インビザラインに慣れるまでどのくらい?期間やケア方法
2023年6月9日
こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。
今回は、インビザライン治療に慣れるまでの期間と違和感・痛みを抑える方法をご紹介します。
インビザラインを進めている方も、検討中の方も、この記事でご紹介する方法をご参考になさってください。
目次
■インビザラインに慣れるまでの期間は?
■ケアに慣れるまでにはどれくらい必要?
■インビザライン治療の違和感を抑える方法
■取り扱い方法など、ルールを知ることが重要
■インビザラインとワイヤー治療の慣れやすさの違い
■まとめ
■インビザラインに慣れるまでの期間は?
マウスピース矯正のインビザラインに慣れるまでの期間は人それぞれ異なります。ですが比較的早く慣れるケースが多く、数日~2週間程度もあれば違和感や痛みも感じず、普段通り過ごせるでしょう。
はじめてインビザラインのマウスピースを装着した際は痛みを感じますが、およそ3日くらいで慣れてきます。そもそもマウスピースを装着する機会が普通はないので戸惑いがちですが、それに慣れてくると違和感も徐々に和らいでいきます。そしてまた数日経過し、約1週間経つと、マウスピースを装着することによる不快感はほぼなくなるでしょう。
インビザラインは普通のマウスピースとは違って歯を移動させるものなので、矯正力があるゆえの痛みはあるかもしれません。ただ、この問題も早い段階で収まり、きちんと装着していれば1週間~10日程度で慣れてくるはずです。
矯正力があるといっても、ワイヤーによる治療と比較すると移動量が小さいので、心配する必要はありません。インビザラインの痛みや違和感、不快感に慣れるまでの期間についてまとめると、「数日~2週間」ということになります。ですが人によって感じ方は違いますし、もともとの歯並びも異なるので例外も発生し得ます。あまりにも痛すぎて装着が難しい場合や何らかの問題が生じた際には、歯科医院に連絡をし確認してはいかがでしょうか。
■ケアに慣れるまでにはどれくらい必要?
インビザラインによる痛みや不快感に慣れるまでの期間はすでに紹介しましたが、この治療法はワイヤーによるものとは異なり日常的なケア・メンテナンスが不可欠です。
例えば、マウスピースは飲食や歯磨きをする際には取り外します。簡単なように見えてマウスピースの装着や取り外しは意外とコツが必要です。しかし1日に複数回脱着を行い、それを毎日続けていけば早ければ1週間くらいで慣れるでしょう。
マウスピースは歯に装着し続けるものですから、どうしても不衛生になりがちです。予期せぬ炎症が発生することもありますし、虫歯や歯周病を予防する意味でもマウスピースのケアやメンテナンスは必要不可欠でしょう。
マウスピースに流水をあて、全体的に指の腹側でこすり洗いをしてください。20時間以上毎日使っているとこすり洗いだけでは不十分なケースも出てきますから、毎日一度は毛が柔らかい歯ブラシを使って丁寧に洗浄しましょう。そしてマウスピース専用の洗浄剤を使ったケア・メンテナンスも定期的に行うようにしてください。このように頻繁にインビザラインのマウスピースの装着やケアを行っていると、長くても3週間以内に慣れると思います。
■インビザライン治療の違和感を抑える方法
インビザラインに慣れるためには、違和感、痛みをできるだけ抑える必要があります。
治療をはじめたばかりではなく、2個目以降のマウスピースを使う場合には、一つ前に使用していたアライナーに戻してみるのもおすすめです。毎日少しずつ歯が移動していて、適切なタイミングで新たなものに交換します。インビザラインが誇る高性能なシミュレーションのおかげである程度は予測できますが、完璧には不可能です。そのため一つ前のマウスピースに戻す、というのも有用なのです。
治療を開始したばかりの場合は上記の方法は無理です。違和感や痛みを感じるとマウスピースを取り外してしまうこともあるでしょう。しかしこれが逆効果となり、インビザラインに慣れにくくしているケースもあります。もちろんあまりにも痛過ぎる場合は一時的に取り外すのも問題ありません。ただ外し続けると、治療に遅れが発生する可能性もあります。
違和感を抑えるためには、決められた時間しっかりと装着することが重要なのです。
そして、違和感がなくなるまでは、できるだけ硬い食べ物を避けることも大切でしょう。
■取り扱い方法など、ルールを知ることが重要
インビザラインに慣れるためには、取り扱い方法やルールを把握する必要があります。正しく扱えていなければ違和感が生じやすくなりますし、矯正効果も期待しにくくなります。以下は基本的なことなので、是非とも把握しておきましょう。
単純に装着すれば良いわけではなく、きちんと歯列にフィットさせましょう。歯列に沿うように奥歯側からはめていきます。全体的に力が均一に行き渡るようにすることが大切で、油断をするとマウスピースと歯の間に頬の内側を挟む可能性もあります。隙間がなくしっかりと装着できたか確認し、その後チューイーを数十秒程度噛みます。
取り外す際は、奥歯の内側からゆっくりと外していきます。アタッチメントを歯に装着している場合は、少し外しにくくなるものの、こちらも1週間程度で慣れるでしょう。
脱着に関するルールの他に、保管方法も知っておきましょう。専用の保管ケースを活用すると紛失しづらくなり、清潔な状態を維持できます。
飲食の際にインビザラインのマウスピースを外すのが面倒…と思うかもしれません。しかし飲食の際には外さなければ、マウスピースに着色しやすくなり、さらに虫歯リスクが高まります。
これまでとは全く違う生活に戸惑うかもしれませんが、早くインビザラインに慣れて、効果をしっかりと実感したいならばルールは厳守です。
■インビザラインとワイヤー治療の慣れやすさの違い
インビザラインは、ワイヤーを使用せずに矯正可能な治療法です。ワイヤーによる矯正治療と比較すると非常に手軽ですが、慣れやすさに関してもインビザラインの方が優秀でしょう。ワイヤー治療は歯にしっかりと装着され、自分で取り外すことはできません。それに比べてインビザラインは飲食の際や歯磨きのときに外すことができるので、自由が利きやすいと評判です。
そして、ワイヤーを使った矯正であればインビザラインよりも強い力がかかりますが、マウスピースを使う方法だとそれほどかかる力は強くありません。結果的にインビザラインはワイヤーに比べて痛みが出にくく、ケース次第では自在に取り外せます。
ワイヤー治療は想像していた以上に痛い、ということもあります。徐々に慣れてきますが、心配な場合はインビザラインがおすすめです。痛みだけでなく、見た目についてもインビザラインが優秀でしょう。透明のマウスピースなので目立ちにくく、気分的にも沈みにくくなるため、ワイヤー治療よりも慣れやすくなります。
■まとめ
インビザライン治療に慣れるまでには、早ければ1週間程度、長くても2、3週間もあれば慣れてきます。従来の矯正治療とは異なりマウスピースを使うため、治療に臨む際のハードルも低くなるはずです。
正しい方法で脱着し、そして洗浄や保管のルールも守れば、より早い段階で慣れることができるでしょうし、治療効果も期待しやすくなります。
インビザラインのことで疑問や心配がある方は、是非カウンセリングを受けてみてください。