マウスピース型矯正装置のインビザライン矯正とは?ワイヤー矯正との比較で解説!
2024年7月11日
マウスピース型のインビザラインでの矯正治療とワイヤー矯正でのホワイトニングと歯の動きの違いを解説
インビザラインとは?
インビザラインは、透明なマウスピースを使用して歯を整える革新的な矯正治療法です。この治療法は、アライン・テクノロジー社によって開発され、1997年に市場に導入されました。それ以来、世界中で多くの患者に利用され、確かな実績を積み重ねています。
インビザラインの特徴
- 透明で目立たない: インビザラインは、透明なプラスチック製のマウスピースを使用します。このため、装着していても目立ちにくく、日常生活や仕事、社交の場でのストレスが少ないのが特徴です。
- 取り外しが可能: マウスピースは取り外しができるため、食事や歯磨きの際に外すことができます。これにより、従来のワイヤー矯正と比べて口腔衛生を保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクが低減します。
- カスタマイズされた治療計画: インビザラインの治療は、最先端の3Dスキャン技術を用いて患者一人一人の歯型を正確に取り、そのデータを基にカスタマイズされたマウスピースを作成します。このマウスピースは2週間ごとに新しいものに交換し、少しずつ歯を動かしていきます。
- 快適な装着感: マウスピースは滑らかなプラスチックでできており、歯や歯茎に対する刺激が少なく、装着中の不快感がほとんどありません。また、金属アレルギーの心配もありません。
- 短い通院間隔: 通常のワイヤー矯正では月に一度の通院が必要ですが、インビザラインの場合、通院の頻度が少なくて済むことが多く、忙しい方でも継続しやすいです。
インビザライン矯正で歯が動く仕組み
インビザライン矯正は、透明なマウスピースを使用して歯を少しずつ移動させる矯正歯科治療法です。このマウスピースを使用することで、歯を理想的な位置に移動させる仕組みについて詳しく説明します。
1. 3Dスキャンと治療計画の作成
インビザライン矯正は、まず患者の歯型を正確に取ることから始まります。専用の3Dスキャナーを使用して患者の口腔内をスキャンし、詳細なデジタルモデルを作成します。このデータを基に、インビザライン専用のソフトウェアで歯の移動をシミュレーションし、最適な治療計画を立てます。この計画には、治療の各段階で歯がどのように動くかが詳細に示されています。
2. カスタムマウスピースの作成
治療計画が確定すると、その計画に基づいて一連のカスタムマウスピースが作成されます。各マウスピースは、患者の現在の歯の位置から少しずつ歯を移動させるように設計されています。通常、1つのマウスピースは1週間ごとに交換し、次の段階に進むようになっています。
3. マウスピースの装着と歯の移動
マウスピースは透明なプラスチックで作られており、歯に対して微小な力をかけます。この力が歯を徐々に新しい位置に移動させます。具体的には、次のようなプロセスで歯が動きます。
- 圧力の適用:マウスピースは特定の歯に対して圧力をかけ、その歯を目標位置に移動させます。この圧力は計算されており、歯や歯茎に過度な負担をかけないようになっています。
- 骨のリモデリング:歯が動く際に、歯を支えている骨(歯槽骨)がリモデリング(再形成)されます。圧力がかかる側の骨は吸収され、反対側では新しい骨が形成されます。このプロセスにより、歯が新しい位置に安定します。
4. マウスピースの交換
約1週間ごとに、新しいマウスピースに交換します。各マウスピースは、前のマウスピースよりも歯をさらに理想の位置に近づけるように設計されています。この段階的なアプローチにより、歯は少しずつ、確実に移動していきます。
5. 定期的なチェックアップ
治療中は、定期的に歯科医師のチェックを受けることが重要です。歯科医師は、治療計画通りに歯が移動しているかを確認し、必要に応じて治療計画を調整します。このチェックアップにより、問題が発生した場合でも早期に対処できるようになります。
メリットと注意点
メリット:
- 目立たない:透明なマウスピースはほとんど見えないため、日常生活で目立たずに矯正歯科治療を行えます。
- 取り外し可能:食事や歯磨きの際に取り外せるため、口腔衛生を保ちやすくなります。
- 快適な装着感:マウスピースは滑らかなプラスチックで作られており、装着中の不快感が少ないです。
注意点:
- 装着時間の遵守:効果を最大限に引き出すためには、1日20〜22時間の装着が必要です。
- 口腔衛生の維持:マウスピースの洗浄や口腔内の衛生管理を怠らないよう注意が必要です。
ワイヤー矯正とは
ワイヤー矯正(ブラケット矯正とも呼ばれます)は、最も伝統的で広く行われている歯列矯正の方法の一つです。この治療法は、歯にブラケットと呼ばれる小さな装置を取り付け、それをワイヤーで結んで歯を動かす仕組みです。以下に、ワイヤー矯正の詳細について説明します。
1. ワイヤー矯正の基本構造
ワイヤー矯正は、以下の3つの主要な部品で構成されています:
- ブラケット:各歯に取り付けられる小さな装置で、金属やセラミックでできています。ブラケットは歯の表面に接着剤で固定されます。
- アーチワイヤー:ブラケット同士を結ぶ細いワイヤーで、歯に力を加えて動かします。このワイヤーは定期的に調整され、歯が徐々に理想の位置に移動するようにします。
- エラスティック、結紮線:ブラケットとアーチワイヤーを固定するために使用される小さなゴムバンドまたはワイヤーです。これらは歯科医院で治療の進行に応じて交換します。
2. ワイヤー矯正の特徴
ワイヤー矯正での矯正力のメカニクス
ブラケットを各歯に接着します。その後、アーチワイヤーをブラケットに通し、エラスティックで固定します。これにより、歯に持続的な力が加わり、歯が少しずつ移動し始めます。
定期的な調整
ワイヤー矯正では、通常月に一度のペースで歯科医師の診察を受け、アーチワイヤーの調整を行います。ワイヤーを締めたり交換したりすることで、治療の進行に応じた適切な力が歯に加わるようにします。
メリット
- 適応範囲が広い:ワイヤー矯正は、軽度から重度の歯並びの問題まで幅広く対応できます。特に複雑なケースや大きな歯の移動が必要な場合に効果的です。
- 治療の確実性:ワイヤー矯正は強力な力を持ち、計画通りの治療が進みやすいです。
- 治療期間の安定性:取り外しができないため、装着時間に影響されずに治療が進行します。
デメリット
- 目立ちやすい:金属のブラケットやワイヤーが目立つため、審美性に欠けることがあります。セラミックブラケットを使用することで目立ちにくくすることも可能ですが、金属よりも費用が高くなります。
- 口腔内の不快感:ブラケットやワイヤーが口内に当たり、口内炎や擦れが生じることがあります。
- 食事や歯磨きの制限:硬い食べ物や粘着性のある食べ物を避ける必要があります。また、歯磨きが難しくなるため、口腔内の清潔を保つための工夫が必要です。
3. ワイヤー矯正の治療後のケア
治療が完了し、ブラケットとワイヤーを取り外した後も、保定装置(リテーナー)を使用して歯の位置を安定させる必要があります。リテーナーは、歯が元の位置に戻らないようにするための重要な装置であり、歯科医師の指示に従って使用します。
インビザライン矯正とワイヤー矯正の違い
矯正治療を検討する際、インビザライン矯正とワイヤー矯正のどちらを選ぶかは、非常に重要な決断です。それぞれの治療法には独自の特徴やメリット、デメリットがあります。ここでは、インビザライン矯正とワイヤー矯正の違いを詳しく比較していきます。
1. 見た目と装着感
インビザライン矯正
- 透明で目立たない:インビザラインは透明なマウスピースを使用するため、装着していることがほとんど目立ちません。見た目を気にする方には大きなメリットです。
- 取り外し可能:食事や歯磨きの際に取り外せるため、日常生活に支障をきたすことが少ないです。
- 快適な装着感:滑らかなプラスチック製で、口内に対する不快感が少ないです。
ワイヤー矯正
- 目立ちやすい:表側矯正だと金属のワイヤーが目立つため、見た目に影響します。セラミックブラケットを使用することで目立ちにくくすることも可能ですが、完全に隠すことはできません。気になる場合は裏側矯正がおすすめです。
- 固定されている:取り外しができないため、常に装着している必要があります。
- 口内の不快感:ブラケットやワイヤーが口内に当たり、口内炎や擦れが生じることがあります。
2. 治療期間と効果
インビザライン矯正
- 個人差あり:治療期間は患者の症例や遵守度によって異なります。1日20〜22時間の装着が推奨され、これを守らないと治療が延びる可能性があります。
- 軽度から中程度の症例に効果的:軽度から中程度の歯並びの問題に対して効果的と言われていますが。抜歯などの複雑な症例でも治療が可能となります。
ワイヤー矯正
- 安定した治療期間:固定されているため、計画通りの治療が進行しやすいです。通常はインビザラインよりも治療期間が安定しています。
- 幅広い適応症例:軽度から重度の歯並びの問題まで幅広く対応できます。特に大きな歯の移動が必要な場合に効果的です。
3. 口腔衛生とメンテナンス
インビザライン矯正
- 取り外し可能:食事や歯磨きの際にマウスピースを外すことができるため、口腔衛生を保ちやすいです。
- 洗浄が必要:マウスピース自体の洗浄が必要です。食後に毎回歯を磨くことが推奨されます。
ワイヤー矯正
- 固定されている:ブラケットやワイヤーが常に口内にあるため、歯磨きが難しくなります。特に歯間やブラケット周辺の清掃が重要です。
- 特別なケアが必要:食べ物の制限や特別な清掃道具(インターデンタルブラシやフロス)が必要です。
4. 治療の柔軟性
インビザライン矯正
- 柔軟性が高い:マウスピースの取り外しが可能なため、重要なイベントや食事の際に柔軟に対応できます。
- 患者の遵守が重要:装着時間を守ることが治療の成功に不可欠です。
ワイヤー矯正
- 柔軟性が低い:取り外しができないため、常に装着する必要があります。
- 治療の確実性が高い:固定されているため、計画通りに治療が進むことが多いです。
インビザライン矯正とワイヤー矯正は併用できる?
インビザライン矯正とワイヤー矯正は、それぞれ異なる特徴と利点を持つ矯正治療法です。これらの治療法は通常は別々に行われますが、特定の症例では併用することも可能です。以下に、インビザライン矯正とワイヤー矯正の併用について詳しく説明します。
1. 併用が有効なケース
複雑な症例
- 部分的な歯の移動: ワイヤー矯正は大きな歯の移動や複雑な歯並びの問題に対応するのに適しています。このため、治療の初期段階でワイヤー矯正を行い、大まかな歯の位置を整えることがあります。
- 仕上げの調整: インビザライン矯正は微細な歯の移動に適しており、治療の仕上げとして使用されることがあります。例えば、ワイヤー矯正で大まかに歯を動かした後、インビザラインで最終的な調整を行うことで、より精密な仕上がりを実現できます。
2. 併用の方法とプロセス
初期診断と治療計画
- 詳細な診断: 併用治療を検討する場合、詳細な口腔内診断と3Dスキャンによる精密な計画が必要です。これにより、各治療法の最適な適用タイミングを決定します。
- 治療計画の策定: 歯科医師が個々の症例に基づいて、治療の各段階でインビザラインとワイヤーのどちらを使用するかを計画します。この計画には、治療期間や費用、通院頻度などの詳細も含まれます。
初期治療
- ワイヤー矯正の開始: 初期段階では、ワイヤー矯正を用いて大きな歯の移動を行います。ブラケットとワイヤーを使用して、歯を理想的な位置に動かすことから始めます。
- 中間調整: ワイヤー矯正での大まかな移動が完了した後、インビザラインを使用して細かい調整を行います。これにより、治療の精度を高めることができます。
仕上げと保定
- インビザラインでの最終調整: インビザラインのマウスピースを使用して、歯の微細な移動を行い、最終的な位置に調整します。この段階では、細かい歯の移動や仕上げの調整が行われます。
- 保定期間: 治療が完了したら、リテーナーを使用して新しい歯の位置を保定します。リテーナーは、歯が元の位置に戻らないようにするための重要な装置です。
3. 併用のメリットとデメリット
メリット
- 総合的な効果: 両方の治療法の利点を活かすことで、より総合的で効果的な治療が可能です。大きな移動はワイヤーで、微細な調整はインビザラインで行うことで、理想的な歯並びを実現します。
- 柔軟な対応: 患者のニーズやライフスタイルに合わせて、治療を柔軟に調整することができます。特定の時期に目立たない治療を希望する場合などに有効です。
デメリット
- 治療費の増加: 両方の治療法を併用するため、費用が高くなる可能性があります。治療計画の段階で、費用について詳しく確認することが重要です。
- 複雑な治療計画: 複数の治療法を併用するため、治療計画が複雑になり、患者と歯科医師のコミュニケーションが重要になります。
インビザラインでの矯正治療とワイヤー矯正でのホワイトニング
ホワイトニングには大きく分けてホームホワイトニング、オフィスホワイトニング、セルフホワイトニングの3種類があります。以下にそれぞれの特徴と白くなるメカニズムを説明します。
1. ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、自宅で行うホワイトニング方法です。歯科医院で作成されたカスタムトレイとホワイトニングジェルを使用します。
特徴:
- 利便性: 自宅で自分のペースで行える。
- 持続期間: 数週間から数ヶ月間、継続して行う。
- コスト: オフィスホワイトニングよりも比較的安価。
白くなるメカニズム: ホワイトニングジェルに含まれる過酸化水素や過酸化尿素が、歯のエナメル質や象牙質に浸透し、色素を分解することで歯を白くします。
2. オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で行うプロフェッショナルなホワイトニング方法です。
特徴:
- 即効性: 1回の施術で効果が実感できることが多い。
- 施術時間: 通常、1回の施術は約60〜90分。
- コスト: 他の方法よりも高価ですが、迅速な効果が得られる。
白くなるメカニズム: 高濃度のホワイトニングジェル(過酸化水素または過酸化尿素)を歯に塗布し、特殊な光やレーザーを照射することで、ジェルの効果を活性化させ、短時間で歯を白くします。
3. セルフホワイトニング
セルフホワイトニングは、専用のセルフホワイトニングサロンで行う方法や、市販のホワイトニングキットを使用する方法です。
特徴:
- 手軽さ: 比較的低コストで手軽に行える。
- 使用時間: 短時間で済むことが多い。
- 効果の持続: 効果は一時的で、持続期間は短い。
白くなるメカニズム: 低濃度のホワイトニングジェルを使用し、ジェルが歯の表面の着色を軽減することで歯を白くします。過酸化水素やその他のホワイトニング成分が含まれますが、濃度が低いため効果は限定的です。
矯正治療中でにホワイトニングできるタイミング
・インビザラインでの矯正治療は、ホームホワイトニングの使用が可能となります。
・ワイヤー矯正の場合、表側矯正は全てのホワイトニングが治療中には難しいですが、裏側矯正の場合は歯の表側に矯正装置が付いていないのでオフィスホワイトニングは可能となります。
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