40代の歯列矯正のリスクとは?すきっ歯をマウスピースの部分矯正で改善した歯科矯正症例
2024年7月11日
40代の歯列矯正とは? 実際の症例を含めメリッデメリットを紹介
すきっ歯(空隙歯列)は、歯と歯の間に隙間ができる状態を指し、見た目だけでなく、食事や発音にも影響を及ぼすことがあります。
多くの人がすきっ歯を気にしており、その解決方法として歯列矯正治療を選択しています。
すきっ歯の矯正治療以外の治療方法としては、虫歯の時に使うコンポジットレジンを歯に盛って歯の隙間を埋める方法おまりますが、この方法ですと本来の歯の大きさよりも歯が大きくなってしまうため審美的に合わない方が多いのではないかと思われます。
今回は実際の症例を提示し、リスク等をご紹介します。
インビザライン部分矯正とは?
部分矯正は、全体的な歯列矯正が必要ない場合に、特定の歯列だけを治療する方法です。
この方法は治療期間が短く、コストも抑えられるため、特にすきっ歯のように一部の歯並びだけが気になる方に適しています。
インビザラインによるすきっ歯治療
インビザラインは透明なマウスピースを使用した歯列矯正治療で、見た目を気にすることなく歯並びを整えることができます。
40代の患者様にも人気があり、非抜歯で短期間での治療が可能です。
40代のすきっ歯治療:症例紹介
患者情報:
- 年齢:40代
- 性別:男性
- 診断:上顎前歯のすきっ歯
治療内容:
- 治療方法:インビザラインによる部分矯正
- 治療期間:4ヶ月
- 非抜歯での治療
治療の流れ:
- 初回カウンセリング:診断と治療計画の作成
- マウスピース作成:インビザラインの装着開始
- 定期チェック:4週間ごとのチェックアップ
- 治療完了:6ヶ月後に治療終了
治療結果:
治療開始から6ヶ月後、上顎前歯の隙間が閉じ、自然な歯並びを実現しました。患者様は治療中も快適に過ごすことができ、大変満足されました。
患者様は、昔からすきっ歯がコンプレックスで気になり、歯列矯正治療を検討していました。、なかなか歯列矯正治療を開始できなかった理由として矯正歯科の費用が高く、生活への負担が大きく、またワイヤー矯正だと目立つため、なかなか歯列矯正治療を開始することができなかったとのことでした。今回コンプレックの解消したいとして矯正相談させていただき、奥歯の前後関係は良好で、奥歯はしっかり噛めていたので、目立たない矯正装置を希望していたので治療費も抑えられるマウスピース型矯正装置の部分矯正として、インビザライン部分矯正をお勧めした結果治療開始となりました。
治療期間は半年と短期間で終了し、歯並びにも満足していただけました。
現在は後戻りを防ぐために、マウスピース型の保定装置を使用しております。
保定装置は、動的治療終了後から半年から1年は、食事と歯ブラシ以外の使用を推奨しており、その後使用時間は減らして、動的治療後1年半以降は睡眠時の使用を提案しております。
もし、使用時間を減らしたあとに、マウスピースの装着時の違和感や窮屈感を感じた場合は使用時間の増加をおすすめしております。
すきっ歯治療をお考えの方へ
すきっ歯が気になる方は、ぜひ当クリニックでのカウンセリングを受けてみてください。部分矯正により、短期間で美しい歯並びを手に入れることができます。特に、インビザラインは見た目を気にせず治療が行えるため、歯磨きもしやすく、また値段もやすく始めるにも、40代の方々にも非常におすすめです。
40代での歯科矯正治療について
矯正歯科治療のデメリット、リスクとして、治療期間が長くなります。また歯茎の腫れ、歯周病、歯根吸収、虫歯、歯槽膿漏、歯髄充血、歯肉退縮など種類は多岐にわたります。また、口元を始め顔への影響も出やすく、ほうれい線が増えたり、深くなる等もあります。噛み合わせの変化も生じます。
この中で、歯肉退縮の原因に関しては、矯正力に対する生体反応との関連が強いです。
歯が動くためには歯周組織の存在が大きく関与します。
歯牙が歯周組織の中に埋まっています。歯牙は内側から外側に向かって、歯髄腔、象牙質、セメント質の3層で形成されます。
その表層に、歯周組織として歯根膜、歯槽骨、歯肉となります。
歯が動くときに関与する部位は、歯根膜、歯槽骨、セメント質となります。
それぞれの組織のには以下の細胞等があります。
1. 歯根膜
歯槽骨壁と歯根表面を被うセメント質の間に介在する特殊化された繊維性結合組織
骨芽細胞
未分化間葉細胞から分化した骨表層に存在する。
骨細胞
骨芽細胞からさらに分化した細胞。骨芽細胞が自ら分泌した基質によって基質内に埋め込まれると骨細胞となる。周囲の細胞同士でギャップジャンクションを介してネットワークを形成し、矯正力などの機械的刺激の情報伝達に関与する
破骨細胞
血液幹細胞から分化した単球マクロファージ系の細胞で、骨吸収を営む。破骨細胞の前駆細胞は血管を介して骨吸収領域に集結し、融合して多核の巨細胞である破骨細胞へと分化し。局所的な骨吸収を引き起こす。
線維芽細胞
1型、3型コラーゲンやフィブロネクチンを合成し、歯根膜繊維の形成に関わる
マクロファージ
組織や細胞の破片、および異物の処理を行う。歯の移動時には硝子様変性組織の吸収を行う
セメント芽細胞
セメント室形成に関わる。
2. 歯槽骨(下に移行するほど石灰化度が高い)
類骨:骨芽細胞から分泌された直後で石灰化されていない骨表層の基質
線維骨:類骨下層に存在する。線維成分を多く含み石灰化度が低い
層板骨:線維成分が少なく石灰化度が高い。線維骨が吸収され、層板骨に置き換わる
3. セメント質
骨組織に比べるとその代謝活性が低く、吸収されにくい。このことによって歯の移動が可能となる。
歯に矯正力が加わると以下の変化が生じます。
4. 歯根膜と歯槽骨の変化
ある大きさ以上の力をある期間以上歯に作用させると、歯の周囲の歯槽骨の骨改造が生じ、歯は力の作用方向に移動する。
力の作用方向の対応側(圧迫側):骨吸収
力の作用方向の反対側(牽引側):骨形成
40代、50代、60代と大人が矯正を始めるとなると、10代20代などの若い世代に比べ上記の生体反応の動きが遅くなるため、相対的に歯の動きも遅くなります。また骨形成も遅いため、歯肉退縮のリスクも若い子に比べると生じる可能性があります。40代、50代、60代の男性、女性ともに歯を動かすうえで大きなの矯正の効果を出して歯肉退縮を予防、軽減するために、歯の動きのしっかりコントロールし歯周組織の負担軽減をすることが重要となります。
ご相談はダイヤモンドプロバイダーへ
当院はインビザライン矯正のエキスパートである認定医が在籍し、年間の治療数も豊富な「ダイヤモンドプロバイダー」です。
マウスピース矯正を専門とする当院では、矯正治療に関しての知識や経験が豊富な当院ドクターが、インビザラインをはじめとしたさまざまな治療法で、患者さまの歯並びのお悩みを解決します。また、治療に先立ってメール相談や対面のカウンセリング、診断までを無料で行い、さまざまな観点から想定される治療内容について専門家としての視点でご説明いたします。当院では口内環境、ライフスタイル、予算などに応じて複数の選択肢をご提案するようにしていますし、決してひとつの治療法を押し付けるようなことはいたしません。
歯並びや咬み合わせにお悩みのかたは、ぜひ一度当院の無料個別相談へお申し込みください。
世界シェアNo.1のインビザラインは適応症例の幅が広いのが特長のひとつです。
とはいえ、そのインビザラインでも対応が難しいケースがあり、歯科医院によっては同じインビザラインでもできることとできないことが起こり得ます。
しかし、矯正を専門とし、かつインビザラインでの治療実績の豊富な当院は、他の歯科医院で断られてしまったケースでも対応できることがあります。どうぞお気軽にご相談ください。
また、当院ホームページでは、インビザラインについて、さまざまな視点からより詳しいご説明を差し上げています。ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ併せてお読みいただけると幸いです。
矯正治療の流れ
- 初診相談・検査(所要時間:約60分)
まずはクラウドでの問診票をご記入いただきます。その後、お口の中の写真 / 顔写真 / 専用の機械 を利用して歯のスキャンをさせていただきます。こちらの資料の内容を元にドクターとのカウンセリングとなります。ビフォーアフターを想像しながら、抜歯、非抜歯などの可能性など自分自身にとって今、大切にしたいこと、矯正治療に対する希望をお伺いして、症状の説明、治療方針を相談を行い。
お見積もりやお支払い方法もお伝えさせていただいております。
- 診断(所要時間:約60分)
初診時にお伺いしたご希望と、検査結果(顎の骨のレントゲン写真)を元に患者様にとって最適なプランに合った治療の流れやどのように歯を動かしていくかご案内します。
お支払い方法についても再度ご説明させていただいております。
- 矯正治療開始(装置セット所要時間:約60~120分)
矯正装置を装着し、歯を動かす矯正力を作用させる治療をスタートします。
矯正装置により装着時間は様々ですが、約60分~120分ほどお時間をかけて装置をつけていきます。装置の使用方法や注意点なども詳しくご説明させていただきます。
- 定期治療(1回約30分~60分)
定期的に歯の動きを確認し装置の調整をおこなっていきます。
通院頻度:8~12週に1回目安
- 装置除去(約90分~135分)
歯並びが綺麗になったら装置を外します。
その後、歯並びを維持する保定装置(リテーナー)の使用をしていただきます。
- 術後定期健診(約30分)
保定装置(リテーナー)の定期健診となります。
装置を除去してすぐの期間は後戻りをしやすい期間となりますので、長時間の使用となり通院も3~6ヶ月に1回を目安に健診をお願いいたしております。歯並びが比較的安定し、使用時間も短くなってきたら通院も1年に1回程度での健診となります。
二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科での矯正治療のご予約・お問い合わせ
矯正治療を検討されている方 なら、ぜひ当院にご相談ください。初めての方でも安心して治療を受けていただけるよう、丁寧な説明と親身な対応を心がけています。お問い合わせやご予約は、当院のホームページ(二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科)からお気軽にどうぞ。
矯正治療を通じて、トラブル、失敗を避け美しい笑顔と健康な歯を手に入れるために、私たちと一緒に一歩を踏み出しましょう。お待ちしております。
矯正治療の選択肢にはそれぞれの特徴があり、患者様のニーズに応じた最適な方法を選ぶことが重要です。インビザライン矯正デメリットとメリットを理解することで、より納得のいく治療を受けることができます。当院では、患者様のライフスタイルや歯並びの状態から、希望する治療結果に合わせた最適な治療方法をご提案いたしますのでぜひご相談ください。当院の矯正治療は目立たないマウスピース型矯正装置、部分矯正、子供の矯正(小児矯正)インプラントアンカー矯正()も可能です。症例も八重歯、出っ歯、受け口、すきっ歯、開咬、過蓋咬合など様々な症例も対応します。治療後は保定装置で綺麗な歯並びを最小限の変化で維持します。
料金に関しては、処置料がない定額制となります。
歯並びのことで質問やお悩みや不安などがある場合には、是非当院まで気軽に無料カウンセリングのご予約ください
当院は東急田園都市線の二子玉川駅 https://www.tokyu.co.jp/railway/station/dt.html から徒歩2分に位置しアクセスも良好です。土曜日も診療してます。
二子玉川駅前デンタルデザイン歯列 矯正歯科
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住所: 〒158-0094 東京都世田谷区玉川3-6-1 6階
医院の電話 番号: 03-6431-0972
予約はこちら(ホーム ページ web) https://www.futako-ortho.com/contact/#link03
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歯科医師、衛生士、受付、院長含めスタッフや院内の雰囲気がわかります。
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医療法人社団D.D.Orhto 三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科
https://www.sangenjaya-ortho.com/
lineでも予約が可能です。
2024/6/9 初稿
2024/7/11 改訂