インビザライン(マウスピース矯正)で 失敗してしまうケース
2022年7月1日
今や多くの人に認知・利用されているインビザライン。
透明で目立たないマウスピースを使った矯正ですが、今回はそのインビザラインが
残念ながら失敗してしまったケースについて、原因も含めてお話します。
現在インビザラインを行っている、もしくはこれからインビザラインを考えていて、
絶対に失敗したくない!という方はぜひ最後までご覧ください。
■インビザラインで失敗するケース
インビザラインによる矯正が失敗に終わってしまうというケースには、大きく分けて6つのパターンがあります。
○歯根の露出
インビザライン矯正により、歯根が露出するケースです。
歯は顎の骨に埋まっています。歯列矯正により無理な力をかけることで、歯肉の退縮につながり、歯根が露出してしまうと考えられているのです。
また、歯根が露出すると、「ブラックトライアングル」という歯と歯の間に隙間が生じてしまう可能性もあり、これが生じるとそれを目立たなくするためにさらなる治療が必要になることもあります。
無茶なスケジュールを立てた結果、歯根が露出することもあり得るのです。
○噛み合わせの悪化
スケジュールやマウスピース自体に問題があったならば、インビザラインのおかげで歯並びが美しくなっても、噛み合わせが悪くなるというケースも見受けられます。
○歯並びが悪化
歯列や噛み合わせを整えるための矯正だったはずが、反対に歯並びが悪化してしまうというケースもあります。特に多くみられるのが、正中とよばれる口の中心が合わなくなってしまうケースです。
出っ歯や受け口などが改善されたとしても、正中がずれてしまったことにより、うまく噛み合わない失敗例が多く見受けられます。これは矯正が完了するまで気づかない方も多いので注意が必要です。
○虫歯・歯周病の原因に
インビザラインがもとで、虫歯や歯周病になるケースもあるでしょう。
原因は、口腔内の不衛生と考えられます。下記のような使用方法は注意が必要です。
- 長い時間のマウスピースの装着
- 正しくない衛生管理
- マウスピースを装着したままの飲食
- 口腔ケア不足
虫歯や歯周病が発覚した際、その治療が優先となるので、矯正期間も当初の予定より伸びる恐れがあります。
虫歯や歯周病によって、マウスピースが自分の歯に合わないケースも出てくるかもしれません。
その場合は、再度型取りから行う必要が出てくるかもしれないため、矯正中には特に虫歯や歯周病対策が必須です。
○歯型採取後時間がかかった
マウスピースが完成したけれどすぐに装着せず時間を要した場合、矯正の失敗につながる可能性も高くなります。
歯の場所は毎日変化しているので、マウスピースが完成し次第、できるだけ早めに受け取り、装着を開始してください
○矯正の効果が薄い
インビザライン治療を行った患者様の中には、歯列矯正の効果が薄かった思う方もいるみたいです。
矯正効果が芳しくない原因の一部を紹介します。
- 保定装置をきちんと装着せずに、後戻りしてしまった
- マウスピースを順番通り装着していない
- 作成された全てのマウスピースを装着していない
- 装着すべき時間未満の装着だった
- 途中で虫歯などに罹患した
上記のような原因が考えられます。
歯科医師の忠告を守れば防ぐことができるものが大半ですから、後戻り防止のためにもきちんと保定を行いましょう。
面倒な気持ちも分かりますが、ルールを守る重要性を理解してください。
■インビザラインで失敗しないために
ではここからは、インビザラインで失敗しないためにどのようなことに注意をすれば
よいのかをご紹介します。
○実績・経験・技術がそろった歯科医師を選ぶ
インビザラインは矯正知識豊富な歯科医師が実施できる方法であって、全体矯正・部分矯正どちらも可能です。
デジタルで歯型を取って、マウスピースの制作は外部に依頼するのですがスケジュールを作り上げるのは担当の歯科医師です。インビザライン矯正は、歯科医師の技量も成否に大きくかかわってきます。
インビザラインの症例数が多い歯科医院や、しっかりと認証を受けた歯科医院であるかなど、治療前から見極める必要があります。
また、資格や経験だけではなく、「この先生なら任せられる」という信頼関係を築けるかどうかも重要なポイントになります。
○装着時間をしっかり守る
インビザライン矯正で失敗しないためには、装着する患者様本人がしっかりと装着のルールを守ることが必要不可欠です。
インビザラインの着用は、1日20~22時間の着用が推奨されています。
飲食や歯磨きの際は、衛生面からも装置を外した方がよいですが、それ以外の時間はなるべく装着するように心がけましょう。装着時間を守らず使用すると、治療計画通りに歯が動かず、矯正失敗の原因になります。装着できない時間ができる場合には、担当の医師に相談するか、装着できなかった分の時間をプラスしてから次のアライナーへ交換するなどの必要があります。担当医の指示にしっかり従い、正しい装着をしましょう。
○マウスピースや歯のケアをしっかりと行う
マウスピースや歯のケアをしっかり行うことも大切です。ケアをしっかりせず、口腔内の衛生環境が悪化すると、むし歯や歯周病、口臭などのトラブルの原因にもつながります。
これらのトラブルを引き起こしてしまうと、矯正が計画通りにスムーズに進まなかったり、途中で中断せざるを得ない可能性が出てきます。
せっかく始めた治療の中断を避けるためにも、歯のケアに加えてマウスピース装置もしっかりとケアし、清潔な状態を保ちましょう。
インビザラインの成功には医院選び・自己管理が重要
■まとめ
今回は、インビザラインで失敗してしまう6つのケースと、それを避けるための3つの対策をご説明しました。
上述したように、インビザライン矯正では、特に歯科医院・歯科医師選びが重要です。
そこで参考にしたいのが、インビザライン矯正のステータスランクです。
インビザライン矯正には、7つのランクが設定されています。
当院はトップクラスの「ダイヤモンドプロバイダー」の認定を受けています。
インビザライン矯正を年間150以上行った医院が認定されます。
インビザラインによる矯正を始めようか迷っている方、現在治療中だが思ったような結果が出ていない方など、インビザラインに関するお悩みはぜひお気軽に当院までお問い合わせください。
インビザライン矯正の詳細は「マウスピース矯正」をご覧ください。
また、マウスピース矯正で失敗してしまった方は「こちら」をご覧ください。
オンラインWEB初診カウンセリングはこちらから
矯正治療後に「後戻り」してしまったら?
2022年6月24日
「前に通っていた歯科医院で矯正治療をしたけど、歯がもとの位置にもどった。」
というご相談をいただくことも多いです。
本日は、そのようなお悩みをお持ちの方はもちろん、矯正治療中もしくは矯正治療をこれから考えている方にも知っておいていただきたい「後戻り」についてお話しします。
ぜひ最後までご覧ください。
■後戻りとは?
上述したように、歯科矯正の世界で「後戻り」は、矯正で美しくなった歯並びが、数ヶ月または数年経って、矯正前の状態に戻ることを指します。
完全にはもとに戻らなくても、歯並びが少しでこぼこになったり、前歯が出てきてしまったりすることもあります。
せっかくお金と時間をかけて歯並びを綺麗にしたのに、もとに戻ってしまっては困りますよね。後戻りを防ぐ方法はあるのでしょうか?
■なぜ後戻りが起きる?
そもそも何故「後戻り」が起きるかをご説明しましょう。後戻りの原因はいくつか考えられますが、大きく分けると次のようなものがあげられます。
○不正咬合の原因が残っている場合
不正咬合とは、悪い歯並びや嚙み合わせの状態のことです。歯並びや嚙み合わせを悪くしてしまうそもそもの原因が取り除かれていないために、矯正治療を行った後でもまた少しずつ歯並びが悪くなってしまいます。不正咬合の原因としては「態癖(たいへき)」と呼ばれる、歯並びを悪くする習慣がよくあげられます。
- 口呼吸
- 唇の巻き込み癖(口唇癖)
- 舌で歯を押す
- 指をしゃぶる、爪を噛む
このような要因が残っている場合、せっかく矯正治療をしてもまた歯並びが戻ってしまうリスクが高くなります。後戻りを防ぐためにも、歯列の矯正と同時にこのような癖をなおしていく必要があります。
舌癖や口呼吸については、MFT(口腔筋機能療法)というトレーニングなどを行い、改善をはかることもあります。
○不十分な矯正歯科治療
これは、そもそも矯正治療自体が不十分であった場合です。
「だんだん歯並びが整ってきたし、このへんでやめよう」と、矯正治療を自己判断で中断してしまった場合、噛み合わせの調整が完了していないために歯並びが安定せず、後戻りのリスクが高まります。
矯正治療は、歯並びさえ整えば終わりとういうものではないです。
噛み合わせの調整や、上記のような悪癖の改善などもとても重要な要素になります。
特に噛み合わせがしっかりと調整できていないと、噛む力をすべての歯で受け止められず、一部の歯に過度な力が加わってしまいます。
これにより、せっかく整った歯並びが悪化してしまう原因に繋がります。
自己判断での中断は絶対にせず、担当医の指示にしっかり従いながら通院しましょう。
○不十分な保定
矯正治療が完了すると、矯正装置を外しますよね。
しかし、その後何も装着しなくてもよいというわけではありません。
矯正治療では、装置を外した後、歯の周辺組織を安定させ、歯並びを定着させるための「保定」という行程がとても重要になります。
この保定時に装着する器具が「リテーナー」です。
リテーナー装着を使った保定をきちんとしないと、綺麗になった歯並びが定着せず、またもとの位置に戻ってしまう可能性が高くなります。
歯は、何もしていなくても様々な要因により一生涯を通じて動き続けます。
むし歯や歯周病により噛み合わせが変わったり、食べ物を噛むことで歯がすり減り、高さが変わることもあります。
また、歯ぎしりや食いしばりの癖など、口、舌、顎の動きによっても少しずつ歯並びは影響を受けます。
矯正治療が終了したばかりの歯の周辺組織はまだ弱く不安定なため、歯は普段よりもずっと動きやすい状態になっているのです。
その状態で放置しておくと、歯は徐々にもとの位置に戻ろうとします。それを防ぐためにも、保定装置をしっかりと装着することが必要になります。
■後戻りを防ぐには?
後戻りを防ぐためには、上記でご紹介したように「態壁を改善する」「リテーナー(保定装置)を正しく装着する」といった方法があります。ひとつずつ、詳しくご紹介します。
○態壁を改善する
歯並びに影響を及ぼす悪習慣を改善する事で、後戻りのリスクを減らすことができます。
後戻りのリスクを高める習慣の中に当てはまるものがないか確認してみてください。
もし当てはまるものが一つでもあれば、その習慣を改善することを意識して生活してみましょう。
- 具体的には、
- 姿勢を整える
- 舌で歯を押さない
- 鼻呼吸を意識する
- 固いものを食べるようにする
などの方法があげられます。ぜひ、少しずつでも意識をしながら、普段の生活を送ってみてください。
○リテーナー(保定装置)を正しく装着する
矯正治療をした後は、歯の周辺の骨が不安定になってしまい、そして歯肉繊維が歯をもとの位置へ戻そうとする力が働くため、放っておくと後戻りを起こしてしまいます。
保定装置は、矯正治療で整った歯並びや噛み合わせをしっかりキープし、安定させるための装置です。
リテーナー(保定装置)の装着は、取り外しが可能な装置であっても、24時間の装着が推奨されています。
しかし、飲食や歯を磨く際は着脱が可能で、矯正装置のような大きな力がかかるわけでもないため、使用におけるストレスは比較的小さいと考えられます。
リテーナーの装着期間は、矯正装置を装着していた期間と同期間を目安に設定される場合がほとんどです。
ただし、歯の骨が徐々に安定してくると、装着時間も短縮されていきます。
このリテーナーを正しく装着することで、後戻りのリスクを大幅に減らすことができます。
せっかく整えた歯を後戻りさせないために、担当医の指示に従い、正しく保定装置を使用しましょう。
態壁を改善・リテーナーの装着等で後戻り防止
■後戻りした方向け 矯正プラン
矯正治療をしてから後戻りをしたら、残念ながらもう一度治療をするしかないでしょう。
再矯正をするとなると、お金や期間の不安がよぎると思います。
実際、一般的な再矯正の際はお金も時間もとてもかかるので、断念する方もいらっしゃいます。
ですが、「歯並びを美しくする」という想いから矯正治療をされたにもかかわらず、叶わなかった方に、もう一度、高い治療費や長い期間といった負担を負っていただきたくない・・・という考えから、当院では特別な、後戻り矯正ができるプランをご用意しております!
後戻り矯正は、最初の矯正のように何年もかかりませんし、口全体に装置を設置しません。まずは一度当院にご相談くださいね。
※歯並びが大きく崩れている際は、短期間・低価格で対応できないこともありますので、予めご了承ください。
後戻り矯正の詳細は「後戻り矯正」をご覧ください。
オンラインWEB初診カウンセリングはこちらから
抜歯矯正と非抜歯矯正とは?インビザラインの抜歯について
2022年6月17日
マウスピース型矯正装置のインビザラインは、抜歯をしても治療は行えるのか疑問に思う方も多いでしょう。
またそれとは逆に、抜歯しないで歯並びを整えることはできるのかも気になるポイントですよね。
そこで今回は、インビザラインと抜歯治療についてご紹介します。
インビザラインでの矯正治療を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
■矯正治療で抜歯が必要なケース
まずは、矯正治療で抜歯が必要なケースを見ていきましょう。
○親知らずの生え方が正常でない場合
親知らずの生え方が正常ではない場合、中でも横向きや斜めに歯が生えている場合は、今後の矯正治療に影響が出てしまう可能性があります。歯並びが悪くなった原因が親知らずにある場合は抜歯も視野に治療の計画を立てることがあるのです。
また、治療中も親知らずが邪魔をして後方移動できないというトラブルが起きる可能性があるので、抜歯するケースがあります。
○重度の叢生の場合
叢生は、歯の大きさと顎の大きさのバランスが悪く、歯が重なっている状態です。
軽度の叢生の場合は、歯列弓を拡大したり、奥歯を後方移動することで歯を理想的に並べることができるのですが、重度の場合は歯を並べるスペースを確保するために抜歯が必要になることがあります。
○重度の虫歯や歯周病に侵されている歯がある場合
重度の虫歯や歯周病がかなり進行してしまっている場合は、先に治療から進めることがあります。矯正治療前に、こういった歯が口腔内に存在しているかどうかしっかりチェックを受けることが大切です。
もし、こういった歯が残ったままインビザラインによる矯正治療をスタートすると、矯正治療がうまくいかない可能性があります。
また、全顎的に重度の歯周病に侵されている場合は、インビザラインの矯正力により歯が抜けてしまう可能性があるので注意が必要です。
■抜歯か非抜歯について
歯列矯正では、歯がキレイに並んでいない原因をしっかり突き止めて、歯がキレイに並ぶためのスペースを確保します。
実際に矯正治療をしていると、抜歯か非抜歯かで治療をするのか判断に迷う症例もあるのです。
抜歯も非抜歯もそれぞれの治療方針はメリットとデメリットがあり、これが絶対にベストということはありません。
ただ、インビザラインは治療のシミュレーションが行えます。
患者様に口元の変化を見てもらいながら、抜歯を行うことによるそれぞれのメリットとデメリットを説明し、歯を抜くか抜かないかを相談して決めることが可能です。
インビザラインの大きなメリットは、コンピューター上で治療経過がわかるシミュレーションを、アニメーションを見ながら治療計画を立てられる点です。
■インビザラインは抜歯矯正にも対応可能
これまでは抜歯を伴う治療の場合、抜歯した後の大きなスペースを閉じるにはまずワイヤー矯正を行って歯を動かしていました。
その後インビザラインで治療を行うといった方法が一般的だったのです。
しかし、今は抜歯を伴う場合も、インビザラインだけでの治療を選択できる可能性がございます。
ただ、ワイヤーを使用して歯を動かしたほうが速く動き、結果的に治療期間が短縮されるので、歯科医師の治療方針や患者様のご希望などによっては、ワイヤー矯正を併用することもあります。
■インビザラインは抜歯しなくても歯列を大きくできるのか
お子様と違って大人は骨の成長が終わっているので、歯列を大きくすることはほとんどできないと考えられていました。
不正咬合の場合は顎が小さいことが多いので、顎を拡大すれば歯が並ぶためのスペースをつくることができます。
しかし、解剖学的に顎の骨格の拡大が難しいケースもあるため、その場合は抜歯して歯を動かすスペースをつくるのです。
ワイヤー矯正は、歯の真ん中らへんにブラケットというボタンのようなものを取り付けます。
ブラケットにワイヤーを通し、歯を動かすための力をかけていくので、歯の真ん中あたりが引っ張られます。
これに対してインビザラインは、歯全体をマウスピースで覆うので、歯全体に力がかかります。
さらに、インビザラインでの治療は歯にアタッチメントという突起をつけ、歯を動かす際に動かしたい方向へと効果的に力がかかるようにします。
そのため、マウスピース治療の場合でも、歯の移動だけでなく歯列全体を大きくできるようになりました。
■インビザラインが非抜歯矯正に向いている理由は?
インビザラインは、奥歯の後方移動をすることができます。
装置で奥歯を後ろへ移動できるようになったので、マウスピース型矯正での非抜歯矯正の可能性は大きく広がりました。
大臼歯と呼ばれる奥歯の根っこは分かれており、歯の根の表面積は前歯と比較すると非常に大きいです。
すべての歯を自在に動かせるワイヤー矯正であっても、大臼歯を動かすのは比較的難しいと言われており、不可能でないにしても簡単なことではありません。
しかし、インビザラインは歯全体を覆ったマウスピースにより力をかけることができます。
そして、アタッチメントで特定の方向へ力をかけられるので、大臼歯を動かすことができ、非抜歯ですべての歯を並べることが可能となりました。
■まとめ
インビザラインは、抜歯も非抜歯も両方の治療に対応しております。
抜歯矯正の場合、患者様の症例によってはワイヤー矯正を併用する場合もあります。
どうしても歯を抜くのに抵抗がある方は、当院にご相談ください。
マウスピース型矯正には、7つのランクが設定されています。
当院は、症例数がトップクラスにあたるダイヤモンドプロバイダーの認定を受けております。
これは、インビザライン矯正(マウスピース型矯正)を年間で150症例以上行った歯科医院が認定されるのです。
また、当院では矯正治療前の相談を無料で行っております。
治療前のシミュレーションにも対応しておりますので、気になる方はぜひお問い合わせください。
最近では、マウスピースメーカーはどんどん増加しておりますが、信頼できるメーカーは限られます。
治療実績の乏しいメーカーを選んでしまうと、思うような歯並びにならなかったというリスクが高まります。
当院では世界シェア一番のインビザラインを使用しております。インビザラインは累計600万件以上の治療実績があり、さまざまな歯並びのケースに対応できますので、どなた様も安心して治療を受けていただくことが可能です。
インビザラインでの矯正治療を検討中の方は、当院のホームページからでも、お気軽にお問い合わせくださいね。
一緒にキレイな理想的な歯並びを目指しましょう。
非抜歯矯正の詳細は「非抜歯での歯列矯正」をご覧ください。
インビザラインは抜歯にも非抜歯にも対応
オンラインWEB初診カウンセリングはこちらから
インビザラインの正しい取り外し方と付け方のコツ
2022年6月10日
透明で目立たないインビザラインは、周りから矯正治療中ということを知られにくいという点が人気ですが、インビザラインは自由に取り外せるという点も魅力です。
飲食や歯磨きの際に取り外しができるので、思い切りディナーも楽しめますし、丁寧に歯磨きすることも可能です。
そこで今回は、インビザラインの正しい取り外し方や、付け方のコツをご紹介します。インビザラインで歯列矯正中の方や、インビザラインを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
■インビザラインとは
インビザラインは、米国アライン・テクノロジー社が1999年に米国の矯正歯科医師を対象に提供し始めたマウスピース型のカスタマイズ矯正歯科装置です。
インビザラインは、事前に治療が完了するまで歯がどのように動いていくのかを確認できるのが大きな魅力です。
インビザラインは、ワイヤー矯正のように目立たないという大きなメリットがあります。ワイヤー矯正は歯の表面に矯正装置が付いているので、周りから矯正していることが知られてしまいます。
しかし、インビザラインは透明なマウスピースなので、周りから気付かれることはほとんどないでしょう。
インビザラインは取り外しができるので非常に便利で快適です。
しかし、取り外しができる反面、ご自身でしっかりと管理する必要があるのです。インビザラインをつけ忘れたり、つける時間が短かい場合などは、想像ほどの効果が期待できないかもしれません。
インビザラインはマウスピース型のカスタマイズ矯正歯科装置
■インビザラインの正しい取り外し方
インビザラインを外すときは、奥歯の歯の裏側から取り外すようにしてください。歯の表側から取り外すと、アタッチメントが脱離することもあります。
そして、前歯から外すと、インビザラインの辺縁を傷つけるかもしれないため、絶対に奥歯から!と考えておきましょう。
インビザラインでの矯正を初めて行う際や、これまでとは違うマウスピースを使い始める際などは、取り外しにくさを覚えることもあるので注意しましょう。
インビザラインの取り外しが難しい場合には、リムーバーと呼ばれる専用の道具を使用するケースもあります。ちなみにリムーバーは紛失しやすいと言われているため、ケースにしまって管理をしてください。
通常マウスピースというのは、着用する時よりも外す際のほうが難しいと言われています。
■インビザラインの正しい取り付け方
インビザラインを装着する時は、絶対に両手で持ち、奥歯から丁寧に歯に圧接するようにつけていきます。ほっぺたの粘膜がマウスピースに巻き込まれることもあるので要注意です。
きちんとした方法で装着をしないと、マウスピースの破損やケガなどに繋がることもあります。
インビザラインの着用が終われば、その後はチューイーを噛むのもおすすめです。
これは、シリコンでできたロールチューブです。
前歯部分は浮きやすいと言われているため、特に前歯同士はきちんと噛んでください。
チューイーは、マウスピースと歯の間をなくすという目的を持っています。
チューイーを噛むと、違和感を覚えるかもしれません。ですが、マウスピースが正常に装着されているという証拠でもあるので安心してください。
同じチューイーを使い続けるのではなく、定期的に交換するようにしましょう。
■インビザラインが破損したら
インビザラインの取り付け時に壊れてしまった場合、無理に装着するのではなく、歯科医師に早めに相談してください。
インビザラインが特に壊れやすい場所は前歯のところです。着脱のときに、前歯に応力がかかってしまうからです。
■アタッチメントが脱離したら
着脱のときに、アタッチメントが脱離することもあるでしょう。
アタッチメントは歯の色に似ているプラスチックを歯の表面に付与しているため、脱離してしまった場合、気づかないこともあります。
ですから、どの歯にアタッチメントが付与されているかを、しっかりと把握しておきましょう。
アタッチメントが脱離したら、すぐに歯科医師に連絡してください。
アタッチメント次第では、非常に重要度が高いものもあるので自己判断は厳禁です。
■インビザラインを間違った方法で外すと
インビザラインは弾力はあるのですが、強い力をかけてしまうと、様々なトラブルが起こりかねません。
- マウスピースが変形する
- マウスピースが破損する
- アタッチメントが脱離する
無理な力を加えると、変形して入らなくなることもあり、浮いてくる原因にもなるでしょう。マウスピースが変形している状態のまま使用していると、歯が動かないだけではなく、予想外の歯の移動に繋がることもあります。
■まとめ
歯列矯正は、ある程度の時間やお金がかかります。「痛みはあるの?」「どんなところが不便?」「本当に効果があるの?」「自分の歯並びでも治せるの?」など、人によっていろいろな不安がつきものです。
インビザラインを検討中の方は、周りにインビザラインの経験者がいないと、実体験が利けないのでなかなかイメージがしにくい状況です。
そんなときは、歯科医院に相談してみましょう。歯科医師は患者様の声を常に聞いています。そして、矯正治療の知識もデータも持っています。
また、矯正治療が始まってからも、不安やお悩みがあったら、歯科医院に相談しましょう。
例えば、マウスピースの取り外しがうまくできない、マウスピースを破損・紛失してしまった、アタッチメントが外れた、マウスピースの洗浄の仕方がよくわからない…など、いろいろなことを相談できます。
中には、治療計画に関わることもあります。一人で悩まず、ぜひ当院までご相談くださいね。
当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問、不安などにお応えする機会を設けております。私たちにいろいろお話していただけたらと思います。
ご興味がある方は、当院のホームページからお問い合わせくださいね。
オンラインWEB初診カウンセリングはこちらから
インビザラインの調節って何するの?調節時に行うこと
2022年6月3日
マウスピース型の矯正装置であるインビザラインは、周りから矯正中だということがわかりにくく、取り外しができるので非常に人気があります。
そんなインビザラインは、定期的に歯科医院へ通い、細かく調節する必要があります。
ほかの矯正装置は2~4週間で1回ほど通院するのですが、インビザラインは数ヶ月に1回の通院と通院回数は少ないです。
では、この調節時に一体どんなことをしているのでしょうか。
この記事では、インビザラインの調節時に行うことをご紹介します。インビザラインに興味がある方や、インビザラインを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
■インビザラインについて
インビザラインとは、従来のワイヤー矯正とはまったく異なるマウスピース型の矯正装置です。
インビザラインは透明なマウスピース型で、非常に審美的です。
目立たないインビザラインは、見た目を気にすることなく矯正治療をスタートさせることができます。
インビザラインはアライナーを装着し、歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。2週間ごとにアライナーを交換することによって、徐々に歯並びがキレイに整っていきます。
■インビザラインの調節時に行うこと
では、インビザラインは調節時に何を行うのでしょうか。次は、インビザラインの調節時に行うことを見ていきましょう。
○アタッチメントセット
インビザラインのマウスピースが完成した後は、アタッチメントセットと言って歯の表面に人工的に凸凹をつけていく処置が行われます。アタッチメントは、歯とほとんど同じ色の樹脂でできている突起のようなものです。
歯の表面にアタッチメントを取り付けることで、歯に力が加わりやすくなるので、治療計画通りに歯を移動させやすくなるのです。
アタッチメントセットは簡単に言うと、歯の動きを助ける役割を持っています。
○IPR
次にIPRという歯と歯の間のやすりがけについてご紹介します。
この処置は、歯を動かすスペースを作るために行うのです。
歯の表面のエナメル質という硬い組織を少し削り、歯の横幅を若干小さくします。歯を削ると聞くと心配になる方もいますよね。
しかし、IPRを行う際に削るのはほんの数ミリとごくわずかなのでご安心ください。
IPRの処置後は冷たい食べ物や飲み物がしみる場合がありますが、数日から1週間程度で落ち着くでしょう。
○ゴムかけのためのボタンセット
また、患者様によっては歯にゴムをかけるためのボタンという装置を取り付ける方もいます。
ゴムかけはその名の通り、小さなゴムをボタンという装置にかける作業を指します。このゴムかけは、噛み合わせの改善や調節をするために行います。
■調節時のチェック事項
インビザラインの調節時は、以下の項目を確認します。
○マウスピースの適合
インビザラインのマウスピースがしっかり歯にはまっているかを確認します。歯列全体のフィット具合をチェックすることによって、マウスピースの装着時間はきちんと守られているか、治療計画通りに歯が動いているのかがわかるのです。
○補助装置の有無
ボタンやアタッチメントなどは最終的に除去するため、取れてしまう可能性があります。このような補助装置が外れていて、付直しが必要だと判断した場合は、再装着を行います。
■インビザラインを使った生活について
「インビザラインで矯正治療をしたいけれど、実際どんな生活になるの?」と不安を抱えている方も少なくないでしょう。
そこで、最後に毎日の生活の中でインビザライン治療がどんなイメージで進んでいくのかをご紹介します。
○朝食
就寝前に装着していたマウスピースは、朝起きたら一度取り外します。軽くうがいをしたら朝食です。食べ物の制限は特にないので、好きなものを食べて良いのがうれしいですね。
○歯磨き
朝食後はしっかり歯磨きをしましょう。インビザラインはワイヤー矯正と違って、いつも通り歯磨きしてOKです。
歯がキレイになったら、マウスピースを取り付けて1日が始まります。
○デスクワーク
デスクワークの方は、仕事中に矯正装置が気になって仕方ない…なんて心配はありません。
インビザラインは厚さ0.5ミリと非常に薄いので、自然な装着感で歯にフィットします。
しかし、インビザラインを付けたまま食べることはできないので注意が必要です。
飲み物は「水」であれば問題ないでしょう。
その他の飲み物に関しましては、マウスピースに着色がついてしまう可能性があるので、注意しましょう。
○営業やプレゼンなど
インビザラインは透明なマウスピースなので、装着したときに目立ちません。矯正していることを周りから気付かれないのが魅力です。
会話もこれまで通りスムーズにできるので、人前で話す機会が多い職業の方にもおすすめです。
○接客業
接客が多い仕事をしている方は、人と顔を向き合わせて話すので距離感も近くなりがちです。
インビザラインは目立たないので、人との距離が近くても安心です。
○運動やスポーツジム
インビザラインは運動の制限が特にありません。ワイヤー矯正の場合は、激しいスポーツ時に口腔内を切ったり、装置が壊れたりする心配がありますが、インビザラインはそういった心配もありません。
○水泳やスイミングジム
インビザラインは、水泳なども問題なくできます。しかし、インビザラインは透明なので、プールサイドや水中で取り外してなくさないように気を付けましょう。
○寝る前の歯磨き
就寝前は、しっかりと歯磨きをしましょう。その間に、マウスピースは洗浄剤でキレイに洗っておくと良いですね。
インビザラインは食事制限もなく歯磨きもできる
■インビザラインの効果
インビザラインは、ワイヤー矯正に比べて効果が実感しやすいと言われています。
ワイヤー矯正は、治療が完了するまで歯の表面にブラケットという器具を付けているので、治療途中の徐々に正しい位置に動く歯を確認することが困難です。
しかし、インビザラインは約2週間に一度、新しいマウスピースに交換するので、少しずつ動く歯が確認でき、矯正効果を実感しやすいのです。
そんなインビザラインは1日に20時間以上装着する必要があります。
装着時間をきちんと守らないと、治療の効果が期待できません。
食事と歯磨きの際はマウスピースを取り外すので、それ以外の時間に頻繁に間食してマウスピースを取り外してしまうと、効果が実感できなくなる可能性があります。
また、インビザラインは定期的に新しいマウスピースに取り替える必要があります。患者様ご自身で新しいマウスピースに取り替えることができ、通院回数も少なくて済むのです。
ですが、その反面ご自身で期間を守って取り替えなければ計画通りに治療が進みません。
歯科医師の指示に従い、適切な時期にマウスピースを取り替えることが大切です。
■まとめ
インビザラインのようなマウスピース矯正には、7つのランクが認定されています。
当院は、症例数がトップクラスに当たるダイヤモンドプロバイダーの認定を受けております。
これは、インビザライン矯正(マウスピース矯正)を年間150症例行った歯科医院が認定されるのです。
また、当院では矯正治療前の相談を無料で受けております。
お口のお悩みや矯正に対する疑問・不安など、どんな些細なことでも構いませんので、ぜひ私たちにお話しいただければと思います。
ご興味がある方は、ぜひ当院のホームページからお気軽にお問い合わせくださいね。
無料メール相談も行っているので、お忙しい方でも安心してご利用いただけます。
当院と一緒に理想的な歯並びを目指しましょう。
当院は症例数トップクラスのダイヤモンドプロバイダー
オンラインWEB初診カウンセリングはこちらから
前歯だけの部分矯正のメリットや特徴について
2022年5月27日
部分的な歯並びにお悩みの方も少なくありません。
このように、部分的な歯並びのみに対する矯正を部分矯正と言います。最近は、プチ矯正と呼ぶこともあるようです。
今回は、前歯だけの部分矯正の特徴やメリットなどをご紹介します。全体的な矯正とは違う特徴やメリットがありますので、気になる方はぜひ参考にしてください。
■前歯だけの部分矯正
前歯は、奥歯と比較すると歯の根の形がシンプルで、比較的動かしやすい歯です。そのため、部分矯正で前歯のみを治療する場合は、全体矯正と比べて治療期間が短く、費用も抑えられるのです。
そんな部分矯正は、以下のような方に最適な矯正治療です。
- 前歯の歯並びのみ気になっている
- 短期間で前歯の矯正をしたい
- 前歯のみ治して費用を抑えたい
- 重要なイベントまでに前歯を美しくしたい
前歯の歯並びのみ気になっている等の場合は部分矯正
前歯は歯の根の形がシンプルで動かしやすい
■部分矯正の方法
部分矯正に使う矯正装置はいくつかあり、使用する装置によって費用は変化します。装置の種類は主に、2つ。
ブラケットとワイヤーを使用する方法とマウスピースを使用する方法があります。
○ブラケットとワイヤーを使用する方法
ブラケットは、ワイヤーで歯をしっかり固定する矯正装置のことです。
金属製の留め具をブラケットと呼び、矯正したい歯表面に取り付け、歯並びを徐々に調節していきます。
前歯の歯並びをしっかり治したい方に最適です。
全体矯正は、およそ24のブラケットをつけますが、部分矯正であれば平均6~10個程度のブラケットで矯正します。
このブラケットによる矯正治療が終わると、ワイヤーの代わりにリテーナーと言われる保定装置を取り付けます。
この装置を取り付けることで、ブラケットで矯正した歯が元に戻る後戻りを防ぐのです。
○マウスピースを使用する方法
マウスピースによる矯正は、すきっ歯・歯並びのずれが軽いケースに向いている矯正装置になります。
マウスピース矯正は、はじめに矯正が後わった際の状況をシミュレートします。それに合ったソフト・ハードのマウスピースを複数作ります。
そして、作成したマウスピースをステップごとに使い分けて歯列矯正していきます。
定期的に噛み合わせの状態をチェックし、必要に合わせて新しいマウスピースを作ります。
マウスピース矯正は、金属アレルギーのある方やスポーツをしている方にもおすすめです。ブラケットは金属で凸凹もあるので、スポーツなどで外から力が加わってしまうと、予定通りに歯を動かせなかったり、口の中を切ってしまったりする可能性があるのです。
その点、マウスピースは凸凹がなく、外部からの力を受ける影響も少ないですし、口腔内を金属で切ってしまう心配もありません。
また、マウスピース矯正はご自身で取り外しが自由にできるので、歯磨きや飲食の際に取り外すこともできます。
当院では、インビザラインというマウスピース矯正を取り扱っていますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
○裏側矯正
前歯だけの矯正でも、裏側矯正が可能です。裏側矯正は、歯の裏面にワイヤーをつけて矯正するやり方です。
裏側矯正は表側から矯正装置が見えないため、矯正をしていると周りに知られたくない方や、人としゃべる機会が多い方に人気です。
そんな裏側矯正は、矯正装置が舌に当たりやすいので、装着したての際に異物感が気になる可能性があるでしょう。しかし、使っている間にだんだんと慣れていくので、ご安心ください。
■前歯のみの部分矯正のメリット
次は、前歯だけの部分矯正のメリットを見ていきましょう。
○治療期間が短くて痛みが少ない
前歯は奥歯に比べて動かしやすいので、全体矯正と比較すると治療期間が短くて済みます。
また、同じ理由によって、痛みが少ないというメリットがあります。
○費用が抑えられる
治療期間が短く、矯正装置も前歯だけに取り付けられるので、費用が抑えられるというメリットがあります。
○矯正装置が目立ちにくい
矯正装置が小さいので、目立ちにくいという特徴があります。
全体的な矯正は、笑った時や口を大きく開けるとワイヤーがどうしても目立ってしまいますが、部分矯正ならあまり目立たないでしょう。
○歯磨きしやすい
前歯の部分矯正では、全体矯正とは異なり、矯正用の装置をすべての歯に取り付ける必要がありません。
そのため、歯磨きがしやすくなり、矯正中でも虫歯や歯周病を防ぐことができます。
■前歯のみの部分矯正のデメリット
では、メリットの多い部分矯正にデメリットはあるのでしょうか。
ここからは、考えられる部分矯正のデメリットをご紹介します。
部分矯正はピンポイント的な部分しか動かさないため、全体的な嚙み合わせは調節不可能です。
ですから、前歯以外の嚙み合わせに何も問題がない患者様が部分矯正の対象です。
■部分矯正後はリテーナーが必要
前歯のみの部分矯正でも、歯列矯正後の保定期間はリテーナーをつける必要があります。
歯列矯正が終わったすぐあとは、歯が矯正を行う前の状態に戻ろうとしますから、リテーナーを使って防ぎます。
人によってさまざまですが、リテーナーをつける保定期間は1~2年程度です。
保定開始後は、半年から1年程度がほとんど1日中リテーナーを装着します。
歯の状態が安定してきたら、就寝中だけなどリテーナーをつける時間を調節します。
■歯列矯正期間を延ばさないようにするポイント
歯列矯正期間を延ばさないようにするためには、歯科医師の指示に従って正しく矯正装置をつけることが大切です。
医師の指示通りにしないと、正常に矯正が進んでいかないリスクもあり、治療期間が長引く可能性があるのです。
また、リテーナーを取り付ける保定期間もしっかりと守り、再度矯正治療を行わないようにすることも重要です。
さらに、矯正治療中は歯科医院へ定期的に通うことになるため、通院ペースをしっかり守ることも大切です。
期間が空くと、正しく矯正を進められなくなるかもしれません。
マウスピース矯正では歯の矯正状況に合ったマウスピースを使うので、歯科医院に通わないと治療の期間が長くなります。
■まとめ
見た目の印象を大きく左右する前歯の歯並び。
前歯は笑った時に一番目につく部分でもあります。
すきっ歯や凸凹歯など、前歯の乱れた歯並びでお悩みを抱えている方も少なくないでしょう。
前歯の歯並びが気になる方は、全体矯正と比べると期間や負担・費用などが抑えられる部分的な矯正がおすすめです。
当院はインビザラインという透明なマウスピース型の矯正や可能な限り歯を抜かないで矯正するプラン、痛みが少ない矯正プラン、出っ歯やすきっ歯などに対応した部分矯正などさまざまな矯正方法を取り揃えております。
まずは、あなたの抱えるお悩みを当院にお話ししてみませんか?一緒に口元のコンプレックスやお悩みを解決しましょう!
前歯の部分矯正の詳細は「前歯の部分矯正」をご覧ください。
オンラインWEB初診カウンセリングはこちらから
インビザラインを付け忘れたときの影響は?
2022年5月20日
今人気のマウスピース型矯正であるインビザラインは、矯正装置の取り外しができるという大きなメリットがあります。
しかし、取り外せるが故に、装着し忘れる可能性があるのです。
装着し忘れると、どのような悪影響があるのでしょうか。
そこでこの記事では、インビザラインを付け忘れた場合の影響や付け忘れを防ぐ方法などについてご紹介します。インビザラインを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
■インビザラインとは
インビザラインは、世界シェアナンバーワンのマウスピース型矯正です。
インビザラインは累計600万件以上の治療実績があり、歯並び全体の矯正や部分的な矯正、後戻りした歯の再矯正など幅広いケースに対応できるという特徴があります。
そんなインビザラインは、以下のようなメリットがあります。
○型取りの必要がない
矯正治療は必ず歯型を取る必要があります。これまではシリコンが入った大きなトレーを口に入れ、歯型を採取していたのですが、これが苦手という方も少なくありません。
インビザラインのiTeroシステムの場合、苦しい型取りは一切不要です。
3Dスキャナーの先端をお口に入れるだけで、素早く歯型を取ることができます。
○自由に取り外せる
通常のワイヤー矯正は自由自在に取り外せないので、歯磨きや食事がしにくいというデメリットがありました。
しかし、インビザラインのようなマウスピース型矯正は自由に取り外せます。
○透明で目立ちにくい
インビザラインで使用するマウスピースは、透明になっていて目立ちにくいという特徴を持ちます。
また、マウスピースを維持するために、特定の歯に矯正力をかけるためのアタッチメントというプラスチックの出っ張りを歯に着けるのですが、こちらも歯の色に似ています。
そのため、矯正治療中に審美的な障害を感じることが少ないでしょう。
矯正中は、ワイヤーなどの銀色の矯正装置が目立つのが気になるという方も多いですが、インビザラインでは、矯正治療中ということが周りに気づかれにくいというメリットがあります。
■インビザラインを付け忘れてしまった場合の影響
インビザラインを付け忘れてしまった場合は、少なからず悪い影響が及ぶ可能性があります。
しかし、どのくらいの程度の悪影響がでるかについては、「何日程度インビザラインを付け忘れていたのか」によって異なるので注意が必要です。
インビザラインのようなマウスピース型の矯正は、少し付け忘れた場合だと、歯並びが大きく後戻りする可能性は少ないでしょう。
もし少し付け忘れても、すぐにインビザラインを装着しなおせば問題ありません。
インビザラインを何週間も付け忘れてしまった場合は注意が必要です。
この場合、治療計画に遅れが発生してしまいますし、動いた歯が元の位置に戻る原因にもなります。インビザラインは自由に取り外せるので付け忘れることもありますが、治療計画にズレが発生しないように、付け忘れを防ぐことが重要です。
■インビザラインを付け忘れたときの対処法
では、インビザラインを付け忘れたときはどのように対処すればよいのでしょうか。
インビザラインを付け忘れた場合でも、適切な対処を行うことによって、悪影響を最小限に抑えることが可能です。
○付け忘れが長期間の場合
インビザラインの付け忘れが長期間の場合は、装着予定だったインビザラインの装着を見送ったほうが良いでしょう。
インビザラインの付け忘れは、歯並びが元の悪い状態に戻ろうとする後戻りを発生させます。そのため、予定していた歯並びの状態とは大きく異なる歯並びになってしまうので、予定していたインビザラインが想定とは異なる歯並びの状態に合わないケースがあるのです。
また、長期間インビザラインを付け忘れた後にインビザラインを装着すると、痛みを感じる場合もあります。
これは、歯並びが後戻りを起こしたことによって、インビザラインが合わなくなっているのです。
痛みの有無にかかわらず、インビザラインを長期間付け忘れてしまった場合は、インビザラインを装着する前に歯科医師に相談することが大切です。
○歯科医師に相談する
特に、長期間インビザラインを付け忘れてしまった場合は、矯正治療の歯科医師に正直に話し、今後の治療計画について相談しましょう。
インビザライン付け忘れ時は適切な対処で悪影響を抑える
■インビザラインの付け忘れを防ぐには?
インビザラインを装着して理想の歯並びを手に入れるためには、付け忘れを防ぐことが大切です。
最後に、インビザラインの付け忘れを防ぐ方法についてご紹介します。
○スマホのアラームを設定する
スマートフォンには、便利なアラーム機能がありますが、インビザラインの付け忘れ防止に、こちらをうまく活用しましょう。
インビザラインを装着する予定時間にアラームを設定し、インビザラインを装着する時間であることを気づかせるのです。
また、既に付け忘れた経験がある場合は、どのようなタイミングで付け忘れたのかがわかっているでしょう。
そのタイミングでアラームを設定することをおすすめします。
○食事や歯磨きの時間を決めておく
インビザラインは食事や歯磨き以外は基本的に装着したままになるので、それらの時間をあらかじめ決めておくことも、付け忘れ防止となるでしょう。
これは、食事や歯磨き、就寝、起床のような場面が、規則正しい生活をしていると、決まった時間になることが多いからです。
あらかじめインビザラインの装着時間をしっかり確保できるように、食事や歯磨きの時間を決めたり、規則正しい生活を心がけたりすることが有効です。
■インビザラインの装着時間
インビザラインは、毎日20時間以上装着するように決められています。また、新しいマウスピースは初めの3日間は22時間以上使用する必要があります。
これらの装着時間を下回ってしまうと、歯の動きが悪くなる可能性があるので気を付けましょう。
■まとめ
インビザラインは自分で簡単に取り外せて、いつも通りの食事や歯磨きができる点が魅力です。
このようにメリットの多い魅力的なインビザラインですが、装着し忘れることによって、歯並びが後戻りしてしまう可能性があります。
また、装着時間を守ることができないと、歯を予定通り動かせなくなる可能性もあるのです。
インビザラインで理想の歯並びを手に入れるためには、決められた装着時間をしっかり守り、自分自身でうまく管理することが大切です。
こちらの記事でご紹介した付け忘れ防止対策を実践するのもおすすめです。
当院では、患者様が抱えているお口のお悩みや不安などにしっかりお応えする機会を設けております。どのような些細なことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
インビザラインに興味がある方や今の歯並びに不満・お悩みがあるという方なども、ホームページからぜひお問い合わせくださいね。
オンラインWEB初診カウンセリングはこちらから
インビザライン矯正で後戻りを避ける方法
2022年5月13日
歯並びの悪さは矯正治療で改善可能ですが、矯正治療が終わると「後戻り」が起こるケースがあります。
せっかく大切な時間をかけて矯正治療を行ったのに、歯並びがもとに戻ってしまうのは非常に残念なことです。
そこで今回は、矯正治療後に後戻りが起こる理由や、インビザライン®️で後戻りを避ける方法などをご紹介します。
インビザラインでの矯正を検討中の方や、インビザラインによる矯正を行っている方は、ぜひ参考にしてください。
■矯正治療後に後戻りする原因
まずは、どうして矯正治療後に後戻りしてしまうのか、その原因を見ていきましょう。
人間の歯は、顎の骨と直接結合しているわけではなく、歯と顎の骨の間にある歯周靱帯という組織によって間接的に結合しています。よく、スポーツ選手などが手や足の靱帯を断裂するケースがありますが、それと同じように、歯周靱帯が歯と骨をつないでいます。
非常に強靭で柔軟性がある靱帯は、各器官が正常に機能するのをサポートしています。そのため、矯正治療で歯を動かした際、靱帯は元々の位置に歯を戻そうとします。つまり、放置しておくと歯の後戻りが起こる可能性があります。
歯の後戻りは放置せず適切に対処
■インビザラインで歯の後戻りを避ける方法
インビザラインとは、歯科先進国であるアメリカのアライン・テクノロジー社が開発した、歯並びを改善する矯正歯科治療の一つです。
インビザラインで使用する矯正装置は透明で目立ちにくく、薄く軽いので矯正治療中でも快適に使用できます。
そんなインビザラインも、後戻りが起こるリスクがあるのです。
次は、インビザラインで後戻りを避ける方法をご紹介します。
○リテーナー(保定装置)を付ける
矯正治療で移動が終わった歯をその部分に固定する処置が必要です。リテーナーと呼ばれる保定装置を使って歯を固定し、後戻りを防ぎます。
リテーナーは固定式と着脱式の2つの種類がありますが、最近では、インビザラインのマウスピースと似ている素材や形態のものを選ぶ方が多いです。
リテーナーは矯正治療後約3年間使用します。移動した歯をしっかり安定させるには、それだけの長い期間が必要となるのです。
リテーナーを付け忘れたり途中で止めてしまったりすると、後戻りのリスクが高まるので注意しましょう。
また、矯正治療を受けていない方でも、加齢とともに歯並びが変化する場合があります。矯正治療を受けた受けていないに関わらず、歯は生涯を通して少しずつ動き続けるのです。
リテーナーの使用を中断したタイミングから歯の動きは始まってしまいます。後戻りとは言わないで、生理的な歯の動きと考えたほうがよさそうです。生理的な歯の動きも予防したいのならば、保定期間の3年間を終えた後でも、リテーナーを就寝時に使う必要があります。
○歯周病を防ぐ
歯周病は、口腔内の細菌が歯と歯茎の間に侵入し、炎症を引き起こす病気です。歯周病が進行すると、歯を支えている骨まで感染し、骨を溶かしてしまうのです。そのため、歯周病が進行すると歯を支えている骨が安定せず、後戻りする可能性があります。
歯周病を防ぐには、歯垢(プラーク)が付着しないようにすることが大切です。
歯垢の付着を防ぐには、毎日の歯磨きが重要になり、歯磨きで落としきれないような汚れは歯科医院でのクリーニングで除去することがポイントです。 このような歯周病予防は、口腔内の健康を保つと同時に、歯の後戻りを防ぐために非常に重要なことなのです。
■インビザラインに向かないケースとは?
インビザラインはすべての歯並びに適用するわけではありません。
下記に挙げるようなケースは、インビザラインに向かないと言えるでしょう。
○骨格に異常があるケース
乱れた歯並びは、歯性と骨格性の2つに分けることができます。歯が生えている場所や傾きの異常により、歯列に乱れが現れているケースは、インビザラインを適応しやすいといえます。
しかし、骨格性の歯列の乱れは、顎の骨の大きさや位置に異常が認められるので、インビザラインには向いていない場合もあります。まずはカウンセリングにてご自身の状態を確認し、診断いたします。
○マウスピースの装着時間を管理できないケース
インビザラインのマウスピースは、1日で約20時間以上ほど装着する必要があります。この装着時間をしっかり守れないと、歯の後戻りが発生しやすくなるのみならず、歯の移動が計画通りに進まなくなるでしょう。
このように、マウスピースの装着時間を自分で管理できない方は、インビザラインのようなマウスピース矯正よりも、固定式の矯正装置であるワイヤー矯正のほうが向いている可能性があります。
■インビザラインは後戻りしにくい
インビザラインで矯正治療した方は、治療後もリテーナーをしっかり使用し続ける場合が多いです。 これは、治療中からマウスピースを装着することに慣れているので、その後にリテーナーを使っていくことに抵抗がなくなるのです。
このように、長期間リテーナーを使用することで、きれいな歯並びを維持することができるでしょう。 リテーナーを使うトレーニングができるのも、インビザラインの大きなメリットと言えます。リテーナーを使える方が多いのも、インビザライン治療が後戻りしにくい理由です。
■当院のインビザライン矯正
最近では、マウスピースメーカーが増え続けていますが、信頼できるメーカーはさほど多くないでしょう。治療実績の少ないメーカーのものを使用してしまうと、「思い通りの歯並びにならなかった」と後悔することがあります。
それでは、せっかく矯正にかけた時間とお金がすべて無駄になってしまいます。こんな事態を予防するために、当院では世界シェア1位のインビザラインを使用しています。安心してご来院くださいね。
また、インビザラインは年間の実績豊富なドクターをランク付けしていて、当院は「ダイヤモンドプロバイダー」に認定されております。これは、豊富な実績を有する歯科 医院だけが認定されるのです。当院の担当医師は、インビザラインの認定医資格も取得済みです。これは、インビザライン矯正のエキスパートであることを証明する資格です。
■まとめ
後戻りしにくいと言われるインビザラインでも、さまざまな原因で後戻りしてしまうケースがあります。インビザラインで歯が後戻りしてしまった場合、そのまま放置しないで、適切に対処することが大切です。
後戻りしたら、まずは主治医に相談しましょう。歯科医院の主治医は患者様のお口の中を熟知しているので、後戻りが起きたとしても適切に対応してくれます。
また、後戻りを防ぐには、保定期間中にリテーナーをしっかり装着することが重要です。所定時間を守り、リテーナーを適切に装着しましょう。
今回の記事でインビザラインによる矯正治療が気になった方は、ぜひお気軽に当院までご相談ください。当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんな些細なことでも構いませんので、ぜひ私たちにお話ししていただけたらと思います。
オンラインWEB初診カウンセリングはこちらから
インビザラインとほかのマウスピース矯正の違いは?
2022年5月6日
これまでは、銀色のワイヤーを使った矯正治療が一般的でしたが、現在はさまざまな矯正治療法があります。
特に、周りから矯正治療中だということが気づかれたくないという方に人気なのが透明なマウスピース矯正「インビザラインⓇ」です。
インビザラインは、透明で目立ちにくい矯正装置で、世界シェアがナンバーワンという特徴を持ちます。
そこで今回は、インビザラインとほかのマウスピース矯正の違いやインビザラインのメリットなどをご紹介します。目立たない矯正治療で理想的な口元を手に入れたいという方は、ぜひ参考にしてくださいね。
■インビザラインの特徴
まずは、インビザラインの特徴を詳しくご紹介します。
○年齢に合わせた適切なタイプ
インビザラインは、年齢に合わせ適切なタイプが用意されています。
○ほかのマウスピース矯正にない治療範囲
インビザラインは前歯のみだったり、奥歯を含む全体治療だったりと、治療範囲は幅広いです。
部分的な歯の移動にとどまらず、ほかのマウスピース矯正では難しいような、全歯の移動に対応しているのです。
○幅広い適応症例
インビザラインは、重度の出っ歯やすきっ歯、受け口、八重歯、ガタガタの歯、抜歯が必要な歯並びの乱れ、ワイヤー矯正で後戻りしてしまったケースなど、幅広い症例に対応しています。
○噛み合わせの改善まで可能
多くのマウスピース矯正の場合、噛み合わせまでは改善できないケースが少なくありません。
しかし、インビザラインは歯列全体を動かすことができるので、噛み合わせの改善まで可能なのです。
○来院頻度が少ない
毎回型取りをしなければならないほかのマウスピース矯正の場合は、型取りのために1ヶ月に一度程度歯科医院に行かなければなりません。
しかし、インビザラインは型取りが最初の一回のみで、それ以降は調節がマウスピースの交換でできるので、通院頻度が少ないといったメリットがあります。
○歯の型取りの負荷が軽減される
アソアライナーのようなマウスピース矯正の場合は、毎月マウスピースを交換するたびに印象材を使用した型取りが必要になります。
ですが、インビザラインは最初に一回のみで型取りが終了します。
○目立ちにくい見た目
インビザラインは透明な材料で作られているので、装着時に関してもほとんど目立ちません。
しかし、歯を動かす力を高めるために、アタッチメントやゴムが必要となる場合もあります。
○痛みや違和感が少なく済む
インビザラインでの矯正治療中は、少し痛みを感じることもあります。
しかし、治療前に最も効率の良い歯の動かし方をシミュレーションし、シミュレーションに基づいて装置が作成されます。そのため、歯の動きに無駄がなく、痛みや違和感が最小限に抑えられるのです。
また、インビザラインは着脱式なので、痛みがどうしても我慢できない場合は、少しの間、外して休憩することも可能です。
※1日の装着時間はしっかり守りましょう。
○後戻りリスクを最小化する保定装置
どのような矯正装置を使用したとしても、歯列の後戻りの可能性はゼロではありません。そのリスクを最小限にするために欠かせないのが、保定装置を使った保定です。
保定装置をしっかり使って、後戻りを防ぐことが大切です。
インビザラインには幅広い治療範囲等の特徴がある
■一般的なマウスピース矯正装置の特徴
インビザライン以外のマウスピース矯正は、歯が動くたびに歯型をとり、次のマウスピースを作成します。歯型を取る際は、大きなトレーを口の中に入れて、数分間じっとしている必要があります。
これを、苦痛に感じる方も少なくありません。
しかも、この型取りを2週間~1ヶ月に一度行う必要があるのです。
また、マウスピースは歯科技工士が一つ一つ手作業で作成するので、歯科医師と共に歯科技工士のスキルが高くないと、計画通りに歯を動かす効果が期待できません。
さらに、ほかのマウスピース矯正は治療期間の予測が難しいというデメリットがあります。来院頻度も高いので、仕事や私生活で忙しい方には時間を取るのも大変になってしまうでしょう。
■マウスピース矯正の注意点
スキルが向上して適応症例も拡大し、症例数が増加しているマウスピース矯正ですが、目標とした歯並びにならず失敗してしまうケースもあります。ここからは、インビザラインやマウスピース矯正の注意点をご紹介します。
○マウスピースの装着時間や交換期間を守る
マウスピース矯正にはいくつかの種類があり、それぞれ治療方法が異なることはご理解いただけたでしょうか。
どんなマウスピース矯正であっても、取り外しができるので日常生活への支障が少なく、非常に便利な矯正治療法であることは間違いありません。
しかし、マウスピースは患者様ご自身で取り外しができるために、歯科医師の指示に従ってマウスピースの装着時間や交換期間を管理しないと、治療が計画通りに進まず、失敗につながる場合もあるでしょう。
マウスピースの種類によって、マウスピースの装着時間や交換期間が違います。患者様の自己判断でマウスピースの装着時間や交換期間を変えてしまうと、治療計画にズレが出てしまい、新しいマウスピースがうまくはまらなくなってしまうケースもあるのです。
また、マウスピースを作成しなおしたり、治療期間が伸びたりすると、治療費が高くなってしまうこともあるので気をつけましょう。
○口腔ケアをしっかり行う
マウスピース矯正はワイヤー矯正とは違って、これまで通り歯磨きやデンタルフロスを行うことが可能です。しかし、アタッチメントや矯正装置を付けていると、歯磨きがしにくい場合もあります。
矯正治療中に虫歯や歯周病になってしまうと、虫歯や歯周病治療を優先しなくてはなりません。また、虫歯や歯周病が悪化すると、矯正治療を中断しなければならないケースもあるのです。
矯正治療中は、虫歯や歯周病にならないように念入りに口腔ケアを行うことが大切です。
■当院のインビザライン
インビザラインのマウスピース矯正を行う医院には、7つのランクが認定されています。
当院では、上位クラスに当たる「ダイヤモンド」の認定を受けております。これは、豊富な治療実績を持つ歯科医院のみが認定されるのです。
また、当院のインビザラインは、44万円(税込)~/月額4,300円(税込)~でスタートできます。
インビザラインの相談は無料で出来ますので、気になる方はぜひお気軽にご相談くださいね。
インビザライン矯正の詳細は「マウスピース矯正」をご覧ください。
■まとめ
最近ではマウスピース矯正が増え続けていますが、信頼できるメーカーはそれほど多くないのが現状です。
治療実績の乏しいメーカーを使用してしまうと、「理想とする歯並びにならなかった」「後戻りにつながってしまった」というリスクが高まってしまいます。
これではせっかくかけた時間とお金が無駄になってしまうでしょう。
このような事態を予防するために、当院では世界シェアナンバーワンのインビザラインを使用しています。どうか安心してご来院くださいね。
また、当院では患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問、不安などにお応えする機会を設けております。どのような些細なことでも構いませんので、ぜひ私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は、ホームページからお問い合わせください。一緒に口元や歯並びのお悩みを解決していきましょう。
オンラインWEB初診カウンセリングはこちらから
悪い歯並びの種類と不正咬合を改善する矯正治療法とは?
2022年4月29日
今回は、悪い歯並びの種類と、歯並びの悪さを改善する矯正治療「インビザラインⓇ」をご紹介します。
歯並びの悪さを改善したい方は、ぜひ参考にしてください。
■不正咬合の種類
歯並びが悪いことや噛み合わせの悪さを「不正咬合」と呼びます。
不正咬合には、下記のようにさまざまな種類があるのです。一つ一つ、その特徴を見ていきましょう。
○下顎前突/受け口
下顎前突とは、下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態の不正咬合を指します。この歯並びは、一般的に受け口やしゃくれとも呼ばれています。また、反対咬合と呼ばれることもあります。
下顎前突は、下の前歯に対して上の前歯が前に出る正常の歯並びとは正反対なので、滑舌が悪くなりがちで、発音がしづらくなることが特徴です。
特に、サ行の発音が難しくなり、極端な下顎前突にお悩みの方の中には、人前で話すことに抵抗を感じている方もいるようです。
このような下顎前突の原因は、下顎が大きかったり、上顎が小さかったりと骨格の問題が大きいです。
○上顎前突/出っ歯
正常な歯並びは、上の前歯が下の前歯よりも2㎜程度前に重なっています。
状顎前突は出っ歯とも呼ばれ、上の歯が下の歯よりも著しく前に出ているのです。これは、日本人に多く見られる不正咬合で、上の歯が前に大きく傾いて生えているタイプや、上顎の骨が前に出ているタイプなどがあります。
この歯並びの原因は、上顎の骨が下顎に比べて大きかったり、上顎の骨が前に出ていたりという先天的な要因と、指しゃぶりや舌で歯の裏側を押すなどの日常的に行っている癖により起きたりする後天的な原因があります。
○叢生(そうせい)/乱ぐい歯
叢生は、隣り合う歯が重なり合ってデコボコに乱れた歯並びのことを指し、乱ぐい歯とも呼ばれます。日本人の不正咬合の中でも非常に多い症状で、顎が小さく歯の生える場所が十分にないところに歯が無理やり生えているので、ガチャガチャと重なり合って生えてしまうのです。
八重歯もこの叢生の種類に入ります。
叢生は、歯磨きやデンタルフロスがしにくく歯の奥に汚れが溜まりやすいので、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
○上下顎前突
上下顎前突とは、上下の前歯が前に突き出ている状態を指します。
歯が前に出ているので口が閉じにくく、口腔内が乾燥しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まるのです。
前歯が前に出ているだけなら歯を後ろに引っ込める治療のみで済むのですが、顎の骨が小さく前歯を引っ込めるためのスペースがない場合は、抜歯が必要となるケースがあります。
○開咬
開咬はオープンバイトとも呼ばれる不正咬合で、歯を噛み合わせても前歯が閉じない状態を指します。
前歯が噛み合わないので食べ物を噛み切るのが難しかったり、空気が抜けて発音しづらかったりと日常生活に影響が出る場合があります。
また、前歯が噛み合わないため、奥歯に集中して負担がかかり、奥歯が欠けたり割れたりするリスクもあるのです。
○空隙歯列/すきっ歯
空隙歯列は、一般的にすきっ歯と呼ばれる不正咬合です。顎が大きかったり、顎に比べて歯が小さかったりする場合、歯の生えるスペースが余り、歯と歯の間に隙間ができてしまっている状態です。
歯がスカスカでまばらに生えているように見えるのも空隙歯列の持つ特徴です。
空隙歯列は歯と歯の隙間から空気が外に漏れるので、発音に支障が出てしまいます。また、歯と歯の隙間が大きく上下の歯がきちんと噛み合わないので、ものをしっかり噛み切れなかったり、上手く咀嚼できなかったりする可能性があります。
■不正咬合をインビザラインで改善しよう
上記でご紹介した不正咬合などは、矯正治療で治すことが可能です。
矯正治療は歯に銀色のワイヤーを取り付けるイメージがあると思いますが、現在は周りから目立ちにくいマウスピース型矯正歯科装置が人気です。
特に、インビザラインは薄く透明になっているので、装着していても周りの方から気づかれにくいというメリットがあります。
それでは、当院のインビザラインについてご紹介します。
インビザラインのようなマウスピース型矯正歯科装置には、7つのランクが設定されています。
当院は、症例数がトップクラスにあたる「ダイヤモンドプロバイダー」の認定を受けております。
こちらは、インビザライン矯正(マウスピース型矯正)を年間150症例以上行った医院が認定されます。
■インビザラインの特徴
インビザライン矯正には、累計600万件以上の治療実績があり、歯並び全体の矯正はもちろん、部分的な矯正、後戻りした歯の再矯正など幅広いケースに対応できるといった特徴を持ちます。
そんなインビザラインは、抜歯しなければならないケースでも対応可能です。
一般的にマウスピース矯正は、抜歯が必要な方の治療は難易度が高いとされています。しかし、当院のインビザラインでは抜歯が必要な場合でも対応できます。
歯並びによってはワイヤー矯正と併用する場合もありますので、気になる方は一度ご相談にお越しいただければと思います。
また、通常のワイヤー矯正は自分で自由に取り外しができないので、食事や歯磨きがしにくいというデメリットがあります。
しかし、インビザラインなら自分で自由に取り外しができるのです。
注意したいのは、装着時間が短くなると治療期間が伸びてしまうことです。ご自身でしっかり管理し、装着時間をきちんと守ることが大切です。
インビザライン矯正は幅広いケースに対応できる
■インビザラインの治療期間を短縮するポイント
インビザラインはこれまでのワイヤー矯正に比べて治療期間が短いというメリットがありますが、治療期間をより早くさせたいという方向けに、光加速装置というもののご利用も可能です。
光加速装置は、治療期間を1/2~1/3まで短縮させる装置です。光加速装置は赤外線を利用して、細胞を活性化させることによって、治療スピードを向上させるのです。
また、治療中の痛みを軽減するといった効果もあります。
■まとめ
ご紹介した通り、悪い歯並びや噛み合わせなどの不正咬合には、さまざまな種類があります。
人によってお顔がまったく異なるように、歯並びも千差万別。まったく同じ歯並びは存在せず、人によっていろいろな歯並びや噛み合わせがあるのです。
不正咬合をそのままにしておくと、体やメンタルに良くない影響を与えるケースもあります。
ぜひ、ご自身に合った矯正治療で、不正咬合をキレイな歯並びへと改善してください。
当院では患者様が抱えているお口のお悩みやコンプレックス、疑問などにお応えする機会を設けております。
どんな些細なことでも構いませんので、お気軽に私たちにお話ししていただけたらと思います。ご興味のある方は、無料カウンセリングや無料メール相談からお問い合わせください。
オンラインWEB初診カウンセリングはこちらから