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インビザラインで使われるアタッチメントについて

2022年2月18日

世界で1,100万人以上に使われた実績があり、当院でも強くお勧めしておりますインビザライン®️には、より効果的に歯の矯正を行うためにマウスピースに加えてアタッチメントを用います。今日は、インビザラインで用いるアタッチメントについてお話しいたします。

目次

■アタッチメントとは何か
■アタッチメントはどんなものがあるか
■アタッチメントの装着方法
■「歯並びと咬み合わせの専門家」である当院にご相談ください

 

■アタッチメントとは何か


インビザラインはマウスピースをどんどん交換していくことで歯が少しずつあるべき位置に動かすことができる矯正治療、というのは当院のご説明やブログ等をご覧になった方はすでにご承知でしょうか。そのマウスピースで歯をしっかり動かしていくために欠かせないのがアタッチメントになります。

インビザラインのマウスピースは、患者さまひとりひとりの治療開始時の歯の状態から、矯正の結果得られる望ましい歯並びをシミュレーションして作成します。ですが、歯の表面はツルツルとしてすべりやすく、マウスピースだけではうまく矯正力がかからないことがあります。また、マウスピースという装置は、形の特性上歯の根っこのほう(歯根)まで覆うことができませんから、どうしても歯根のほうへ力をかかりにくくなります。より効率よく力をかけるために、歯の表面にごく小さな突起物を着けます。これがアタッチメントです。ボルダリングという競技で、選手が岩壁に無数についたカラフルな突起物を足がかりに登っていますよね。あの突起物と同じ役割だと思っていただければよいと思います。また、アタッチメントによってアライナーとの密着性が高まるため、装置が外れてしまったりズレてしまったりする現象も防ぎます。


インビザラインのアタッチメントは、コンポジットレジンと呼ばれる樹脂の一種で作られています。コンポジットレジンは虫歯治療でも用いられる材料で、これに特別な接着剤を使用することでツルツルした歯の表面にもしっかり装着することができます。
歯に装着する、といってもごく小さなものですし、歯と同じ色のものを選ぶことができますので、マウスピース型矯正のメリットである矯正を目立たせない自然な見た目はもちろん維持できますし、日常生活に支障をきたすものではありません。
アタッチメントの形は四角いものから丸いものまでありますが、おおよその大きさは3㎜から5㎜程度のものが多いです。

 

■アタッチメントはどんなものがあるか


インビザラインのアタッチメントには、インビザラインを設計する時にソフトウェアが自動的にマウスピースに付与する「最適アタッチメント」と、歯科医師が実際に患者さまの診察を行いながら必要に応じてマウスピースに付与する「通常アタッチメント」の2種類があります。
インビザラインのアタッチメントは、最適アタッチメントと通常アタッチメントを合わせ現在10種類ほどがあり、技術の進歩とともに種類が増えています。アタッチメントによってどんな症例に対応できるようになったかを、最適アタッチメントのいくつかを例にご紹介いたします。

最適アタッチメントとは、矯正治療の期間で歯をどのように移動させていくかと患者さまの歯冠の形態に合わせ、インビザラインシステムでアタッチメントの形状やサイズを自動的にカスタムメイドされるものです。
インビザラインは1997年に開発が開始、日本での治療は2006年から開始されましたが、アタッチメントは2009年ごろから開発が始まっています。2011年ごろから飛躍的な技術開発が進み、インビザライン矯正でできることの精度が高まってきました。

たとえば、歯の根っこの傾きを調整するルートコントロールアタッチメントというものがあります。マウスピース型矯正装置は、先ほど述べたように歯根には力がかかりにくいという性質がありますが、実際に歯並びを美しく機能的に矯正するには、正面から見た時の1本1本の歯の微妙な傾きにアプローチする必要が少なくありません。ルートコントロールアタッチメントとはルート、つまり歯の根っこを積極的に動かすアタッチメントなのです。

また、インビザラインがマウスピース型矯正装置として多くの歯科医師に高く評価されるようになった最適アタッチメントのひとつに、オープンバイトの症例向けのアタッチメントが挙げられます。
奥歯は噛んでいるのに前歯が噛み合わずに開いているものをオープンバイト(開咬・かいこう)と呼びますが、オープンバイトは前歯で食べ物を咬み切ることができなかったり、タ行やサ行の発音が適切にできなかったりすることで、発音が不明瞭で聞きとりにくくなってしまう不具合をもたらします。また、本来前歯と奥歯で分散されるべき力が奥歯に一方的にかかってしまう結果、奥歯を傷めやすくなり、奥歯を失ってしまう原因になるのです。オープンバイトの矯正は奥歯と前歯のそれぞれの動きをコントロールする必要があり、ワイヤーを用いた矯正(ブラケット矯正)でも難しいと言われています。
このオープンバイトの矯正に対応できるアタッチメントがコンピュータ技術のイノベーションにより完成したおかげで、必要に応じて、患者様の治療計画に沿ったそれぞれ特有の歯の移動にカスタマイズされたアタッチメントを提供できるようになりました。

その他、インビザラインで用いられるアタッチメントには、咬み合わせが深すぎるディープバイト(過蓋咬合)に対応するもの、個別の歯に働きかけねじれを修正することに用いるアタッチメントや、抜歯したケースにも対応できるアタッチメントなどがあります。

 

■アタッチメントの装着方法


インビザラインのアタッチメントは、歯科医院において次の手順で装着されられます。

① 歯の表面をお掃除する
② 歯の表面に接着の前処置をする
③ 薬剤を水で流し、歯の表面を乾燥させる
④ 歯の面面に接着剤を塗る
⑤ アタッチメントにレジンを流し込んだ、型取り用のマウスピースを装着する
⑥ 光を照射してレジンを固める
⑦ レジンの硬化を確認したら、マウスピースを外す
⑧ 余分な部分(バリ)を除去して完了

手順につきましては、日頃ネイルをされる方でしたら、ジェルネイルの固め方を思い起こしてくださるとよく似ていると思います。

どのアタッチメントも、患者さまひとりひとりの歯並びや矯正の進捗状況に応じて、歯科医師がアタッチメントの装着、脱着を行なっていきます。マウスピースは患者さま自身で着けたり外したりができますが、アタッチメントは患者さまの意思で外すことはできないということをご理解ください。
アタッチメントが外れてしまった場合、再装着が必要になることがほとんどです。基本的には外れてしまった後すぐに再装着しますが、アライナーがパカパカ浮いていない場合や、次回予約がもうすぐという場合には、次の来院時に再装着する場合もあります。

 

■「歯並びと咬み合わせの専門家」である当院にご相談ください


インビザラインのアタッチメントの機能をご説明いたしましたが、長い人生の中では、いくつになっても矯正治療を行うだけのメリットが、健康面を中心にたくさんあります。ととのった歯並びは「美しい」のはもとより、「機能的」でもあり「健康的」「衛生的」とも言えます。すこやかで明るい人生を楽しむ上でも、今一度ご自身の歯がどれだけ大事かを見つめて、矯正治療という選択肢と向き合ってみてはいかがでしょうか?
当院では患者さまのさまざまな疑問や悩みにお答えしたく、毎月5名様限定で「矯正治療」に関する個別無料相談、セカンドオピニオンを実施しております。詳しくは当院ホームページをご覧ください。

インビザラインで後悔しないために気を付けたい注意点

2022年1月21日

マウスピース矯正(インビザライン)は、透明に近いマウスピース型の矯正装置(アライナー)を装着して歯並びをきれいにする治療方法です。インビザラインは、患者さんの歯に合わせてカスタムメイドしたマウスピースを用いて少しずつ歯を動かすため、ワイヤー矯正よりも痛みが少ないといわれています。また、必要なときには装置を取り外すこともでき、矯正治療中でも普段と変わらずに食事ができます。他に、定期的ときき通院もワイヤー矯正より少なくすることが可能など、多くのメリットがあり、注目されている治療方法です。
しかし、インビザラインをインターネットで検索すると、関連キーワードで「後悔」や「失敗」といったワードも多く検索されています。インビザラインは、従来のワイヤー矯正などの治療法と比べると、比較的新しい治療法なので、不安を感じるという人も多いのではないでしょうか?
今回は、患者さんが後悔しないためにも知っておきたい、インビザラインの注意点について解説します。

目次

■インビザラインによる矯正歯科治療において患者さんができること
■まとめ

インビザラインによる矯正歯科治療において患者さんができること


矯正歯科治療で治療結果が思わしくないということになる原因としては、歯科医師側に原因があるケースと患者さん側に原因があるケースが考あります。特にインビザラインでは、マウスピースの装着などを患者さん自身に自己管理で行っていただくため、矯正歯科治療の中でも特に、患者さんに治療の主体がある治療方法です。インビザラインで良好な治療結果を得るために、ここでは患者さんができることや理解しておいてもらいたいことを紹介します。

信頼のおける歯科医院を選ぶこと

治療を始める前には、まず治療を受ける歯科医院を選ばなければなりません。先ほど述べたように、インビザラインがうまくいかない原因の一つは、歯科医師側に原因のある場合です。具体的には、不適切な治療計画や適応症例の見誤りなどがあります。適切な治療計画を立てることができ、もしトラブルが起こったときにも適切な対応ができるためには、やはり多くの治療経験も必要となります。インビザラインの治療経験豊富な歯科医師の治療を受けることが大切です。
また、インビザラインは他のマウスピース型矯正装置と比べて適応範囲は広がっていますが、すべての症例に対応できる治療方法ではありません。症例によってはインビザラインとマルチブラケット装置(ワイヤー矯正)の併用が必要な症例や、インビザラインではなく他の治療方法が適切な症例もあります。このようなデメリットも知っておかないと、のちに後悔することにもつながってしまいます。インビザライン以外の治療の選択肢も提示できる歯科医師を選ぶことで、より患者さんの希望に添えるような治療が選択できます。矯正相談を無料で行っている歯科医院も多くありますので、そのような機会を利用して信頼できる歯科医師を見つけることも一つでしょう。

きちんと通院してもらうこと

すべての歯科矯正治療に言えることですが、治療中は決められた間隔で通院していただくことが大切です。インビザラインでは約6~8週ごとに通院し、歯科医師の診察を受けて治療経過を確認します。診察では、アライナーの適合性や装着状況、歯並びの状態、口腔内の清掃状態などを確認します。
また、インビザラインは従来の矯正治療と比べて、通院間隔があく場合が多いです。忙しい人には通いやすいといったメリットではありますが、もしその間に起こったトラブルを長期間放置してしまうと、治療期間が延長したり、治療結果が思わしくないということにつながったりします。何かトラブルがあったときにはすぐに歯科医師に相談し、対応してもらうことも大切です。

歯科医師の指示を守ること

患者さんは、毎日アライナーを装着していただき、1~2週間ごとに新しいアライナーに交換します。また、アライナーは一日に装着する時間が決まっています。基本的には、食事中や歯磨き時以外は装着するのが望ましい装置です。患者さんによっては、ゴムをかける必要があり、その場合はゴムをきちんとかけなければなりません。
インビザラインは、基本的に最初の型取りですべてのアライナーを作製します。これらのアライナーは、上記のようなルールをきちんと守っていただくことを前提として作製しています。そのため、アライナーの装着時間や交換のタイミングなどの指示が守らない場合には、治療期間が延長したり、治療結果が思わしくないということになったりします。インビザラインは、患者さんの自己管理が非常に重要な治療方法です。

日常の口腔清掃を正しく行うこと

矯正歯科治療は、矯正装置の使用により、プラーク(歯垢)の沈着や不潔域の増加および自浄作用の低下を招きやすく、虫歯や歯周疾患の誘因の一つとなりえます。インビザラインは取り外しが可能な装置のため、他の矯正装置と比較すると口腔清掃しやすいですが、インビザラインでも注意は必要です。インビザライン治療中は、不正咬合の改善処置のみでなく、継続的な口腔衛生管理が大切になってきます。口腔衛生管理は、患者さんが毎日行う清掃(セルフケア)と医療従事者が診療室で各種器具を用いて行う清掃(プロフェッショナルケア)に分けることができます。

セルフケア

初めての装置装着時には、磨き癖の修正や食後の歯磨きの習慣化、歯磨き剤の選択や使用量の指導、歯ブラシの大きさや形の選択といったブラッシング指導を受けます。また、インビザラインは装置の取り外しが可能なため、補助的清掃手段としてフロッシングなども問題なく行えます。これらも使用することで、より清掃効果が高まります。
また、治療中の定期診察の中で、口腔内の清掃状況も確認します。もし問題があれば、ブラッシング方法を確認してもらい、再度ブラッシング指導を受けます。もし、治療中に虫歯になってしまうと、治療の中断や治療期間の延長を招くことにもなります。
インビザラインの場合は、口腔内の清掃だけでなく装置の清掃も習慣化しなければなりません。アライナーについては、流水下で歯ブラシを用い、浸漬清掃剤の使用が勧められる場合はそれらを用いて清掃してください。
アライナーは食事や歯磨き時以外はずっと装着するもので、水を飲むくらいであれば装着したままでもよいですが、それ以外のものを飲食した後は必ず清掃が必要になります。間食が多いなど、人によっては、食生活や生活習慣の改善が必要となってくる場合もあります。

プロフェッショナルケア

セルフケアでは除去できないプラークや歯石、歯面の着色などは、定期的にプロフェッショナルケアで清掃・除去し、ブラッシング方法について指導を受けることによって、口腔内の環境を良好に保つことができます。矯正歯科治療中は、定期的にプロフェッショナルケアを受けることをお勧めします。

治療後の保定は必ず行うこと

歯を移動させたら、今度はその動きを止め、正しい位置を長期間にわたって保持することが大切です。正しい位置に動かした歯の歯周組織が安定するまで維持、管理することを保定といいます。また、そのために用いる装置を保定装置(リテイナー)といいます。
装着すべき期間としては、歯を動かした期間と同じだけ使用するのが原則です。特に、矯正歯科治療を終えてから3~6か月間は、歯が非常に後戻りしやすい状態ですので、歯を磨くとき以外は保定装置を装着するのが望ましいでしょう。

後戻り

矯正治療が終了して一番心配なのは、後戻りあるいは再発です。歯は矯正装置を外した途端に治療前の状態に戻ろうとします。後戻りの原因はいくつかありますが、その一つとして保定装置に対する患者さんの協力が得られなかった場合です。ある程度の後戻りは、覚悟が必要な部分はあるのですが、適切に保定装置を使用することで後戻りを防いでいけます。

まとめ


インビザラインは比較的新しい治療方法であるため、興味はあるけど治療に対して不安に思っているという人も多いかと思います。不安なく治療を進めるためには、まず信頼関係を築ける歯科医師のもとで治療を受けることです。治療中は、歯科医師の指示を守り、決められた間隔で通院することが大切です。また、治療中は虫歯や歯周病になりやすいので、普段以上に日常の口腔清掃に注意が必要です。治療終了後は、歯科医師の指示通りに保定装置を使用することで、後戻りを防いでいきます。これらを注意することで、患者さん側の責任による治療の失敗を減らすことができ、後悔のないインビザライン治療につながります。

新世代の矯正治療法マウスピース矯正の特徴

2021年11月1日

矯正歯科医院である当院で、特に人気のインビザラインは、マウスピース矯正という新世代の矯正治療法です。
マウスピースは以前から歯科医療の現場でよく使われてきたものなので、ご存知の方も多いと思います。
ですが、実はマウスピース矯正のマウスピースと今まで歯科医療の現場で使われてきたマウスピースは全く異なるものです。
今回は、マウスピース矯正でのマウスピースの特徴から、ワイヤー矯正との歯の移動の仕方の違いまでご紹介します。

目次

■しっかりしたマウスピースが原動力
■マウスピースで歯が動く仕組み
■マウスピース矯正の特徴
■マウスピース矯正での歯の動き方

 

■しっかりしたマウスピースが原動力


マウスピース矯正が登場するまで、矯正治療の方法は、歯の表面にブラケットという金具をつけて、全ての歯にワイヤーを掛け、そのワイヤーの弾力性を利用して歯を動かしていくワイヤー矯正だけでした。
ワイヤー矯正では、ワイヤーが元の形に戻ろうとする働きを利用して、歯を少しずつ動かしていきます。
ワイヤーを実際に触ってみるとよくわかるのですが、細くて頼りなさそうに見えながらも、意外と弾力性があり、少しぐらい曲げても、すぐに元の形に戻ろうとします。
多少曲げたくらいでは、変形しません。
ですから、ワイヤー矯正で歯が移動していくのはなんとなくでも理解しやすいのではないでしょうか。
ところが、今回ご紹介するマウスピース矯正で用いられるのは、補助的にアタッチメントなどを使うことはありますが、基本的にマウスピースだけです。

○インビザラインのマウスピースはかなりしっかりしている
マウスピースというと、顎関節症の治療に使うものや、睡眠時無呼吸症候群用のマウスピースをイメージされるのではないでしょうか。
顎関節症の治療用のマウスピースの多くはとても軟らかく作られています。
睡眠時無呼吸症候群で使うマウスピースは硬いですが、インビザラインのような薄さや透明度、そして歯への密着感は備わっていません。
スポーツ用のマウスピースもありますが、こちらも軟らかい上、厚みもかなりあります。
ところが、インビザラインのマウスピース、触ってみていただくとわかりますが、かなりしっかりとした作りになっています。
厚みもかなり薄く作られています。
透明度もかなり高いですし、歯にしっかりとフィットします。
ですから、一般的なマウスピースから想像されるものと、インビザラインのマウスピースは似ていません。
インビザラインのマウスピースがどれほどしっかりしているかというと、少々力を加えてみても、ワイヤー矯正のワイヤーのように容易にしなることが、ほとんどないくらいです。
誤解のないようにして欲しいのですが、全くしならないわけではありません。
そんなにしっかりとした作りになっているのに、どうしてマウスピース矯正では歯が動くのでしょうか。
不思議に思いませんか?
その理由こそが、まさにそのしっかりした作り、歯への密着性なのです。
言い方を変えると、よく知られている顎関節治療やスポーツ用に用いられるマウスピースでは軟らかすぎるため、歯は移動しません。

 

■マウスピースで歯が動く仕組み


インビザラインで用いられるマウスピースが、かなりしっかりした作りになっていることは先にご説明しました。
では、マウスピースはどうやって歯を移動させていくのでしょうか。
実は、マウスピース矯正で使うマウスピースは、厳密な意味で治療前の歯並びに完全にフィットしているわけではありません。
歯にどのような力が、どのような向きで、どれくらいの強さでかかるのかを厳密に計算した上で、歯に適切な負荷がかかるようにデザインされています。
そのため、しっかりとした作りと相まって、歯にピッタリとフィットするように作られている上に軟らかい顎関節症の治療用マウスピースやスポーツ用マウスピースと比べると、マウスピース矯正用のマウスピースは、装着すると窮屈な感じがします。
この窮屈感に慣れてきた頃は、マウスピースの交換時期でもあるわけですが、窮屈感に慣れてきた理由は、そのときにはマウスピースの働きで歯が移動し、歯に加わる負荷が軽くなっているためです。

 

■マウスピース矯正の特徴


では、歯を動かすという点で、マウスピース矯正とワイヤー矯正にはどのような差があるのでしょうか。
それは、固定源への影響です。
ワイヤー矯正では、歯を動かすための支えとなる歯が必要となります。
その歯を私たち歯科医師は固定源とよんでいます。
ワイヤー矯正では、この固定源となる歯を利用して、その他の歯を少しずつ移動させていきます。
固定源となる歯は、その他の歯を動かすための支えとなるわけですから、かなりしっかりとした歯を選ばなくてはなりません。
固定源となる歯が動いてしまっては、矯正治療がうまく進まなくなるからです。
そこで、たいていは第一大臼歯や第二大臼歯などのとても大きな奥歯を利用します。
ブラケットという金具ではなく、バンドという金属製の輪が嵌め込んである歯が固定源です。
しかし、残念ながら固定源となる歯が全く動かないかというとそんなことはなく、少しは影響を受けてしまいます。
一方、マウスピース矯正では、ワイヤー矯正のようなバンドを使った強い固定源は設けません。
マウスピース自体に固定能力を加え、動かしたい歯だけに力を加え、そうでない歯を固定源とする方法を採用しています。
このため、固定源となる歯が移動するという、矯正治療の治療計画において無駄とも言える歯の動きが発生しにくいため、効率的に矯正治療が進められます。

 

 

■マウスピース矯正での歯の動き方


マウスピース矯正とワイヤー矯正では、歯の動き方も違います。
ワイヤー矯正では、歯体移動(したいいどう)という歯の動き方が中心となります。
歯体移動とは、平行に歯を移動させる動かし方です。
これは、歯がワイヤーに沿うように移動するためにできる動かし方で、ワイヤー矯正の特徴ともいえます。
一方、マウスピース矯正では、歯の動き方は傾斜移動(けいしゃいどう)という動き方になりま
す。
傾斜移動とは、歯の頭の部分である歯冠が倒れるように移動する動き方です。
移動したように見えても、歯冠ほどに歯根が動いていない動き方です。
この違い影響しやすいのが、抜歯した後の矯正治療です。
歯をきれいに並べるスペースが足りない場合、顎のサイズを大きくすることはできないので、歯を抜いてスペースを確保します。
抜歯して得られたスペースは比較的大きいので、その分、歯を動かす距離も大きくなります。
歯が平行に移動する歯体移動の場合、大きなスペースに移動させる場合でも、比較的スムーズに移動できるのですが、傾斜移動ではそうはいきません。
なぜなら、傾斜移動の場合、移動する距離が大きくなればなるほど、歯根の位置があまり変わらず、つまり歯が倒れるような向きに動いてしまう可能性があるからです。
言い方を変えると、マウスピース矯正では歯を大きく動かすような矯正治療はあまり得意ではないということになります。
あくまでも、ワイヤー矯正と比べればという意味ですが。
このように歯を大きく動かすとなると、ワイヤー矯正と比べて分が悪いマウスピース矯正ですが、それゆえに、細かな歯の移動や、部分的な歯の移動は得意となっています。
それは、マウスピース矯正では無駄な動きが生じにくいからで、言い方を変えるとワイヤー矯正は、細かな歯の移動となるとマウスピース矯正の方が上手となります。
マウスピース矯正とワイヤー矯正では、歯の動かし方に違いがあり、それぞれに得意不得意があります。
それゆえに、矯正治療の方法選びはとても大切で、矯正治療に取りかかる前のきちんとした診断と治療計画が大切である理由は、まさにここにあります。
中には、マウスピース矯正とワイヤー矯正を組み合わせることで、両者の得意領域を十分に生かした矯正治療を行うこともあります。

矯正治療が終わった後は保定をしよう

2021年10月6日

長い年月をかけて矯正治療を受けて、歯並びをきれいにできたとしても、そのままの状態でいると後戻りを起こして、再び歯並びが乱れてしまいます。

これは、当院で行っているインビザラインのようなマウスピース矯正でも同じです。

そこで、後戻りを防ぎ、いつまでも歯並びをきれいな状態に保つために行われるのが、保定(ほてい)です。

今回は、矯正治療が終わった後の保定という治療についてお話ししますね。

目次

■保定ってなに?
■保定の種類はふたつ
■自然的保定
■器械的保定
■保定期間

 

■保定ってなに?


○保定ってなに?

先ほど、保定とは、矯正治療後の後戻りを防ぐことといいましたが、正しくいうと、歯や顎を適切な位置に移動した状態を保持することとなります。

そして、さらには、矯正治療を終えた後の歯や顎、顔の形態や機能を安定させて、噛み合わせという歯の本来の機能を、将来にわたって保つようにしようというところまで含まれています。

保定とは、顎の骨をも含んだ治療、そして将来のお口の機能を保つための治療ということがわかります。

 

○どうして後戻りが起こるの?

では、どうして一度きれいに整えた歯並びが後戻りを起こすのでしょうか。

それは、歯並びや顎は、矯正治療に取りかかる前の乱れた状態で、それなりに均衡が保たれていたからです。

矯正治療で、歯並びや顎を理想的な位置に移動させるということは、治療前の落ち着いた状態を崩すことに他らないからです。

人の体は、落ち着いた状態が崩れると、元の落ち着いた状態に戻ろうとします。

歯並びや顎も同じです。

矯正治療を終えた後、元の落ち着いた状態に戻ろうとするわけです。

そこで、新しい歯並びや顎の状態に体が慣れるまでの一定期間、保定をすることで後戻りを防ぎ、新しい歯並びや顎の状態で落ち着くようにするわけです。

保定している間だけでなく、保定が終わったあとに歯並びが再び悪化してしまっては、矯正治療そのものが無意味になってしまいますから、保定は矯正治療の最終段階としてとても重要ですし、治療の成否にも関わる処置なのです。

 

■保定の種類はふたつ


ひとことで保定と言っても、実は自然的保定と器械的保定の2種類に分けられます。

自然的保定とは、矯正治療を終えて、理想的な歯並びや顎の状態になったのち、その状態を何らかの矯正装置を用いることなく、ご自身の体の力で保とうとすることです。

器械的保定とは、矯正装置によって矯正治療後の歯並びや顎の状態を保つ保定です。

保定は、自然的保定が理想ですが、矯正治療後すぐに自然的保定を得ることはできません。

自然的保定を得るまでの間の保定が器械的保定の役割です。

言い換えると、器械的保定とは矯正治療と自然的保定の架け橋といった感じですね。

 

■自然的保定


理想的な保定状態である自然的保定にもいくつかの種類があります。

 

○筋肉の働きによる保定

実は、歯の位置や向き、並び方などは、お口の周囲のいろいろな筋肉のバランスの上に保たれています。

矯正治療を終えたのち、後戻りが生じるのはお口の周囲の筋肉のバランスが崩れてしまった結果という見方もできます。

例えば、上顎前突症では一般的に唇の筋肉の力が弱い傾向があります。

上顎の前に出っ張った前歯を後ろに下げても、唇の筋力が弱いままですと、唇が歯を後ろに押さえ続けることができないので、再び前歯が前に出てしまいます。

このようなときには、唇やお口の周囲の筋肉を鍛えることが必要です。

下顎前突症では舌を前に出す癖が多く、同じように舌の筋肉のトレーニングが欠かせません。

お口の周囲の筋肉をトレーニングすることで治療後の歯並びを保つというわけですね。

 

○噛み合わせによる保定

歯が理想的に並んでいないとき、もしくは上顎と下顎の歯が適切に噛み合っていないとき、噛み合わせたときに生じる力は、歯の位置や向きを悪くする方向に働いてしまいます。

言い方を変えると、噛み合わせが安定しているようなら、歯並びも安定することになります。

そこで、歯の形や大きさに異常がある場合には、歯の位置を整えるだけでなく、噛み合わせの調整も行って、正しい噛み合わせが得られるようにし、噛み合わせの安定を図ります。

 

○それぞれの歯に応じた向きを得ることによる保定

歯は、ひとつとして同じ形はなく、それぞれの歯に応じた適切な歯の向きや傾き、噛み合わせがあります。

仮に、下顎の前歯の根が平行でなかったり、内側に傾いていたりすると、歯並びの安定性が悪くなります。

歯の向きや傾きだけでなく、隣の歯との並びも平行になるようにすることが、歯並びの安定につながります。

 

○前歯の重なり合いによる保定

上顎と下顎の前歯の重なり合いを縦方向はオーバーバイト、水平方向はオーバージェットと言います。

もし、オーバーバイトが大きすぎると、下顎の前歯が後ろに、上顎の前歯が前に傾く原因となります。

重なり合いも正しくすることも保定のひとつです。

 

○歯周組織による保定

歯周組織とは、歯を支える組織のことで、歯の周囲の歯槽骨という骨や、歯肉、骨と歯根を繋いでいる歯根膜という靭帯状の組織、歯根の周囲を覆うセメント質などがあります。

矯正治療で歯が移動するのは、歯の周囲の歯槽骨が吸収されて、あるいは新しく作り出されるからです。

しかし、歯の移動が終わったとしても、歯槽骨以外の歯周組織が新しい状態にすぐに馴染むわけではありません。

特に馴染みにくいのが、捻転というねじれた状態にあった歯並びを治した場合です。

捻転していた歯の歯周組織の安定は、非常に長期に及ぶことがわかっています。

歯周組織が安定すると歯並びも自然と安定するため、安定した歯周組織を得ることも重要です。

 

■器械的保定


矯正治療後の後戻りを防ぐ保定は、自然的保定が最もいいということは言うまでもありません。

何しろ、なにもしないでも整えられた歯並びを維持できるわけですからね。

しかし、残念ながら歯並びを整えた直後から、自然的保定ができることなんてほとんどありません。

自然的保定が得られるまでの間は、矯正装置によって矯正治療を終えた後の状態を保つ器械的保定が必要とされる場合が大半です。

この器械的保定に用いられる矯正装置を保定装置といいます。

 

○保定装置の条件

保定装置に求められる条件は、矯正装置のそれとは違ったものになります。

①それぞれの歯をきっちりとめない

意外に思われるかもしれませんが、保定装置では歯1本1本をかっちりと留めることはありません。

ある程度、自由に動けるだけの遊びがあります。

②顎の成長発育を邪魔しない

成長期の子供さんに使う保定装置の場合は、顎の成長発育に伴う歯の移動を妨げないようにします。

③調整が簡単

保定期間は長期にわたるため、保定装置を修理したり調整したりすることもあります。

そのようなときに簡単に修理したり調整したりできる形が望ましいです。

壊れにくいことは言うまでもありません。

④目立たない

矯正治療が終わって、せっかくきれいな歯並びになったのに、保定装置が目立ってしまうようでは困りますよね。

したがって、保定装置は外観にあまり触れず、目立たないデザインである必要があります。

⑤清掃が容易

保定期間中は、矯正治療中ほど歯科医院に通わなくなります。

そのため、保定装置をつけたことによって虫歯や歯周病にならないように、歯磨きなどのお口のケアに支障が出ない形にします。

⑥発音や食事に影響しない

保定装置をつけたまま会話をしたり、食事をしたりすることができるように設計します。

 

○保定装置の種類

保定装置は、上記のような条件を満たすため、いろいろなタイプが考案されています。

取り外しができる可撤式、接着剤でつけてしまう固定式が代表的ですが、半固定式や顎外保定装置などもあります。

 

・ホーレータイプ保定装置

ホーレータイプの保定装置は、可撤式保定装置のひとつで、現在、もっとも多く用いられている保定装置のひとつです。

基本的には上顎に用いられるため、上顎の歯並びの内側を覆う口蓋床とよばれる薄いプラスチックの部分と歯並びの表側を通っている唇側線と言う細いワイヤー、そして外れないように奥歯に引っ掛けているクラスプという金具からできています。

ホーレータイプの保定装置は、24時間ずっとつけ続けます。

使用期間は、症状によって変わりますが、おおむね2年くらいですね。

 

・アクチバトールタイプ保定装置

アクチバトールタイプ保定装置も可撤式保定装置のひとつです。

アクチバトールタイプ保定装置も上顎に装着する保定装置なのですが、ホーレータイプよりも一回り大きく、装着すると下顎の歯にも作用します。

上顎前突症や噛み合わせが深い過蓋咬合の治療後の保定装置として使われるほか、舌を前に出す癖や指を吸う癖など、歯並びを悪くさせかねない癖を持っている人の癖を治す目的にも使われます。

 

・トゥースポジショナー

トゥースポジショナーも可撤式保定装置のひとつですが、先にお話しした2種類の保定装置と異なり、マウスピースのような形をしています。

トゥースポジショナーはやわらかく弾力性があります。

この弾力性を利用して、矯正治療を行なったのちに少し残った歯並びの隙間を閉じるなど、単に後戻りを防ぐだけでなく、保定治療中に歯を少し移動させたりするようなことにも使えるのが利点です。

 

・犬歯間保定装置

犬歯間保定装置は、接着剤で歯にくっつける固定式保定装置です。

名前にある通り前から3番目にあたる犬歯から犬歯の間に使います。

以前は、犬歯に金属製のバンドをつけてその間にワイヤーを通していましたが、現在では接着剤の性能が高まってきたこともあり、バンドをつけず歯に直接ワイヤーを接着するタイプが主流です。

固定式保定装置といえば犬歯間保定装置と言ってもあながち間違いはないほど、固定式保定装置の中でもっともよく使われています。

上顎でも下顎でも使うことができますが、特に下顎の前歯の歯並びを整えた後に使われます。

 

■保定期間


保定装置を装着する期間は、年齢や元の歯並びの状態、矯正治療の経過などによって異なり、一律に決めることはできません。

一般的には、矯正治療に要した期間がひとつの目安とされ、それと同じだけの期間保定装置を装着します。

もちろん、それより長くなることもあれば、反対に短くなることもあります。

リテーナー(保定装置)について

2021年10月6日

今日はリテーナー(保定装置)についてのお話をします。

歯並びがキレイになるとそれで安心してしまい、そこで治療は終わりだと考えてしまう方も多いのではないでしょうか?

矯正治療で歯を理想の位置に動かしても、それで治療が終わるわけではありません。

矯正装置を外してしまうと、歯は自分の力で元の位置に戻ろうとします。その後戻りを防ぐため、歯を理想の位置で安定させる必要があります。そのために必要なのがリテーナー(保定装置)です。

目次

■リテーナー(保定装置)とは
■なぜ後戻りは起こるの?
■リテーナーの種類
■リテーナーの特徴
■リテーナーの装着期間はどのくらい?
■リテーナーのよくあるトラブル

■リテーナー(保定装置)とは


矯正装置で動かした歯を安定させる大切な装置です。

矯正装置を取り外した直後の歯は周囲の骨が安定していないため動きやすく、治療前の元の位置に戻ろうとします。これを「後戻り」と呼んでいます。

リテーナーは治療後の後戻りを防ぐ装置として、歯や周囲の組織を正しい位置に維持させることを目的としています。つまり、 リテーナーは矯正で整った歯並びや噛み合わせをキープし、治療の仕上げを担う大切な装置なのです。

この保定期間を経てやっと「矯正が終了した」といえるでしょう。

 

■なぜ後戻りは起こるの?


矯正装置によって一定の力を掛け続けると、歯の周りの骨(歯槽骨)が溶けはじめ、その溶けてできた隙間に新しい骨ができることで歯が動きます。

そのため、歯列矯正が終了した後もしばらくは、歯の周りの骨がしっかり詰まっておらず不安定な状態です。

さらに、歯と歯茎を結んでいる繊維は変化しにくく、矯正前の歯の位置を記憶しています。なので、治療によって歯の位置が変わっても、周囲の組織は以前の記憶を残したままです。

そのため、歯列矯正で歯並びがきれいに並んでも治療前の歯並びに戻ろうとする力が働きやすく、後戻りが起きやすいのです。

周囲の組織に 「ここが新しい位置ですよ!」と記憶をアップデートさせ馴染ませるには時間がかかります!だからこそ、矯正装置を外した後は「リテーナー」でしっかりガードして、正しい位置に歯をとどめておく必要があるのです。

 

 

■リテーナーの種類


リテーナーは大きくわけて2つの種類があり、歯並びやお口の状態によって使用する種類が異なります。

 

可撤式リテーナー(ベッグタイプ・ホーレータイプ)

可撤式のリテーナーは取り外しができることが特徴です。

ワイヤーで歯を抑えながらプラスチックで歯茎を覆うタイプ(ベッグタイプ)や、後戻りがしやすい前歯のみを抑えるタイプ(ホーレータイプ)、歯列全体を透明なマウスピースで覆うタイプがあります。どのタイプの可撤式リテーナーも着脱が面倒なことが難点ですが、食事や歯みがきの時は外せるのがポイントです。

綺麗に清掃できるので、清潔な状態を保つことができます。

 

固定式リテーナー(フィックスタイプ)

固定式タイプのリテーナーは「フィックスタイプ」とも呼ばれており、細い針金を歯の裏側に接着します。

固定式のフィックスタイプは歯の裏側に針金を固定するので正面から見えず、取外しの面倒もありません。ただし、歯の裏側に固定されているので歯みがきが難しく、針金の周囲に歯垢が溜まりやすいことが欠点です。日頃の丁寧な歯磨きはもちろんのこと、歯医者さんで定期的なクリーニングが必要です。

 

■リテーナーの特徴


ベッグタイプリテーナー(可撤式)

一般的に多く使われている取り外しができるリテーナーです。

ワイヤーが表側の歯並び全体を包み、裏側からは、透明なプラスチックのプレートが歯列を抑えます。

 

ホーレータイプリテーナー(可撤式)

べックタイプリテーナーと同様、歯の表側をワイヤーで抑え、裏側をプラスチックのプレートで抑える取り外し可能なリテーナーです。

後戻りのしやすい前歯のみを表側からワイヤーで抑えています。

 

クリアリテーナー(可撤式)

リテーナーの中には、取り外しのできるマウスピースタイプのものがあります。

別名、「ソフトリテーナ」、「インビジブルリテーナー」、「トゥースポジショナー」などとも言われています。アクリル樹脂やラバー系の材料でできており、透明で目立ちにくいのが特徴です。

 

フィックスタイプ (固定式)

自分では取り外しのできないタイプのリテーナーです。

歯の裏側に専用の接着剤でワイヤーを固定して後戻りを防ぎます。

取り外し式のリテーナーよりも装置が小さく、目立ちにくいのが特徴です。

 

 

■リテーナーの装着期間はどのくらい?


歯列矯正によって移動した歯が後戻りを起こさないように、歯の周囲の骨や筋肉を安定させる期間を「保定期間」といいます。リテーナーはこの保定期間に使用します。

保定期間(リテーナーの装着期間)は個人差がありますが、一般的には矯正期間と同じくらいの期間が必要であるといわれています。

 

~リテーナー取り外しまでの流れ~

歯列矯正が無事に終了しリテーナーを使い始めたばかりの頃は、食事の時と歯みがき時を除く24時間の装着がより良いとされています。

半年~1年が経過した頃から「夜だけ」「寝るときだけ」「週2〜3日だけ」というように徐々に装着時間を短くしていき、1週間のうち数時間程度の使用となるように装着時間を減らしていきます。

最終的にはリテーナーも卒業。晴れて歯列矯正が完了となるのです。

「後戻りのしやすさ」は歯並びや口周囲の筋肉、舌癖、生活習慣などの影響を受けやすく、個人差があるため、リテーナーを取り外すまでの期間は人によって差があります。

場合によっては一生使い続けた方が安心なケースもあります。

 

~長期的な継続をおすすめする理由とは?~

歯や歯茎、顎の骨などは加齢とともに変化するものです。だからこそ、可能な限り長期的な使用をおすすめします。年齢によるお口の変化に合わせてリテーナーを微調整すれば、整った歯並びを維持できるほか、後戻りのセルフチェックも可能です。

「ちょっときついな」「ゆるくなってきた」など、ちょっとした口腔内の変化にも気づきやすく、万が一後戻りが起きた場合でも小さな修正で済みます。

保定期間が終了したあとも、定期的に歯医者さんで後戻りのチェックを受けることもきれいな歯並びを維持するポイントです。

「もう大丈夫だろう」と勝手に判断せずに、歯科医の指示に従ってください。

 

■リテーナーのよくあるトラブル


リテーナーが矯正後の後戻りを防ぐ大切な装置であることはお分かりいただけたかと思います。可動式のリテーナーは自分のタイミングで自由に取外しが可能なため、ついつい装着をさぼりがちになってしまう方も多いのではないでしょうか。

 

・リテーナーが壊れた

「ワイヤーが歪んでいる」「プラスチックが割れた」など、明らかなリテーナーの破損はもちろんのこと、ちょっとしたヒビやたわみもできるだけ早いうちに歯科医に相談してください。

リテーナーはきれいに並んだ歯並びや噛み合わせを維持できるように、お口にフィットするように作られています。ですから、僅かなヒビやヒズミ、ワイヤーのゆがみであっても歯並びに影響が生じる可能性があります。

小さな破損であれば簡単な修理で済むため、その日のうちに元通りになります。亀裂や歪みが大きくなればなるほど修理も複雑化し、一から作り直しとなる可能性もあります。

現在お使いのリテーナーに何らかのトラブルがある方は無理に装着し続けず、できるだけ早めに歯科医院を受診するのが得策です。

 

・リテーナーをさぼった

まずはリテーナーを装着してみましょう。

多少「きつさ」を感じても、以前と変わらず装着できれば後戻りが起きている心配はないでしょう。微細な歯の移動は再びリテーナーを装着することでリカバリーできます。歯の移動を軌道修正し、もとの正しい歯列に誘導することもリテーナーの役割のひとつです。

もしも、リテーナーの装着に「痛みを感じる」「浮いている」「ピッタリフィットしない」などといった違和感や痛みがある場合は、さぼった期間に「後戻り」が進んでしまった可能性があります。

リテーナーを装着していない期間が長ければ長いほど歯並びに影響が出てきます。状態によっては治療のやり直しになる可能性もあるため、できるだけ早いタイミングで歯科医のチェックを受けてください。

 

・リテーナーを失くした

リテーナーが壊れてしまった時と同様に、失くしてしまった場合も至急歯科医院に連絡しましょう。リテーナーを新調するに際し、ある程度時間を要するとお考えください。

まずは、かかりつけの歯科医院に相談し指示を仰いでみましょう。

新しいリテーナーが仕上がるまでの暫間的な処置を行ってくれるはずです。

 

〜破損や紛失をしないための対策〜

リテーナーの破損や紛失の多くは持ち運びの際に発生するケースが多いようです。

外出先での置き忘れや、ポケットやバッグの中でヒビや変形が生じてしまうトラブルが多くみられます。このようなリテーナーの破損や紛失などのトラブルを防ぐためにリテーナーケース(専用ケース)を使いましょう。リテーナーを取り外した後にきちんとケースに戻す癖をつければ、衛生的かつ安全にリテーナーを持ち運べます。

リテーナーは長期的に使う大切な装置です。破損や紛失を回避するためにも丁寧に扱いましょう。小さな食品用の保存ケースでも代用できますが、リテーナーがきちんと収納できる専用ケースがおすすめです。

 

 

「やっと歯列矯正が終わった」と、ひと休みしたい気持ちやリテーナーの装着を面倒に思う気持ち、これから始まる保定期間への不安は誰でもありますよね。

ですが、保定期間も大切な治療の一環なのです。この保定期間の過ごし方によって今後の歯並びの良し悪しが決まってしまいます。

せっかく時間もお金もかけて整えた歯並びなのに、リテーナーの装着不足でせっかくのきれいな口元が後戻りしてしまうのはもったいないです。

整った歯並びと何でもよく噛める噛み合わせは一生ものの財産です。

歯列矯正で手に入れた整った歯並びを守るため、どうかリテーナーの着用を忘れないでください。

二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正についてご紹介

2021年10月6日

矯正歯科医院ってたくさんありますよね。

歯並びをきれいに整えようと思ったとき、どの矯正歯科医院を受診しようかと迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

矯正治療と一言で言っても、実はいろいろな方法があることはご存知でしょうか。

仮にAという治療法での対応が難しい場合、Bという治療法で対応するとうまくいくというように、ひとつの方法に拘らず、症状に応じて柔軟に治療法を選ぶことが、歯並びを理想的な状態に整えるためにとても大切です。

そのためには、さまざまな矯正治療の方法に習熟しておく必要がありますが、矯正の専門歯科医院でもなかなか難しいのが現実です。

しかし、当院では、いろいろな治療法に対応していますし、もちろん、それらの治療経験も大変豊富です。

今回は、当院で行なっている矯正治療法についてご紹介します。

 

そこで、今回は、当院「二子玉川駅前デンタルデザイン歯列矯正歯科」の特徴をご紹介しようと思います。

 

目次

■当院はインビザラインの認定医
■マルチブラケット矯正
■裏側矯正
■アンカースクリュー
■部分矯正

■当院はインビザラインの認定医


近年、人気が高まっているマウスピース矯正の中でも、世界で最もシェアの高いのがインビザラインです。

世界シェアが広いということは、それだけ実績も多く、支持されているということの裏返しでもあります。

そのインビザラインでは、認定医制度を設けています。

当院は、インビザラインの認定医資格を持った歯科医院です。

インビザラインは、コンピューターにより歯の動きをシミュレーションする矯正治療法を確立したことで知られています。

コンピューターでシミュレーションするから、矯正の専門医じゃなくても、それこそ研修医でもできそうに思ってしまいませんか?

そのようなことはありません。

簡単そうに見えて、実はマルチブラケット法などのその他の矯正治療よりも深い知識と経験が要求される治療となっています。

そこで、インビザラインでは、安心してマウスピース矯正を受けていただくために、インビザラインの認定医制度を設けているのです。

 

当院では、このインビザラインの認定医基準をクリアし、インビザラインからインビザドクターの認定を受けています。

また、インビザラインの治療経験が大変多く、インビザドクターの資格に加えて、当院では、このダイヤモンドプロバイダーの認定も受けています。

インビザラインは、マウスピース矯正の先駆けともなった治療法です。

世界的に見ても、最も成功したマウスピース矯正と言っても間違いではなく、世界トップのシェアを誇っています。

他の矯正歯科医院で、インビザラインでの治療は難しいと言われた方も、当院なら対応できるかもしれませんから、一度ご相談ください。

ご自身でマウスピースを交換して歯を移動させる矯正治療のため、1日の装着する時間が決まっています。

指定された時間装着しながら、治療の段階に合わせて新しいものに付け替えていきます。

マウスピースを入れたり、外したりするのは、治療を受けているご自身です。

デメリットとしては適切にマウスピースを管理しないと、予定通りに矯正治療が進まなくなってしまうことだと思います。

メリットはほかの矯正装置による治療とは違って食事の際には装置を取り外せるので、食べ物が装置に挟まったり、くっついたりする心配がありません。

そのため、これまでと同じように食事を楽しむことができます。

 

 

矯正治療と一言で言っても、実はいろいろな方法があることはご存知でしょうか。

仮にAという治療法での対応が難しい場合、Bという治療法で対応するとうまくいくというように、ひとつの方法に拘らず、症状に応じて柔軟に治療法を選ぶことが、歯並びを理想的な状態に整えるためにとても大切です。

そのためには、さまざまな矯正治療の方法に習熟しておく必要がありますが、矯正の専門歯科医院でもなかなか難しいのが現実です。

しかし、当院では、いろいろな治療法に対応していますし、もちろん、それらの治療経験も大変豊富です。

当院で行なっている矯正治療法についてご紹介します。

 

■マルチブラケット矯正


矯正といえば目立つワイヤーを想像する方が多いと思います。

調べているとよく「マルチブラケット」ってみかけませんか?

マルチブラケット矯正は、歯の表面にブラケットという金具を付けて、ワイヤーを利用して歯を移動させる矯正治療で、最もオーソドックスな矯正治療法です。

100年にほどに及ぶ長い歴史があり、ほぼ全ての歯並びに対応しているほどの適応範囲の広さが特徴です。

ほぼすべての歯列不正を治せるほどの応用範囲の広さが利点ですが、ブラケットが目立ってしまうのが難点です。

慣れるまで歯を磨きにくい、お食事の際に挟まる、矯正装置が当たって口内炎を作ることもあります。

当院では、セルフライゲーションブラケットという特殊なブラケットを使い、ワイヤーも白くコーティングされたものにすることで、マルチブラケット法の難点を解消した違和感の少ない治療法を提供しています。

そのため、マルチブラケットによる矯正治療を受けていただくと、デメリットよりも利点が多く、患者様に安心して受けていただくことができます。

 

 

■裏側矯正


裏側矯正は、歯の裏側にブラケットをつける矯正治療法です。

最大のメリットとしは「矯正装置が見えないこと」で、最も目立ちにくい矯正装置です!

裏側にブラケットをつけるため、目立ちにくくなっていますし、マルチブラケット法の利点も備わっています。

難点は難易度の高さですが、当院は治療経験も多く、安心して受けていただけます。

裏側につける場合も装置の間に食べかすなどが溜まりやすく、歯磨きもしづらいので虫歯のリスクは上がると言われております。

しかい、裏側には常時唾液が循環しております。その唾液には「殺菌作用」があるので細菌が増殖しづらい環境となり虫歯になりにくいのです。

 

■アンカースクリュー


アンカースクリュー矯正とは、アンカーと呼ばれる支えを歯茎に埋めて、ここを固定源として歯を移動させる矯正治療です。

アンカースクリュー矯正なら、従来は難しかった大臼歯という大きな奥歯の後ろへの移動ができます。

大臼歯を奥へ移動させることができると、歯を並べるスペースに余裕が生まれるため、歯を並べるスペースを確保する目的の抜歯をしなくても歯並びを整えられる可能性が高まります。

 

■部分矯正


中には、歯並び全体ではなく、前歯だけなど、ごく一部だけ歯並びを整えたいという希望の方もおられます。

当院では、そうした部分的な矯正を希望される方に対応した部分矯正も行っています。

できる限り受診された方々の希望に沿った治療を行うようにしています。

部分矯正は適応症例が限られ、すべて人に部分矯正治療ができるわけではありません。
そのため、場合によっては部分矯正ではなく、全体的な矯正が必要とお伝えすることもあります。

 

 

「矯正にも様々な種類があって自分にはどの矯正が合っているのか分からない」そんなお悩みもあるかと思います。

歯周病治療や虫歯治療と手がけている一般歯科医院か、矯正歯科治療を専門的に行っている医院ではどちらがいいか悩みますよね。

歯並びは複雑で、ひとりとして同じ人はいません。

矯正治療の経験の多い歯科医院なら、取り得る選択肢が多いので安心していただけます。

マウスピース矯正治療での対応が難しい場合はマルチブラケット法で対応することも十分可能です。

 

二子玉川デンタルデザイン歯列矯正歯科では、随時歯並びについてのご相談を受付けております。

 

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

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