インビザラインで気になる部分を目立たせずに矯正しませんか?
2022年2月11日
マウスピース矯正に興味があるけれど、歯並び全体を治すほどでもないような気がする。歯並びの悪さが気になる部分だけ矯正したいな、とお考えの方もいらっしゃるかと思います。今日は、マウスピース型矯正を専門とする当院がおすすめしております矯正装置ブランドの「インビザライン®︎」を用いた部分矯正についてお伝えします。
■マウスピース部分矯正の特長
歯の矯正では、歯並びや噛み合わせ全体ではなく、問題がある部位だけを治療する「部分矯正」と呼ばれる方法があります。具体的な矯正方法としては、当院が得意とするマウスピース矯正はもちろん、全体矯正でも用いられるブラケット矯正(ワイヤーを使用)、インプラントを使用した矯正などがあります。
では、インビザラインでの部分矯正が他の方法より優れているのはどのようなところでしょう。
① 手軽に矯正できる
歯の矯正治療を始めたことを周囲に気が付かれたくない人もいらっしゃると思います。ワイヤー矯正の装置は、とくに表側に装着すると目立ってしまい、まわりの人に矯正していることが知られてしまいます。
しかし、インビザラインは透明なマウスピースを用いた矯正方法ですので、装着していても目立ちません。また、どうしてもマウスピースをつけたくない時は外すこともできます。ほんの少し歯並びが気になるけれど、矯正すると目立ってしまいそう、と躊躇している方にとって、インビザラインでの部分矯正は適しています。
② 多くの症例をもとに治療計画やマウスピースが作られる
インビザラインは、これまで世界1,100万人以上の使用実績があり、日本国内でも2,000以上の歯科医院が採用しています。数々の治療実績をもとに、あなたにもっとも適した治療計画やマウスピースをご用意できるのは、インビザラインだからこそです。
また、インビザラインでは、事前に撮影したレントゲンや口腔内スキャンの画像を元に、3Dで治療のシミュレーションを行います。これらのシミュレーションにも過去の症例が生かされているのです。
③ 矯正の痛みや負担が少ない
ワイヤー矯正では、矯正装置を調整することができるのは歯科医師だけですので、通院した際に強い強制力をかける必要があり、歯がその強制力に馴れるまでは強い痛みを伴う恐れが高くなります。いっぽう、インビザラインではおよそ10日ごとにマウスピースを変えることで歯を動かしていくため、歯に対していちどに大きな強制力をかけることはありません。
インビザラインの1回の交換で歯が移動する距離は、なんと、わずか約0.25mmです。ワイヤー矯正と比べて少しずつ、細かく歯を動かしていくため、痛みから起こるからだへの負担が小さくなるのです。
④ 治療に通う期間や回数が軽減できる
部分矯正は動かす歯が少ないため、治療期間も短くなります。通常の矯正治療なら2~3年かかるケースも少なくありませんが、部分矯正なら数ヶ月~1年以内に治療が完了します。ですので、部分矯正は結婚式や就職活動など、大事なイベントを控えている方にも人気があります。
また、一般的なマウスピース型矯正システムですと、約2~3週間のペースで来院いただき、その都度歯型を採り、新しいマウスピースを作製しなければなりません。それに対し、インビザラインは各ステージのマウスピースをまとめて作製しお渡しできるため、来院回数を6~8週間に1回のペースに減らすことができます。インビザラインは、お忙しい方でもできる部分矯正システムといえます。
マウスピース矯正にはいくつかのメーカーがあり、それぞれこのメーカーではこのケースは対応できないが、他のメーカーでは対応できるといった適応症例があります。当院で利用するメーカーは世界シェアNo.1を誇る「インビザライン®️」で、他のメーカーと比べて適応症例が広いのが特徴です。また、矯正治療に関しての知識や経験が豊富なうえ、インビザラインでの治療を数多く経験した当院の診察力と技術であれば、他の歯科医院で断られてしまったケースもインビザラインで治療できる可能性があります。

■インビザラインでの部分矯正に向いたケース
インビザラインでの部分矯正に適しているのは、一般的に次のようなケースです。
①前歯
前歯一本だけがずれているのが気になる場合や片方の歯が飛び出ているような歯並び、以前矯正をしていて、後戻りをおこした場合などはインビザラインが適しています。
②軽い乱ぐい歯
専門用語では、叢生(そうせい)とも呼ばれる、歯があちこちを向いて乱れた状態は部分矯正で大丈夫なケースがあります。歯が歯列(アーチ状の歯並び)に収まりきらずわずかに隣同士が重なってしまう状態や、少し歯がねじれている状態です。八重歯もこの一種です。
③すきっ歯
歯のあいだに隙間が出てしまう場合です。小さい歯や形の悪い歯が生えてきた場合、本来生えてくる歯の数より少ない場合など、歯と顎のバランスが崩れている場合に起こります。
すきっ歯は頬杖をついたり、舌で前歯を押してしまったりする癖によっても起こり得ます。若い頃はきれいな歯並びだった方も、生活習慣によってすきっ歯になってしまうこともあるのです。
④ごく軽い出っ歯
隣の歯に比べて少し段差がある程度や、顎自体ではなく歯のみが出ている場合は、インビザラインでの部分矯正が向いております。
■インビザラインでも部分矯正ができないケースもあります
インビザラインは『部分矯正』『全体矯正』どちらにも対応できるすぐれた矯正方法です。しかし、残念ながら部分矯正したいと考えている患者さますべてが部分矯正できるわけではありません。凸凹が著しい歯並びや骨格的な問題など、部分矯正が向いていない場合も少なからずあります。また、実際に検査診断をしたところ、部分矯正を希望して来院された患者さまのなかには、実は全体矯正が必要な症例だった例も少なくありません。
また、怪我をしたら徐々に元の状態に戻るように、歯も何もしないと「元に戻ろうとする力」が働きます。少しずつ動かした歯並びが元に戻ってしまわないよう、矯正治療後はリテーナーと呼ばれる装置を一定期間付けることで、「今の歯並びが正しい位置である」ということを身体に教え込む必要があります。このリテーナー装着期間が不十分だと、せっかく治療した部分矯正が元に戻ってしまうことがあります。
私たち矯正の専門医は、専門家の見地からさまざまな検討を重ね、患者さまの健康に最善の提案をさせていただきたいと考え、日々の診療にあたっております。患者さまの状態をもとにとことんご説明させていただき、患者さまひとりひとりがご納得いただける治療をご提案させていただいておりますことをご理解ください。
■ご相談はインビザライン・ダイヤモンドプロバイダーの当院へ
当院はインビザライン矯正のエキスパート認定医が在籍し、年間の治療数も豊富な「ダイヤモンドプロバイダー」です。マウスピース矯正を専門とする当院では、インビザラインをはじめとしたさまざまな治療法で、患者さまの歯並びのお悩みを解決します。
治療に先立ってメール相談や対面のカウンセリング、診断までを無料で行うだけでなく、さまざまな観点から想定される治療内容について専門家としての視点で客観的にご説明いたします。歯並びや咬み合わせにお悩みのかたは、ぜひいちど当院の無料個別相談へお申し込みください。他の歯科医院で断られてしまったケースでも対応できることがあります。どうぞお気軽にご相談ください。
当院ホームページでは、インビザラインの部分矯正について、より詳しいご説明をいたしております。ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ併せてお読みいただけると幸いです。
マウスピース矯正専門の当院がおすすめする「インビザライン」
2022年1月28日
当院のブログをご覧いただいているみなさまは、さまざまな歯列矯正の方法をお調べになり、マウスピース型矯正に魅力を感じていらっしゃるかたが多いことと思います。マウスピース型は従来のワイヤーを用いた矯正方法にくらべ、「取り外しできる」「目立ちにくい」「金属アレルギーでも大丈夫」といったメリットがありますが、「歯並びや歯の状態によって使えない」といったデメリットがあるというお話があると言われています。
今日は、マウスピース型矯正を専門とする当院がおすすめしております矯正装置ブランドの「インビザライン®︎」について、おすすめの理由や治療手順をお伝えしたいと思います。
当院でおすすめする「インビザライン®︎」
マウスピース型の矯正装置はさまざまなものがありますが、当院ではインビザラインをおすすめしています。
インビザラインは、マウスピース型矯正装置のパイオニア企業である米国アライン・テクノロジー社が開発した、従来のワイヤー矯正とはまったく異なる、透明なマウスピース型の矯正装置です。マウスピースは目立ちにくく、見た目を気にすることなく矯正治療を進めることができます。
インビザラインは、1997年から独自技術の研究と改良を続け、いまでは世界で1,100万人以上、日本国内では2,000軒以上の歯科医院で治療方法として取り入れられており(※)、お口の中のトラブルを起こしにくいのが特長です。(※2021年9月時点における「インビザライン・システム」および「インビザライン Goシステム」の合計)
歯並び全体の矯正はもちろん、部分的な矯正や矯正後に後戻りしてしまった歯の再矯正など、さまざまなケースに対応できるのがインビザラインの強みです。
しかし、マウスピース型矯正装置が一般的にいわれるように、インビザラインが苦手とする歯並びもあります。
なかでも抜歯が必要な方の治療は難易度が高いと言われており、他の歯医者さんでマウスピースは使えない、と言われたご経験のあるかたもいらっしゃるでしょうか。
当院では、抜歯が必要なケースでも対応できる実績があります。
歯並びによってはワイヤー矯正と併用することで対応できることもあります。ひとりひとり異なるお口の中のコンディションを詳しく把握したうえで、最適な矯正方法をご提案いたしますので、「自分にはマウスピース矯正は無理」などとあきらめてしまわずに、ぜひ一度当院の無料カウンセリングをご利用ください。
インビザラインを用いた歯列矯正治療の手順
インビザラインは、患者さまひとりひとりの歯並びの状態に合わせてマウスピースを作ります。インビザラインを使った矯正治療のステップは、おおむね次のとおりです。
1.カウンセリング
まずは、さまざまな治療方法の中から患者さまにもっともフィットする治療方法を検討するために、診察させていただき、患者さまのニーズをお伺いするカウンセリングからスタートします。カウンセリングの時には、独自のシミュレーションツールを用いて、ご自身の歯並びのビフォーアフターの変化をご覧いただけます。
気になることはなんでも、この段階でお聞きください。
2.精密検査
インビザラインでの治療を始めることが決まりましたら、いよいよ治療の準備に入ります。まずは、精密検査で口腔内の検査と、レントゲン撮影、顔や口の中の写真撮影を行ないます。また、型取りが一切不要です。
3Dスキャナーの先端をお口に入れるだけで、素早く歯型を採取できます。
3.治療開始
患者さまひとりひとりにあわせたマウスピースが完成すると、いよいよ治療開始です。初回は、マウスピースを実際につけてみて、歯にフィットしているかを確認します。この時に、マウスピースの扱い方や注意点などもご案内します。マウスピース型矯正装置は、決められた時間しっかりつけることと、洗浄などの日々のメンテナンスなど患者様自身での自己管理が非常に重要です。
4.定期診察を受ける
指定された装着時間を守りながら、治療の段階に合わせて新しいマウスピースにつけ替えていきます。定期診療の都度、口腔内の状態も確認し、治療の進捗を管理していきます。
一般的なマウスピース型のシステムの場合、約2~3週間のペースで来院いただき、歯型を取って新たなマウスピースの型を作らなければなりません。しかし、インビザラインの場合は、3次元画像化技術とCAD/CAM技術により、各ステージのマウスピースをまとめて作製しお渡しすることができ、来院回数は6~8週間に1回のペースまで減らすことができるのが大きなメリットといえます。
5.治療終了後はリテーナー(保定)を
矯正治療で歯を移動させ、のぞましい歯並びになったら治療終了となりますが、治療した歯並びを正しい位置を長期間にわたって保持しなければなりません。なぜならば、歯並びというものは、歯やあごの骨、筋肉、舌や歯周組織などさまざまな器官の微妙なバランスから成り立っています。いちど治した歯並びが、運動不足や姿勢の悪さ、ストレスといったさまざまな要因で変わってきてしまうことが指摘されています。いったん正しい位置に動かした歯や歯周組織が安定するまでの間、その位置を維持管理することを保定と呼び、そのために用いる装置を保定装置(リテイナー)と呼びます。
保定装置を装着する期間は、原則として、歯を動かした期間と同じくらいかかると言われています。とくに、矯正歯科治療を終えてから3〜6か月のうちは、歯が非常にもとの位置に後戻りしてしまいやすい不安定な状態です。保定をおろそかにしてしまったために、矯正が後戻りしてしまった残念なケースもご相談いただきます。治療の効果を長続きさせるためにももうひとがんばりが求められる、たいせつな時期です。

ご相談はインビザライン・ダイヤモンドプロバイダーの当院へ
当院はインビザライン矯正のエキスパートである認定医が在籍し、年間の治療数も豊富な「ダイヤモンドプロバイダー」です。
マウスピース矯正を専門とする当院では、矯正治療に関しての知識や経験が豊富な当院ドクターが、インビザラインをはじめとしたさまざまな治療法で、患者さまの歯並びのお悩みを解決します。また、治療に先立ってメール相談や対面のカウンセリング、診断までを無料で行い、さまざまな観点から想定される治療内容について専門家としての視点でご説明いたします。当院では口内環境、ライフスタイル、予算などに応じて複数の選択肢をご提案するようにしていますし、決してひとつの治療法を押し付けるようなことはいたしません。
歯並びや咬み合わせにお悩みのかたは、ぜひ一度当院の無料個別相談へお申し込みください。
世界シェアNo.1のインビザラインは適応症例の幅が広いのが特長のひとつです。
とはいえ、そのインビザラインでも対応が難しいケースがあり、歯科医院によっては同じインビザラインでもできることとできないことが起こり得ます。
しかし、矯正を専門とし、かつインビザラインでの治療実績の豊富な当院は、他の歯科医院で断られてしまったケースでも対応できることがあります。どうぞお気軽にご相談ください。
また、当院ホームページでは、インビザラインについて、さまざまな視点からより詳しいご説明を差し上げています。ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ併せてお読みいただけると幸いです。
インビザラインの詳細は「インビザライン矯正」をご覧ください。
インビザラインのシステム
2021年12月10日
歯科矯正と言われて、多くの方がイメージするのはおそらく、歯に金属を取り付けるワイヤー式の矯正ではないかと思います。
確かに小学校の同級生が歯に金属を付けている姿とかを教室で見てきたので、矯正のイメージはどうしてもすごく目立ってしまう、見栄えの悪い、できるだけ避けて通りたい、ちょっとネガティブなイメージをもつものなのではないかなと思います。
しかし、近年では、矯正も大きく変わってほとんど目立たず、かつ日常生活を送る上でも今までほどの手間なく、矯正できるようになりました。
その使いやすさに一役買っているのが、「インビザライン」です。
■米国で誕生、世界中に普及しているインビザライン
インビザラインシステムはアメリカで1999年に矯正歯科医を対象に提供開始されたもので、現在ではグローバル展開を行い、2020年1月現在、世界100カ国以上の国々、そして800万人以上の人がインビザラインシステムでの治療を受けています。
さらに紐解いていくと、このインビザラインを提供するアラインテクノロジー社は1997年にスタンフォード大学の2人のMBA学生が企業して設立した会社です。
この設立者の一人がパキスタン系のアメリカ移民で、当時ワイヤーによる歯の矯正治療を受けていたそうなのですが、これが非常に辛かった経験があったのですが、治療が終了した後のマウスピースのリテーナー(矯正装置を外した直後は歯の周りの骨(歯槽骨)が安定してないため動きやすく、歯は元の位置に戻ろうとする「後戻り」を防ぎ、安定させるために装着する装置)を使用した際に、これで矯正もできたら、楽なのでは、という発想から生まれたのがこの「インビザライン」なのです。
つまり、歯科医が生み出したものではなく、矯正を利用した一学生の発想によって生まれたものなのです。
そもそもマウスピースで歯を動かす、矯正していくという発想はそれまでにもあり、臨床応用されていました。
しかし、アラインテクノロジー社が違ったのは最初からコンピューターで装置をデザインしたことと、資本を集めて広く展開していくマーケティング展望を持っていたことにあります。
矯正歯科のプロやコンピューターを用いて歯を動かすことを想起するのは、今まで前例のないことなので、そうしたコンピューターの分野の専門家の力も借りる必要がありました。
彼らはどんどん検証と実践を繰り返し、インビザライン治療の精度もどんどん高まっていきました。
インビザラインが初めて日本にやってきたのは2006年のことですが、そこから年数を経ていくごとにインビザラインによる歯科矯正治療のクオリティは高まっていき、それと同時に矯正歯科におけるインビザラインの導入実績も高まっていきました。
アラインテクノロジー社は上記のごとく、多くの検証を繰り返し、多くの実績を作り出したことによって、マウスピース歯科矯正のパイオニアとして、世界中で専門家集団を形成し、世界一の症例数と、それに伴い進化していく機材、数多くの特許を保持しています。さらには独自のドクター教育プログラムを保有し、マウスピース矯正の分野においては他の追随を許していない状態です。
■インビザラインで使われるシステムはどのようなシステムなのか
インビザラインシステムは上述した通り、コンピューターを用いて、装置をデザインします。インビザラインで使用しているシステムは「クリンチェックプロ」と呼ばれるソフトウェアです。
インビザラインの治療でこのシステムを用いて行うことは、治療後の歯のポジションの設定(ゴールの設定)、ゴールまでの歯の動きのデザイン、その動きを実現するためのアタッチメントデザイン、この3点が主たる用途です。
そしてクリンチェックプロを用いることによって、治療ゴールの設定を一本一本、細かく設定することができます。そしてこれは矯正歯科医によって、矯正学的な診断と、手腕が発揮されるところであり、同じ患者様の型取りであったとしても歯科医によって全く違ったデザインが生まれる可能性があります。
歯科矯正というのは本当に細かく、先述の通り、歯科医によって全く変わってしまうほど詳細な設定が必要になる作業なのですが、それに適しているソフトウェアは現状ではこの「クリンチェックプロ」以上のものはないと思われます。
こうした精緻なシステムを駆使して、インビザラインではマウスピースを作成しているため、患者様一人一人に適した治療を提供していくことが可能です。

■今や芸能人も使うインビザライン
インビザラインは日本でもかなり普及してきました。
特に芸能界の方でインビザラインを利用する方が多数いらっしゃるようです。
芸能人の方々は見られるのがお仕事です。
歯並びを綺麗にして、より見た目をよくしたいと思っても、昔からの矯正治療ですと目立ってしまい、なかなか治療するのも難しかったのではないかと思います。
ですが、インビザラインは、見た目にも目立たずに矯正治療をすることができますので、お仕事もしつつ、歯も綺麗にしていけるという一石二鳥で、芸能界の方々も使いやすいようです。
芸能人の方でなくても、見た目がナチュラルに映るのはとてもメリットが多いと思います。
ビジネスシーンでも矯正しているからと言って、何か評価が変わるということではもちろんないと思いますが、人間は本能的にどうしても第一印象が強く残ります。
一生に一回のタイミングの第一印象もできれば、よく見せたいということであれば、インビザラインはワイヤーなどに比べるととても使いやすいのではないかなと思います。
■マウスピース矯正で気をつけなくてはいけないこと
インビザラインの初期の特許が2018年で切れ始めた関係で、格安のマウスピース矯正などが現れるようになりました。
ここで気をつけたいのは、確かにインビザラインは基本的に保険適用外となるため、金額が安くはないという点。
その点を突いて、安価なマウスピース矯正が市場に出てきているのは事実です。
しかし、安価なマウスピース矯正はむしろ余計にお金をかけてしまう結果になりかねません。
先述した通りインビザラインは非常に高度な技術とシステムに裏打ちされ、かつ歯科矯正医の技術によって結果も様変わりします。
きちんとした矯正専門のドクターが治療に当たる場合、マウスピースで歯をコントロールする難しさを理解しているため、インビザライン以外のマウスピース矯正を選択することは非常にリスクのある選択です。それくらい精度が問われるからです。
逆にいえば、安価なマウスピース矯正を行えるのはそこのリスクをあまり承知していない歯科医が当たっている可能性があります。
そして、マウスピース矯正は単にマウスピースを作って、送って、患者様が自分で装着すれば良いというものでもなく、都度必要なタイミングでフォローが必要です。
安価なマウスピース矯正を選んだ結果、矯正位置の失敗などで再度矯正をし直すことが必要になるケースもあり、失敗したものを改めて治すのですから、当然最初よりも難しくなることは想像に難くないと思います。
そのために費用をなんとか下げるつもりで安価なマウスピース矯正を選んだのに結果的にはお金も時間も余分にかかってしまうケースは少なくありません。
そもそも歯科矯正の治療は確かな技術が求められるもので、精緻な作業が必要になります。その精緻な作業に精緻なシステムで対応できるのがインビザラインなので、マウスピース矯正を選択される場合には、インビザラインによる治療を確かな技術と実績でしっかり行っている歯科医院を選択されることを強くおすすめします。
良い歯並びとは
2021年10月22日
みなさんはマウスピース矯正(インビザライン)ってご存知ですか?
歯科矯正というと、多くの方が歯に金属のワイヤーをつけるイメージをもたれているのでは
ないでしょうか。
インビザラインはアメリカで生まれた治療方法で透明で目立たないマウスピースを使用した
矯正治療で、金属のワイヤーをつける矯正に対して、見た目の抵抗感をもたれている方も、
インビザラインであれば、それほど目立たずに矯正治療ができるので、若い方や社会人から
の人気もあり、矯正する人も増えています。
■歯科矯正が大事な理由
そもそも矯正治療に抵抗を持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
大人になってからではもう悪くなった歯並びはどうにもできないのでは・・など諦めていら
っしゃる方もいるかもしれません。
そもそも前提として、矯正治療を「歯並びを綺麗にするため」という風に思っていらっしゃ
るとすると、それは間違いではありませんが、少し補足が必要です。
歯並びを綺麗にすることによって、本来あるべき歯の機能をきちんと発揮できる環境を整え
ることができるのです。
歯並びが良いとは審美性と機能面の両方を兼ね備えていることです。
審美性については見た目に関する問題のためわかりやすいと思います。
極端なお話だと見た目は揃っていて、噛み合わせがずれていると一部の歯にダメージを与え
てしまうことがあります。
つまり、歯並びを良くすることは健康と見た目の両方のメリットがあります
・噛み合わせがよくなる
しっかり上下の歯が噛みあうことで、均等に力が入り体のバランスも良くなります。
噛み合わせが悪いことで体に歪みが生まれ、肩こりや頭痛を引き起こす可能性があります。
噛み合わせを改善することによって、こうした健康の問題を改善できるかもしれません。
・虫歯になりにくくなる
歯並びが悪いと、凹凸が増えるので、ブラッシングの際に磨き残しができやすくなり、そこ
から虫歯ができやすくなります。虫歯予防の観点からも歯並びを整えると、歯磨きが楽にな
るので、メリットが大きいといえます。
・歯周病を防ぐことができる
虫歯と関連しますが、歯垢が歯肉にたまることによって、歯石となり、それが歯周病の原因
となります。歯並びが悪いと歯肉にも磨き残しができやすくなるので、歯周病にもなりやす
いです。歯周病が進むと、最悪のケースでは抜歯が必要になります。
ご自身の歯と一生付き合っていくためには、歯周病予防は必要不可欠だと思います。
そういった意味でも矯正治療を行うことは、長く自分の歯と付き合っていくことにも繋がっ
ているといえます。
・見た目に自信ができる
矯正治療をすることによって、歯並びがよくなるので、自分の見た目にも自信をもつことが
できます。歯並びが綺麗だと、笑顔の印象もとてもよくなりますし、見た目の印象は仕事に
も影響します。
メラビアンの法則というのがあります。人の印象は7%が言語情報、38%が聴覚(声のトーン
や大きさなど)、そして55%が視覚です。
つまりパッとみた時の印象がその後にも影響を与えます。人は3〜5秒で第一印象をもち、
それが2年続くと言われるので、見た目というのはプライベートにおいても仕事においても
大事な要素です。
以上のように歯科矯正をするメリットは多くあります。
ただ、どうしても冒頭にお話したように、金属のワイヤーというイメージがあったりして、
矯正治療に抵抗を持たれている方も多いかと思いますので、インビザラインについてお話し
ていきたいと思います。
■インビザラインと従来の矯正治療とは何が違うのか
インビザラインは冒頭にもお話した通り、透明で矯正が目立たないマウスピースを使用する
ため、見た目で大きく目立つことはありません。
昔からマウスピースでの矯正も確かにありましたが、難しい症例に対応ができなかったり、
気軽に扱える治療法ではありませんでした。
基本的に一定の歯並びにしか対応できなかったり、歯科技工士の方が手作業でまさに職人の
域で作業をするために、技工士さんによって技術のバラツキがあったり、一つ一つのマウス
ピースを作るのに時間がかかるため、多くの患者さんに対応することも難しい状況でした。
インビザラインはコンピューターで緻密に計算して、患者さんそれぞれに合わせたオーダー
メイドでのマウスピースを作ることによって、それまでできなかった多くの症例にも対応で
きるようになり、今では世界中で取り入れられている矯正治療の手法です。
コンピューターを使うため、全て手作業で行っていた時よりも制作も効率化されたので、多
様のマウスピースを以前よりも多くの患者さんに供給できるようになりました。そして事前
にシミュレーションを行うことができるため、もっとも効率の良い歯の動かし方で、無駄な
く、痛みや違和感も最小限に抑えることができます。
上記のような背景があり、インビザラインは矯正治療において当たり前のものとなってお
り、インビザラインによって、矯正がより気軽にできるようになりました。
さらにインビザラインが好まれる理由の一つに、自分で取り外しができるという点も挙げら
れます。ワイヤーでの治療の場合、自由に取り外しができなかったので、食事や歯磨きがし
にくいというデメリットがありました。しかし、インビザラインは状況に応じて、ご自身で
取り外しをしていただけるので、食事や歯磨きも問題なくできます。
なので、矯正中でも今まで通り美味しくお食事していただけますし、歯磨きもしやすいの
で、虫歯のなりやすさという意味ではインビザラインで改善されるといえます。
ただし、外す時間が長くなってしまうと矯正治療の期間が伸びてしまう可能性があり、ご自
身で管理していただく必要は出てきますので、ご注意ください。
ちなみにインビザラインは金属を一切使用していないので、金属アレルギーの方も問題なく
ご利用いただくことができます。

■当院はインビザライン「ダイヤモンドプロバイダー」認定医院です
ほかの治療と同様、インビザラインにかかる治療費は決して安いものではありません。
そして長期間での治療が必要になります。なので、安心できる歯科医院で納得をした上で治
療を受けていただくことが重要だと考えます。
マウスピース矯正には7つのランクが設定されています。
当院は豊富な治療実績をもつ歯科医院のみが認定される「ダイヤモンドプロバイダー」とい
う上位クラスの認定を受けております。また当院の担当医はインビザラインの「認定医」資
格も取得しておりますので、安心して矯正治療を受けていただけます。
さらに当院ではシステムを駆使して治療前に治療後の歯並びのシミュレーションなどを無料
で実施することができるため、治療後の状態も事前にきちんと把握した上で矯正治療に臨む
ことができます。
歯科矯正の平均的な治療期間は2年〜2年半と言われています。当院ではそうした長期間のフ
ォローやケアもしっかりさせていただきます。
しかし、必ずしも全ての患者さんがインビザラインに適応するかと言われるとそうとも言い
切れないのが現実です。
ですので、患者さんお一人お一人に治療方針をご納得いただいた上で、進めていくために、
また人によってお口の中の状況や必要な治療も異なってきますので、個別でご相談も承って
います。
安心で安全な矯正治療を受けて、美しい歯並びを手に入れていただくために、お気軽に当院
にご相談ください。
・受け口/しゃくれの矯正治療の詳細は「受け口/しゃくれ」。
・叢生/デコボコの歯の矯正治療の詳細は「叢生/デコボコ」。
矯正治療が終わった後は保定をしよう
2021年10月6日
長い年月をかけて矯正治療を受けて、歯並びをきれいにできたとしても、そのままの状態でいると後戻りを起こして、再び歯並びが乱れてしまいます。
これは、当院で行っているインビザラインのようなマウスピース矯正でも同じです。
そこで、後戻りを防ぎ、いつまでも歯並びをきれいな状態に保つために行われるのが、保定(ほてい)です。
今回は、矯正治療が終わった後の保定という治療についてお話ししますね。
■保定ってなに?
○保定ってなに?
先ほど、保定とは、矯正治療後の後戻りを防ぐことといいましたが、正しくいうと、歯や顎を適切な位置に移動した状態を保持することとなります。
そして、さらには、矯正治療を終えた後の歯や顎、顔の形態や機能を安定させて、噛み合わせという歯の本来の機能を、将来にわたって保つようにしようというところまで含まれています。
保定とは、顎の骨をも含んだ治療、そして将来のお口の機能を保つための治療ということがわかります。
○どうして後戻りが起こるの?
では、どうして一度きれいに整えた歯並びが後戻りを起こすのでしょうか。
それは、歯並びや顎は、矯正治療に取りかかる前の乱れた状態で、それなりに均衡が保たれていたからです。
矯正治療で、歯並びや顎を理想的な位置に移動させるということは、治療前の落ち着いた状態を崩すことに他らないからです。
人の体は、落ち着いた状態が崩れると、元の落ち着いた状態に戻ろうとします。
歯並びや顎も同じです。
矯正治療を終えた後、元の落ち着いた状態に戻ろうとするわけです。
そこで、新しい歯並びや顎の状態に体が慣れるまでの一定期間、保定をすることで後戻りを防ぎ、新しい歯並びや顎の状態で落ち着くようにするわけです。
保定している間だけでなく、保定が終わったあとに歯並びが再び悪化してしまっては、矯正治療そのものが無意味になってしまいますから、保定は矯正治療の最終段階としてとても重要ですし、治療の成否にも関わる処置なのです。
■保定の種類はふたつ
ひとことで保定と言っても、実は自然的保定と器械的保定の2種類に分けられます。
自然的保定とは、矯正治療を終えて、理想的な歯並びや顎の状態になったのち、その状態を何らかの矯正装置を用いることなく、ご自身の体の力で保とうとすることです。
器械的保定とは、矯正装置によって矯正治療後の歯並びや顎の状態を保つ保定です。
保定は、自然的保定が理想ですが、矯正治療後すぐに自然的保定を得ることはできません。
自然的保定を得るまでの間の保定が器械的保定の役割です。
言い換えると、器械的保定とは矯正治療と自然的保定の架け橋といった感じですね。

■自然的保定
理想的な保定状態である自然的保定にもいくつかの種類があります。
○筋肉の働きによる保定
実は、歯の位置や向き、並び方などは、お口の周囲のいろいろな筋肉のバランスの上に保たれています。
矯正治療を終えたのち、後戻りが生じるのはお口の周囲の筋肉のバランスが崩れてしまった結果という見方もできます。
例えば、上顎前突症では一般的に唇の筋肉の力が弱い傾向があります。
上顎の前に出っ張った前歯を後ろに下げても、唇の筋力が弱いままですと、唇が歯を後ろに押さえ続けることができないので、再び前歯が前に出てしまいます。
このようなときには、唇やお口の周囲の筋肉を鍛えることが必要です。
下顎前突症では舌を前に出す癖が多く、同じように舌の筋肉のトレーニングが欠かせません。
お口の周囲の筋肉をトレーニングすることで治療後の歯並びを保つというわけですね。
○噛み合わせによる保定
歯が理想的に並んでいないとき、もしくは上顎と下顎の歯が適切に噛み合っていないとき、噛み合わせたときに生じる力は、歯の位置や向きを悪くする方向に働いてしまいます。
言い方を変えると、噛み合わせが安定しているようなら、歯並びも安定することになります。
そこで、歯の形や大きさに異常がある場合には、歯の位置を整えるだけでなく、噛み合わせの調整も行って、正しい噛み合わせが得られるようにし、噛み合わせの安定を図ります。
○それぞれの歯に応じた向きを得ることによる保定
歯は、ひとつとして同じ形はなく、それぞれの歯に応じた適切な歯の向きや傾き、噛み合わせがあります。
仮に、下顎の前歯の根が平行でなかったり、内側に傾いていたりすると、歯並びの安定性が悪くなります。
歯の向きや傾きだけでなく、隣の歯との並びも平行になるようにすることが、歯並びの安定につながります。
○前歯の重なり合いによる保定
上顎と下顎の前歯の重なり合いを縦方向はオーバーバイト、水平方向はオーバージェットと言います。
もし、オーバーバイトが大きすぎると、下顎の前歯が後ろに、上顎の前歯が前に傾く原因となります。
重なり合いも正しくすることも保定のひとつです。
○歯周組織による保定
歯周組織とは、歯を支える組織のことで、歯の周囲の歯槽骨という骨や、歯肉、骨と歯根を繋いでいる歯根膜という靭帯状の組織、歯根の周囲を覆うセメント質などがあります。
矯正治療で歯が移動するのは、歯の周囲の歯槽骨が吸収されて、あるいは新しく作り出されるからです。
しかし、歯の移動が終わったとしても、歯槽骨以外の歯周組織が新しい状態にすぐに馴染むわけではありません。
特に馴染みにくいのが、捻転というねじれた状態にあった歯並びを治した場合です。
捻転していた歯の歯周組織の安定は、非常に長期に及ぶことがわかっています。
歯周組織が安定すると歯並びも自然と安定するため、安定した歯周組織を得ることも重要です。
■器械的保定
矯正治療後の後戻りを防ぐ保定は、自然的保定が最もいいということは言うまでもありません。
何しろ、なにもしないでも整えられた歯並びを維持できるわけですからね。
しかし、残念ながら歯並びを整えた直後から、自然的保定ができることなんてほとんどありません。
自然的保定が得られるまでの間は、矯正装置によって矯正治療を終えた後の状態を保つ器械的保定が必要とされる場合が大半です。
この器械的保定に用いられる矯正装置を保定装置といいます。
○保定装置の条件
保定装置に求められる条件は、矯正装置のそれとは違ったものになります。
①それぞれの歯をきっちりとめない
意外に思われるかもしれませんが、保定装置では歯1本1本をかっちりと留めることはありません。
ある程度、自由に動けるだけの遊びがあります。
②顎の成長発育を邪魔しない
成長期の子供さんに使う保定装置の場合は、顎の成長発育に伴う歯の移動を妨げないようにします。
③調整が簡単
保定期間は長期にわたるため、保定装置を修理したり調整したりすることもあります。
そのようなときに簡単に修理したり調整したりできる形が望ましいです。
壊れにくいことは言うまでもありません。
④目立たない
矯正治療が終わって、せっかくきれいな歯並びになったのに、保定装置が目立ってしまうようでは困りますよね。
したがって、保定装置は外観にあまり触れず、目立たないデザインである必要があります。
⑤清掃が容易
保定期間中は、矯正治療中ほど歯科医院に通わなくなります。
そのため、保定装置をつけたことによって虫歯や歯周病にならないように、歯磨きなどのお口のケアに支障が出ない形にします。
⑥発音や食事に影響しない
保定装置をつけたまま会話をしたり、食事をしたりすることができるように設計します。
○保定装置の種類
保定装置は、上記のような条件を満たすため、いろいろなタイプが考案されています。
取り外しができる可撤式、接着剤でつけてしまう固定式が代表的ですが、半固定式や顎外保定装置などもあります。
・ホーレータイプ保定装置
ホーレータイプの保定装置は、可撤式保定装置のひとつで、現在、もっとも多く用いられている保定装置のひとつです。
基本的には上顎に用いられるため、上顎の歯並びの内側を覆う口蓋床とよばれる薄いプラスチックの部分と歯並びの表側を通っている唇側線と言う細いワイヤー、そして外れないように奥歯に引っ掛けているクラスプという金具からできています。
ホーレータイプの保定装置は、24時間ずっとつけ続けます。
使用期間は、症状によって変わりますが、おおむね2年くらいですね。
・アクチバトールタイプ保定装置
アクチバトールタイプ保定装置も可撤式保定装置のひとつです。
アクチバトールタイプ保定装置も上顎に装着する保定装置なのですが、ホーレータイプよりも一回り大きく、装着すると下顎の歯にも作用します。
上顎前突症や噛み合わせが深い過蓋咬合の治療後の保定装置として使われるほか、舌を前に出す癖や指を吸う癖など、歯並びを悪くさせかねない癖を持っている人の癖を治す目的にも使われます。
・トゥースポジショナー
トゥースポジショナーも可撤式保定装置のひとつですが、先にお話しした2種類の保定装置と異なり、マウスピースのような形をしています。
トゥースポジショナーはやわらかく弾力性があります。
この弾力性を利用して、矯正治療を行なったのちに少し残った歯並びの隙間を閉じるなど、単に後戻りを防ぐだけでなく、保定治療中に歯を少し移動させたりするようなことにも使えるのが利点です。
・犬歯間保定装置
犬歯間保定装置は、接着剤で歯にくっつける固定式保定装置です。
名前にある通り前から3番目にあたる犬歯から犬歯の間に使います。
以前は、犬歯に金属製のバンドをつけてその間にワイヤーを通していましたが、現在では接着剤の性能が高まってきたこともあり、バンドをつけず歯に直接ワイヤーを接着するタイプが主流です。
固定式保定装置といえば犬歯間保定装置と言ってもあながち間違いはないほど、固定式保定装置の中でもっともよく使われています。
上顎でも下顎でも使うことができますが、特に下顎の前歯の歯並びを整えた後に使われます。
■保定期間
保定装置を装着する期間は、年齢や元の歯並びの状態、矯正治療の経過などによって異なり、一律に決めることはできません。
一般的には、矯正治療に要した期間がひとつの目安とされ、それと同じだけの期間保定装置を装着します。
もちろん、それより長くなることもあれば、反対に短くなることもあります。
二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正についてご紹介
2021年10月6日
矯正歯科医院ってたくさんありますよね。
歯並びをきれいに整えようと思ったとき、どの矯正歯科医院を受診しようかと迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
矯正治療と一言で言っても、実はいろいろな方法があることはご存知でしょうか。
仮にAという治療法での対応が難しい場合、Bという治療法で対応するとうまくいくというように、ひとつの方法に拘らず、症状に応じて柔軟に治療法を選ぶことが、歯並びを理想的な状態に整えるためにとても大切です。
そのためには、さまざまな矯正治療の方法に習熟しておく必要がありますが、矯正の専門歯科医院でもなかなか難しいのが現実です。
しかし、当院では、いろいろな治療法に対応していますし、もちろん、それらの治療経験も大変豊富です。
今回は、当院で行なっている矯正治療法についてご紹介します。
そこで、今回は、当院「二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科」の特徴をご紹介しようと思います。
■当院はインビザラインの認定医
近年、人気が高まっているマウスピース矯正の中でも、世界で最もシェアの高いのがインビザラインです。
世界シェアが広いということは、それだけ実績も多く、支持されているということの裏返しでもあります。
そのインビザラインでは、認定医制度を設けています。
当院は、インビザラインの認定医資格を持った歯科医院です。
インビザラインは、コンピューターにより歯の動きをシミュレーションする矯正治療法を確立したことで知られています。
コンピューターでシミュレーションするから、矯正の専門医じゃなくても、それこそ研修医でもできそうに思ってしまいませんか?
そのようなことはありません。
簡単そうに見えて、実はマルチブラケット法などのその他の矯正治療よりも深い知識と経験が要求される治療となっています。
そこで、インビザラインでは、安心してマウスピース矯正を受けていただくために、インビザラインの認定医制度を設けているのです。
当院では、このインビザラインの認定医基準をクリアし、インビザラインからインビザドクターの認定を受けています。
また、インビザラインの治療経験が大変多く、インビザドクターの資格に加えて、当院では、このダイヤモンドプロバイダーの認定も受けています。
インビザラインは、マウスピース矯正の先駆けともなった治療法です。
世界的に見ても、最も成功したマウスピース矯正と言っても間違いではなく、世界トップのシェアを誇っています。
他の矯正歯科医院で、インビザラインでの治療は難しいと言われた方も、当院なら対応できるかもしれませんから、一度ご相談ください。
ご自身でマウスピースを交換して歯を移動させる矯正治療のため、1日の装着する時間が決まっています。
指定された時間装着しながら、治療の段階に合わせて新しいものに付け替えていきます。
マウスピースを入れたり、外したりするのは、治療を受けているご自身です。
デメリットとしては適切にマウスピースを管理しないと、予定通りに矯正治療が進まなくなってしまうことだと思います。
メリットはほかの矯正装置による治療とは違って食事の際には装置を取り外せるので、食べ物が装置に挟まったり、くっついたりする心配がありません。
そのため、これまでと同じように食事を楽しむことができます。
矯正治療と一言で言っても、実はいろいろな方法があることはご存知でしょうか。
仮にAという治療法での対応が難しい場合、Bという治療法で対応するとうまくいくというように、ひとつの方法に拘らず、症状に応じて柔軟に治療法を選ぶことが、歯並びを理想的な状態に整えるためにとても大切です。
そのためには、さまざまな矯正治療の方法に習熟しておく必要がありますが、矯正の専門歯科医院でもなかなか難しいのが現実です。
しかし、当院では、いろいろな治療法に対応していますし、もちろん、それらの治療経験も大変豊富です。
当院で行なっている矯正治療法についてご紹介します。
■マルチブラケット矯正
矯正といえば目立つワイヤーを想像する方が多いと思います。
調べているとよく「マルチブラケット」ってみかけませんか?
マルチブラケット矯正は、歯の表面にブラケットという金具を付けて、ワイヤーを利用して歯を移動させる矯正治療で、最もオーソドックスな矯正治療法です。
100年にほどに及ぶ長い歴史があり、ほぼ全ての歯並びに対応しているほどの適応範囲の広さが特徴です。
ほぼすべての歯列不正を治せるほどの応用範囲の広さが利点ですが、ブラケットが目立ってしまうのが難点です。
慣れるまで歯を磨きにくい、お食事の際に挟まる、矯正装置が当たって口内炎を作ることもあります。
当院では、セルフライゲーションブラケットという特殊なブラケットを使い、ワイヤーも白くコーティングされたものにすることで、マルチブラケット法の難点を解消した違和感の少ない治療法を提供しています。
そのため、マルチブラケットによる矯正治療を受けていただくと、デメリットよりも利点が多く、患者様に安心して受けていただくことができます。

■裏側矯正
裏側矯正は、歯の裏側にブラケットをつける矯正治療法です。
最大のメリットとしは「矯正装置が見えないこと」で、最も目立ちにくい矯正装置です!
裏側にブラケットをつけるため、目立ちにくくなっていますし、マルチブラケット法の利点も備わっています。
難点は難易度の高さですが、当院は治療経験も多く、安心して受けていただけます。
裏側につける場合も装置の間に食べかすなどが溜まりやすく、歯磨きもしづらいので虫歯のリスクは上がると言われております。
しかい、裏側には常時唾液が循環しております。その唾液には「殺菌作用」があるので細菌が増殖しづらい環境となり虫歯になりにくいのです。
■アンカースクリュー
アンカースクリュー矯正とは、アンカーと呼ばれる支えを歯茎に埋めて、ここを固定源として歯を移動させる矯正治療です。
アンカースクリュー矯正なら、従来は難しかった大臼歯という大きな奥歯の後ろへの移動ができます。
大臼歯を奥へ移動させることができると、歯を並べるスペースに余裕が生まれるため、歯を並べるスペースを確保する目的の抜歯をしなくても歯並びを整えられる可能性が高まります。
■部分矯正
中には、歯並び全体ではなく、前歯だけなど、ごく一部だけ歯並びを整えたいという希望の方もおられます。
当院では、そうした部分的な矯正を希望される方に対応した部分矯正も行っています。
できる限り受診された方々の希望に沿った治療を行うようにしています。
部分矯正は適応症例が限られ、すべて人に部分矯正治療ができるわけではありません。
そのため、場合によっては部分矯正ではなく、全体的な矯正が必要とお伝えすることもあります。
「矯正にも様々な種類があって自分にはどの矯正が合っているのか分からない」そんなお悩みもあるかと思います。
歯周病治療や虫歯治療と手がけている一般歯科医院か、矯正歯科治療を専門的に行っている医院ではどちらがいいか悩みますよね。
歯並びは複雑で、ひとりとして同じ人はいません。
矯正治療の経験の多い歯科医院なら、取り得る選択肢が多いので安心していただけます。
マウスピース矯正治療での対応が難しい場合はマルチブラケット法で対応することも十分可能です。
二子玉川デンタルデザイン歯列矯正歯科では、随時歯並びについてのご相談を受付けております。