安易な抜歯は行いません。
本来、必要ない歯なんて
存在しないからです。
どうしても抜歯が必要な場合は、
その理由を必ずご説明いたします。
どうしても抜歯が必要な場合は、
その理由を必ずご説明いたします。
当院では可能な限り抜歯をせずに治療していますが、残念ながら全ての方に非抜歯治療を行えるわけではありません。
歯並びによってはどうしても抜歯が必要なケースもあるからです。その場合はしっかりと理由をご説明し、患者さんの了承が得られれば抜歯治療をさせていただきます。
抜歯をする・しないの判断基準は以下の通りです。
抜歯治療では歯を抜いてできたスペースを埋めるために、他の歯を動かさなくてはなりませんが、非抜歯治療ではその必要がありません。そのため、治療期間は自ずと短くなります。
ただし、無理な非抜歯矯正は、かえって審美性を損なってしまうリスクがあります。
参考として、その一例をご紹介します。
右の写真は無理に非抜歯矯正を行ったことで「出っ歯(上顎前突)」になってしまった方の写真です。狭いスペースに無理やり歯を並べてしまったため、このような現象が起きてしまいました。
もし3人掛けの椅子に4人も5人も座ろうとしたら、必ずどこかがはみ出てしまいますよね。それは矯正治療でも同じです。この写真はまさにその状態を表しています。
そうならないためにも、当院ではお口の状況をしっかりと調べ、「できること」と「できないこと」を正しくお伝えするようにしています。
当院では次の2つの治療法を取り入れています。「インプラント矯正(歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療)」、「歯を薄く削るディスキング」。それぞれご紹介します。
歯並びが悪くなる原因のほとんどは、生えてくる歯の本数に対して必要なスペースが足りないことにあります。インプラント矯正なら、奥歯を後ろ方向に移動させることで歯を並べるスペースを確保することができます。
これは通常のワイヤー矯正では不可能なことでした。そのため今までであれば抜歯をしていたケースでも非抜歯で治療できる可能性が高まります。
治療費 143万円 (税込) リスクは、治療後にリテーナーをつけないと後戻りしてしまうリスクがある。
この治療法は歯の表面を少しだけ削り、歯を動かすためのスペースを確保する治療法です。エナメル質は1~2mmの厚みがあり、そのうちの1/3(0.3~0.6mm)程を削ります。
健康な歯を削ることに抵抗がある方も多いと思いますが、エナメル質の削除量をきちんとコントロールすれば、リスクはほとんどありません。
ひとつ、心に留めていただきたいことがあります。それは「非抜歯」自体が目的となってはいけないということです。
矯正治療の本来の目的は美しく、機能的な歯並びを手に入れること。「非抜歯」というのはあくまでも手段の一つでしかありません。
前述した通り、無理な非抜歯矯正はかえって審美性を損なったり、トラブルに繋がることもあります。そのためどうしても抜歯が必要な場合はその理由をお伝えし、納得いただいてから治療を行います。医院を選ぶ際は、そのあたりも考慮していただければと思います。
結論から言うと、抜歯が必要なケースでもマウスピース矯正は可能です。
ですが、一般的に抜歯が必要な方のマウスピース矯正は難易度が高いと言われています。そのため経験が少ない先生に相談すると、「マウスピース矯正はできません」と治療を断られることがあります。
そうなってしまうと、後はワイヤー矯正しか選択肢がなくなってしまいますが、「ワイヤーは目立つからやりたくない」という方も多いと思います。
当院では抜歯が必要なケースでも対応可能です。歯並びによっては初期段階だけワイヤーを併用して治療する場合もございます。まずは検査をしないことには判断ができませんので、一度相談にお越しいただければと思います。
■非抜歯矯正をすると、歯が後戻りしやすいの?
このような疑問をお持ちの方が結構いらっしゃいます。
これは「事実ではありません」。
そして、抜歯/非抜歯で後戻りしやすさに違いはありません。
人間の身体に変化が与えられた場合「元に戻ろうとする力」が働きます。
これは怪我をしても時間が経てば戻る現象と同じで、歯も同様です。
後戻りしてしまう原因のほとんどは、矯正治療後の「保定装置(リテーナー)」を装着しなかったことが要因です。
■非抜歯で矯正すると、治療期間が長くなるの?
これも「事実ではありません」。
非抜歯の方が早く歯が並ぶこともありますし、抜歯することで、無駄に大きなスペースが生まれてしまい、その分、歯の移動距離が増え治療期間が延びてしまうこともあります。
当院では「抜歯/非抜歯」の判断はかなり慎重に行います。様々なシミュレーションを行い判断します。
非抜歯矯正のメリットを抜歯矯正と比較してお伝えします。
■大切な歯を残せる
歯はかけがえのないものです。
可能であるならば抜歯せずに矯正することが私たちの理想です。
■抜歯のための負担がない
抜歯をするには一定の準備期間と費用が掛かります。
医院によって異なりますが、5,000円~15,000円ほどの費用が掛かります。
■精神的・身体的負担がない
抜歯時のストレスの他、抜歯後の痛みや腫れによる精神的・肉体的負担があります。
当院では科学的に問題のない限り、可能な限り「非抜歯」で治療を行います。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。