは矯正治療をはじめて行う方ばかりです。そのため矯正を行っている期間中の正しい口臭対策をご存知ないでしょう。
基本的には歯科医師からの指示を守っておけばある程度は口臭予防も可能でしょう。もちろんそれだけでは万全ではありませんが、正しい知識を身につけてそれを実践するのとしないのとでは、口臭の発生に大きな違いが出てきます。 

医師に口臭予防に関するアドバイスを求めるのもおすすめです。矯正の歯科医師はその分野に特化しているため、臭いだけではなく、より良い歯並びにするための知恵も授けてくれます。 

 

○1日3回丁寧に歯磨きをする

飲食をすると食べかすなどの汚れが歯に付着します。特にワイヤーを使った歯科矯正をしている場合にはその部分に汚れがつくでしょう。矯正治療をする前と同じように歯磨きをしているだけでは効果的でないことも多く、気づけばワイヤー部分が汚れていることもあります。汚れやプラークなどはにおいを発し、口臭の元になります。意識をしてきちんとブラッシングを行いましょう。 

 

しかし闇雲に強く磨けば良いわけではなく、力強く行えば歯茎を傷付けたり、ワイヤーにも影響を与えます。適度な強さで全体的にしっかりと磨き、鏡を見ながらワイヤーの部分も磨くようにしてください。自分に適した歯ブラシを使うことも重要です。 

 

インビザラインなどに代表されるマウスピースは歯磨きのときにしっかりと外してブラッシングをしてください。 

 

○唾液の分泌を促進させる

口の中が乾くと口臭が発生しやすくなりますので、唾液の分泌を促進させ、乾燥を防ぎましょう。唾液が循環することで、臭いの元となる菌や食べカスや汚れも洗い流してくれます。 

唾液を分泌させやすくするためには、水分摂取が不可欠です。その他には唾液腺と呼ばれる場所をマッサージすることも重要です。そうすれば口臭予防だけに限らず、口の中の不快感も防ぐことができます。 

 

矯正をしていても口臭を予防することは十分に可能です。自分ができることをしっかりと行えば、悩みの種でもある口臭予防が可能でしょう。 

 

口臭対策にはセルフケアも重要

口臭対策にはセルフケアも重要

 

■まとめ


今回は矯正中の口臭について書きました。 

いろいろな種類の歯科矯正があるので一概には言えませんが、共通するのは歯科医師の指示を守り、そして1日3回しっかりと歯磨きをするということです。 

 

その他にも口臭の原因やその対策を様々書きましたので、是非とも参考にしてみてください。 

 

当院では矯正期間中であっても取り外し可能なマウスピースを使った治療を行っているので、矯正中の口臭が気になる方も、ぜひ一度無料矯正相談にお越しください! 

 

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歯並びが悪くなる癖や習慣

2023年3月24日

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

癖や習慣には、歯並びを悪くするものがあります。

今回は、それらについて詳しく解説します。

目次

■歯並びが悪くってしまう癖や習慣
■癖や習慣のほかにもこんな原因が…
■不正咬合の全身への影響
■まとめ

■歯並びが悪くってしまう癖や習慣


○舌癖

舌の動きや癖を意識して生活している人は少ないかもしれませんが、無意識に行っている動きや癖が歯並びに悪影響を及ぼすことがあります。舌の正しい位置は前歯の付け根の盛り上がっているところです。「スポット」とも呼ばれ、ここに舌がある状態が正常な状態です。このスポットと言われる場所に舌が収まらず、無意識に舌で前歯や特定の歯を押してしまうのが癖になっていると、歯に力がかかって、歯並びが悪くなってしまいます。 

 

○口呼吸

口呼吸は良くない、という言葉は多くの人が耳にしたことがあると思いますが、その理由のひとつが歯並びに悪影響を及ぼしてしまうからです。口呼吸が当たり前になっていると口をぽかんと開けたままの状態が長く続き、顎や舌の位置が下がってしまい、正しい位置からずれてしまいます。そうなるとお口の周りの筋肉のバランスが崩れてしまい、不正咬合を招く原因になってしまうのです。そのほかにも、口呼吸はお口の中が乾燥して唾液の量が減り、虫歯のリスクを高めてしまうリスクもありますよ。口呼吸をしてしまっている人は、少しずつ鼻呼吸ができるように意識してみましょう。 

 

○頬杖

何気なく多くの人がしてしまう仕草のひとつです。しかし、頬杖をついていると顎の関節や骨に力が強く加わってしまうため、不正咬合のリスクを高めてしまうと言われています。さらに、右、左、どちらかに偏って同じ方ばかり頬杖をついていると、歯列だけではなく左右の顔のバランスもずれてしまうので要注意ですよ。 

 

○噛み癖 

食べ物を食べる時の噛み方が不正咬合に影響を与えることもあります。右、左、奥歯、前歯と、偏った方で噛んでばかりいると顎や骨にかかる力が不均一になってしまい、歯並びが悪くなったり、あごが歪んでしまったりします。噛み癖の原因は虫歯や歯周病にあることも多く、無意識に痛くない方で噛んでしまう癖がついてしまっている可能性もあります。歯に違和感や痛みがあって噛み方に偏りがある場合は、痛みをなくす治療をして改善しましょう。左右均等な力で噛めるようになることは綺麗な歯列を維持するうえでとても大切なことですよ。 

 

○食いしばり・歯ぎしり

歯ぎしりや食いしばりは、強い力が歯に加わってしまうため、注意が必要です。歯に強い力がかかると歯に負担がかかり、歯列に悪影響を及ぼします。寝ている間に歯ぎしりをしてしまっている人も多く、無意識のうちにしてしまうという人も多く見られます。毎日続けてしまうと機能性の面でも負担が大きくなってしまうため、早い段階で歯科医院に相談するのが良いでしょう。 

 

○爪噛み

爪を噛むという癖は、子供に多いと思われがちな仕草ですが、大人になってからも治らない人がいます。爪を噛んでいる状態は歯に大きな力がかかってしまい、不正咬合になるリスクを高めてしまいます。また、歯列への影響だけではなく、周囲から見ても良い印象を与えないため、早めのうちに改善方法を見つけるのが良いでしょう。 

 

○食べるもの

固いものをさけ、やわらかいものばかりを食べていると顎を使わないため、顎が成長せずに小さくなってしまいます。そうなると歯が正しく並ぶスペースができず、歯列に悪影響を及ぼすことがあります。よく噛んで食べることは、胃腸への負担を軽減するだけでなく、審美性の面でも大きな影響があるのです。 

 

歯並びが悪くなる習慣は頬杖など様々

歯並びが悪くなる習慣は頬杖など様々

 

■癖や習慣のほかにもこんな原因が…


不正咬合のリスクを高める習慣や癖を紹介しましたが、そのほかにも虫歯や歯周病、親知らずや歯科治療の中断、お口周りの筋力低下などが原因となって引き起こされることもあります。虫歯や歯周病は、日頃から丁寧なケアと定期的な歯科医院での検診で予防し、もし治療中の歯がある場合は、途中で放置せずに必ず最後まで治療を行いましょう。 

 

歯の治療中を放置すると不正咬合のリスク

歯の治療中を放置すると不正咬合のリスク

 

■不正咬合の全身への影響


不正咬合を放っておくと、食生活や運動機能、健康面など、全身にも悪影響を及ぼします。 

歯列が凸凹だと磨き残しが多くなってしまい、隅々までブラッシングすることが難しくなります。汚れを十分に落としきれないことで雑菌が繁殖し、口臭の原因となります。それだけではなく、虫歯や歯周病のリスクも増加させてしまいます。さらに歯列が乱れていると、お口が開いている状態が続いてしまうため、口腔内が乾燥しやすくなり、唾液の量も減ってしまいます。唾液はさまざまな効果があるため、唾液の量が減ると必然的に口臭が強くなり、虫歯や歯周病のリスクも高めてしまうのです。 

 

また、噛み合わせが悪いと食べ物をきちんと噛み切ることが困難になるため、消化器官への負担も大きくなってしまい、身体の不調を招く危険性もあります。 

 

噛み合わせが悪いことから大きなコンプレックスを感じ、人前で笑えなくなったり、大きな声で話せなくなったり、人に会うのが嫌になったりと、精神的なストレスも大きくなってしまいます。歯列の状態によっては滑舌に影響を及ぼすこともあり、不正咬合は我々の生活に密接に関係しているのです。 

 

■まとめ


今回の記事では、不正咬合を招く習慣や癖、そしてそのほかの原因について詳しく解説しました。「これやってしまっていた…!」「よくない習慣だとは知らなかった」と、ハッとさせられた人もいたのではないでしょうか。癖や習慣は自分の体に染みついてしまっているものなので、治すのもなかなか難しいケースがあります。歯科医師や歯科衛生士から指導やアドバイスを受けて改善されることもありますよ。 

 

相談をして指導やアドバイスを受けることはもちろん、虫歯や歯周病の進行を防ぐためにも歯科医院での定期検診はとても大切です。面倒がらずに、定期的にプロにお口の中の状態を診てもらいましょう。 

 

また、不正咬合にも種類がありますが、ほとんどの場合、矯正治療を行うことで良くなります。歯列の状態やライフスタイルによってどんな矯正方法が向いているのかは変わってきます。 

 

担当医と相談しながら自分に合う方法を見つけていきましょう。当院では、人気のインビザラインをはじめ、裏側矯正やアンカースクリューを使う矯正など、幅広い治療方法をご提案しています。歯並びに関する悩みや不安をお持ちの人は当院にお気軽にご相談ください。 

 

公式ホームページからでも予約を受け付けております! 

 

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不正咬合(悪い歯並び)の種類と全身に与える影響

2023年3月17日

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

この記事では、不正咬合(ふせいこうごう、悪い歯並び)による全身への悪影響と不正咬合の種類について解説します。

不正咬合は矯正治療で治せるので、まずは、お気軽にお問い合わせください。

目次

■不正咬合は全身に悪影響を及ぼす
■不正咬合の種類
■不正咬合は矯正治療で治せる
■まとめ

■不正咬合は全身に悪影響を及ぼす


不正咬合は、審美的な問題だけ、と捉えられがちですが、実は食生活や健康をはじめ、運動機能など、全身にも悪影響を及ぼしてしまいます。不正咬合が全身に与える影響は主に5つに分けられます。 

○口臭の原因になる

歯と歯が凸凹に入り組んでいると、歯ブラシをしても隙間や溝といった隅々までブラッシングすることが難しく、汚れを十分に取り除くことができません。その状態になると食べ物の汚れやカスがついたままになり、雑菌が繁殖し、口臭の原因となってしまいます。さらに歯並びが悪いと口がぽかんと開いた状態になることもあり、お口の中が乾いてしまい、これも雑菌が繁殖する原因になります。これは虫歯や歯周病の原因にもなりますが、口臭トラブルの原因にもつながってしまうのです。 

 

○虫歯・歯周病のリスクが高まる

不正咬合による大きな影響のひとつとしてあげられるのが虫歯と歯周病になるリスクの増加です。歯並びが悪いと磨き残しが多くなるのはもちろん、歯の隙間や溝に食べかすが詰まりやすくなってしまいます。歯が重なり合った箇所は磨ききれないため、どれだけ頻繁に歯磨きを行っても除去しきれずそのまま詰まった状態になってしまいます。そうなると当然虫歯や歯周病にとって好都合な環境が出来上がってしまい、リスクも高まります。さらにお口の中があいた状態のままでいることで、乾燥してしまい唾液の分泌量も減ってしまいます。唾液には虫歯や歯周病の原因を洗い流す役割もあるため、唾液の量が減って働きが低下すると、虫歯や歯周病も進行しやすくなってしまいます。 

 

○胃腸への負担が大きくなる

正しい噛み合わせではないと噛み合わせが悪くなり、食べ物を噛み砕いたり噛み切るということが正しく行えなくなります。人間の体は噛むことで唾液の分泌して食べ物を消化しやすい状態にしています。そうして胃や腸などの消化器官に送られるため、唾液の分泌量が減ってしまうと食べ物を消化する力も弱まってしまうのです。 

 

○歯が欠けたり折れてしまう

噛み合わせが凸凹していると一部の歯に集中的に強い力がかかってしまいます。強い力が継続的に加わった歯は大きな負担を受けるため、やがて欠けてついには折れてしまうという事態になることもあります。また、歯並びが悪く噛み合わせが良くないと歯同士が強く擦れ合ってしまうため、歯茎が傷ついたりするリスクも懸念されます。 

 

○精神的なストレスが大きくなる

噛み合わせの悪さや歯並びの悪さは、精神的にも負担が大きくなります。歯並びが悪いので人前で歯を出して笑えない、口を手でおさえてしまう、口を開けるのが嫌になるなど、歯並びが良い人と比べると自分の見た目に強いコンプレックスを感じてしまいます。 

 

○滑舌が悪くなる

歯並びが悪いことで滑舌が悪くなってしまうということも多く見られます。滑舌の悪さを気にして声を出せなかったり、人と話すのが億劫になってしまうケースもあり、歯並びの悪さは人々の生活に密接に関係していると言えます。 

 

不正咬合は審美的問題・食生活や健康・運動機能等に悪影響

不正咬合は審美的問題・食生活や健康・運動機能等に悪影響

 

■不正咬合の種類


○叢生(そうせい)

別名「乱ぐい歯」とも呼ばれ、隣同士の歯が重なり合って乱れた状態をあらわします。日本人でも特に多い不正咬合の種類で、「八重歯」もこれにあたります。顎が小さくて歯が生えてくるスペースが十分にないところに無理矢理歯が生えてきてしまうことが原因と考えられています。 

 

○上顎前突

下の歯に比べて上の歯が前に突き出しているような状態をさし、「出っ歯」のこれにあたります。歯だけが前に出ていることもあれば、上顎も一緒に突き出ている場合もあります。歯が前に出ていることで唇を閉じていることが難しく、お口の中も乾燥しやすくなります。また、見た目にも影響の出やすい不正咬合だと言えるでしょう。 

 

○下顎前突

別名「反対咬合」とも言い、下顎の前歯が上顎の前歯よりも前に突き出ている状態をさします。原因は指しゃぶりや顎の成長、前歯の角度異常など、さまざまなものが考えられます。一般的に下顎前突は「受け口」「しゃくれ」などとも呼ばれています。 

 

○開咬

別名「オープンバイト」とも呼ばれ、奥歯の歯を噛み合わせても前歯が閉じない状態をさします。どうしても前歯がうまく噛み合わないため、食べ物を噛みちぎることがむずかしく、滑舌にも影響しやすい不正咬合になります。さらに、奥歯が噛み合うことで自然とそこに力が集中してしまい、奥歯が割れたり欠けたりするリスクもあります。遺伝的要因のほかにも、小さい頃の指しゃぶりが原因になっていることも多いです。 

 

不正咬合は叢生・上顎前突・下顎前突・開咬の4種類

不正咬合は叢生・上顎前突・下顎前突・開咬の4種類

 

■不正咬合は矯正治療で治せる


不正咬合は矯正治療を行うことで、ほとんどの場合治すことができます。矯正治療の種類にはワイヤー矯正やマウスピース矯正などの種類があり、歯列の状態によって何が適しているのかはそれぞれです。 

 

不正咬合はほとんどの場合に矯正治療で治せる

不正咬合はほとんどの場合に矯正治療で治せる

 

■まとめ


今回の記事では、不正咬合の種類について解説してきました。自分の歯並びが悪いと自覚はしていても、どんな名称があるのか、どれに当てはまるのかまでは分からなかったりしますよね。この記事を読んでいただいたことで、自分は歯並びが悪いのか、悪いとしたらどれに該当するのかを理解していただけたのではないでしょうか。不正咬合は矯正治療を行うことで、改善されるケースがほとんどです。歯列の状態によってワイヤー矯正かマウスピース矯正どちらが適しているかは変わってきます。 

 

自分の歯列の状態を把握したうえで、矯正治療に関する自分の要望を歯科医師に相談し、慎重に決めていきましょう。なかでも最近人気を集めているインビザラインは、信頼と実績があり、痛みが少ない、見た目が気にならないなどメリットも大きな矯正治療の方法で、当院でもご提案が可能です。 

 

そのほかにも歯の裏側に矯正装置を装着して行う裏側矯正、アンカースクリューを使う矯正など、いろいろな矯正治療方法の提案ができます。患者様の要望やお悩みを聞きながら、より適した矯正治療の方法を選択させていただきます。歯並びに関する不安や悩みがある人はぜひ当院にお気軽にご相談ください。 

 

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インビザラインの歴史や誕生したきっかけ。メリットは?

2023年3月10日

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

この記事では、インビザラインの歴史をご紹介致します。

インビザラインはマウスピース矯正の1種で、近年、人気がある治療法です。

併せて、インビザラインのメリットについても解説いたします。

目次

■インビザラインがうまれたのはアメリカ合衆国
■アライン・テクノロジー社とは
■変化を続け、進化していくインビザライン
■インビザラインの仕組み
■インビザラインのメリット
■まとめ

■インビザラインがうまれたのはアメリカ合衆国


インビザラインはアメリカで1997年に、アライン・テクノロジー社という会社で誕生しました。まずはじめに米国の矯正歯科医師を対象とし、1999年に提供が開始されました。その後、どんどんと世界的に展開されていき、現在すでに100か国以上の国々で使用されており、インビザラインで治療した患者様の人数は2021年時点で1000万人を越えています。 

 

開発社のアライン・テクノロジー社のグループ会社にあたるインビザライン・ジャパン株式会社が、インビザラインには欠かせないiTero(デジタル印象採得装置)エレメントの販売と同時に、インビザラインでの矯正治療方法を日本の歯科医師に提供し、日本では2006年から本格的にインビザラインが展開されはじめました。 

 

インビザラインは1997年 (米) アライン・テクノロジー社で誕生

インビザラインは1997年 (米) アライン・テクノロジー社で誕生

 

■アライン・テクノロジー社とは


アライン・テクノロジー社の設立は1997年で、スタンフォード大学の卒業者であるZia Chishti(ジア・チシュティー)氏とKelsey Wirth(ケルシー・ワース)氏が起業して作られた会社です。ジア氏はパキスタン系のアメリカ移民であり、自身も当時ワイヤー矯正で歯列矯正をしていたそうです。その治療完了後に保定期間に装着するマウスピース型のリテーナー(保定装置)を渡され、「これはいい。これで歯を動かせないだろうか」という考えに至ったことがきっかけです。マウスピースを用いた矯正治療の可能性を感じたジア氏はさっそくケルシー氏に話を持ちかけたそうです。これが後に世界的に名の知れた会社となるアライン・テクノロジー社のはじまりです。 

 

インビザラインは歯科治療において使用されるものであり方法も近代的なため、会社の設立も歯科医師によるものだと思われていますが、実はそうではなく、スクールに通う当時学生だった2人によってビジネスが立ち上げられたのです。 

 

1997年、アライン・テクノロジー社が2人の学生により誕生

1997年、アライン・テクノロジー社が2人の学生により誕生

 

○マウスピースで歯を動かすという発想自体は存在していた

先ほどジア氏がマウスピースを用いて歯列矯正はできないかと考えたことがきっかけとお話しましたが、この発想自体は元々存在しており、彼の発案ではありません。例をあげると日本でも吉井修先生によって作られたソフトリテーナーなどにおいても臨床的に応用されています。 

 

○アライン・テクノロジー社が行った新しいこと

マウスピースで歯を動かすという方法は新しいものではありませんでしたが、ジア氏とケルシー氏がつくったアライン・テクノロジー社はその発想に「コンピューターではじめから装置をデザインする」という新しい発想をくわえました。 

 

これらを実現するためにプラスチックとメカニクスの専門家を新たに迎え、コンピューター上で解析できる矯正器具のデザインや、下顎を咬頭嵌合位より前方に誘導するためのスプリントの仕組みを組み込むなど、次々と新しい技術を実現していきました。 

 

後にデジタル変革をさらに進めるために、Cadent社を買収し、iTeroスキャナーをアライン・テクノロジー社独自のものとしました。 

 

■変化を続け、進化していくインビザライン


2006年に日本で展開されはじめたと説明しましたが、実は当時開催された認定セミナーでは多くの矯正歯科医師が否定的な意見を持っていたと言われています。今となっては治療の実績も多く、信頼も厚いインビザラインですが、当時は治療のクオリティも良いものとは言えず、採用できないと判断されていました。しかし、その後インビザラインはどんどん変化を続けてよりよい新しいものへと進化していき、従来のワイヤー矯正と全く遜色のない症例も多くなっていきました。 

 

これを受け、日本でも本格的に導入されるようになり、今ではとても人気を集める矯正治療方法となっています。現在でもインビザラインの進化は止まることはなく、日々適応症例も増えてきています。 

 

現在もインビザラインは進化しており適応症例が増えている

現在もインビザラインは進化しており適応症例が増えている

 

■インビザラインの仕組み


インビザラインはマウスピース型の矯正装置を装着することで歯に矯正力をかけ、ゆっくりと適切な位置へと歯を動かしていきます。歯が動く仕組み自体は、ワイヤー矯正と変わりませんが、力のかけ方が異なってきます。 

 

インビザラインは口腔内の歯列のデータを、専用ソフトiTeroを用いて解析し、理想の歯列を最終着地点に設定します。現状の歯並びから理想の歯並びへ向かうために段階的にマウスピースを制作し、1週間〜2週間に1回くらいの頻度で新しいものへ交換していきます。 

 

マウスピースは理想の歯列へと少し進んだ状態のものを装着するため、現在の歯にギャップが生まれ、そのギャップによって歯に矯正力がかかります。歯は目で見てもわからないほど毎日ゆっくりと移動していくため、毎日20〜22時間以上と定められた装置時間を守るということがとても重要です。外している状態では力がかからない状態になってしまうため、取り外している時間は最小限に抑え、持続的に適切な矯正力をかけ続けることが大切なのです。 

 

■インビザラインのメリット


インビザラインのメリットは以下のようなものがあります。 

  • 取り外しができるので食べ物を食べるときに不自由がない
  • ワイヤー矯正と比べると痛みが少ない
  • 矯正装置が透明なので目立たず、周囲に気づかれにくい
  • コンピューター上で治療の流れや最終着地を見られる

 

■まとめ


今回の記事では、近年人気を集めているインビザラインの歴史や開発した会社についてご紹介してきました。インビザラインはほかのマウスピース矯正と比較すると実績も多く、世界的に信頼のあるマウスピース矯正方法です。 

 

従来のワイヤー矯正と比べると、まだ新しい矯正方法なので「きちんと歯は動く?」「治療期間が長くならないかな」など、不安を持ってしまう人も多いですよね。しかし、この記事でも紹介したように、インビザラインは世界的に認められており、「マウスピース矯正をするならインビザライン一択!」という意見も多く見られます。 

 

コンピューターシステムを活用するのでより綿密な治療計画も可能で、治療の流れを目で見ることができるのは安心にも繋がります。 

 

当院では、この記事で紹介したインビザラインでのマウスピース矯正はもちろん、歯の裏側に金具を装着して行う裏側矯正やアンカースクリューを使用する矯正など、さまざまな矯正治療方法をご提案しております。患者様の歯列の状態や悩みに応じて、より適した方法を選択できます。 

 

歯並びに関する悩みがある人や、 歯列矯正を検討している人は、ぜひお気軽にご相談ください。 

 

当院では公式ホームページからでも予約を受け付けております。 

 

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インビザラインで歯が動く仕組み

2023年3月3日

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。  

 

この記事では、インビザラインで歯列矯正を考えている人に向けて、インビザラインで歯が動く仕組みについてご紹介致します。 

併せて、インビザラインとはどのような矯正方法なのか・どの程度歯が動くのか・治療期間はどのくらいかなどについても解説します。

目次

■矯正治療でどのように歯は動く?仕組みは?
■アメリカで産まれた「インビザライン」
■インビザラインで歯が動く仕組み
■インビザラインでどのくらい歯が動く?
■インビザラインの装着時間や治療期間はどのくらい?
■装着時間が不足しないためにできること
■まとめ

■矯正治療でどのように歯は動く?仕組みは?


矯正治療で歯が適切な位置へ移動するのは、機械的な刺激に対し、歯を支える組織が反応することで起きる現象です。組織のなかでも、歯と歯槽骨をつなぐ一層の膜である「歯根膜」が重要な役割をもっています。歯根膜は繊維性の、細かい結合組織で構成されているため、数々の細胞が多く含まれています。歯に矯正力がかかった際これらの細胞が関与し、移動していきます。 

 

歯に矯正力のような一定の力がかかると、歯槽骨の中に入っている歯は、歯槽骨に圧迫される方と引き寄せられる側にわけられます。圧迫された方は歯根膜も同様に圧迫され、血流障害が生じます。血流障害の中でも充血帯では、血管の透過性が加速し、破骨細胞が集積し、この破骨細胞により骨吸収が促され、歯根膜の繊維を再形成したり、再配列しながら歯が移動していきます。 

 

一方引き寄せられる方では、歯根膜が大きくなり歯根と歯槽骨をつないでいる歯根膜繊維が引き寄せられている状態となります。こうなると繊維の間にある血液が亢進し、歯根膜にある間葉系細胞が新しいセメント質や骨、歯根膜を形成します。 

 

こうして歯に一定の圧力(力)がかかると、歯周組織は、吸収と形成を繰り返し、それに伴って歯が移動していくのです。早く移動させたいからと適切な力以上の強い矯正力をかけると、歯槽骨にもダメージを与えてしまうリスクもあがり、歯根吸収を起こす可能性も出てきます。 

 

矯正は機械的な刺激に対する歯を支える組織の反応を利用

矯正は機械的な刺激に対する歯を支える組織の反応を利用

 

■アメリカで産まれた「インビザライン」


1997年にアメリカのアライン・テクノロジー社で開発されたインビザラインという歯列矯正の治療方法は、日本では、2006年から行われるようになりました。一般的に広く知られている従来のブラケットやワイヤーを用いたワイヤー矯正とは異なり、患者様の歯型を参考にプラスチック製の透明なマウスピースをつくり、装着することで歯列を整えていきます。治療をはじめる前に現在の歯の状態や、治療中の歯の動きなどをコンピューターでシミュレーションできるため、歯科医師も患者様も治療の効果をイメージしやすいという特徴があります。 

 

メリットとしては「取り外し可能なので食べ物の制限がなく、生活にストレスを感じにくい」「痛みが少ない」「矯正装置が透明なので目立ちにくく、周りにも気づかれにくい」などがあげられます。しかし、適応不可とされるケースもあるほか、ワイヤー矯正よりも徹底した自己管理が必要になります。 

 

インビザラインはアライン・テクノロジー社 (米) で開発された

インビザラインはアライン・テクノロジー社 (米) で開発された

 

■インビザラインで歯が動く仕組み


従来のワイヤー矯正と歯が動く仕組み自体は変わりませんが、力のかけ方が少々異なります。 

インビザラインではお口の中の歯列のデータを専用ソフトで解析・分析し、理想とする歯列を最終的な着地点として設定します。治療前の現状の歯並びから理想とする歯並びに向かって、マウスピースを段階的に数個〜数十個つくり、1週間〜2週間に1回の頻度で新しいものへと交換していきます。 

 

それぞれのマウスピースは、現状の歯列よりも少し進んだ理想の歯列に近い形をしているため、そのギャップによって歯に力がかけられます。SmartTrack素材という特殊かつ強化なプラスチックが使用されているため、弱い力を持続的にかけることで歯を動かすことができます。移動の量を調整しやすいため、ワイヤー矯正で懸念される歯根吸収のリスクもほとんどないのも特徴です。 

 

■インビザラインでどのくらい歯が動く?


一般的な矯正装置で歯を移動できる量は、平均1ヶ月で1mm前後と言われています。インビザラインでは透明のマウスピース型矯正装置を1〜2週間程使用し、移動量は1枚あたり最大0.25mmほどと言われています。1週間使用した場合、単純計算すると1日あたり0.036mm歯が動くことになり、目で見てわかる動きではなく、毎日ゆっくりと移動していきます。 

 

定められた装置時間を守り、毎日マウスピースを装着するという積み重ねにより、治療計画通りに歯が動きます。歯は一気に移動するわけではないため、持続的に適切な矯正力をかけ続けることが大切なのです。 

 

■インビザラインの装着時間や治療期間はどのくらい?


インビザラインで使用するマウスピースは、1〜2週間ごとに、新しいものと交換します。マウスピースの1日あたりの装着時間は、20時間〜22時間以上必要とされており、1日は24時間と考えると、歯磨きなどのケアをするときや、食べ物を食べる時以外は装着しているようになります。 

 

22時間の装着が長いと感じる人も多いかもしれませんが、矯正治療では、持続的に矯正力をかける必要があります。装置を外している時には力がかからないため、矯正力もなくなり、元の歯並びに戻ろうとする力が働いてしまいます。 

 

インビザラインの治療期間は、個人差が大きく影響しますが、平均すると、短い場合で1年半、大体の場合、2〜3年かかるのが一般的と言われています。 

 

■装着時間が不足しないためにできること


治療を計画通り進めるためには、マウスピースの装着時間を守ることが大切です。装着時間を守るための対処法としては下記のようなものがあげられます。 

  •  歯磨きの時間が増えてしまい、装着時間が減る人は、色の濃い飲み物はストローを使用するようにする 
  •  自己管理に苦手意識がある人は、携帯のアラームやリマインダーを活用して時間管理を行うようにする 

 

■まとめ


今回はインビザラインで歯が動く仕組みや治療期間について詳しくご紹介してきました。インビザライン治療は取り外しができ、自由度も高い分、自己管理がとても大切になる矯正方法です。この記事で紹介したように、ゆっくりと時間をかけて少しずつ歯を動かすことで歯列を整えていくため、装着時間を守らないと当初の治療計画通りに進まなくなり、治療期間が延長されたり、期待通りの効果が得られなくなるといったリスクが高くなります。 

 

「自己管理をする自信がない」「強制的に装置をつけられている方が安心できる」という人は、ワイヤー矯正の方が向いているかもしれません。矯正治療を検討している人は、まずは歯科医院で無料相談やカウンセリングを受け、歯科医師とじっくり相談しましょう。 

 

当院では、インビザラインでの矯正はもちろん、裏側矯正やアンカースクリューを使用する矯正など、患者様のさまざまなご要望やお悩みに応じて、適している矯正治療を提案しております。 

 

歯列に関する悩みがある人や、 矯正治療を検討している人は、ぜひお気軽にご相談ください。 

 

当院では公式ホームページからでも予約を受け付けております。 

 

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