マウスピースのお手入れ
2021年10月8日
インビザラインは薄くて透明に近く、矯正していることが周囲の人にわかりづらいと評判です。
人の目を気にすることがなく歯列矯正を始められます。接客業の方や女性に人気の矯正治療です。
今日はインビザラインの正しいケア方法について注意点をご紹介いたします。
インビザラインは、マウスピースを装着して歯を移動させる矯正です。可撤式装置(患者さん自身で取り外しが可能)のため、患者さんご自身での装置の管理が重要になってきます。
装着時間は1日22時間と、1日のうち大半用いるマウスピースは清潔にしておきたいですね。
マウスピース型の矯正治療を開始する前やカウンセリングを受ける前にどんなケアが必要か、取扱い方法を確認しておきたい方も多いと思います。
■インビザラインの取り外し方法
インビザラインは今までの矯正装置のイメージである、「常に装置が口腔内にあることによる歯磨きの際の磨きにくさ」がありません。
歯を移動させる力をきちんと加えるために合うように作成されています。
そのため、すぐに取り外すことができません。「アタッチメント」という小さな矯正装置を歯につけることがあります。アタッチメントがつくと外しづらくなります。しかし外し方にはコツがあります。正式な順序を踏むと取り外しやすくなるでしょう。
左右一方の奥歯の内側から、指先をマウスピースに引っかけ、浮かせる感じです。ここでのポイントが、焦らずにゆっくりと少しずつ行っていくことです。爪に注意し、引っかけてください。片方が浮いたら反対も浮かせ、前の方を外していきます。マウスピースを交換したばかりだと多少痛みがあります。2~3日すると外すのも楽になると思います。
■お手入れの重要性
インビザラインは外すと、毎回しっかりと洗浄してください。
唾液が付着した状態で置いておくと石灰化し、マウスピースが変色したり、臭くなることも。透明で目立ちにくい矯正装置というメリットが、唾液で白く着色するとデメリットになってしまいます。
せっかくのメリットが失われるのは避けたいですよね。洗い方は基本的に手でこすりながら水洗いします。お湯を使うと変形することもあるのでNGです。汚れをこすり洗いのみで落とせない場合は、柔らかい歯ブラシを活用したいです。ですが、歯磨き粉は傷つける可能性がありますから、使用はNGです。少し力を入れすぎると破損や、変形の要因になるので注意してください。表面と内側と磨くことを忘れないようにしてください。
マウスピース専用の洗浄剤もあります。使用方法は洗浄剤次第で変わりますが、基本的にはぬるま湯に洗浄剤を入れて、マウスピースを浸して、水ですすぐ手順ですから、すごく簡単に頑固な汚れや臭いを短時間で簡単に取り除いてくれます。
インビザラインはご自身で外さなければいけません。
もし、着用したままご飯を食べてしまい、汚れがついた際は専用の洗浄剤を用いましょう。
通常の洗浄剤は、マウスピースが変色等する可能性もあるので、専用のアイテムを使用することをお勧めしております。洗浄した後はよく乾燥させます。乾かさないと細菌が不潔になります。
乾燥させる方法は、ケースにティッシュを置き、装置をその上に置いて蓋を開けたまま乾燥させるといいです。1日に1回はしっかり洗浄してください。可能な限り、毎食前外す際に洗うのがおすすめです。
■インビザラインの保管方法
飲食の際にはそのままテーブルに置くとご自身だけでなく、周囲の方の不快感につながってしまいます。専用のケースに入れて保管してください。
外出時は特に注意が必要です。外したら専用のケースに入れるという習慣を身につけるようにしましょう。
ケースに入れなければ、不衛生になりますし、誤って破損してしまったりすることがありますから注意しましょう。
マウスピースをつけていると、お口の中が乾燥しやすくなりますから、水分補給はこまめにしてお口の中を潤してくださいね。
変形しやすい素材でできているため、破損や紛失してしまった場合は再作成が必要となるケースもあります。
使用し終えたマウスピースと分けて保管し、そしてマウスピースを外した後は絶対にケースに入れるようにしましょうね。
もし破損や紛失した場合はすみやかにご連絡くださいね。
■装着中の注意
マウスピースを装着したまま飲食、喫煙はしないでください。
装着しているときは水以外は飲まないようにして、どうしても飲みたい場合にはマウスピースを外してから飲むようにしましょう。
紅茶やコーヒー、ワインなどの場合は、色のある飲み物なので必ず汚れてしまいます。透明だからと油断してお湯を飲むことは避けてくださいね。装着したまま高い温度の飲み物を飲むと、マウスピースにゆがみや破損が生じます。マウスピースが装着できないというトラブルの原因になります。飲んだあとは歯磨きやうがいを忘れずにしましょう。
マウスピースを装着した状態で無理に食べ物を噛むことによりマウスピースやアタッチメントが傷つくリスクがあります。
飲食の際はお手洗いへ行って外し、ゆすいだ後ケースに入れて保管しましょう。ティッシュにくるんで置いておき、そのまま席を外して外食先のスタッフや家庭内でご家族にゴミと間違えられ、マウスピースを捨てられる可能性があります。
ご自身の歯並びを綺麗にするための歯列矯正ですが、周囲の方への配慮もしつつ進めることで紛失というトラブルを回避でき、ご自身だけでなく周囲の方の精神衛生も保った矯正治療が行えます。
マウスピースの衛生面にも影響してくることになりますので、清潔に保ち、綺麗な歯並びを目指して頑張りましょう。
また、マウスピースに食べかすが付いているまま装着すると虫歯の原因になったり、マウスピース自体が傷んでしまう可能性があります。
飲食の後は、歯磨きを行った後にマウスピースをつけると綺麗に保つことができます。
インビザラインの日々のケアはご自身の口腔内を清潔に保つために欠かせません。
毎日の積み重ねが治療に大きく影響を与えるので、毎日のルーティーンとしてケアするようにしましょう。
もっとも重要なことは、自己管理が大切な治療のため治療終了まで綺麗な歯並びを目指して治療をやり遂げることです。装着時間の厳守やケアを怠ると歯が動くまでに時間がかかり、その分治療期間が長引きます。
取り外し可能でいつでも簡単にケアができ、口腔内を健康な状態に保つ事ができます。
矯正治療したいけど目立つのが困ると始められなかった方はぜひ目立ちにくい透明のマウスピース型矯正装置で一緒に綺麗な歯並びを目指しましょう。
マウスピース矯正の詳細は「マウスピース矯正」をご覧ください。