矯正歯科治療のカウンセリング/相談/セカンドオピニオンで確認すべきこと。
2023年5月26日
こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。
矯正治療前に実施するカウンセリングは、矯正治療の内容や治療期間を決める重要なステップです。
矯正で失敗しないためにも、不安点や分からないことはしっかりと聞き、安心して治療を受けられるようにしましょう。
目次
■矯正治療のカウンセリングで確認不足だと後悔することもある
■自分の症例が治療適応か確認すべき
■矯正治療中に守るべきルールの確認
■矯正治療に必要な費用もカウンセリングで確認
■矯正治療のカウンセリングではメリット・デメリットを確認
■まとめ
■矯正治療のカウンセリングで確認不足だと後悔することもある
矯正治療について、治療方法や治療期間、費用など、様々な疑問や不安を抱えている方は多いと思います。カウンセリングは、こうした疑問や不安を解消する最初で最後の機会です。もし確認が足りなかった場合、治療を開始してから後悔したり、トラブルが起こったりするおそれがあります。
矯正治療のカウンセリングでは、歯科医から治療方法の提案や、期間・費用についての説明が受けられます。しかし、歯科医の説明がよく分からず、理解できないまま治療を始めてしまうことは避けるべきです。
理解できないまま治療に入ると、治療方法などについて認識の齟齬が生じる可能性があります。また、本当に歯並びが矯正できるのかなど、不安を抱えたまま治療を開始することになります。このような事態を避けるためにも、カウンセリング時に疑問や不安はすべて解消することが求められます。
■自分の症例が治療適応か確認すべき
カウンセリングで何を聞けばよいか分からない方もいらっしゃると思いますが、必ず治療の保険診療の適応可否を聞いておきましょう。ご自身の歯並びの症例は保険の対象になるのかどうか、カウンセリングで確認する必要があります。
矯正治療は、症例によって保険適応の可否が分かれてしまうのがネックです。噛み合わせに著しい問題が生じているものなど、保険が適用されるケースもあれば、治療費は全額自己負担というケースもあります。ただ、矯正治療のほとんどは審美面の改善が目的で、健康保険が適応されません。治療費を全額自己負担する自由診療になるケースが大半を占めています。
カウンセリング時には、歯科医から保険適応や費用についての説明があると思います。しかし、説明が大雑把なケースもありますので、しっかり聞いておきましょう。もし保険適応の可否が曖昧なままだと、費用をめぐってトラブルになるおそれがあります。
なお、カウンセリングには30分~1時間程度かかります。検査も含めて2時間少々必要ですので、予約する際は時間に余裕を持っておきましょう。事前に電話やメールで歯並びの状態や悩みを相談し、治療適応を確認しておきましょう。
■矯正治療中に守るべきルールの確認
矯正治療の方法は多数ありますが、それぞれ治療中は守るべきルールがあります。ここでは、インビザラインを例に、矯正治療中に守るべきルールのポイントをご紹介します。
○1日20時間以上の装着が必須
インビザラインは、時間をかけてゆっくりと歯を移動させる治療方法です。マウスピースの装着時間は1日20時間が目安で、ほぼ1日装着する必要があります。就寝時も含め、1日ずっと装着することを前提に治療を受けましょう。1日20時間に満たないと、歯の移動が遅くなり、治療計画の変更が必要になる場合があります。
○マウスピースのケアが必須
インビザライン治療中に装着するマウスピースは、定期的な洗浄が必要です。マウスピースは透明な樹脂であり、コーヒーやタバコのヤニが色移りすることがあります。また、隙間に雑菌が溜まっていきますので、洗浄しないと虫歯や歯周病を招いてしまいます。マウスピース専用の洗浄剤を使い、1日1回は洗浄する習慣をつけておきましょう。
○歯磨きなどのケアも重要
インビザライン治療中は、ほぼ1日マウスピースを装着しなくてはいけませんが、毎日歯磨きなどのケアを行いましょう。マウスピースを外すのが面倒だからといって、口腔内のケアを怠ってはいけません。万が一虫歯や歯周病になった場合、インビザラインを中断して虫歯などの治療をする必要があります。治療スケジュールが延びてしまいますので、こまめにケアしましょう。
○マウスピースを交換するタイミングを守る
マウスピースの交換タイミングを守ることも重要です。インビザラインのマウスピースは、歯の動きに合わせて交換していきます。タイミングは症例や年齢によって異なるものの、1~2週間に1回程度の頻度で交換する必要があります。同じマウスピースを長期間使うことはできません。歯科医の指示に従い、適切なタイミングで交換しましょう。
○定期的なフォローアップ診察
インビザライン治療中は、定期的に診察を受けることも大切です。通院の頻度に関しては、歯科医師からその都度説明があると思います。定期的な診察では、歯並びの状態をチェックし、治療計画との違いが生じていないか確認を行います。また、虫歯や歯周病の有無など口腔内の状態をチェックしますので、数ヶ月に1回の頻度で通院しましょう。
■矯正治療に必要な費用もカウンセリングで確認
矯正治療をするにあたって、費用が気になってしまう方は多いと思います。少しでも不安を和らげたい方は、カウンセリングの際に聞いておきましょう。
矯正治療にかかる費用は、治療方法によって異なります。例えば表側のワイヤー矯正の場合、治療費は60万円~100万円ほどです。一方、裏側矯正は表側矯正よりも高額で、100万円を超えることも珍しくありません。裏側矯正を選んだ結果、数十万円ほど出費が増える可能性があります。
マウスピース矯正は、部分矯正で30~50万円前後、全体の矯正で70~100万円程度かかります。ワイヤー矯正と同様に費用の差が大きいですが、症例や年齢、治療期間など、様々な要因で変わります。インビザラインも費用も同様で、一般的な歯科医院では50~100万円ほどかかります。ただし、100万円を超える可能性もあるので注意しましょう。
当院のマウスピース矯正(インビザライン)の場合、治療費は簡易的な症例は44万円、通常の症例が77万円、難症例は99万円(いずれも税込)です。治療費は定額制で、治療の途中から追加費用が発生することはありません。
また、当院のマウスピース矯正は相談料や診断料、月々の調整料が無料です。診断料は通常3万円前後、調整料は3~5千円前後かかりますが、当院はすべて治療費に含まれています。費用を抑えたい方はぜひご検討ください。
■矯正治療のカウンセリングではメリット・デメリットを確認
矯正治療のカウンセリングを受ける際は、治療方法のメリット・デメリットも聞いておきましょう。矯正治療の方法は多種多様ですが、いずれも少なからずメリットやデメリットがあります。
例えばワイヤー矯正の場合、表側矯正なら治療費を抑えられるメリットがある一方、ワイヤーが目立つ点がデメリットです。裏側矯正は審美面の問題を解決できますが、治療費が高額になります。また、歯並び次第では歯を抜く必要があるなど、治療が大掛かりになる症例もあります。
インビザラインなどマウスピース矯正は、装置を自由に外せるメリットがあります。治療費も抑えめで、ワイヤー矯正より出費が抑えられることも珍しくありません。しかし、歯並びを少しずつ矯正していくため、治療に1年~3年程度の期間を要します。
どのような治療方法を提案された場合でも、違いを理解したうえで決断する必要があります。カウンセリングの際は、メリットだけでなく、デメリットもしっかりと聞いておきましょう。
■まとめ
歯並びが悪い状態を放置すると、食べ物がうまく噛めなかったり、顔の輪郭が変化したりと、生活に様々な影響を及ぼします。もし歯並びが気になる方は、矯正治療を検討してみてはいかがでしょうか。
歯科医院では、矯正治療へ入る前に必ずカウンセリングを実施します。治療方法の提案や費用・期間の説明を受けられますので、一度相談してみるのもおすすめです。ただし、疑問や不安がある状態で治療に入ってはいけません。分からない点はカウンセリングで確認しておきましょう。
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