インビザライン装置(マウスピース矯正装置)の上手な洗い方/管理方法で臭いや破損の防止

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インビザライン装置(マウスピース矯正装置)の上手な洗い方/管理方法で臭いや破損の防止

2023年4月21日

こんにちは。二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

今回は、インビザラインの上手な洗い方や装着方法についてご紹介します。

インビザラインは取り外し可能であるため、この記事でご紹介するような適切な洗浄をすることで、口腔内を清潔に維持できます。

目次

■インビザラインは清潔でなければいけない
■インビザラインの上手な洗い方
■インビザラインの正しい装着方法
■インビザラインが向く方と向かない方
■まとめ

■インビザラインは清潔でなければいけない


従来の矯正方法とは異なるインビザラインですが、ワイヤーを使用したものとは違い取り外し可能です。ということは、やり方次第では清潔に維持することができ、様々なリスクを軽減させられます。 

 

インビザラインが清潔でないといけない理由は下記の通りです。 

○虫歯や歯周病の原因となる

マウスピースをしていると菌が繁殖しやすく活発な状態になりやすいです。 

特にきちんと洗浄していない場合は菌がそのままインビザラインのアライナーに存在し、虫歯や歯周病の原因となります。 

矯正途中で虫歯や歯周病になってしまうと、一度矯正治療を中断し虫歯や歯周病の治療を行うことになります。結果的に理想の歯並びの実現が遅れてしまうでしょう。 

 

○臭いが気になることがある

インビザラインは飲食の時にはアライナーを取り外しますが、歯と歯の間に食べかすが残った状態でアライナーを取り付けると、悪臭の原因になります。もちろん食べかすがなくても、そもそもマウスピースによって密閉された空間なので臭いの元となる菌が繁殖しやすい状況です。口臭を防ぐためにも可能な限りしっかりと洗浄し、清潔な状態で装着するようにしましょう。 

 

口臭を防ぐためはしっかりと洗浄し清潔な状態で装着

口臭を防ぐためはしっかりと洗浄し清潔な状態で装着

 

■インビザラインの上手な洗い方


インビザラインはマウスピース型なので比較的頻繁に取り外します。可能であれば、外すたびに水でこすり洗いを行いましょう。アライナーに適度な強さの流水をかけ、全体的に指でこすると問題ありません。 

外出先では難しいですが、自宅であれば歯ブラシを使って丁寧、それでいて優しく磨き洗いを行います。その際に使用する歯ブラシは、傷をつけないためにも毛が柔らかい物がおすすめです。1日に20時間以上装着するため見えなくても汚れや菌がたくさん付着しています。 

 

基本的には、指でのこすり洗いや歯ブラシを使った洗浄で問題ありません。 

しかし、継続的に使用していると汚れが溜まるため、定期的に専用の洗浄剤を使いましょう。マウスピースに使用してもOKなものかどうかの確認が必須です。通常は洗浄剤の外箱に記載されていますが、念のために歯科医師に確認すると尚良いでしょう。 

専用洗浄剤によるインビザラインの洗浄は、1週間に3回程度が目安です。 

 

インビザラインのアライナーを洗う際に守りたいポイントもあります。 きちんとした洗い方を心がけケアをしないと、変色したり、カビが生えることもあります。健康問題にも繋がりかねないため要注意です。 

○水で洗う

特に寒い季節になるとお湯やぬるま湯を使いたくなりますが、変形の可能性があるのでNGです。 

変形に気づかず使ってしまうと正しく歯が移動しませんし、作り直すとなると時間もかかれば費用もかかります。 

 

○きちんと乾燥させる

菌は濡れた場所を好むため、せっかく洗浄したにもかかわらず乾燥させずに置いておくと意味がありません。 

きちんと乾燥させたうえで装着するようにしましょう。 

 

○研磨剤入りの歯磨き粉は使わない

研磨剤入りの歯磨き粉は確かに汚れはよく落ちますが、マウスピースや歯に傷をつけます。歯磨きついでに研磨剤が入った歯磨き粉でインビザラインを洗う方もいらっしゃいますが、避けてください。 

 

インビザラインは水で洗い、乾燥させ、研磨剤入り歯磨き粉を使わない 

インビザラインは水で洗い、乾燥させ、研磨剤入り歯磨き粉を使わない

 

■インビザラインの正しい装着方法


マウスピースということで雑な扱いをされる方もいらっしゃいますが、正しい装着方法を知ることがかなり重要です。 

○インビザラインの取り付け方

まずアライナーを両手で持ち、奥歯側から徐々にマウスピースに圧力をかけて装着します。取り付ける際に噛むのはダメで、噛んでしまうとダメージを負ったり変形する恐れがあります。 

装着時に頬の内側の粘膜がインビザラインのアライナーと歯の間に巻き込まれることもあります。傷ができて粘膜部分が炎症を起こすこともあります。 

 

手での装着が終了する等、次にチューイーを噛みます。チューイーを噛むと、歯へのフィット感が高まります。 

ちなみに新しいアライナーに変更して数日は、装着時に必ずチューイーを噛んでください。 

 

○インビザラインの取り外し方

インビザラインは前歯部分から外すのではなく、奥歯の歯の裏側から丁寧に外します。それ以外の部分から外すと、マウスピースに傷をつけることもあります。また、アタッチメントが歯から離脱してしまう可能性もあるため、「奥歯の歯の裏側から」というルールは必ず守りましょう。 

はじめてインビザラインを取り付ける場合やアライナーを新しいものに交換した際には、少々外しにくいかもしれません。 

 

インビザラインの装着方法は簡単なようで意外と難しく、間違った方法で装着すると口内を傷付けたり、アライナーにダメージを与えます。ですが安心してください。毎日取り外しをしていくため、すぐに慣れることでしょう。 

 

■インビザラインが向く方と向かない方


インビザラインは一般的なワイヤーを使った矯正方法とは異なります。便利な部分も多々あり、近頃では利用者も急増しています。しかし矯正する方の性格やライフパターンなどによって、理想的な矯正治療法は異なります。どんな患者様がインビザラインに向くのか、そして向かないのか、について紹介します。 

 

インビザラインが向く方は次の通りです。

  • 丁寧な取り外しができる
  • インビザラインの管理をしっかりできる
  • 装着時間を守ることができる

以上の方にインビザラインが向いていますが、歯並びの不正が軽くはなくて、歯を抜く必要がある場合などは不適当な可能性もあります。詳細は歯科医師にご相談ください。 

 

インビザラインが向かない方は次の通りです。

  • 頻繁な取り外しに面倒さを感じる
  • ワイヤーを他人に見られても恥ずかしくない
  • 使用ルールを守れない

以上の方は、インビザラインの使用が向いていません。 

 

装着方法などをきちんと厳守して、洗い方もマスターし、きちんと管理できる方にとってはインビザラインは理想的な存在です。 

上記した洗い方や装着方法を参考にし、ご自分に最適な矯正方法を見つけてください。矯正期間は長いので、安易に決めないようにしましょう。 

 

インビザラインは自己管理が重要

インビザラインは自己管理が重要

 

■まとめ


今回は、インビザラインのアライナーに関する洗い方や装着方法を説明しました。 

この矯正方法においてアライナーは非常に重要度が高く、紛失や変形をさせてしまうと、スケジュール通りの矯正治療が難しくなります。ルールを守りさえすれば利便性が高くて有用な矯正治療方法ですから、かなりおすすめです。 

 

インビザラインは満足度も高くて比較的気軽にできる矯正治療です。しかしまだワイヤー法に比べると知名度が低く、詳細を知らない方も多いはず。何も知らず…という状態でチャレンジするのは危険なので、当院で行っている無料のカウンセリングを是非とも受けてみてください。当院は、インビザラインの「ダイヤモンドプロバイダーに認定されています。 

今回ご紹介したような装着に関することや洗い方についても当然ですが、その他治療における様々な事柄についてお伝えします。もちろんご質問にも回答させていただきます。 

 

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