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スポーツや楽器を吹いても大丈夫?スキューバダイビングは? インビザライン矯正中の趣味の活動について

2022年11月25日

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

インビザラインによる歯の矯正をお考えの皆さんの中には、スポーツや吹奏楽器の演奏といった趣味をお持ちの方も多い事でしょう。「矯正中にスポーツをすると、悪影響にならないかしら?」、「矯正用のマウスピースをしたまま演奏しても大丈夫?」と、矯正中の活動が気になる方もいるかもしれませんね

そこで今回は、インビザラインによる矯正治療中の趣味の活動について、ご紹介していきます。ぜひ参考になさってください。

目次

■インビザラインの矯正中にスポーツをしても大丈夫?
■スポーツ用マウスガードとの違い
■インビザラインを装着してのスポーツでは補給する飲み物に注意
■スポーツと歯並びの関係
■スキューバダイビングとインビザライン矯正
■ジム通いとインビザライン矯正
■楽器演奏とインビザライン矯正
■まとめ

■インビザラインの矯正中にスポーツをしても大丈夫?


早速「インビザラインの矯正中でもスポーツして大丈夫か?」という疑問についてお答えすると、結論として「スポーツの種類による」ということになります。

インビザラインの様なマウスピース型の矯正装置であれば、金属製のブラケットとワイヤーを用いる従来の矯正装置に比べて、口の中を傷つけるリスクは少ないと言えます。そのため、多くのスポーツでは、矯正治療中もこれまで通り楽しんでいただいて、問題ありません。

ただし、アメフトやラグビー、ボクシングなど体同士が激しくぶつかり合うようなスポーツや、サッカー・バレーボール・バスケットボールなどボールが顔に当たる可能性のあるスポーツ場合、口元に衝撃が加わるとマウスピースが破損する可能性があります。心配な方は、取り外したうえでプレーされることをお勧めします。

 

心配な方はインビザラインを取り外して運動する

心配な方はインビザラインを取り外して運動する

 

■スポーツ用マウスガードとの違い


スポーツでマウスピースと聞くと、ボクシングなどで使われるマウスピースを思い出す方もいるでしょう。インビザラインのマウスピースにもスポーツをする際のプラス効果を期待されるかもしれませんが、その効果は基本的にありません。

「スポーツマウスガード」とも呼ばれるスポーツ用のマウスピースは、衝撃から歯や口を守ったり、瞬発力を発揮する際に噛みしめたりすることが目的です。そのため比較的厚めで、丈夫に出来ています。

一方、インビザラインのマウスピースは矯正装置が目立ちにくいものとなるよう、半透明の薄いプラスチックでできています。そのため、衝撃や強い噛みしめに耐えきれず、変形・ひび割れ・破損等のトラブルが生じる可能性があります。

インビザラインのマウスピースを装着しながらスポーツすること自体は問題ありませんが、スポーツマウスガードの代用とはならない事をご承知おきください。

 

■インビザラインを装着してのスポーツでは補給する飲み物に注意


インビザラインの矯正装置を付けてスポーツする際には、もう1点注意していただきたいことがあります。それは、水分補給のための飲み物についてです。

体を動かす際には、スポーツ飲料を飲むという方も多いかと思います。ただ、スポーツドリンクには糖分や酸が含まれているため、マウスピースを装着したまま飲むとむし歯のリスクを高めることになってしまいます。

マウスピースを装着ながら飲む場合は、極力水を飲むようにしてください。もし、それ以外のものを飲みたい場合にはマウスピースを外して飲むようにし、運動後は歯磨きをしっかりと行うようにしましょう。

 

■スポーツと歯並びの関係


スポーツと歯並びには、実は大きな関係性があります。

スポーツにおいては瞬発力、反発力などが勝敗を左右します。その際、重要になるのが歯の噛み合わせです。噛み合わせがズレていると、力を発揮するために食いしばることができません。このため一瞬の力を十分に発揮できず、パフォーマンスに悪影響が出てしまうのです。

また、歯並びが悪いと、あごについている噛みしめる筋肉のバランスが崩れます。それは、あごの関節の近くにあって、体の平衡感覚を保つために重要な役割を果たす「三半規管」にまで作用し、身体全体のバランスの崩れや顎関節症、肩こり、頭痛を引き起こす要因になります。

スポーツにおけるさらなるパフォーマンスの向上を目指したい方は、一度自分の歯並びも見直してみてください。

 

噛み合わせがズレていると一瞬の力を十分に発揮できない

噛み合わせがズレていると一瞬の力を十分に発揮できない

 

■スキューバダイビングとインビザライン矯正


皆さんの中には、スキューバダイビングが趣味という方もいらっしゃるでしょう。ダイビングをする際には、レギュレータとつながるマウスピースを噛む必要がありますから、気になるかと思います。

ダイビングに関しても、口がしっかりと開け、レギュレータのマウスピースを噛むことができれば、矯正治療中に行って問題ありません。ただし、「レギュレータのマウスピースがきちんと噛めるか」「噛んだ際に痛みがないか」などについては、十分気をつけてください。レギュレータのマウスピースには様々な種類がありますので、できるだけ無理なく口に入れることができ、口元を正しく引き締められるものを選びましょう。

また、レギュレータを強く噛みがちな方は、それによりインビザラインのマウスピースを破損するおそれもあります。矯正治療中に初めてダイビングをする際には、レギュレータのマウスピースの噛み心地や矯正装置への負荷などを確認してください。不安があれば、インストラクターやダイビングショップ等へ相談されることをおすすめします。

そこまで聞くと、マウスピースを外しての潜水をお考えになるかもしれません。しかし、インビザラインを使って矯正治療をスムーズに進めるためには、1 日 22 時間以上の装着が必要とされています。食事中などその他の取り外し時間を考えると、レジャーやトレーニングの際には矯正装置は装着していることが理想です。

 

■ジム通いとインビザライン矯正


ご自身の健康や体づくりのためのジム通いや日々のトレーニングと、矯正治療への関係はどうでしょうか。

こちらも、基本的には従来通り行っていただいて問題ありません。ただし、ウェイトトレーニングなど歯を食いしばって行っている場合、マウスピースが破損する恐れがあります。

また、そもそも歯を食いしばること自体、矯正治療にとってあまり良い事ではありません。気になる方は担当医にご相談ください。

 

■楽器演奏とインビザライン矯正


楽器の中でもトランペットやサックスといった吹奏楽器は、その名の通り口から息を吹いて音を奏でます。

矯正装置を付けながらでも、吹奏楽器の演奏は可能です。

従来のブラケットとワイヤーを使った矯正装置だと、演奏の際に口腔内や唇がブラケットやワイヤーに当たって痛みを感じるという事がありました。マウスピースを使ったインビザライン矯正であればその心配はありません。

ただ、口腔内の状況が前とは異なる上、矯正治療が進むにつれてその状況も少しずつ変化していくため、練習等でそれに対応していただく必要があります。そのため、治療計画については、大きな大会や発表会といったイベントスケジュールも考慮する必要があります。気になる方は、一度歯科医院にご相談ください。

 

矯正装置を付けながらでも吹奏楽器の演奏は可能

矯正装置を付けながらでも吹奏楽器の演奏は可能

 

■まとめ


今回はインビザラインによる矯正治療中の趣味の活動についてお伝えしました。いくつかの注意点を考慮していただければ、矯正治療中であっても従来通り趣味を楽しんでいただけます。また、矯正治療によって歯並びや噛み合わせを整えることは、スポーツや吹奏楽器の演奏にとってもいい影響をもたらします。

「趣味を楽しみながら矯正治療もしたい!」とお考えの方は、ぜひ一度当院までお気軽にご相談ください。

 

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インビザラインのゴムかけとは?~目的や方法について~

2022年11月18日

こんにちは、マウスピース矯正専門の、世田谷区の二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。 

インビザラインによる矯正では、「ゴムかけ」という治療の段階で上と下の歯にゴムをとりつけて噛み合わせをより良くするケースもあります。ゴムかけは、矯正の仕上がりが良くなる重要な治療の工程です。 

今回はそのインビザラインのゴムかけに関して詳しくご紹介します! 

目次

■インビザラインのゴムかけとは?
■ゴムかけの効果
■インビザラインの主なゴムかけの種類
■ゴムかけの方法と注意点
■さぼるとどうなる?
■ゴムかけで起きやすいトラブル
■まとめ

■インビザラインのゴムかけとは?


インビザライン治療における重要な措置にゴムかけがあります。ゴムかけは治療期間や出来栄えにかなり関わってきます。ちなみにゴムは「エラスティック」とも呼ばれています。 

 

ゴムかけをする段階に至ると、歯とマウスピースに突起装置をつけます。突起はマウスピースの上下に複数箇所存在しています。口を開けた際に目立つところは目立ちにくい透明の突起で、奥歯の方は金属製を使用するケースもあります。金属製は外れにくいのが特徴です。 

エラスティックには医療で用いられるゴムが使用されています。輪の状態になっており、大きさの違った種類が複数あり、輪のサイズが小さくなればなるほど、矯正する力は強力化します。歯を動かす距離や矯正する力の強さを考えて、どのゴムを使うかを決めます。ちなみに、エラスティックはマウスピースに付けている突起ボタンに取りつけます。 

 

かけ始めるタイミングは患者様によって異なります。ですからインビザライン矯正を開始してすぐ使い始めることもあれば、少し経って効果がみられてから使い始めたりすることもあります。しかし一般的には、ある程度歯並びが整ってくる段階から後半にかけて行われることが多いです。 

担当の医師から「ゴムかけをはじめましょう」と言われるので、指示に従ってください。 

 

ゴムかけは治療期間や出来栄えにかなり関わる

ゴムかけは治療期間や出来栄えにかなり関わる

 

■ゴムかけの効果


○歯の移動を助ける

ゴムかけをすれば、歯が動くのを助けてくれます。マウスピースのみで歯を移動させるよりもスピーディーに歯並びが良化します。ゴムかけの時期は、歯並びのガタガタが整ってきた時期が多くて、噛み合わせの調整を行う頃にスタートするケースが多いです。 

 

○噛み合わせを整える

ゴムを上と下のマウスピースの突起に取りつけて引っ張り合って、噛み合わせや左右にずれた噛み合わせのバランスを整えます。ゴムを取り付ける突起の場所次第でかかる力の方向が変わり、様々な症例の矯正をサポートします。 

 

○望ましくない歯の移動を予防する

顎間ゴムには、望ましくない歯の移動を予防する役割もあります。 

例えば、出っ歯の治療では、歯を抜いて前歯をそのスペースに移動させる手法が頻繁に用いられます。ですが、奥歯が前の方に移動して、前歯を収めるべきスペースが狭くなってしまうことも。そこで、奥歯の望ましくない移動を予防するために顎間ゴムを補助として活用します。 

 

■インビザラインの主なゴムかけの種類


ゴムの取り付け方によって効果が違ってきます。インビザライン矯正においては、下記のようなゴムのかけ方があります。 

○Ⅱ級ゴム

Ⅱ級ゴムは、出っ歯の矯正に使用します。 

上の歯を後方へ、下の奥歯を前に移動するので、上顎の前から3番目と、下顎の前から6番目にかけるケースが多いです。 

 

○Ⅲ級ゴム

Ⅲ級ゴムは、受け口の矯正に使用します。 

上の歯を前へ、下の奥歯を後ろに移動するので、上顎の前から6番目の歯と、下顎の前から3番目の歯にかけることが多いです。 

 

○垂直ゴム

垂直ゴムは、開咬の良化に向け使います。開咬とは、噛み合わせた際に上と下の前歯が大きく開いてしまっているものです。 

縦方向に引っ張り合うように、上と下の歯に垂直に取り付けます。 

 

○交叉ゴム

交叉ゴムは、交叉咬合の矯正の際に使います。交叉咬合は噛んだときに歯並びの途中で上下の噛み合わせが左右にずれてしまう状況のこと。 

上下の同じ歯に噛み合わせをまたぐように表側と裏側にかける必要があり、奥歯の場合は難易度が高いケースもあります。 

 

■ゴムのかけ方と注意点


ゴムかけは、インビザラインに限らずすべての歯列矯正法で行える手法です。 

歯並びや患者様の治療のレベル次第で、ゴムかけをしないまま矯正が終わるケースもあります。 

 

インビザラインのゴムかけは自ら行うことになります。 

正しくゴムをかけられないと、治療期間が延びたり最初のシミュレーション通りの効果が出なくなることもあるでしょう。 

慣れない段階では時間がかかったり、ゴムをつけているので話がしにくい…などの不自由さを覚えるケースもありますが、徐々に慣れてくるでしょう。 

○1日20時間以上つける

ゴムの装着時間も大切です。通常はマウスピースの装着時間と同じくらいの1日20時間以上はしっかりとつけなくてはなりません。食べ物を食べる際・歯磨き中は除きますが、それ以外の際は、マウスピースをつけて、尚且つゴムもかけましょう。 

 

○ゴムは毎日取り替える

エラスティックは毎日、新しいものと取り替えます。衛生面以外にも、ゴムの伸縮性が弱くなるとゴムかけの効果が減少してしまうので必ず取り替えるのを忘れないようにしましょう。左右どちらかのゴムが切れた際は、両方新しいゴムに交換します。 

 

○外出時も必ずゴムとホルダーを忘れずに

外出する際は、マウスピースのケースと共にゴムとエラスティックホルダーも携帯しましょう。もし、外でゴムが切れた際には、即新しいものに付け替えます。 

 

■さぼるとどうなる?


ゴムかけが面倒、目立つので見られたくない、忘れてしまう…といった理由でさぼってしまうケースもあるはず。そういったことが続いてくると様々なデメリットが出てきます。 

  • 計画通りに治療が進まない
    長期間かけていなかったり、さぼってしまったり、自分の判断で時間を調整すると、治療に必要な期間が長くなり、仕上がりも悪くなるリスクもあります。 
  • 後戻りする可能性がある
    矯正治療によって動かした歯は、治療前の歯並びに戻る「後戻り」をすると言われています。長期間さぼってしまうと元の歯並びに戻ってしまうので、医師から指示されたようにつけましょう。 

 

■ゴムかけで起きやすいトラブル


○ゴムがかけられない!

顎間ゴムに慣れない頃はゴムをかけるのもとても大変です!奥歯になればなるほど、難易度は上がっていきます。 

何回トライしてもゴムがかけられない場合はそのままにせず歯科医師に相談しましょう。また、ゴムかけをする専用スティックやピンセットを使うのもおすすめです。 

はじめは鏡をみながらコツをつかむまで何度も繰り返してみて下さい。当院でもゴムかけの方法などのアドバイスをしっかりと行っているため、気軽にご相談下さい。 

 

○痛みが出てきた!

ゴムかけをすると多大な力が歯にのしかかり、ゴムかけを開始した頃は痛みを覚えるケースもあります。 

痛みがあるという理由で即ゴムを外すことはしないでください。(例外アリ)我慢できない痛みの場合は歯科医師に相談しましょう。痛みは2日〜3日ほどで慣れてしまうことがほとんどです。 

 

○ゴムが切れてしまった!

ゴムが切れるケースもたくさんあります。ゴムかけに使用するゴムは1日を基本に新品に交換してください。劣化してしまったゴムだと引っ張る力が弱くなったり、切れてしまう原因にも。 

また、ゴムが切れた時も、新しいゴムにすぐ交換できるようにゴムは常に複数持ち歩くようにして下さい。 

 

■まとめ


いかがでしたでしょうか? 

 

ゴムかけを開始した当初は、歯を動かすときの痛み、話しにくさなどがつらいと感じるかもしれません。ただ、ほとんどの場合1~2週間で慣れてくることが多いです。

 

まずは3日間使い続け、習慣をつけるようにしましょう。慣れてくるとキツさもマシになり、楽に感じるようになります。ただ、痛みが酷くなる、顎まで痛くなってきたなど…症状がひどくなるようでしたら、我慢せずにすぐに歯科医院にご連絡してください 

当院では矯正相談を無料で受け付けております。治療について不安なこと、気になることがございましたら、お気軽にご相談ください! 

 

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横顔の美しさと歯列矯正の関係

2022年11月11日

当院には、横顔を綺麗にされたいという患者様もよくご来院されます。「横顔に自信がない…「もっと口元を下げたい」「顎の突出感が気になる」など、横顔に関しても様々なお悩みがありますが、これらを改善するクリニックとしては、歯科医院より美容クリニックを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

たしかに美容クリニックでも、このようなお悩みへのアプローチは可能です。ただし、美容クリニックでは多くの場合、顎の骨を削り骨格を整形するという手術を施します。

一方、中にはこのような手術をしなくても、歯列矯正で、フェイスラインを根本的に整える事が可能な場合もあります。

今回は横顔の美しさと歯列矯正治療に関してご紹介します。

目次

■横顔の美しさが重要な2つの理由
■横顔美人の黄金比「Eライン」と歯並び
■歯列矯正による横顔改善
■歯列矯正の方法
■まとめ

■横顔の美しさが重要な2つの理由


正面から見た顔の美しさについてはよく着目されますが、横顔の美しさに言及する方はそれほど多くはありません。しかし、次の理由から、横顔の美しさも大切であると言えるのです。

○フェイスラインが印象を決定づける

フェイスラインとは、あごからこめかみ、そして髪の生え際までぐるりと一周したライン、つまり顔の輪郭のことです。正面・横顔問わずこのフェイスラインがシャープで整っていると、若く美しい印象を相手に与えます。また、顔も小さく見えるので、全身のバランスが整って見えるのです。

反対に、フェイスラインがゆるんだり、歪んだりしていると、顔全体がぼんやりとした印象になって、年齢以上に老けて見られることが多くなります。さらに顔が大きく見えることから、全身のバランスも悪く見えてしまいます。

このように、フェイスラインは顔だけでなく、全身の美しさにも影響を与える重要な要素と言えます。

 

○横顔のフェイスラインは人からよく見られる

フェイスラインと聞くと、多くの方は正面から見た場合のフェイスラインをイメージされるかもしれません。しかし、フェイスラインを整えるにあたっては、正面からのものを整えただけでは不十分と言えます。なぜなら、他の人が通常多く目にするのは、正面よりも横顔、つまり横から見たフェイスラインだからです。

自分ではわかりにくいですが、横顔のフェイスラインは他人にチェックされやすいことを理解しそれを整えることで、他人から見た美しさの印象もまた変わってくるのです。

 

■横顔美人の黄金比「Eライン」と歯並び


ではどうすればフェイスラインの整った横顔美人となるのでしょうか。その目安の一つに「エステティックライン」があります。

このラインは、横顔において鼻先と顎先を直線で結んだ線のことをいいます。アメリカの矯正歯科医であるロバート・リケッツ氏により提唱され、横顔の美しさを表す指標として、歯科などの分野で用いられています。

一般的に、唇がエステティックラインからはみ出していなければ美しい横顔だとされており、歯列を矯正することで、このラインの関係性が改善する可能性があるのです。

例えば出っ歯の方の場合、上唇の先端がエステティックラインよりも前に出ていることが多く、口元が前に突き出て見えてしまいます。このようなケースでは、歯列矯正により唇側に傾斜していた前歯を後方に引き戻すことで、口元の突出感が解消される場合が多いです。また、前歯が正しい位置に戻ることで唇も閉じやすくなり、横顔の引き締め効果も期待できるのです。

下顎が前方へ突出し噛み合わせが逆になっている状態の受け口の場合においても、歯列矯正により下顎の突出を抑え、理想的なエステティックラインに近づけることが出来ます。

ただし、噛み合わせや歯並びの状態によっては、必ずしもラインの改善に効果があるわけではないため注意が必要です。また、ラインが崩れる原因としては、歯並びや顎の状態によるものだけでなく、鼻の高さや顔の骨格自体がその原因となっている場合もあります。

 

Eラインとは横顔において鼻先と顎先を直線で結んだ線

Eラインとは横顔において鼻先と顎先を直線で結んだ線

 

■歯列矯正による横顔改善


歯列矯正と言いますと、「きれいな歯並びを得る治療」「噛み合わせを矯正する治療」ですが、副次的効果に「顔のバランス」を整える、「口元の美しさ」を得られるケースもあるでしょう。

矯正治療をしますと、フェイスラインも絶対に綺麗になるというものではありませんが、次からあげるように歯並びが大きく崩れている方が治療をすると、フェイスラインもシャープになるケースも見られます。

  • 出っ歯
    上顎の前歯が下顎の歯に比べて前にかなり出ている状態の歯並びです。
  • 受け口
    下顎が上顎に比べて前に出ている歯並びです。
  • 上下顎前突
    上と下両方の歯が前に突出している歯並びのことです。最近では「口ゴボ」とも言われており、この不正咬合はラインを大きく乱します。
  • 歯の凹凸
    歯が様々な角度で生えて、凹凸になっている歯並びです。
  • 噛み合わせが浅い
    奥歯は噛んでいるが、前歯が噛んでいない歯並びです。

など

■歯列矯正の方法


歯列矯正には、複数の方法があります。

○ブラケットとワイヤーによる歯列矯正

それぞれの歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を取り付けたうえで、そこにワイヤーを通して歯を動かすタイプの矯正方法です。

従来の歯の表側に取り付ける方法に加え、最近では歯の裏側に装着する「裏側矯正」と呼ばれる矯正方法も広まっています。この方法は矯正の中では最も目立ちにくく、他人から装置が見えないため、矯正していることを知られたくないという方にお勧めです。

 

○マウスピースによる歯列矯正

マウスピースを交換しながら一定期間装着し続けることで、歯を矯正する方法です。当院では、世界でナンバーワンのシェアを誇る「インビザライン」と呼ばれる透明なマウスピース型の矯正装置を利用しています

「装置が目立ちにくい」、「取り外しが可能で、食べ物の制限がない」、「装置の洗浄も簡単に行うことができる」というメリットがあります。ただし反面、装置を装着する判断は患者様に一任されるため、装置を付ける時間が短かったりつけない期間があったりした場合は、矯正が進まず治療期間が長くなってしまうというデメリットも存在します。

 

歯列矯正の方法にはブラケットとワイヤー・マウスピースがある

歯列矯正の方法にはブラケットとワイヤー・マウスピースがある

 

■まとめ


いかがでしたか?横顔の美しさは、自信につながり、他人からの印象も変化します。当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお答えする機会を設けております。

どんな事でも構いませんので、私達にお話ししていただけたらと思います。ご興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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インビザラインの失敗例から学ぶ!原因と対処方法

2022年11月4日

あまり目立たずに治療ができるマウスピース矯正。そんな中でもインビザラインは特に注目されています。ですがお求めやすい価格というわけではありませんし、そして長い期間を必要とするものなので、成功させたいですよね。 

そのためにもここでは、インビザライン治療における失敗の原因や具体的な例などを紹介し、どうすべきなのかという対処方法も伝授していきます。 

今矯正治療をしている患者様以外にも、今後検討している方もチェックしてみてください。 

目次

■インビザラインの失敗例
■インビザラインが失敗する6つの原因
■インビザラインの成功の秘訣
■まとめ

■インビザラインの失敗例


インビザライン治療において、よくみられる失敗例を3つ案内します。 

○噛み合わせのバランスが悪くなった

歯並びの美しさだけを希望すると、噛み合わせが崩壊することもあるでしょう。噛み合わせが悪くなる原因は様々あり、マウスピースをつけることによってその厚みの分だけ奥歯が当たる!というのも理由のひとつです。この治療は、毎日20時間以上マウスピースを装着しますので、どうしても奥歯に力が加わり、結果として奥歯が沈み込み、噛み合わせが悪化するわけです。 

 

○顎関節症になった

噛み合わせが良くなくて顎に圧力がたくさんかかると、顎関節症になることもあるでしょう。顎関節症の症状も多岐に渡りますが、口を開けるのがきつい、口を開けようとすると音が鳴る、などが代表的な症状です。顎関節症による弊害は他にもあり、口の中や顎周辺だけでなくその他の部位に及ぶこともあります。 

 

○歯茎が下がってしまった

矯正を行い歯が引っ張られると、歯茎も動きます。ですので、歯茎が下がり歯の長さが伸びた…と感じるかもしれません。医師の指示通りマウスピースを用いない場合や、その他、矯正治療において必要以上の大きな力がかかると様々なトラブルになることがあります。ですからきちんとした歯科選びも重要です。 

 

■インビザラインが失敗する6つの原因


インビザライン治療が失敗する原因は主に6つあります。 

○虫歯や歯周病がある

虫歯、歯周病のような疾患があると、途中で歯型が変わる可能性もあり、せっかく作ったマウスピースが適合しなくなるでしょう。そんなマウスピースで矯正をしていると逆効果になりかねませんし、時間の無駄でもあります。例えば矯正をしているうちに虫歯などが進行すると矯正治療を一旦中止し、疾患の治療に移ることもあり得ます。 

インビザライン治療ならば気軽にマウスピースの取り外しが可能なので、歯磨きの際にきちんと磨いて虫歯の予防も出来ます。症状の進行を予防したり、疾患そのものを防ぐためにも歯科医院での定期検診などは必須です。 

虫歯や歯周病があると、インビザラインが失敗しやすくなることは覚えておいてください。 

 

○口腔内を清潔に保てていない

口の中の状態が悪いと、失敗する可能性も高まります。 

マウスピースをしていると、どれだけ気を遣っていても乾燥予防や細菌の繁殖予防、そしてそれ以外の疾患の予防が難しくなります。唾液が正常に働かないと、意外なことに口内環境が悪くなりやすくなります。ケアをきちんと行い、口の中の状態を清潔に維持して、矯正治療を適切な形で続けられるようにしたいです。 

 

○インビザライン治療に適さない症例である

かなり注目されているインビザライン治療ですが、全ての症例に適合していません。 

そういった場合、ワイヤー治療を検討したり、場合によってはインビザラインとブラケット矯正を併用して…成功の可能性を高めましょう。

 

○装着時間の不足

インビザライン治療をするには、日々20時間を超えるマウスピースの装着が不可欠です。これだけの時間装着すると、期待通り歯に圧力がかかり、当初の計画のように歯が移動していきます。 

もしこの時間が足りなければ、想定していたように歯が移動せず、治療に時間がかかるでしょうし、望んでいたような歯並びにならないかもしれません。食べ物を食べる際と歯磨きをする際は別ですが、それ以外は仕事中や睡眠中も含めマウスピースを装着し続けてください。 

そしてチューイと呼ばれるアイテムもあり、これを10分以上きちんと噛めば血行も良化し、アライナーのフィット感もより良くなります。成功させるためには装着する時間を厳守し、またチューイを必ず噛むということも覚えておきましょう。 

 

○マウスピースの交換時期を守らない

インビザライン治療で良い結果を出すためには、計画通りにどんどん新たなマウスピースに交換することが重要です。治療をしていくと徐々に歯が移動するので、その時その時によって適切なマウスピースが異なるのです。交換するタイミングは担当の医師が指定するため、これも厳守してください。 

 

○自己管理の甘さ

インビザライン治療の技術力が優れていても、装着する時間など、結局は自分自身の意識に左右されます。装着忘れが増えると計画通りに進行出来ませんし、面倒でも毎日定められた時間付け続けるようにしましょう。 

 

■インビザラインの成功の秘訣


○実績・経験・技術のある歯科医師を選ぶ

『インビザライン』は矯正に関する知識を持っている歯科医師が扱える矯正方法であって、全体的な矯正・部分矯正の両方可能です。マウスピースを外部へ注文するのでデジタルに頼る部分が大きく感じますが、実際に治療計画や治療方針を立てるのは歯科医師です。 

インビザライン矯正の治療で歯科医師が判断すべきことはたくさんあり、根拠を持ってその判断ができているかが治療の成否を決めます。 

 

インビザラインを用いた矯正ができるという資格的な安心感ではなく、この先生だったら大丈夫!と信頼できる医師を見つけることが重要でしょう。 

歯科医師に訊ねたい事項は次の通りです。

  • 全体的な矯正か部分矯正のどちらか
  • 歯が移動するスペースの確保方法
  • IPRをする理由
  • 歯列拡大をする理由
  • 治療完了までどのくらい期間が必要か
  • マウスピース矯正をしても平気な口内環境か
  • 歯列、噛み合わせなど、全ての問題を把握しているか 

 

○装着時間をしっかり守る

インビザラインでの失敗を予防するには、患者様が装着時間を守ることも必要不可欠。 

インビザラインは7日程度ごとに新たなアライナーへ交換し、少しずつ歯を動かしていく矯正です。装着時間を厳守しない際には計画した通りに歯が移動せず、治療計画がずれることも。 

仕方がない理由で装着が不可能な場合は、担当医に相談するか、不足分の時間を追加してから次のアライナーに交換する必要があります。 

きちんと歯が動いていないのに新しいアライナーへチェンジしますと、歯への力が強力になって強い痛みなどが襲うこともあるでしょう。 

推奨されているルールは次の通りです。

  • 1日20~22時間以上
  • 食べ物を食べる際や歯磨き以外は装着しておく 

 

○IPRの必要性を再度確認する

IPR(ヤスリで削る)などは、インビザライン矯正が失敗する要因になりかねません。ですので再度その矯正が必要かどうかを歯科医師に確認するのも有効な対策方法です。 

IPRは歯を削りすぎて矯正完了までの期間が長くなることもあります。 

IPRは健康な歯に手を加えることになるため、治療が必要なのかを再確認したいところです。一本でも多く歯を維持しておきたいという気持ちもあるでしょう。 

しっかりとした治療計画を用意している歯科医師ならば、IPRなどの必要性を分かりやすく説明してくれるはず。ですが、経験などが少ない医師であれば、期待できないことも…。そういう際は、歯科を改めて選択することも考えるべきです。 

 

○矯正中に違和感を覚えたらすぐに担当医に相談する

そして、インビザラインで成功するためにすごく大事なのが、矯正中に違和感を覚えたらすぐに担当医に相談することです。 

インビザライン矯正には、矯正の途中段階で起こりうるトラブルに気づけない危険性もあります。新しいマウスピースに交換するとそれまで以上の力が歯にかかるので、違和感や痛みのもとになることも考えられます。少しでも不安な違和感を覚えた場合には、気軽に担当医に相談しましょう。 

通院間隔の差は以下の通りです。

  • ワイヤー矯正:月に1回の通院が必要
  • インビザライン:1〜3ヶ月に1回の通院が必要 

 

インビザラインは医師を選び・装着時間を守ることが重要

インビザラインは医師を選び・装着時間を守ることが重要

 

■まとめ


いかがでしたでしょうか?インビザライン矯正で成功するために、まずは気になる歯科医院で相談してみましょう。当院では無料で矯正相談を行っています。少しでも気になるという方はお気軽に当院のHPからでもお問い合わせください。 

 

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